ファンタシースターStrikerS NOVA 作:ライダーファイト(ただいま療養中)
だって描きたくなったんですもん!!!
『オラクル』
それは、惑星間を旅する巨大な船団である。その誕生と共に、外宇宙への進出が可能となり、新たな歴史は始まった。
そして今や、彼等の活動範囲は数多の銀河に航る。
行く先々で見つかった未知の惑星にはオラクル内で編成された部隊『アークス』が惑星に降下し調査を行う。
『アークス』はオラクルに存在する4種族からなる。
環境への適応が高く、
ヒューマンより身体は静寂だが、フォトンの扱いに関しては他の種族の追随を許さないニューマン。
ニューマンとは逆に、フォトンの扱いは苦手だが、機械によって構成された屈強な身体を持つキャスト。
額の角とオッドアイが特徴的で高い攻撃力を誇るデューマン。
それぞれが補い合い、協力することで、彼等アークスが成り立っているのだ。
そして今、若いアークスの物語が再び始まろうとしている………………
※
「ふっ、はっ…………でいっ!」
「それっ、えい…………ええい!」
荒れ果てた大地。
回りが砂と岩まみれの場所で、2人の男女と黒い異形の姿を持った大量の怪物が、激しい戦闘を繰り広げていた。
黒い異形と激しい戦闘を繰り広げているのは、アークスに所属する男女。二人とも十代半ばぐらいの歳であるが、この二人はかなりの戦闘能力を宿していた。
たった二人で、黒い異形を的確に倒しているのだ。
「くっ、どうやらリリーパはどこもかしこも
そう言って、少年は自分の背より少し高く普通の色の赤より異彩を放つ、勇ましい“紅い大剣”で黒い蟲のような異形を斬り裂いていく。
「いくら封印されていると言っても、ダーカーを統括してるほどだから、力を少しでも流して眷属を作って侵食しようと考えてるんでしょ
少年のことを
黒い異形の生物の名は【ダーカー】。
宇宙に
どの惑星、どの地域にも現れる正体不明の存在。
【深遠なる闇】、および【ダークファルス】の眷属で、全宇宙を脅かす敵対勢力。
フォトンを扱うアークスを敵とみなして、襲いかかる闇の勢力の尖兵。
個々のダーカーに自我は存在せず、『【深遠なる闇】』・『【ダークファルス】』の命令に従って活動する。
ダーカーには4つの
まず1つは
2つ目は
3つ目は
他のダーカーと比べて特殊な挙動や構造が多い。遠くから見る分にはファンシーなのだが、本性はとてつもなく残虐である。
そして最後に彼等が戦っているダーカーは
ダークファルス【若人】が統べる第1のダーカー。
数で攻めてくることが多く。単独任務の場合は囲まれると厄介なので注意すべきである。
「クルーエルスロー!…………おりぃやぁっ!」
『!?――!―――――!?』
そう言って、アークスの少年が持っている大剣の切っ先が光り、少年は蜂や蟻に似た形状の中型ダーカーで、浮遊したまま高速で飛び回っている【エル・アーダー】の正面下部の赤い部分を突き刺した。
『『――――――!?――――――!!?』』
エル・アーダーを刃で突き刺し、そのまま任意の方向へと投げつけた。投げつけられたエル・アーダーは他のダーカーを巻き込んで、聞いたことのないような叫び声を出しながら、赤黒い煙を放ちながら消えた。
「
後ろにいるアークスの少女が言うと、少年は言われた通り少女の前から退くと、少女は白い杖に填まっている緑の球体が光り、少女の体の周りと杖には輝く光が放出していた。
少女は少年が退いた瞬間に、杖を向けて放ちながら言った。
「グランツ!」
そう言い放つと、4つの足しか持たないダーカーの尖兵【ダガン】の真上に無数のの矢のようなものが現れ、それはダガン達の体を斬り裂いていき赤黒い煙へと変えた。
男が放ったのは、フォトンと呼ばれる謎のエネルギーをフォトンアーツという武器が放てる必殺技に変えた。そして女が放ったのは、フォトンをテクニックという炎などを放つものに変える法撃である。
彼等アークスには敵と戦うためのクラスが存在する。
近距離での戦闘に特化し、フォトンを肉体強化や防御で仲間の盾となるハンター。
その派生系統で攻撃的でスピーディーな戦闘を得意とするファイター。
重火器などの射撃武器を扱い、中間距離から敵を狙い撃つことを得意とするレンジャー。
その派生系統で前衛でのトリッキーな射撃戦が特徴のガンナー。
フォトンを用いて様々な事象を操り、遠距離から協力かつ多彩な法撃を行うフォース。
その派生系統で味方への補助や近接での戦闘もこなすテクター。
高い技量を持ち高いダメージを与えられる。近距離戦と遠距離戦を使い分けるスタイルを持つブレイバー。
打撃が主軸で法撃も行え、近距離と中距離での空中戦を得意とする他、攻撃をしながら支援が同時にできるバウンサー。
現在、これだけのクラスの数が存在しており、アークスに所属するものは例外なく
「!? ルティナ!伏せろ!」
大声にルティナという少女は体を伏せる、後ろにいたのは別のエル・アーダーで、エル・アーダーの存在に気付いた少年は紅い大剣を投げつけた。
『!?―――――――――!?』
投げつけられた大剣はエル・アーダーの正面下部の赤い部分に突き刺さり、突き刺さった紅い大剣にエル・アーダーは悶えながら消え、紅い大剣は地面に切っ先が刺さった。
「! ゾンデ!」
伏せていたルティナは空を見上げるとブリアーダが3体いた。ブリアーダはダガンエッグというダガンを複数個放出する卵を放ち、赤い液体を飛ばしたり、突撃したりして攻撃する。ダニのような外見の大型ダーカーである。
『『『!?――――!!』』』
ブリアーダをみたルティナは、上空に長杖を向けてチャージした雷属性のテクニック・『ゾンデ』を喰らったブリアーダ3体は、状態異常の『ショック』となりフラフラと降下していた。
「さらに追加よ!ギ・バータ!」
降下してきたブリアーダに無数の氷の礫を放つテクニック・『ギ・バータ』を繰り出した。ギ・バータを受けたブリアーダは2体消滅したが、最後の1体は消滅せずにかなりのダメージを負いながらも動いていた。
『『!?――――――!?』』
「まだまだあっ!…………ふっ!……………ツイスターフォール!」
少年は地面に突き刺さった紅い大剣を手に取り、そのまま高く飛び上がり、回転攻撃を行い衝撃波を伴う降下攻撃のフォトンアーツを喰らわせた。
『!?――――――――――』
ブリアーダは叫び声のようなものを上げて、消滅した。降下してきた男は、でかい砂煙を巻き上げながら着地した。
「けほっけほっ!?ちょっと
砂煙を浴びてしまったルティナは、咳き込みながら少年に文句を言った。
「ご、ごめん。無我夢中でやっちゃったんだ」
着地した少年はルティナに謝りながら、砂煙を大剣で斬り裂き、周りを晴らした。
「まだまだ行っくよー!」
「分かってるさ!」
少年とルティナは笑顔で残りのダーカーに掛かっていく。
この砂にまみれている場所は惑星リリーパ。
地表の大部分は荒れ果てているものの、鉱物資源の豊富な惑星。過去の建築物が残る荒廃した『砂漠』エリアと、その地下に建築された『地下坑道』エリア、貴重なオアシスが点在する旧文明の『採掘場跡』エリアが存在する。また、アークスが建設した『採掘基地』がたびたびダーカーの大群に襲撃されており、基地施設を防衛するため緊急招集されることもある。
惑星リリーパには、かつて存在していた知的生命体が作った防衛用ロボットである『機甲種』が存在しており、主を失ってもなお活動を続けているが、それとは別にウサギに似た姿形の知的生命体『リリーパ族』の存在が確認されている。
実はここにある採掘基地には、ダークファルス
「「これで…………ラストォ!」」
2人は同時に言いながらフォトンアーツとテクニックを放ち、最後のダーカーを消滅させた。
「ふぅ………ようやく全部片付いたか。そこまで手こずることはなかったな」
「うんそうだね~。今のあたし達なら楽勝楽勝~!」
ダーカーを殲滅させ、少年は紅い大剣をまた地面に突き刺し、柄の部分に手を掛けて息を吐き口を開く。少年の言葉にルティナも笑顔とピースを見せ言った。
「そんなこと言ったら油断が生まれてやられるぞルティナ。ま、任務は終了したし帰るか」
「………うん!」
少年は紅い大剣を持って背中に掛け、ルティナも白い長杖を背中に掛けて歩き出した。
黒い髪で左の頬に入れ墨をして紅い大剣
ピンクの髪のポニーテールで明るく元気が良い少女は『ルティナ』。デュアルのことを
2人はアークスと認められ、現在は2人一緒にオラクルの任務をこなしている。
※
デュアルside
俺とルティナは惑星リリーパでの任務を終わらせたため、オラクルの整備士達が製作した小型の船に乗っている。但し小型の船と言っても侮ってはいけない、この船はそれなりの武装も施してあれば、この船の周囲を覆えるほどのシールドバリアーも張れるし、一瞬で他の惑星にワープすることも可能だ。
現にこのワープを使って俺達アークスは、各惑星の異常事態に出撃している。だがワープに入るにはそれなりの距離と宇宙空間の計算が必要だ。
ワープ航行に入るため俺が船を運転していると、じっとしていたルティナが運転席に身を乗り出して、ガッカリしながら口を開いた。
「あーあ、今日も惑星リリーパの原住民リリーパ族に会えなかったなー」
「そう言えばリリーパには俺達には危害を与えない、長い耳を持った原生生物がいたっけ。最初に見つけたのは女性のキャストだったよな?」
「うん!毛玉のような体型でフワフワして色んな仕草が可愛いんだ!」
ルティナの台詞に補足を入れるように言うと、ルティナはまた元気一杯な笑顔で返答した。
「リリーパの任務があるときは、いつもリリーパ族に会えるように願いながら出撃するんだけど…………今日も会えなかったな~」
言葉でも体でも表すようにガッカリするルティナに、俺は納得させながら元気付ける。
「仕方ないよルティナ………リリーパ族は基本的に臆病な種族なんだ。例え俺達アークスが友好的に接しても、戦闘を行えば話は別さ…………攻撃する機甲種やダーカー、それと戦う俺達も恐怖の対象なんだろ?きっとリリーパ族は争いを知らず平穏に生きてきたんだ。それは悪いことじゃない」
「そうだけどさ…………………………」
俺の長ったらしい台詞に、ルティナは少し暗い顔をしながら納得しようとするが、俺は次はルティナを元気付けるために言う。
「………リリーパの任務をやり続ければ、いずれはリリーパ族が俺達の前にお礼を言うように現れるんじゃないか?報告書でもリリーパにお礼みたいなのをされたアークスもいるからな」
「…………………………………………」
「それにいずれはリリーパ族に会えるのなら、惑星でのサバイバルよりは過酷じゃないだろ?」
俺の言葉に俺を無言で見つめるルティナだったが、俺の最後の言葉に笑いながら口を開いた。
「あはははっ!そうだね!いずれリリーパ族に会えるのなら、惑星でのサバイバルの方がまだまだ過酷だもんね!」
ルティナの笑顔に俺も「フッ」と微笑み、ポケットから1枚の写真を出した。写真を見たルティナは「…………あ」と言う、多分懐かしさと切なさを感じているだろう。
「…………
「ああ、この写真を持ってるとあの出来事を思い出すこともあるけど、あの苦境を乗り越えた人達が守ってくれてるような感じにもなるんだ。ルティナはこの写真はどうしてるんだ?」
「あたしは写真立てに入れて部屋にあるよ。
ルティナは笑顔になると、俺もお返しに笑顔を返した。
それでも、つい辛いことを言ってしまうのが、俺達生きているものの悪いところだ。
「本当に………………大変だったよな」
「うん…………………そうだね」
この話を止めルティナから顔を離し、俺は宇宙空間に顔を向け、船の運転を一旦止める。
「よし、ここらで良いだろ?ルティナ、ワープ航行に入る。念のためにしっかり席に着くか、何かに捕まっててくれ」
俺がそう言うと、ルティナは「はーい」と言いながら俺の隣の助手席にシートベルトをして座った。
「よしっ、行くぞ………………!?」
ビーッ! ビーッ! ビーッ! ビーッ!
ワープ航行に入ろうとした途端、いきなり小型船にある緊急を知らせる赤いランプが、光りながら鳴り出した。
「一体どうしたの
「分からない。だが警報器が周辺のどこかから巨大なエネルギー波を感知したらしい…………………来るぞ!」
いきなりの警報に助手席から、ルティナがシートベルをしたまま俺に近付いてきた、俺はレーダーを使い自分の目でも確認を行った。
すると、少し遠くから宇宙空間に謎の巨大な渦のような穴が出てきた。
「………………あれは?」
「亜空間…………だな」
疑問を口にするルティナに、俺は説明するように言った。
「確か亜空間って…………?」
「ああ、最近になって報告されている謎の現象みたいなものだな」
「でも亜空間って、謎に包まれてるんだよね?」
「そうだな。こういう謎が出てくると研究好きなオラクルの科学者が調べてみたいって言うけど、アークス上層部が亜空間に呑み込まれれば、どうなるか分からないって言って研究好きな科学者を止めてるらしいぞ」
「へー、でも上層部の考えは分かるね。わざわざ亜空間に突入して帰ってこれないどころか死んじゃったら元も子もないよ」
俺達より離れた場所に亜空間は現れ、亜空間を見たルティナは自分が知っている情報を口にし、俺は亜空間についての色々な情報を伝える。
「ただ、近付かなくても亜空間から出てくるエネルギーで調査や研究をしてるみたいで、何か色々な一説が出来上がってるみたいだぞ」
「へー…………どんなの?」
「一番有力なのが2つ。まず1つ目が亜空間に入れば死んでしまうこと、亜空間に入った瞬間謎のエネルギーに肉体がやられ、すぐに死んでしまうって調査結果が出てるけど………」
「そのエネルギーの調査結果それほど危険なことはないって話が出てるみたいだよ。まあ船で入ったら何とかなるけど、生身で入ったら死んじゃうし、亜空間に呑み込まれたら帰れなくなるかもしれないから好き好んで飛び込む人はいないだろ」
「ふーん………ま、あたしも知らないものに飛び込むのは嫌だな~。戦闘だったら初めての敵でも何とかなるけど、帰れないのすら分からないんじゃ飛び込みたくないよ。それでもう1つの仮説は?」
俺が1つの仮説を口にすると、ルティナは「うんうん」と頷きながら、1人納得しながら2つ目の仮説を聞いてくる。
「ああ、最後の仮説はな。実は亜空間は異世界に通じてるんじゃないかって話だ」
「異世界?…………異世界ってあの小説とかで出てくる別世界ってやつだよね?」
「そ、小説とかのネタに使われてるもの…………オラクルの科学者が亜空間から出てきているエネルギーを調べてみたら、謎のエネルギーを確認できたんだ。それがもしかしたら異世界に通じてるかもしれないってさ」
「ルティナはその調査結果を信じるか?」
「うーん、どうかな~…………でも本当に異世界があるのなら、あたしは見てみたいな~。異世界って何か憧れるな~」
「それで帰れなくなったら本当に元も子もないよ」
「んもう!
話し合いルティナが、最後に不機嫌を見せながら頬を膨らませながら強く言う。
ルティナのその言い方に、俺は笑い声を出してルティナとの会話を終わらせると。
「ははっ、そうかもな。ん?おっ調度良いときに亜空間消えてくれたな。ルティナ、ワープホールを出現させるから、ちゃんと席に座ってくれ」
「はーい」
「よしっワープホール展開。目標船団オラクル 行くぞっ!」
その掛け声と共に俺は出現させたワープホールに入っていき、俺達は船団オラクルへと帰還する。
デュアルside out
※
???
とある世界。
この世界はそれなりに技術が進んでるような世界であった。周りを見れば色んな方向に並べられた道路があり、その道路には沢山の車が走っていた。
道路の周りには無数の大きなビルやマンション、一軒家に店などが存在していた。
そして大量の建物がある向こう側には、周りは海に囲まれ道は一本の道路があるだけの、巨大な建造物があった。その建造物はまるで組織のような存在感を出す建造物であった。
建造物の外では、茶色の短髪の十代後半の茶色い制服を着た女性がテラスに座り、紅茶を飲みながら書類を見ていた。すると少し遠くから女性の名を呼ぶ声が聞こえた。
「はやてちゃーーーん!!」
名を呼ばれたはやてという女性は書類から目を離し、声がした方向に目を向ける。目を向けて女性のところにやって来たのは、ファンタジー小説に出てくるような妖精であった。
妖精の少女は女性と同じ制服を着て、手には少女が持てるような小さい端末を持っていた。
「ん?どうかしたんかリィン?」
女性は首を傾げながら聞いてくると、小さい少女は端末を開いて口を開く。
「はいですー。今日の昇格試験でスバル・ナカジマ、ティアナ・ランスターの2人は何とか合格できました。少々無茶を行ったようですが、なのはさんは鍛えがいがあると仰っていましたよ」
「そうかーなのはちゃんがそんなことを…………訓練を受ける子達の無事を祈らなあかんな………………」
「あはは、そうですね~……………」
そう言ったはやてという女性とリィンと呼ばれた少女の顔は、とてつもなく暗かった。大方そのなのはという人の訓練は、鬼とでも呼べる訓練なのだろう。
「それでフェイトちゃんのところはどうなんや?」
「はいです。フェイトさんが保護した2人が自ら機動六課に配属を志願しました」
「へぇ、フェイトちゃんが保護した2人がなー」
「何でも2人は恩返しがしたいと言って、志願したそうです」
「フェイトちゃんも嬉しいやろな。そわな2人がやって来ることに」
「フェイトさんも来ることをすごく楽しみにしているそうですよ~」
次のフェイトという人の話をすると、2人は楽しそうに笑顔を振り撒いていた。きっとフェイトという人は、とても優しく過保護なのだろう。
そんなほのぼのしくしてるのも束の間、リィンは難しそうな顔になって端末を操作して、ある資料をはやてに見せ、その資料を見るとはやても真剣な表情になった。
「実ははやてちゃん…………もう1つ報告することがあるです。今日の昼頃にまたあの黒い渦が出現しました」
「またか~。今日でもう10件ぐらいの報告が来てるで~」
「ええ、この黒い渦は数日前から報告が上がってました………でもそれは1日に1回という頻度でしたが、一昨日から時間差で出現することが多くなってきました。多ければ10分単位で」
「うーん…………被害が出ずに消えてくれているのが救いやけど………あたしらも新しいロストロギアの件で手一杯なのに、これ以上厄介な事が起こらないええんやけど」
「どういうことですか、はやてちゃん?」
はやての言葉にリィンは首を傾げて聞いてくる。はやては考える仕草をして自分の考えを口にする。
「………………この黒い渦は、なんやこのミッドチルダに嵐を呼んできそうな予感がするんや…………あくまで予感なんやけどな」
はやての表情にリィンは心配そうな顔つきになる。
しかし誰も思うまい、はやての予感が的中し黒い渦から新たな出会いと戦いが始まることは、誰も知ることもなければ予想できるはずがない。
次回はいつになるか分かりませんが、楽しみに待っていてください!!!