【実験】主人公補正を奪われた主人公はどうなるのか【観察】 作:Pyromane
まあそんな(どうでもいい)ことはさておき、今回は一誠の転生回です。転生はします
授業は教師や自分より頭のいい奴の思考を覗いて考え事をしていた彼は集中していないと言いながら教師に当てられた問題を難なく答えて、教師が悔しがってるのを見て楽しんでいた。昼休みには弁当を屋上で食っていた。
昼休みに彼は安心院さんにもらったアリバイブロックを使ってみることにした。1回も使ったことのない能力などいきなり使用して、失敗した挙句死ぬなど目も当てられないからだ。
「うん、うまいな」
彼はミスをすることなく校舎裏から屋上に飛んで飯を(1人で)食っていた。
ちなみにその弁当は彼の妹が作ったものだ。野菜2割、肉や魚が4割、白米4割だった。 栄養価とか考えてくれてるらしい。調理師免許を取りたいと言ってたからそのための練習も兼ねているのだろうと考えた。自分の弁当も似たような感じになってるんだろう。
午後の授業も特に言うことはない。彼が集中していないことを注意するように教師が彼を当てることが何度かあったが、特に問題なく答えていた。授業がすべて終わって放課後になったら各々好きなことを言いながら帰るか部活に行くかしていた。そんな中彼は
「ふぅん、あいつらは今日女子剣道部の着替えを覗きに行くのか」
そう、変態トリオの行動を覗いていた。まあ変態トリオの
・・・それにあんな変態どもと変わらないことをするなんて彼の(ちっぽけな)プライドが許さなかった。
「・・・となればさっそく行動に移るか」
そう呟いて彼は剣道部の女子に変態トリオが女子剣道部の着替えを覗きに行くらしいと伝えて警戒させておいた。
そうして伝えておいた女子たちの思考は彼も仲間なんじゃないのか?とか、今度こそ覗きなんてできなくなるように徹底的にぶちのめすとか、結構過激なのとか普通に彼に対する感謝もあった。
そして彼はその中の1人の視界を借りて変態トリオが女子にボコられてる様を嬉々として見ていた。だがそろそろ帰らなければと思い、彼は人目につかなさそうな場所に移動したのち自分の家の庭で死角になりやすい所にアリバイブロックを使って飛んだ。その後は、普通に出された課題などを終わらせて飯を食って風呂に入って寝た。
「なんか騒がしいな・・・適当にその辺のやつの思考を覗くか」
彼はほかの生徒たちが登校中ざわついているように感じた。いつも通りでないのだけは確かだが、その理由がわからない彼は近くにいた
「俺には彼女ができたぜ!?お前らより先に童〇卒業するかもな!!HAHAHA」
「嘘だあああああああああ!?」
「お前に彼女ができるとかうそだろ!?ああ、なんかのエロゲの話か。驚かせんなよ」
彼は納得した。あの変態に彼女ができたのであれば、これだけ騒がしのにも納得できる。彼だって驚いていた。だが、誰から話を聞いたでもないのに1人で驚いていたら怪しまれてしまう。なのでできる限り表情を保って歩いていた。
「聞いたか!?あの兵藤に彼女ができたらしいぞ!!?」
「妄想かなんかでしょ?取り合うだけ損よ」
「いや、俺も帰る直前に見たんだよ!あの変態が告白されてるところをよォッ!?」
彼が教室に入ってからもその話題で持ちきりだった。そして最後の告白シーンを見たという男子がそれを伝えた時点で騒がしさが最高潮になった。
「俺たちが騒いでても仕方ないだろう?そんな無駄なことをするよりその告白した子があいつに無理やり嫌なことをされないようにするのが正解だろう」
彼がそういうと教室内のざわめきが少しづつ静まっていき・・・むしろさっきまでよりさらに騒々しくなった。口々に「そうだな!」とか「私たちがその子を守ってあげなきゃ!」だとか言い始め収拾がつかなくなったあたりで先生が来た。彼は正直ナイスタイミングって思った。そうでなければ彼自身も巻き込まれていた可能性があったのだ。
その後は普通にHRとか授業があったとだけ記しておく。
そして(変態トリオが覗きをする以外に)特に変わったこともなく時間が過ぎていき、兵藤が彼女とのデートをする日の放課後になった。兵藤一誠の浮かれっぷりと言ったらもうやばいほどだった。変態トリオの残り2人に思いっきり自慢していた。だが彼からしたら哀れだなと思うほかなかった。彼女の方の思考を覗いていたからだ。ちなみにすでに自宅にいる。
安心院さんの言ってたことが本当なら主人公である彼が殺されても何らかの方法で生き返るらしいと思いついた。そうなったときに近くにいて面倒ごとに巻き込まれるのがいやだったからだ。
そもそも彼からすれば視界を(一方的に)共有すれば何が起こっているのかなんてわかるからその場にいる必要がないというのもある。
「あっ、死んだ」
あっけなく死んだ。彼の思考は一誠が死んだことより、比喩でなく堕天使ってカラスみたいな羽が生えてんのなというものであった。さらに神器とか危険なものを一誠が持っているとか殺した理由を教えてくれていた。
彼は自分が神器なんて稀有なもんを持ってるとは思わないが、もし襲われたらビギナーズハードラックと手のひら孵しのコンボで必中で一撃必殺などという、キチガイ染みた攻撃ができるはずだからそれでどうにかすればいいだろうと考えた。そこに愚行権を突っ込めば『
「まあ、そんなことになったら実験台にでもなってもらおうかねぇ?」
そう言いながら殺された彼の視界がどんどん悪くなってき、堕天使も遠ざかって行ってるようで見ている必要がなくなったかと思い、共有中止をしようとしたのだが、直後に何か声が聞こえてきて彼は慌てて共有中止を取りやめた。
「あら?なかなか面白いことになってるわね。まだ生きたいかしら?・・・そう、なら私のために働きなさい」
彼はそのような声が聞こえてくると同時に思った。こいつはナルシストかただの馬鹿だと。声とか容姿で大体わかったけど3年のリアス・グレモリー先輩であるというところまでわかった。2大お姉さまとか言われて調子に乗ってるだけに感じていた。彼は思考を覗いたときに、リアス・グレモリーは(悪魔とかいう種族の中では)上の方の立場で駒王の管理者名乗ってるらしいと知っていた。それでこの体たらくか・・・しかも自分の無能のせいで人が死んでもその人の家族の記憶を消してるしよ。
さっきは兵藤が持ってるらしい神器とかいうのに惹かれて殺されるの待ってたのだろうと彼は当たりをつけた。
どちらにせよ、敵対種族が入り込んできているのにも気づけないのによく管理者名乗れるなと呆れていた。
「・・・まあ、悪魔っつっても普通に生まれてから18年じゃこんなもんなのか?貴族ってことらしいし平民とか領民とかの扱いとか領地を守ることの重要性なんかは教育されてるはずなんだが・・・」
まあ、自分が考えていても仕方ないだろうと思い。そんなことより風呂入ってから寝るかと、行動に移した。
と思っていた時期が俺にもありましたってか?と思ったのは彼だった。
彼は軽く風に当たろうと思い、家から出ると、幼女がいた。しかもその幼女は、彼の方見て「無限の力を感じる・・・、我と同じ?」などと呟いてる。彼は気になるが幼女の思考を覗くなどという犯罪チックなことはしたくないと思い、覗くことはしなかった。それにただの迷子かもしれないのだから、彼は家族を見つけるか警察に届ければいいだけだった。
「何か用かな?迷子かい?親御さんはどこにいるのかな?」
「親、そんなものはいない。そんなことよりグレートレッドを倒すのを手伝ってほしい」
その返答で彼は、幼女の親が事故かなんかで亡くなったのかと思ったのだが、どうやら違うらしいのでおそらく早めの中二病みたいなものだろうと思った。
「オーフィス!いきなりいなくなるなんていったい何があったというのだ!?」
「いきなりいなくなっちゃうからどこで何をしてるのかと思ったら・・・この子に興味があるの?」
なぜならば、幼女が来てすぐ後に1組の男女が慌ててきてその子の名前を呼んでいたのだから。
というかオーフィスっていうのかこの子。外国人かな?女の方はどう見ても外国人だけど 彼には男の方はアジア圏の人間だということはわかるが、どこの国の人間かまではわからなかった。使っている言語が日本語なので日本人の可能性が一番高いと予想できるのだが。
「すまないな、オーフィスが迷惑をかけた。俺の名は曹操だ。今後会うことはないと思うがよろしく頼む」
「私はジャンヌよ、オーフィスが迷惑をかけちゃってごめんなさいね?」
「いや、かまわない。まあ夜遅くにそんな恰好でうろうろしてたら危ないだろうからちゃんとした服を着せてちゃんと一緒にいてあげろよ?」
そういって彼とオーフィス達3人は別れることとなった。
だが、彼はオーフィスとの関係が、これ以降も続いてしまうとは思いもしていなかったのだった。
そして、曹操の生まれ変わりとジャンヌダルクの生まれ変わりらしいと、曹操の思考を覗き、知ってしまった。本当ならすごいのだろう。彼は、嘘というより、勘違いやただのコスプレならばあの2人や、そのほかの仲間たちは黒歴史的な意味で恥ずかしいことこの上ないなと思った。
前書きの愚痴は正直すまないと思っている。
そしてコメントくれてる方々、正直すごい励みになっています
そして今日気づいたことがありました、非ログインユーザー様。本当に申し訳ございませんでした。
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2017/07/18 18:00 3人称視点に書き換え+多少の改変をいたしました