東方生還記録   作:エゾ末

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12話 何千万年前の敵は今日の友

 

 

 

 複数人の天狗らとともに、おれは今妖怪の山の山頂にある館の前まで来ていた。

 なお、この間おれは一歩として歩くことはなく、天狗達に紐で引き摺られながらここまで来ている。

 

 

「歩け!」

 

「おいおい、おれは怪我人だぞ。もう一歩も動けないんだよ」

 

 

 地面にそのまま引き摺られると大分擦り傷が痛いので霊力障壁を下に敷くことによりそれを回避、天狗達もスムーズにおれを引き摺ることができて一石二鳥だ。

 

 

『ほんと、だらしなさ過ぎじゃないですか。もう歩けるぐらいには回復したでしょ』

 

 

 馬鹿か、今だって瀕死の淵をさまよって…………あれ、普通に身体が動く。

 

 

『長に会うのにそんな無様な姿は如何なものかと思いまして、仕方ないから私が治癒を施してあげたんですよ。泣いて喜んでください』

 

 

 えっ、翠お前そんな事出来たの。そういえば斬れた箇所とかも傷が塞がってるし血を失って意識も朦朧としてたのになんかスッキリしてるし。

 ていうかこんな治癒出来るのなら戦闘中にやってくれよ。

 

 

『動き回れると出来ないんですよ。安静にしてもらえればそんな傷ぐらい十分あれば全快まで治せます』

 

 

 十年来の新発見だ。

 まさかただの脳内で毒を吐く迷惑幽霊としか思っていなかった翠が回復属性を持っていたなんて……

 

 

『それで、私になにか言うことがありますよね』

 

 

 くっ、なんか少し屈辱的だ。

 だが助けられたのも事実、ここは素直にならなければならないな。

 

 翠ありがとう。これからも危なくなったら頼む。

 

 

『嫌です。金輪際私に回復をさせないでくださいね。結構これ疲れるんですから』

 

 

 お前ならそう言ってくれると思ったよ畜生! 

 

 

「おい、着いたぞ。いい加減自分の脚で歩けよ」

 

「はいはい、分かりましたよ」

 

 

 天狗達の眼の色が変わった。

 そろそろ自分の脚で歩かないと天魔に会う前にお陀仏しそうだ。

 まあ、天魔の屋敷ももう目の前だし、歩くのをめんどくさがる事もないし。

 

 

 

「___ってあれ、お前らはついてこないのか」

 

 

 重い足取りでおれが歩きだしても他の天狗達は屋敷に向かう様子がない。

 

 

「我等はこの屋敷に入ることは許されておらぬ。お前は一人で天魔様の処へ参るのだ」

 

「いいのか。おれとあんたらの長を二人きりにして。もしおれが首を狙ってたらどうすんだ」

 

「お前など有象無象に天魔様が遅れをとるわけがなかろう。だが、忠告しておくがお前を縛っている縄を解かぬことだ。その縄は我等の妖力が込められている。解けばすぐに分かるからな」

 

「解いたらどうなんの」

 

「ふっ、想像に任せる」

 

 

 あっそう、命はないのね。

 まったく、面倒な真似をしてくれる。

 それにしても天魔という奴はおれと二人で話したいとはどういうことになのだろうか。それにこの山では一度も名乗っていないというのに、この天狗達はおれの名を知っていた。

 もしかして知り合いか? いや、おれに妖怪の知り合いなんて幽香以外に心当たりが無いんだけど……まさか幽香か!? 

 あいつは現在停戦中と一方的に打ち切られている状態で次会ったら続きをやる羽目になっている手前だ。おれの中で二度と会いたくない妖怪ランキング堂々の一位を飾っている彼女である場合、おれはまた死を覚悟しなければならない。

 はっきり言って実力は萃香と張るぐらいには強いからな。あんな化物相手するなんて命がいくつあっても足りはしない。

 

 

「何を止まっておる。さっさと行かんか」

 

「……帰ってもいい?」

 

「お前に決定権はない。行け」

 

 

 そうでしょうね。ここでおれに引き返すという手はない。

 只でさえ死にかけてまでここまで来たのに、戻るのはこれまでの行動が報われない。

 

 幽香がなんだ。

 会った瞬間書状を置いて速攻で逃げ帰ればいい。

 命あってこその今だ。それを無下にする戦闘狂達と相対するなんて頭がぶっ飛んだ奴ぐらいだろう。

 

 

『あれ、熊口さんの頭ってぶっ飛んでませんでした?』

 

 

 少なくとも翠よりかは正常だから安心してくれ。

 おれは回避不可能な戦い以外は避けてきているからね。

 

 

「ほら、さっさと行かんか!」

 

「せっかちだなぁ、言われなくても行くって」

 

 

 この後、口の聞き方がどうとか身の程を弁えていないとかで少し揉めたが、なんとか暴力沙汰にならずに屋敷に入ることが出来た。

 

 ……あれ、もしかして戦いを不可能な状況にしてるのって、おれのせい? 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーー

 

 

 前にいた諏訪子の住む御殿と負けず劣らずの大きな屋敷に、縄で腕を縛られたままのおれは迷子になっていた。

 

 

「ここ広すぎやしませんかね。なんで案内図とかないの。こんな迷路に一人放り投げられたらそりゃ迷子になるでしょ!」

 

 

 いい大人になって迷子となるのは少し恥ずかしい気はするが、ここは配置関係を一切説明されなかったことで紛らわすことにする。

 

 ていうかほんとどこだよここ。さっきから同じ廊下をぐるぐる回ってる気しかしないだけど。

 もう全ての障子を蹴り破っていってやろうかな。

 

 

「天魔いますか?」

 

 

 これだけ歩いてもそれらしき処は見つからないため、苛立つ気持ちを抑えつつ静かに障子を開けていく。

 が、どこも同じような部屋で誰もいない。

 一体どうなってんだこれ。なんか術でも掛けられているんじゃないだろうか。

 

 

『……はあ、熊口さん。気付かないんですか?』

 

 

 なんだよ翠、頭に響くような溜め息してくれやがって。

 今おれ大分苛ついてるから黙っててくれ。

 

 

『そのまま黙ってたら日が暮れるまで探し続けるでしょう。答えを教えますので感謝してください』

 

 

 んっ、どういうことだ。

 翠はこの屋敷の構造の何か知ってるのか。

 

 

『いや、構造というか。後ろを見てみてくださいよ。そこに答えはあります』

 

 

「後ろ?」

 

 

 翠に促されるまま、おれは後ろの方へ向いてみる。

 するとそこには見覚えのない____

 

 

「ふふ、よく私が後ろから付いてきている事を見破ったものじゃ。流石は熊口といったところか」

 

「えっ、誰」

 

 

 年端もいかない一人の少女が、ひょっこりと廊下の角から顔を覗かせていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーー

 

 

「我が名は天魔! 名乗るのはこれが初めてだったよな? 

 久しいのう、こうして対面するのはこれで二度めじゃろうか」

 

 

 先程までいくら歩いても見付からなかったというのに、天魔と名乗る少女に案内されるとものの数分で長の玉座まで辿り着いた。

 周りには無駄にきらびやかな装飾が施されており、中々に居心地が悪い。

 ツクヨミ様の屋敷みたいにもっと慎ましくすればいいのに。

 

 

「いや、すまん、さっきも言ったが誰? 

 あんたに会った記憶が微塵もないんだけど」

 

 

 そして彼方はおれの事を知っているらしい。

 だがおれにこんな幼女の知り合いなんていない。

 ショートカットの黒髪に左目には眼帯をつけており、右目は薄紅色と少し白みがかっている。

 服装はというと豪華絢爛、金粉のようなものが散りばめられた赤と黒を基調とした着物を着ており、花魁を彷彿とさせるかのように肩を露出させている。

 

 

「むっ、わしを覚えておらんのか。わしはしかと覚えておるぞ。忘れる筈もない。このわしが唯一、情けを掛けられた相手だからな」

 

「そんなこと言われてもなぁ」

 

 

 情けをかけた、ていうか殺さずに見逃した妖怪は結構いるから、その中で探せと言われても少し無理な話である。

 

 

「……そうか、覚えておらぬか」

 

「なんかすまんな」

 

「無理もない、相当昔の話じゃからな。

 ____そう、今や月へと移住した人間らとの戦争での事だしの」

 

「えっ」

 

 

 えっ、えっ、この子今何て言った。

 ___いや、聞き間違えようもない。

 この幼女、月移住計画実行中に攻めてきた妖怪の軍勢の事を知っている。

 

 

「そうじゃ、熊口と会ったのはその時の戦いの真っ最中じゃったな。やけにゴツい図体の人間を仕留めた後に、とてつもない霊力を有した御主が現れた」

 

「____まさかお前、あの四人の大妖怪の生き残りか?」

 

 

 思い出した。

 おれはあの時、二人の妖怪を見逃している。

 一人はフード妖怪、そしてもう一人は角が生えていた妖怪。

 この幼女には角が生えていない。つまり必然的にフード妖怪であることが分かった。

 

 

「漸く思い出したか。ま、あの時は顔を隠しておったしの。分からないのも無理もなかったか」

 

「ちょっと待てよ。お前らが攻めてきたのはもう何千万年も前と聞いたぞ。そんな気の遠くなるような年数をお前は生きてきたというのか」

 

「お互い様じゃろ? 」

 

 

 おれは特殊な事情でそんな年数は飛ばしてきた。

 そんな頭がおかしくなる年数も生きていく自信もない。

 

 

「そんな永い時を生きてきたからか、いざ旧敵であっても嬉しいものでな。この山で熊口の霊力を感じ取った瞬間久方ぶりに胸が踊ったものじゃ」

 

「おれは特に何も感じてはないがな」

 

「悲しいのう……」

 

「ていうかあんたの部下に殺されかけたし」

 

「それはすまぬな。わしに通さず勝手に物事を進めてしまっていたみたいでの。ま、熊口ならば物足りないぐらいであったろう?」

 

「普通に死にかけたよ。あんたんとこの部下強すぎ。特に何て言うのかな、死んだ眼をしていた黒髪紅眼の女の子、あいつは別格にヤバかった」

 

「おっ、文の事かの? あの子はこの前鴉天狗になったばかりというのに、もうこの山で一、二位を争う実力者よ!」

 

 

 自慢気に鼻を高くあげ、息を荒くする天魔。

 その姿ははじめてのおつかいを終えて褒めて欲しそうにしている子供のそれと似ていた。

 

 

「それで、もう一人の角妖怪はどうしたんだよ。あいつはまだ生きてんのか」

 

 

 そうおれが聞くと、天魔の顔が少しだけ暗くなったのが分かった。

 なんだ、もしかしてもうあいつは……

 

 

「ああ、生きてはおる、恐らくな」

 

「なんだ、生きてたのか」

 

「だが、奴の精神はもう以前の頃とは違うなにかになっておる」

 

「……どういうことだ?」

 

 

 精神が違う? 

 以前の頃とはと言っても、その以前が何千万年も前の事だから、変わっても可笑しくない気がするがーーそもそも天魔自身も初めて出くわした時と口調違うし。

 だが、この天魔の口振りからして、何かが違うのだろう。

 

 

「いや、この話はよそう。折角の客じゃ、ゆっくりしていくといい。そうじゃ、この屋敷の一室を使うといい。幸い部屋は腐るほどあるでの」

 

「なんだ、言わないのか」

 

 

 いや、思い出したくないのかもしれない。

 かつての仲間が変わり絶縁状態になるということもままある話だ。

 変に詮索して天魔の機嫌を損ねさせるとろくなことにならないから、追及は止しておこう。

 

 

「して、月へ行けなかった熊口や。御主は何故我が山へ乗り込んできたのじゃ?」

 

「ああ、そうだったそうだった。肝心なことを忘れかけていたな」

 

 

 おれは天魔の質疑を答えるべく、ボロボロになったドテラの内ポケットから書状を取り出す。

 

 

「……あっ」

 

「切れとるの」

 

「あんたんとこの天狗のせいだからな。まあ、見たところまだギリギリ見える範囲だから許してくれ」

 

 

 そうだよな。あの天狗の攻撃を諸に受けていたんだ。

 内側に入れていたとはいえ、書状も無傷な筈がない。

 不幸中の幸いは真っ二つになってる程度で繋げば恐らく見えると思う。

 

 そんな事を考えながらおれが書状を渡そうとすると、天魔の目が鋭い目付きへと変わった。

 

 

「この書状はどいつからじゃ。この禍々しいまでの闘気を帯びた妖力____鬼か」

 

「よく分かったな」

 

 

 妖怪の書いた書物にはその妖怪の妖力が宿るという。

 それを瞬時を見破る辺り、流石は天狗の長を務めるまではある。

 

 

「おれは今、鬼の集落で鬼達と契約してる、いやさせられてな。五十年間鬼達と暮らすことになってる」

 

「ほう、させられているということは、抵抗はしたんじゃな」

 

「勿論、結果はご覧の通り。おれはこんな使いっぱしりをさせられている」

 

 

 ほんとはおれから志願してしまったという事は伏せておこう。なんか恥ずかしいし。

 

 

「それで、抵抗したときに鬼の一人が家を幾つかぶっ壊してしまってな。ついでだしこの山に引っ越そうっていうのが事の発端」

 

「なんと傍迷惑な事を考えるのじゃ。まっこと、鬼共の傍若無人ぶりは何時の時代になっても変わらぬものよ」

 

「そうだよなぁ。しかも強い奴がいるところに奇襲ではなく律儀に書状で知らせてくる辺り、さらに質が悪い」

 

「因みに何故熊口一人に行かせたのじゃ?」

 

「鬼達が行くとその場で暴れだす可能性が極めて高いらしいからだそうだ」

 

「……はあ」

 

 

 結局おれも暴れた感じになってしまってはいるけど、これは自己防衛だから仕方ないだろう。攻めてきたのは天狗達の方だ。

 

 

「この書状も大体そんな感じじゃ。わしらの山に攻め込むから万全の態勢で迎い討てとな……はあ」

 

 

 肩を落とし、幸運がどんどん逃げていくような重い溜め息を何度も吐く天魔。

 まあ、そうなるだろうな。

 余命宣告と等しいことを言われたのだ。一時期鬼の部下をしていた天魔なら、鬼がどれだけ恐ろしく、強いのかを知っている。

 その集団が我が家を荒らしに来ると公言してきた天魔の気持ちは痛いほど分かる。

 

 

「これは迎え討つしか、ないんじゃろうな……」

 

「大人しく降状するというのは」

 

「立場上そんなことはできぬ。我が子供達は頑固者ばかりでの、一度痛い目にあわねば絶対に迎え討つか、此方から攻める選択をする。それにそもそもが鬼共がそんなことを認める筈がなかろう」

 

「……そうだよな。

 軟弱者が! って言って無理矢理戦いに発展しているのが一瞬で想像できた」

 

 

 同じ大妖怪である天魔とはいえ、鬼を相手にするのには分が悪過ぎる。

 以前は敵対していたとはいえ、歓迎してくれた天魔には少し心苦しい事を伝えてしまった。

 だが、それが目的でおれはこの山に足を踏み入れたのだ。そういう理由がないとこんな禍々しい山入るわけがない。

 

 

「熊口、済まぬが此処でゆっくりしてもらうことは出来そうにもないようじゃ。早急に緊急会議を開かねばならぬ」

 

「ああ、そのようだな」

 

「___因みに、熊口はこの戦に参加するかの」

 

 

 天魔の怪訝と悲観を含んだ表情、天魔はおれにこの戦いには参加してほしくないらしい。

 それが昔の知り合いとしてか、戦力として鬼に加わってほしくないのか。

 まあ、おれはこんな面倒なこと首を突っ込みたくはないんでな。

 

 

「いや、おれは傍観者に徹する。鬼と天狗の戦におれの入る暇はなさそうだし、そもそも関わったら十中八九おれ死ぬから関わりたくない」

 

「……そうか、熊口がいればどちらかにつくかで戦況は大きく変わると思うんじゃがの」

 

「言っておくが、おれは今、月移住計画のときのような力はないぞ」

 

「謙遜を。わしはわかるぞ、御主から発せられる膨大な生命力を。力を隠しているのはお見通しじゃからな」

 

 

 本当に無いんだけどなぁ。

 天魔は恐らくおれの残り四つの命の事を言っているだろうけど、おれ自身この力を使うつもりは毛頭ない。これ以上はほんとに生き返ることが出来なくなるからな。おれの行動は常に命を大事にだ。

 

 

「まあいい、これは我等天狗と鬼共の抗争じゃ。熊口を巻き込む訳にはいかぬ」

 

「もしかして、引き抜こうとしてた?」

 

「戦力は幾らあっても足りない状況じゃからな」

 

「すまんが無理だぞ。おれはもう鬼と戦いたくない」

 

 

 おれは別にここの天狗らに思い入れがあるわけでもないし、鬼と契約している身だ。これを裏切れば後からなにされるか、考えるだけでも身の毛がよだつ。

 

 

「分かっておる____それじゃあ、次会うのは我等が鬼共を蹴散らして宴を開く時じゃな。その時は改めて歓迎しようぞ」

 

 

 天魔もそこまで本気になることもなく、気さくに冗談を言って笑いかける。

 それが真になることを、影ながら少しだけ応援しておくことにするよ。

 

 

「この屋敷の玄関に使いの者を用意させる。その者についていけばこの山から出られる」

 

「なんか悪いな。天魔らからしたらおれは疫病神みたいなもんだったのに」

 

「気にするでない。旧敵の誼みじゃ」

 

 

 それから数分間、天魔と少しの談笑をして、おれはこの屋敷から出ることにした。

 

 まさかこんなところで兵役時代の知り合いに会うことになるとは思わなかったな。

 昔は敵対していた間柄ではあったが、今度会ったら改めて酒を呑み交わしたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 ーーー

 

 

『熊口さん』

 

 

 妖怪の山から出て、鬼の集落の帰路を辿っていると、先程までずっと黙っていた翠が話しかけてきた。

 なんだよ翠、なんか天魔と会った辺りからずっと黙り込んでたが、もしかして天魔の妖力見てビビり倒してたんじゃないだろうな。

 

 

『ある意味、そうかもしれません』

 

 

 なんだ、やけにあっさりと認めるんだな。

 まさかあの翠さんが怖じ気づくなんて珍しい。

 煽り倒してやろうかしら。

 

 

『天魔さんの眼、眼帯をしている方です』

 

 

 天魔さんの眼帯? それがどうしたんだ。

 もしかしてあんなのが威圧的で怖いってのか。それならこの熊さんのグラサンの方がもっと威圧的で格好いいぞ。

 

 

『あの眼帯の中だけだったんですが____()()()()()()()()()()が』

 

「……はっ?」

 

 

 翠を殺したって____洩矢の国に攻め込んだあの下衆妖怪ってことか!!

生還記録の中で一番立っているキャラ

  • 熊口生斗
  • ツクヨミ
  • 副総監
  • 天魔

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