チョウワン伝説   作:塔の跡
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ちょっとだけ進化しました。でもタイトル通りたいしたことはないです。


進化したチョウワン※たいしたことはない

 チョウワン生活2日目。贖罪の街からおはようございます。あの後結局歩き疲れて贖罪の街で寝こけてました。それはともかく、今日もはりきってコア捕食したいと思うのだが。
《なーんか頭の辺りに違和感が・・・》
 視界に(眼はないけど見えるからね)ちらちらとなにやら角のようなものが見える。虫野郎の角にそっくりだ。
《まさか・・・もう性質を取り込んだのか?うっわー・・・だったら虫野郎じゃなくてサナギとかナイトホロウとか喰ったのに・・・。損した気分・・・》
 サナギとは無印からずっといるコクーンメイデンのことだ。なんかサナギっぽいじゃん、あれ。
《地味すぎる・・・これじゃなんの役にもたたないじゃん・・・邪魔なだけだろこんなの》
 まあ、小型アラガミに多くは求めまい・・・。
《さて、朝飯はなにかなー・・・》
 寝ていた場所・・・教会の跡地のような場所から外に出ようとして、ふと思い出した。
《そういやこの辺に回収ポイントがあったじゃん!》
 喰ったものの性質を取り込むのなら、回収物からも何かを得られるということだ。なら喰わない手はない。
《お、黒金発見!これ喰えば鎧っぽいの(まと)えたりしないかな》
 さっそく喰ってみる。
[バキンッ]
 やっぱり硬いなー・・・曲がりなりにもアラガミだから喰えるけど。
《さてさて、変化は・・・・・・しないな。1日経たないとダメなのかな?それとも量が足りないとか?》
 どちらにせよ、すぐには変化しないようだ。不完全故なのか、アラガミはみんなこうなのかはわからないが。
《まあいいや。喰らってりゃそのうち効果も出てくるだろ。それに俺はどちらかといえばコアが欲しい》
 なので、とりあえずサナギかナイトホロウを探すために外に出てみた。すると、いてほしくないやつがうろついていた。
(むお!?ヴァジュにゃん!?)
 ヴァジュにゃん・・・ヴァジュラは大型種。虎のような姿のアラガミだ。今の俺には到底太刀打ちできない相手であり、地味に好きなアラガミだ。
(見つからないうちに別の場所に移動した方がよさそうだな・・・)
 こそこそとヴァジュにゃんから離れようとした・・・のだが。
「いた、ヴァジュラだ」
【待ってください。付近に小形のアラガミ反応があります。これは・・・チョウワン?】
 このクールビューティーな声は・・・フランさんか!彼女の生ボイスが聞けるとは!・・・って、そうじゃないだろ俺!逃げなきゃ!
「は?チョウワン?・・・近くにイェン・ツィーでもいるのか?」
【いえ・・・単体のようです。どうやら、あの時の戦闘で逃げ出した個体のようですね】
「マジで?まだ生きてたんだ」
 ほぎゃー!バレたー!!
(撤退!撤退ー!!)
 逃げるが勝ち!走れー!風のように、チョウワン!
【チョウワン、逃走しました・・・】
「なんだったんだ?」
【わかりません・・・。とにかく、まだ討伐対象のヴァジュラがいます。気をつけて】
 くっそー!もっとフランさんの生ボイス聞きたかったのにー!!

 さすがに全力疾走はきっついわー・・・。ほとんどなんも喰ってないよ・・・。
《まあ、フランさんの生ボイスが聞けただけよかったけど・・・》
 フランさんがオペレートしてるってことは、難易度2のイェン・ツィーから生成されたのね、俺って・・・。極東のみんなとはまだ会ってないようだ。
《サカキのおっちゃんに情報がいってないのが救いか・・・。でも、時系列的にそろそろじゃんね・・・》
 ペイラー・(さかき)・・・アラガミ研究をやってるおっちゃんだ。眼鏡をかけているのになぜか首に2個も下げていて、アラガミ研究に余念がない変人だ。そのおっちゃんに俺の存在が知られたらと思うとゾッとする。
《ま、まあ、まだ先の話だし!今から言っても仕方ないよな!うん!》
 とりあえずなんか喰おうそうしよう。
 今いる場所は嘆きの平原。また戻ってきてしまったようだ。
《近くにイェン・ツィーは・・・いないみたいだな。よしよし》
 さっそく獲物を探していると、サナギを発見した。その近くには運良くナイトホロウもいる。さらに運のいいことにザイゴートまで浮遊している。今日は豪華な食事になりそうだ。
《全部喰ってやるとしよう。おらー!コアよこせー!》
 意気揚々と突っ込んでいく。こちらに気づいて反撃してこようとしていたが、見事に全滅した。針飛ばしでザイゴートを串刺しにし、固定砲台ズの攻撃をかわしながら頭からガブッとやったらあっさり倒せた。
《ナイトホロウはなんか・・・子供の頃に口に入れちゃった木の味がしたな・・・。サナギはなんか・・・虫野郎と大差ないくらい微妙な味だった・・・。ザイゴートはなんか、卵の味だったんだけどなんかこう・・・悪くなりかけの卵みたいな感じ。古くなった卵がしっくりくる》
 ・・・古くなった卵、間違って食っちゃった時の味だった・・・うう・・・嫌なこと思い出した・・・。
《本命はコアだし、口直し口直し》
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《ぬふあ~♪やっぱりコアは美味いな~♪》
 オラクルはどれも美味しくないけど、コアは別だな。虫野郎とはまた違った美味しさだ。
《ナイトホロウはー・・・スルメって感じだな。サナギはスティックポテトでザイゴートは新鮮な卵だ》
 こりゃ明日が楽しみだ♪



コアの味も『こんな味かなー』程度に書いてます。
実際はどうなのかわかりませんが。