エロエロンナ物語   作:ないしのかみ

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今回も〈幕間〉なしです。

改訂。
レンズ豆→ひよこ豆。
覚え間違えてました。いかんなぁ。


〈外伝〉、実習航海10

〈外伝〉実習航海10

 

 ここは牢屋。

 私は身を起こした。大体の状況は表側の私、今の名はエロコ・ルローラが行動している最中でも意識があって認識している。

 こうして気を失った時しか、私は能動的に活動出来ないのがもどかしい。

 もっとも強制的に意識の入れ替えも可能なのだが、それをすると表側のエロコに悪影響が出かねない。一つの身体に二つの意識。この不自然な状況では無理をすると、人格が壊れて、廃人が出現しかねないと危惧するからだ。

 

「 エロコ様。気が付きましたか。

 お怪我は大丈夫ですか」

 

 そう心配そうに尋ねて来るのはイブリン。

 真っ直ぐな金髪にブルーの瞳。絵に描いたような美少女。エロコ付きの侍女だ。

 もっとも、それは仮の姿であるのだけど、最近は大分、侍女業が板に付いてきていると思う。 それはニナ…もう一人の侍女の仕込みが良いからだろう。

 

「ああ、平気…。あれ?」

 

 巫力が働いて感応してしまう。ああ、これは身近の者に対する危機だ。

 第六感と言う奴に近い。予知能力にも似たそれが自動的に働くのだ。これは放って置いたら大変な事になるだろう。と告げている。

 しかし、干渉すべきなのだろうか?

 運命から言ったら、なるべく不用意な干渉は避けるべきなのであるが、これを放置したらエロコは一生後悔する事になりそうだ。

 エロコでは無い、私、にはどうでも良い事にも思えるが、一番近しい他人である彼女を悲しませるのは不本意だ。

 私は腹をくくった。身を起こし、正座するとそのまま目を閉じる。

 

「暫く、無防備になるわ」

 

 その場に居るだろうイブリンへとそう伝え、意識を遙か先にまで集中する。

 しゃりーんと首から提げている巫女の護符。それが共鳴して澄んだ音を立てる。

 遙か遠隔の地であるが、惑星間、恒星間程の距離から考えれば、たかが惑星上の近距離である。私の意識は幽体として跳んだ。

 

「死ぬのはお前の方だ。メライシャン」

 

 友人達を殺そうとしている不埒な輩の前に現出する。

 仮面を被り、姿を隠しているこの教授とか言う奴。メライシャン。つまり恐らくメライズ文明の末裔だ。奴は突如出現した私に驚愕している様だった。

 

「貴女もメライシャンではありませんか。エリルラよ」

 

 気を取り直したのか、友人達の前で威嚇のポーズを取っているヤシクネー(後にミモリという名であったと判明する)を捨て置き、奴は私に向かって質問してきた。

 

「残念だが違う。私はリグノーゼアン」

「リグ…星間帝国の人間か!」

「おや、少しは物を知っている様だな。流石、貴様もメライズ。『星の民』の後裔だ。

 どうする。それを知ってもやるのか。それとも引くのか?」

 

 我が帝国の事を知っているのは意外だな。もっとも、知った所でこの惑星上では何の意味も無い。それは私自身を含めてなのだが…。

 星界へ帰還する手段がないのだ。せめて『エトロワ』(星船)の一隻でも調達出来れば。

 

「伸びろ、紫電よ。【電光】!」

 

 答えは実力行使だった。いきなり魔法。エロコから得た知識だが、この惑星で発達したマナを根源とする技術、を私に向けて放ってきたのである。

 だが、そんな物は効かない。そもそも、私はここに存在しないのだ。

 ここに居る私は精神だけを飛ばし、巫力で仮の身体を形成しているだけなのである。蜃気楼か、幻影みたいな物だ。

 物理的な攻撃なんぞ、何の役にも立つものか。

 ん、ああ、そう言えば、この世界の魔導的な常識ならば、霊体に対して魔力攻撃は効くんだったな。そのセオリーから判断すれば、正しい対処法だ。

 だが、私はエリルラ。巫女なのだ。仮に実体ごとここに転移していたとしても、その魔法とやらは全く通じないぞ。

 

「それだけか?」

 

 私はチラリと周囲を見回し、目標を確認すると視線に巫力を込めた。

 数は見えるだけで八つ。不必要なのだが、大袈裟にポーズを取る為にぶんと腕を振るう。周囲のネンドロイドが凝縮され、塊となって潰れて圧縮される。

 凄まじい圧力を加えられた事で土塊自体を熱を持ち、灼熱化した。

 煉瓦色に変色した八つの塊が、瞬時に地面へと転がる。ジュウジュウと音を立てて表面が泡立っており、もし、微少素材が使われているとしても、こう変質してしまえば再生不可能だろう。

 

「す…凄い」

 

 傍観者であるミモリの声が聞こえた。

 教授は地面を蹴って鋼鉄のミミズの頭上へと戻る。だが、逃がしはしない。

 

「命だけは助けてやる。ここは引け」

 

 せめてもの慈悲であるが、あの海中機動兵器は厄介だ。

 これだけは始末してしまおう。

 おっ、衛星軌道上に生き残っている存在があるのか。エトロワが生き残っているのであれば、直ぐに大気圏へ降下させるのだが、これは単なる端末だな。

 

「雷撃!」

 

 触手、そしてその本体は、上空から降下する空間魚雷が命中して吹き飛んだ。

 教授は、まぁ、運が良ければ生き残ってるだろう。

 

「ビッチ達を頼む」

 

 私は呆然としているヤシクネーの少女に笑いかけて、そのまま、意識を元の部屋へと戻した。

 こっちに出した仮の身体は、幻の様に消え失せた筈だ。

 

「ただいま」

 

 元の牢屋では、私がぶつぶつと独り言を言ってるのを不気味がってるのに違いない。

 そろそろ意識をエロコに返そう。エリルラ状態では身体に負担を掛けすぎるのだ。

 ああ、ついでにこの拘束具らしき物と廊下の錠前をぶち壊しておく。巫力の念を込めれば、その程度の事は容易いからね。

 

「暫く横になるわ。ああ、目覚めたら、エロコに戻ってるから安心なさい」

 

 不安そうに私を視姦するイブリンへそう告げると、私は身体の支配権を手放した。

 

              ◆       ◆       ◆

 

 ミモリは語る。

 突然、蜃気楼の様に女性が現れて助けてくれたと。

 

「で、その結果がこの惨状な訳ですの?」

 

 教授の使っていた鋼鉄のミミズは爆散していた。

 その正体は機械であったのだろう。断面からは中心部に何やら精密な部品類と、その周囲は幾重もの材質不明のチューブが束ねられており、千切れたチューブからは何やら液体が滴り落ちている。

 液体は暗緑色の血にも似た色合いで、実際に血液を彷彿される錆び混じりの嫌な匂いが、ビッチらの鼻腔をくすぐる。

 

「はい」

「どんな姿でしたか?」

 

 こちらはガリュート。打撲の傷も痛々しく、剣を支えになんとか立っているような状態だが、意識はしっかりとしていた。

 

「半透明な幽霊みたいな女性でした。あ、そう言えばビッチさんと同じ制服を着ていました。

 妖精族っぽい顔立ちで、眼鏡を掛けた…」

「髪の色は薄緑で、ベレー帽を被っててマントを棚引かせてる、なーんて姿じゃありませんわよね」

「ああ、そうです。メライシャンが何とか言ってましたね」

 

 ビッチは押し黙った。その容姿で思い当たる人物はただ一人。

 しかし、彼女はこの場所から遠く離れた本土に居る筈だった。無論、ビッチは彼女の実力は良く理解している。【転移】級の魔導を仕えるような実力は無い。

 

「エロコですわね…」

 

 ぼつりと呟く。信じたくない思いだ。

 周囲には例のネンドロイド共も散乱している。どいつもこいつも原形を留めておらず、既に土塊へと変化した状態で転がっていた。

 変色もしており、単に物理的にねじ切ったとかそんな風では無いのが分かる。組成その物に何かの打撃を与えたとしか考えられなかった。

 

「エロコって、班長の同級生の?」

「ですわ」

 

 ガリュートは二年生なので、一年のエロコ・ルローラに関して詳しくは知らない。

 ユーレイ島での活躍で、ビッチとダニエルと同時に士族任官された程度である。もっとも彼とてこの航海に参加しなければ、ビッチ達とも疎遠であったろう。

 

「メライシャンか…。すると教授は超古代文明人の末裔か何かって話になりますね」

「何か知ってますの?」

「超古代文明の民達は、自分の事を『メライズ』、現代語訳すると『星の民』と自称してたって説があるんですよ。そして『メライシャン』とは、それに属する者達って意味ですね」

「良く知ってますわね」

「歴史の教科書からの受け売りですよ。班長は歴史の授業を選択してなかったんですか?」

 

 ビッチは本格的な歴史学は選択していなかった。大半はそうだろう。余り実用的な学問では無いから、不人気であり、学者を目指す者でも無ければ選択しない。

 殆どの士官候補生にとって、歴史とは別の授業の教養課程で習う程度である。

 

「とにかく、謎の女性が現れて、教授の軍勢を一掃したって話になりますのね」

「はい、凄かったですよ。

 教授ですか、それとタメ口利いた後と、ゴーレムを腕一振りで蹴散らして、あの化け物ミミズを天からの一撃で葬り去って」

「その天からの一撃って、信じられないんだけど」

 

 ミモリの言によると、突然、上から何かが降ってきたらしい。

 何かと問われれば、とにかく何かの物体らしいが、それがミミズに命中して大爆発を起こしたそうなのである。

 

「今ひとつ、状況が分からないけど、とにかく教授はその女性に負けて撤退し、その女性も幻のように消え失せた。ですのね?」

 

 ミモリが幽霊と称したのは言い得て妙だろう。

 ふっと突然、そんな消え方をするのが普通の生者ではあり得ない。

 生き霊を出して別の場所へ出現させる魔法が、禁忌の死霊魔術にあるらしいけど、まさか、あのエロコがそれを会得しているとは思えないし。

 

「にわかに信じられませんが…、とにかく助かったのは確かです。

 班長、ヤスミーンを回収して母艦へ戻りましょう」

 

 ヤスミーンは頭上を旋回していた。

 怖さから逃げ出したものの、主を見捨てられないのだ。しかし、だとしても、もっと荒事に強く訓練するのが、今後の課題だとビッチは思う。

 このままでは軍竜としては失格寸前なのである。

 

「そうですわね。帰還しましょう」

 

 その日、ビッチ・ビッチン。ガリュート・ベクターら士官候補生二人は、エロンホーフェンへ無事帰還した。

 

              ◆       ◆       ◆

 

 朝日が昇ると同時に、練習艦は帆を上げて出港した。

 行方不明だった生徒が無事帰還し、同時に食糧問題から、フロリナ港へ留まるのが出来なくなったからである。

 大量に積み込んだ筈の物資は、難民対策で殆どが消費されてしまっていた。

 

「やはり、士官食は無くなったか」

 

 ダニエルの嘆きである。酒保も閉店し、兵食も質素な物に変更されてしまっていた。

 

「煮物中心になりましたわね」

「次の港へ着くまでの我慢ですよ…。行き先があそこなのは気になりますが」

 

 メニューは堅焼きビスケットにシチューだった。

 堅焼きビスケットは、かちかちに焼いた水分の殆ど無い大型乾パンで、海軍、陸軍共に軍隊ではお馴染みの物である。

 手で割れないので、何か硬い物。例えばナイフの柄で砕くのがスタンダートだ。僅かに塩味が付いており、食べるのには水かお茶が必須だったが、今はシチューで代用である。

 しかし、ガリュートは元より、ビッチ的には悪くない献立である。

 

「美味しいです」

 

 と感想を漏らすのは、同席しているミモリ。

 職場が壊滅し、行き場もないのでビッチ達と同道する事になったのである。しかし、甘やかすのも何なので、ビッチが下働きとして雇うとの条件を付けている。

 見習い侍女と言う事になるのか。主にヤスミーンの世話を担当させる事となっている。

 脚一本失ったヤシクネー。しかも、産業の壊滅したフロリナ島ではろくな職にも就けないだろうとの、ビッチなりの心遣いである。

 

「ダニエルさんは贅沢ですね」

「うん、贅沢。贅沢」

「ヤシクネー共、五月蠅いぞ」

 

 食堂に居るもう一人のヤシクネーはクローバー。

 ダニエルの肩に乗っている。初めて見た時はその存在に絶句したビッチらであるが、事情を聞いて納得した。

 むしろ、無責任に放り出す事をしなかった分、ダニエルを見直したと言っても良い。

 彼にはそう言う、酷薄な所があったからである。

 

「でも、いつまでも裸と言うのも問題がありますね」

「幼女でも、レディの嗜みとして何か着せてやらねばなりませんわ」

 

 そうガリュートとビッチが会話していた時、食堂の入口をくぐって現れたのは人馬族。

 馬面と言って良い程に、顔の長いその男の名はパカ・バカ。

 

「よぉ、ダニエル」

「来たか。ブツは用意出来たのか?」

 

 彼は「ああ」と肯定して、ごそごそと腰のポーチをまさぐる。

 

「お前がドールに興味あったとは意外だったぞ」

「知らん。こいつはあくまでクローバーの服の調達だ」

「仲間が増えたと思ったのにな」

 

 軽口を叩きながら会話する二人。

 パカ・パカの趣味は人形作りだ。玩具では無く、精巧な間接球体人形を制作し、本物そっくりの衣装を着せて製作する一品物である。

 元は家業であるらしいのだが、それでは飽き足らずに独自に研究に走ったらしい。

 高価な玩具として富裕層に好まれているらしいが、ダニエルには不気味な生き人形にしか思えなかった。

 特にガラスで作られた瞳が、こっちを見つめている様な感じがしてぞっとする。その感想を述べたら、パカ・パカ曰く「それは生きているからだよ」との言だ。

 

「もしも、錬金術かなんかで動き出したりしたら怖いな」

「そう言う研究、やってる奴が魔導学院に居るらしいぞ」

 

 王立魔導学院は王都にある魔法アカデミーでもある。学ぶ生徒達の他に、上級魔導士達の研究機関も存在しているから、あながち法螺ではあるまい。

 

「わぁ、これがあたしの服?」

 

 取り出され、地味なテーブルの上に広げられた色とりどりの華やかな衣装を前に、クローバーが歓喜の声を上げた。

 豪華なドレス系が多い。

 

「もっと地味目の服は無かったのかよ」

「ドール用だぜ。そんな地味な服なんて有る訳ねぇよ。さて、着てごらん。

 これからクローバーちゃんも大きくなるから、サイズは少し大きめのを用意してみた」

 

 迷っていたクローバーであったが、一つの衣装を見つけると躊躇無くそれに手を伸ばす。

 豪華なドレスでは無く、シンプルなセーラー服。

 この王立士官学校の女子制服だった。やや大きめらしく、スカートを履かなくてもワンピースの様に裾が足を隠してしまう。

 

「下着がちくちくするぅ」

 

 と言ってブラを脱ぎ捨てる。人形用だけあって下着の縫製には気を遣ってなかったらしく、この点だけは不評の様子だ。

 

「ふむふむ。改良型を制作する必要があるな。

 それと下着か。人形は文句言わないけど、形だけじゃなくて実際に使える素材と縫製が要るな」

 

 パカ・パカは幾つかメモを取る。今後の課題として修正するらしい。

 一方、ガリュートらの方は今後の話題に話が移っていた。

 次の寄港先がバニー本島のポートバニーであるからだ。そこは勿論、ガリュートの故郷であり、ベクター男爵の治める地である。

 東岸寄りにある港と違い、反対側にあるので津波の被害はさほどでは無いとの判断だ。

 

「今度は、わたくしも同道致しますわ」

「班長」

「退学なんかさせませんことよ」

 

 それは本音だった。あと一年半待てないと言うのは理不尽だからだ。

 ビッチとて、有能な副官を失うのは痛手である。だから、同道してベクター男爵に会見するつもりであった。

 

「ありがとうございます」

「ガリュートさんのお母様って、そんなに怖い方なのですか?」

 

 ミモリが割って入った。

 侍女としては失格だ。主人の会話に加わるのは不作法であるから、ビッチ付きのメイド長が短く、「これっ」と注意を与える。

 ビッチは手を挙げてそれを取りなした。昨日、今日入った新入りだからである。しかし、これからは使用人として扱わねばとの意識も芽生える。

 

「怖いですよ。ただ、尊敬出来る母ではありましたね」

「うちのママとは大違いだ」

 

 ミモリの母は飲んだくれで尊敬など出来ない女だった。だから、ミモリは姉達に育てられた。

 やっと独立して、さぁ、これからと働き始めた矢先、あの地震と津波である。姉達の消息が不明なのは痛かったが、無事だろうか?

 

「ビッチ様」

 

 侍女が一人やって来て礼をする。「なんですの?」と答えると彼女は「艦長がお呼びです」との伝令を伝えた。

 

              ◆       ◆       ◆

 

「来たか。ロートハイユ候補生」

 

 公爵令嬢が操舵甲板に上がると艦長のエッケナー大佐が待っていた。

 敬礼を交わし、次の指示を待つ。

 

「竜は使えそうかね?」

「率直に言って訓練が足りません。伝令飛行程度なら問題ありませんが、現状だと戦闘行為にヤスミーンを使うのには不安があります」

 

 軍竜としては経験不足なのである。胆力を鍛えねば、一線級の軍竜としては使えないと説明する。

 大佐は一々、「ふむ、ふむ」と反応し、「偵察に出られるか?」と問うて来た。

 

「今日は無理です。一昨日から色々な事がありすぎました」

「明日には出られるという意味に聞こえるが、それで間違いないか?」

「それは艦隊ヘの伝令でしょうか?」

「それもあるが、候補生。質問が先走りしてるぞ」

 

 ビッチは「はっ、済みません」と反省する。上官に叱責されるのは汚点である。

 

「もし明日に出ろと命令されれば、今日中に仕上げてご覧に入れます」

「状態は悪いのか?」

「体調管理の点で不安があります。昨日はほぼ空腹で彷徨ってましたから」

 

 シェルターで拾ったひよこ豆しか食べさせていない。

 

「そうしてくれ。まずは艦隊との連絡。二次的に敵艦隊の探索を命ずる」

 

 ビッチは「はっ、承りました」と再び敬礼した。

 

〈続く〉

 




聖女編と思いっきりリンクしてますね。
書いていて、殆ど『超人〇ック』かよと思ってしまった(笑)。
もっとも、エロコ本気モードはあんな物(これでも片手間)じゃないんですが…。
暫く、この別人エロコは出てきません。
つーか、彼女チート過ぎて面白くないよ。居るだけで何でも力業で解決しちゃいそうだもん。この物語はそう言うタイプの話じゃ無いぞ。

パカ・パカ君の実家は人形屋さんです。
地球で言う所のビスクドールとかを作ってたんじゃないかな?
エルダ世界ではお貴族様が文化を主導してるので、この手の産業が結構あったりします。まぁ、それだけ社会に余裕があるんだろうなぁ。

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