僕と友達と超能力者   作:雷神 テンペスタ

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試召戦争編
プロローグ


明久side

 

桜が舞い散る通学路。

もう既に見慣れていたと思っていた通学路が桃色に化粧をしてその表情をがらりと変えていた。それは僕がこの文月学園に入学してから一年がたった事を感じる。

 

 

明「ここに来てもう1年が経つんだね?薫ちゃん、紫穂ちゃん、葵ちゃん。」

 

薫「確かになぁ、1年がこんなに早いとはな〜」

 

葵「薫、なんかジジくさいで、でもほんまやなぁ。」

 

紫「葵ちゃんもそうじゃない〜、皆本さんも来れればよかったのにね?」

 

明「皆本さんは仕事で来れないって言ってたじゃないか」

 

紫「そうだけど、まぁいいか!アキちゃんがいるし〜」すりすり

 

明「あっ///紫穂ちゃん!」

 

紫「フフッ、冗談よ♪」

 

紫穂ちゃん…全然冗談に聞こえなかったんだけど。

 

薫「あっ、もうそろそろ急がないとてっつんから怒られるよ!」

 

あっ、確かにそうだ、急がないとね。

 

明「じゃあ、急ごうか!」

 

「「「うん!」」」

 

 

 

 

 

 

 

文月学園校門前

 

 

鉄「吉井、明石、野上、三ノ宮、遅いぞ!」

 

 

今校門の前で僕達を怒ったのは西村先生で、一部の生徒の間で『鉄人』と呼ばれている。あくまで生徒の間なので本人の前では禁句である。内心危なかったと今も肝を冷やしているがそんなことより、僕達は謝ることにした

 

 

 

 

明「ごめんなさい、鉄……西村先生」

 

薫「ごめーん、てっつん!」

 

葵「すんません、西村先生」

 

紫穂「ごめんなさい、スネーク先生(黒笑)」怖っ

 

西「明石!西村先生と呼べ!!

 

薫「はーい」

 

西「三宮!!誰が伝説の傭兵だ!!」

 

紫「似てましたので」

 

西「呼ぶな!」

 

紫「わかりました」

 

西「それと吉井、今鉄人と呼びかけなかったか?」

 

明「気の所為です!絶対に」

 

西「そうか、ならいい。ほらプリントだ」

 

「「「「ありがとうございます!」」」」

 

明「それにしても…先生何でプリントで渡すんですか?」

 

西「それは学園長の方針だからだ」

 

明「あぁ〜なるほど」

 

西「それから吉井、なぜ去年は本気を出さなかった?」

 

明「色々と事情がありまして」

 

西「『あそこ』の仕事か?」

 

明「まぁ、そうなりますね。」

 

西「そうか。」

 

 

『キングクリムゾン!!!』

 

 

明「薫ちゃん何クラス?」

 

 

薫「ちょっと待ってね〜」

 

明石薫

 

Aクラス次席

 

薫「次席だってよ〜!」

 

明「あっ、次席なんだ!頑張ったね!葵ちゃんは?」

 

 

葵「待ってな〜」

 

 

野上 葵

 

 

Aクラス

 

 

葵「Aクラスやって〜」

 

 

明「やったね!紫穂ちゃんは?」

 

 

紫穂「待ってね〜」

 

 

三宮 紫穂

 

Aクラス

 

 

紫穂「Aクラスだって!」

 

 

明「やったじゃないか!」

 

 

「「「それで明久は?」」」

 

 

吉井 明久

 

学年主席

 

明「学年主席だって〜」

 

 

あっわかった3人ともこけた、なんでだろう?

 

 

薫「え!?また!?」

 

 

明「またって…高校では、初なんだけど?」

 

 

紫「いやいや、さっきも言ったけど、去年例外してそれ以外では全部、主席だったじゃない!」

 

 

葵「そうやで!アキ!ほんまにあんたはすごいわ!」

 

 

明「去年と同じようになりたくない理由があるんだよ。」

 

「「「なんなの?」」」

 

明「今ここでは言えないんだ。教室に行ってからね。」

 

「「「わかった」」」

 

明「じゃあ、行こうか!」

 

「「「うん!!」」」

 

 

少年少女、移動中

 

 

Aクラス

 

僕達は、Aクラスの前まで来た…のはいいんだけど…これって…

 

明「ねえ、皆僕はいつグランドホテルに来たのかな?」

 

薫「あたしもいつホテルに?」

 

薫ちゃんもそう思ってたみたいで同じこと言っていた。

 

「「いやいや学校だからね?」」

 

「「やっぱり?」」

 

「「うん」」

 

「皆何してんの?」

 

僕らが話している時に後から、声がかかった振り返ると、木下優子ちゃんがそこにいた。

 

「「「「優子(ちゃん)!!」」」」

 

優「大声で叫ばないの!それで入らないの?」

 

明「そうだね、入ろっか」

 

「「「「「うん(ええ)!!」」」」」

 

僕達がAクラスに入った瞬間…

 

 

「あーきーひーさーーーーーーーーーーー!!!」ドンッ

 

と何者かに突撃された、でもちゃんと受け止めて。

 

明「翔子ちゃん…危ないから飛びつかないの!前にも言ったよね?」

 

翔「えぇ…でも冬休みから全然会えなかったから…だから…」上目遣い+涙目

 

明「あぁ!!わかったから泣かないで!?」

 

翔「ニッ…はーい。」

 

明「う、嘘泣きかい…」

 

薫「ちょっと翔ちゃんいきなり抱き付かないでよ(あたしはまだ、抱き付いてもないのに……)」

 

翔「あれぇ?妬いてんのー?」

 

薫「なっ///違っ…ちげーからな!?」

 

葵「薫!口調!男口調になっとるで!!」

 

薫「ありゃま、こりゃまた失敬、失敬」

 

葵「どこの親父かい!「「どうもありがとうございました!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「あっ静かにならんで〜(ならないで〜)」」

 

 

明「漫才終わった?「「うん!!」」それなら良かった、あっ、先生来るよ?」

 

あえて、漫才のをスルーした

 

 

「「「「「うん!!」」」」」

 

 

橋「皆さんおはようございます」

 

 

「「「「「「「「「「おはようございます」」」」」」」」」

 

 

橋「はい皆さん不備はありませんか?」

 

 

いやいや、あった方が可笑しいってこれで文句言う人はめっちゃボンボンじゃないか

 

橋「では、自己紹介お願いします」

 

 

橋本先生が指したのは

 

 

「・・・土屋康太」

 

 

土屋康太

去年は僕と一緒でFクラスだったのに、Aクラスに来るなんてなあ〜康太は別名寡黙なる性識者(ムッツリーニ)と呼ばれていて、本名より別名の方が有名だ…本人は不名誉って言ってるんだけどね?アレは撮られる側の了承をちゃんと聞いてからだからね。

 

 

「〜ですよろしくお願いします」

 

 

さてとここまで時間がかかるとはね?

あっ薫ちゃんか

 

 

 

薫「明石薫でーす!!趣味は料理でーすよろしく〜」

 

薫ちゃんの料理マジで美味しいからね〜、あっ次は、葵ちゃんか

 

葵「野上葵やで!!趣味は読書とまあ、まぁ、こんな感じやな、よろしくな〜」

 

葵ちゃんは、読書すると周りの声が聞こえない位にのめり込むもんなぁ

 

紫穂「三宮紫穂です趣味は読書と料理です…………………まぁ-よろしく」

 

 

紫穂ちゃんの料理も結構、美味しいもんね?って何かよろしくまでが長かった気がするんだけど?気のせいかな…

 

 

 

いや気のせいにしとかないと(ふふふ)はい!気のせいにしときます!?

 

 

 

 

 

高橋「では、吉井くん最後にお願いします」

 

高橋先生が最後に僕を指名してきた、主席って最初にいうじゃなかったかな…まぁ、いいか、何て言おうか…吉井明久ですダーリンと呼んで………はい、やめよう…何か別の異世界からの電波らしき者でこれはダメだって聞こえた……

 

 

明「吉井明久です!趣味は読書と料理です」

 

 

僕は普通に自己紹介をした。その後に…

 

「おい吉井って観察処分者だろ?何で此処に居るんだ?」

 

「カンニングしたんだろ?」

 

 

「きっと、そうだよ」

 

などなど、小声でそんなこと言ってる声が聞こえた、僕は気にしてなかったが、薫ちゃんが暴走しようとしてたので、止めていた。そして、高橋先生が

 

 

橋「それはありません吉井君は学年主席です。それにカンニングは私達は見逃しません」

 

 

「学年主席!?そうか、なんか悪いこと言っちゃな」

 

「うん」

 

「あとで謝ろう」

 

 

明「あっ、良いんだよ‼︎じゃあ、改めて……吉井明久です、吉井でも、代表でも、なんでも呼んでいいです。観察処分者ですが、自分の好意でなったので、別に馬鹿ではないです。まぁ、それは後々に話すね?それに僕は主席です。この1年間、頼りなさそうな僕ですが、みんなで頑張りましょう‼︎」

 

 

 

……………

 

 

 

 

 

あれ?みんなどうしたんだろう?

 

 

ぱち、

 

 

ぱち…

 

 

 

 

 

 

 

パチパチパチパチパチパチ‼︎‼︎

 

 

『『『『こちらこそ、よろしく‼︎(代表)(吉井君)明久‼︎‼︎』』』』

 

 

明「うん!みんな!この1年間悔いが残らないように頑張るよ!よろしく‼︎」

 

 

『『うん‼︎』』

 

 

明「後!この1年は!勉強もいいけど、みんなで旅行に行こう!今年は修学旅行もあるけど!いいですよね?高橋先生?」

 

 

高橋「学園長に聞いてみましょう……それからでいいですね?」

 

 

明「はぃ!みなさん頑張りましょう‼︎」

 

 

『『『『おう(ええ)‼︎‼︎』』』』

 

 

 

 

明「あと、この1週間…万点体位を取れるように、するから覚悟してね?(黒笑)」

 

 

「「「「え?万点…体位って?」」」」

 

 

明「そりゃ、もちろん、全教科を5桁にするって意味だよ?」

 

 

「「「「えええええええ!!!!??????」」」」

 

 

明「さぁ!ビシビシ行くよう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く




銀「やっぱり、少し違うな。」

雷神「でしょ?」

銀「んでだ。どうだった?」

雷神「一言言おう!楽だった!」

銀「くたばりやがれ、腐れ作者ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!!!!!」

雷神「((^ω^≡^ω<ギャアアアアアアア

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