【実験】主人公補正を奪われた主人公はどうなるのか【観察】   作:Pyromane

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待たせたな(スネーク並み感
正直に言うよ、新人研修辛い、10日には財布落としてたし・・・免許証だけ届いてたけど他は届いてなかったし
生きる意味ってなんだろう(哲学)、生きていることそのものが生きている意味さ(名言並み感)


第14話  いわゆる日常回的な何か

いろいろなこと(使い魔決定)とかが終わった後、特にすることもなく、悪魔や堕天使たちもほとんど変な動きをしていなかった・・・のだが。

 

 

「アーシア・アルジェントです、よろしくお願いしますね」

 

「うおおおおおお!!金髪美少女だああ!!!」

 

「しかも守りたくなる系だ!!」

 

「アルジェントさん、お友達になりませんか?!」

 

 

・・・と。アーシアが学校に行きたいと申したため、外国の学校から親の転勤とかの都合で日本にやってきたという設定でまとめて転入手続きをしてもらった。

学校には一応一般的な教育機関を体験してみたいということにしておいた。

そして、転入手続きが終わっていざ転校してきた・・・ということなのだが。金髪美少女、それもかわいい系で儚く、微笑んだ顔は天使のようであった。告白が飛び交うとかないのが奇跡だと思うだろう。

 

 

「おーい、質問とかは時間を取ってやるから待っとけー?それを聞かない奴には質問権はやらんからなー」

 

 

担任がそう言うとぴたりと喧騒が嘘のように止んだ。質問はしたいのだろう。転校生の責務だと思う。美少女だったりイケメンだったらなおさらだ。まあ、天ならそんなことにはならないだろうが。

 

 

「じゃあ、周知事項だ。今日は俺の授業で少し親睦会的なことをするつもりだ。何がしたいかを軽く意見を出し合って決めておくこと。あとは変なことを転校生に吹き込まないこと。以上だ」

 

『はーい!』

 

「じゃあ、残り10分くらいは質問タイムだ。変なことを聞くんじゃねえぞ?特に男子と一部女子」

 

 

 

そう言った後、男性教諭。佐丸良治は教室から出て行った。その後の生徒たちのエキサイティングは結構なものだった。アーシアに対しての質問攻めに、天は我関せずのスタンスだった。

主な質問は、彼氏はいるのか、どんな男性が好みか、友達にならないかという3つだった。それぞれに対するアーシアの返答は、彼氏はまだ(・・)いない、好きな男性のタイプは秘密、ぜひこちらこそお願いしますだった。

 

 

 

「酷いじゃないですか、天さん!せめて助け舟くらいは出してくださいよ!」

 

「いや、わざわざ俺が手伝いに行くと面倒なことになりかねなかったしな。それに友達作りはしたかったんだろう?」

 

「・・・そうですね。ごめんなさい天さん、私のわがままを聞いてくださったのに文句なんて言ってしまって」

 

「いや、不平不満が出るのは仕方ねえだろ。まあ、悪魔連中に目をつけられたから簡単に転入手続きが済んだんだろうがな・・・」

 

 

 

そう、転入手続きが異様に簡単だったのだ。それは後ろで誰かが糸を引いているのではないかと勘繰るくらいには。そんな手を回してまでこちらに恩を売りたいと考えるのは悪魔しかいない。いくら無能とはいえ、外国から、それも天使だ教会だとかの勢力の本丸から来た、『いかにも戦うことなんてできない人畜無害な少女』が神器の気配を漂わせているのだ。支配下に置くか、最低でも監視をしたいだろう。そもそもアーシアはすでにこの町で神器を使ってしまっているのだから。

 

 

「なんであいつあんなに転校生と仲いいんだ?」

 

 

誰かが休み時間に放ったその一言が教室内に波紋を生んだ・・・というよりむしろ静寂に包んだ、といった方が正しいかもしれない。

 

 

「ね、ねえアルジェントさん。月海君とはどんな関係なの?」

 

 

そう、一人の女子がアーシアに勇気を出して聞いた。天以外の全てのクラスメイトがよくやった!という風な表情になった。ただ一人、天だけはしまったという風な顔になったがそれもご愛嬌というものだろう。

 

 

「天さんとの関係・・・ですか。一緒に住んでいるくらいの関係ですよ?」

 

『え・・・ええええええええええええええええええ!?』

 

 

 

正直に答えたアーシアに驚愕するクラスメイト一同。そして止められなかったこと、言葉が足りないことに軽く絶望した天に詰め寄る影が多数。そしてアーシアの言葉に妄想を膨らませる者が数人、絶望に打ちひしがれ、涙を流すものが数人というカオスっぷりだった。

 

 

 

「月海!お前、アルジェントさんと同棲してるってどういうことだ?!」

 

「落ち着けよてめえら。海外からきて言葉が通じてなかった上に廃教会に赴任してきたことにされてたからうちで保護しただけだよ」

 

「・・・恋人とかには?」

 

「なってねえよ」

 

 

 

その会話に落ち込むアーシアだったが、告白をしたわけでもないのだから仕方ないと心を持ち直していた。落ち込んでいる様子のアーシアを見て女子連中が天に恋をしているということを見抜いた。(たぶん誰にでもわかるだろうが)

 

 

 

「ならいいわ・・・。俺らにも一応チャンスはあるわけだ・・・!」

 

 

そういって男どもは自分の席へ帰って行った。女子はアーシアに応援を送っていた。

 

 




新人研修とかの疲れもあって書く意欲がわかなかった。反省している
通算UA50000突破+お気に入り500突破。あと投票者50人突破、ありがとうございます
今回はクッソ短く、内容も薄くて悪いと思っている。まあ、リハビリみたいなもんだと思ってください。そのうち記念回を出そうと思っています。内容に関するアンケートを活動報告で取ろうと思うのでご協力をお願いします

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