【実験】主人公補正を奪われた主人公はどうなるのか【観察】   作:Pyromane

23 / 23
私は帰ってきた。この現世という名の地獄にだ(厨二病感
まあ、なんだ。いろいろあったよ。でも帰ってきたよ、こんな俺の作品で喜んでくれる人がいるんだもの
今回は水着回あたりの話です


第20話 会談前

(待て待て俺の息子よ。綺麗な女の子たちが水着を着ているからと言って反応してはいけない。特に小猫ちゃんに見られてしまったら蔑みに満ちた目で見られ・・・いや、それはそれでありかな?あの目で見られるとちょっと興奮しちゃう俺がいるし・・・でも新しい扉を開くにはまだ早いかな・・・?)

 

 

目の前には水着を着たオカ研の女性陣といつの間にか帰ってきていた木場裕斗がいた。

木場の目には少しの憎悪と感謝、そして悔しさが浮かんでいたが、誰もその状態を変えることはできなかった。

 

 

(やっぱり・・・憎悪の対象であるバルパ―・ガリレイを自分の手で殺すことができなかったからなのかしら?それとも聖剣を自分の手で壊すことができなかったから?どっちなのかしら?)

 

 

このような状況になったのには理由があり、それは数日前に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コカビエルが沈み、堕天使陣営の使いだという白龍皇の男がコカビエルを連れてグリゴリの本部に帰っていった翌日のことであった。

 

 

「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

 

「いいのよ、貴方が無事で帰ってきてくれただけでいいの」

 

「あらあらうふふ。反省しているというのでしたら、一つだけやらなければならないことがありますわね。リアス?」

 

「そうね・・・勝手な行動には罰を与えなければならないわね。イッセーたちにもしたことだし」

 

 

 

姫島朱乃の言葉に悪寒を感じ、ぶるりと震えたイッセーと小猫。その2人の姿を見てどのような罰かはともかくかなりきついことは察しがついた木場。それも仕方ないと受け入れる姿勢を見せ、その後のリアスの言葉に疑問を浮かべた。

 

 

 

「じゃあズボンを下ろしてお尻を突き出しなさい」

 

「へ?」

 

 

 

 

疑問を浮かべつつも素早くズボンを下ろし尻を突き出した木場。これから起こることを予想できないわけではなかったが、イッセーと小猫が受けているのに、自分だけが受けないということはできないだろうと諦めていた。

 

 

「じゃあ、お尻たたき1000回、朱乃、お願いね?」

 

「うふふ、いい声悲鳴を聞かせてくださいね?」

 

 

 

それから5分ほど悲鳴を上げ続けていた木場だったが、25分ほどになるとイッセーが読んだことのあるエロ本の快楽堕ちした女の子のような表情をして叩かれるたびに体を震わせるだけになった。そのあたりで反応に飽きたのか、朱乃はリアスに交代した。しかしこの時点で800回ほどしているので、長く持った方だと思われる。

 

 

「正直俺たちの罰よりきついよなぁ・・・」

 

「まあ、それだけ心配していたということでしょう」

 

「俺たちの場合は魔力はまとってなかったもんなぁ」

 

「先輩ならそんなことなく興奮すると思うのですが、私は副部長にあんなことされてしまったらと考えるだけで、寒気がしますけどね」

 

「流石にお仕置きとは言え800回もあんな力のビンタを食らって気持ちいいと思えるほど上級者ではないからね?」

 

 

 

そして5分後、ようやくすべてのビンタが終了した木場が解放され、開放され、介抱されていた。

 

 

「大丈夫ですか?」

 

「うん、大丈夫だよ。ありがとう小猫ちゃん」

 

「お前も災難・・・というか、無事でよかったよ」

 

 

 

 

そうして復讐を成し遂げられなかったが仲間たちに迎えられ、いつも通りの木場イケメンに戻ったと思われた。

 

 

 

「なんか最近の木場きゅん・・・かっこいいというよりかわいいと思わない?」

 

「わかるわ。前まで爽やかな笑顔が眩しかったけど、今は時々見える憂いに満ちたような顔がたまらなく素敵よね」

 

「クッソ・・・イケメンはやっぱりどんな顔しててもイケメンなのか・・・!!」

 

「まあ、これが格差という奴かしらね。あんたら変態三人組も編隊行動を控えて部活にでも打ち込んだら人気が出るんじゃない?例えば陸上部とかさ」

 

 

 

このような会話が起こってしまうほどに、木場の様子がおかしいのだ。今まではイケメンスマイル以外は、真面目な顔以外ほとんど見せなかったにもかかわらず、コカビエルの襲撃後からこのような状況が続いている。これはまずいと思いつつも、復讐を遂げられなかったせいだというのも理解できているため、リアスたちはどうすることもできないでいる。

 

 

 

「リアス、来週から水泳の授業があるのはわかっているわね?」

 

「ええ、確かにそうね。それがどうかしたの?」

 

「あなたの眷属の様子がおかしいという噂をよく耳にしますし、コカビエルと正面切って戦ってくれた礼ということで、プールを掃除することで一番最初の使用権を与えることにしようと思うのですが」

 

「正直ありがたいわね。うちのナイトの様子がおかしいというのはイッセーからも聞いてるし、学内の噂もかなり凄いことになってるし」

 

「好きな子に振られたという微妙に現実味のあるものから兵藤君に秘めた思いを伝えようとしているというものまで出回っていますからね」

 

 

 

眷属全員を労うのもいいということで1分ほどの思考の末に、承諾の意を込めて頷くのであった。

 




変な噂が立つ(一部事実が混ざっているような気がする
遅かったうえにギリギリ・・・にもかかわらず短く、内容もほぼない。本当に申し訳ないと思う
やっぱり文才がないとダメなんやなって

※2017/11/01追記
予定通りに突っ込んでいただくことができて私満足です。編隊行動に対して変態ではないかという誤字報告がいくつか寄せられましたが、誤字ではなく仕様です。バカテスの覗き回(合宿編)の「変態が編隊を~」ような意味合いです。変態行動をする時にいつも3人でいるという意味合いが込められています。
しかし、ほかのところで誤字報告を頂いたものに関しては申し訳ございませんありがとうございます今後はこのようなミスはできる限りしないようにいたしますので何卒ご容赦ください。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。