展開がややスローですが、宜しくお付き合い下さいませ。
五歳のニナが殴られてますが、エルダ世界と現代ではモラルが違いますので、余り目くじらを立てぬ様にお願い致します。
五歳なら子供ですが、児童就労が当たり前の世界では立派な働き手と見做されますので。
〈閑話〉ウサ耳村6
甲板掃除は過酷だった。
単純作業であるが、担当面積が広大であったからだ。
このグリューン・グリューンは『ガリオット』または『スループ』と呼ばれる艦種であり、二艢式で長さは約30mと、さほど大きい船では無いが、与えられた担当箇所は全甲板であった。
間違いではない、艦首から艦尾までの全デッキである。
「可哀想だから、船内の担当は免除してやるにゃあ」
リーミンは勿体ぶってそう言った。
ネコ耳族はサディストが多いと言う噂は本当だな。とニナは感じる。
ウサ耳族とネコ耳族は仲が悪い。
元々、森林に居を構えて狩猟生活を営んでいたネコ耳族と、平原に住んで農耕生活を営んでいたウサ耳族とは長年、狩る者と狩られる者の関係であった。
もっとも猫科の性質を備えているかの種族は、ウサ耳だけではなく、ヒトを含む亜人をも標的にした人喰い亜人であったのだが、流石に今ではその習慣は廃れている。
今でも「ウサ肉は美味いにゃ」とうそぶくネコ耳が多いが、これは冗談だ。流石に未開でよっぽどの辺境でもない限り、国民同士を共食いさせる国家は存在しない。
「何か文句があるにゃ?」
「別に…」
ニナは『貴様の安いプライドがそれで満足するなら』と続けたかったが、喉奥に押し込めて、ぐっと我慢する。
戦闘種族としてウサ耳族が台頭したのは古代王国期からで、あのテラ・アキツシマがウサ耳族の意識を改革するまでは、ネコ耳族に狩られる獲物としての存在だった。
魔族から身を守る為の自衛目的に自ら変わり、結果としてネコ耳族の圧力をも跳ね返したのである。
本気になれば、こんな奴には負けないとの思いから、今は忍従の時だ。
「終わったぞ」
南国の強い日差しに挫けそうになる。時々、嫌がらせなのか、リーミンはバケツの水をぶっかけてくるが、モップで甲板を磨き終わったのは数時間後であった。
「休んでイイにゃ。磨き足りないけど、初めてにしちゃ上出来にゃ」
「そりゃどうも」
言い残すと、ニナはリーミンから離れる。
とにかく、こいつの側には居たくなかった。指揮を執るセドナの所へ行く。後甲板に天幕を張り、設けられた指揮席に彼女の姿を発見する。
「セドナっ!」
ボースンが握る舵輪直後の指揮席に、座っていたセドナがこちらを向く。
「おや、ようやく終わったのかい?」
「ああ、終わった。それで敵の行方は…」
突然、衝撃と共に目の前が真っ白になった。何回かバウンドした身体がきしみを上げ、じんとした痛みが走る。
「馬鹿野郎。御館様に何と言う口ぶりだっ!」
「ラオ、およし」
ボースンだった。彼のげんこつを食らったのだと理解するのに数秒かかる。
ニナの軽い身体はぶっ飛ばされて、上甲板のブルワークに激突していた。
「てめぇ、御館様を呼び捨てにするたぁ、不逞野郎だっ。教えただろう」
ニナはボースンから「これからは、御館様と言え」と指導されていたからのを思い出した。手痛いミスだ。それに立場を弁えていなかった。
「御館様。我が村を襲った敵の情報は?」
改めて言い直す。ボースンことラオはまだ怒気を治めていなかったが、セドナが制して一旦は事なきを得る。もっとも、この後きつい指導が待っているだろうが。
「そう簡単に分かりゃ苦労はしないねぇ」
セドナは海流と海域から、奴隷取引のありそうな場所を割り出している所だと語った。食糧事情から、経済的にもいつまでも船に虜囚を乗せておく事はない。一旦、どこかの根拠地、または港へ帰港する筈であるからだ。
「この前、群島内のカマルは潰したから、国外かねぇ?」
「となると、本土東の砂漠地帯が一番怪しいすね。あっしなら、そこで取引をして荷を降ろしますぜ」
ラオとセドナは意見を交わす。
詳しく聞くと先に私掠船の根拠地だったカマル島の拠点を潰してある、との話だった。だから、向かう先は本土の国境よりも東にあるオアシスだろうと目星を付けている。
潰した拠点が、村を襲った奴らと別の勢力だったら意味はない。また、こちらの知らぬ、未知の根拠地がある可能性はあるが、そうであったらお手上げだ。
「博打みたいだな」
「そんなもんさ。敵だって必死。素直に補足されちゃあくれないよ」
婆様ことマーヤーが伝えた所の目撃からは、敵の船は『ブリッグ』級の中型船だったらしい。機動性は低いが、搭載量は多い貨物船タイプの船だ。
このグリューン・グリューンの方が船足が速いから、上手く行けば先行出来る筈であるとセドナは述べた。
「もっとも敵に風使いが居れば、この計算は崩れるね。
だが、魔術師を乗せてる船なんてそうそう居ない。 と信じるしかないねぇ」
海賊船なら乗せている可能性は高いのだが、それは敢えて言わない。
まぁ、一般的に風魔法の出番は戦闘機動時で、凪でも無い限り、通常航行に使う事は少ないのだが。
とにかく、目星を付けた航路へ私掠船は進んで行く。
〈続く〉
<エロエロンナ物語20>
「それは古代王国期の話だ。『エリルラ』と呼ばれる存在が居たとされる。
彼らは超古代文明の生き残り、はて、何と言ったかな、『メ…』だとか何か、確か固有名詞があった筈だが、思い出せん。
とにかく、その中でも特別な者達であったらしい」
ゲルハン男爵が語り始める。
「超古代文明人ですか?」
「生き乗りって居ないって話では?」
レオナとルイザが驚いた。超古代文明を築いた民は戦争で全て消え去っている。と教会の教養学習で習っていたからだ。
「それは教会の表向きの歴史ですよ」
そこへマドカが口を出した。教義の上から『過去に信仰心がない為に滅んだ愚かな存在』として、聖教会の歴史学では歪めて教えられているのである。
西方の影響が少ない、皇国で学問を受けているマドカは、西方の教会教育が歪められている事を知って驚いたものだ。
例えば、ある偉人の発明が『神から与えられたひらめき』から、それを創造した事になっていたり、英雄が『神の加護によって』武功を上げられる事になっていたりと、全て聖教会の教義に当てはめる事で、学問としての側面が蔑ろにされているのだ。
「続けて良いかな?」
「済みません。どうぞ」
男爵は「では」と前置きしつつ、言葉を継ぐ。
「古代王国期。彼ら、特に『エリルラ』は狩られたらしい。何故なら、彼らは悪魔だとされたからだ」
◆ ◆ ◆
「悪魔…ですか」
「うむ、そうじゃ」
ベラドンナが頷く。
しかし、悪魔なんてのは、魔族の上に君臨した異世界の存在としてしか知らないわよ。
確か、実態を持っていないアストラル体だけの存在で、こっちに降臨する為には多大な魔力を用いて受肉、実体化する精神体だった筈。
まかり間違っても、超古代文明人ではなかったと思うけどね。
「身体が特別であって、物質的な損害を受けない精神種族という訳ではないのじゃよ。
悪魔と呼ばれた理由は、持っていた能力が特殊すぎた為らしい」
ベラドンナは「ま、これもランドーラの受け売りじゃが」と呟くと、「超古代人にとって、本来の意味は『巫女』だった」と続ける。
「聖教会でも巫女はあります。女性の聖職者はすべらく巫女ですが…」
「さてのぅ。それは既に形骸化しておらぬか?」
イブリンに対して皮肉っぽい笑みをたたえる錬金術師。
「巫女とは自らに神を降ろし、神託を告げ、預言などを行う存在じゃ。
今の聖教会の巫女にそれが行える、『真性の巫女』が果たしてどれくらいおるのかの?」
イブリンは押し黙る。それが行える者は全体の数パーセント居るか、どうかだろう。
無論、イブリン自身は神を降ろした経験もある。伊達に聖女ではないのだ。
「『エリルラ』はそれが可能だった。そして、それ以上の異常な力を持っていたのじゃよ」
◆ ◆ ◆
「例えば?」
ローレルが質問する。
実に興味深い話だ。もし、エロコ嬢が、その『エリルラ』だとすれば、その力を入手すれば、各国に対して王国が優位に立てるアドバンテージになる可能性がある。
「無詠唱で手も動かさず、相手に干渉出来る。と言ったら信じるかね?」
「信じられないなぁ♪」
エルダ世界では、大抵の魔法でも詠唱は必要だ。
マジックアイテム発動以外は無詠唱で効果は発現しない。が常識になっている。だから人魚族などの種族以外、水中で魔法は発動不可能である。
例外は【魅了魔法】など、魔族が本来持っている生体魔法の類いだが、これは種族が本来所持している身体能力に近い。
「そして『エリルラ』は相手の心を読み、遠く離れた相手でも精神を飛ばして会話出来ると言う。そして驚くべき事に魔法が効かない。らしい」
「効かないのですか?」
「さっき見ただろう。我が輩も目を疑ったが…」
ローレルが沈黙する。そう、エロコは魔法の障壁を、触れたら只では済まないあれを、無視するかの様にあっさりと越えたのである。
「姫様は普通の御方です。悪魔なんかじゃありません!」
ニナが叫んだ。自分にとっては優しい主人であり、頑張って努力している普通の士族だった。まかり間違っても悪魔だなんて呼ばせやしない。
「そーいや、時々、変な声が聞こえるとか、昔言ってたな。
あれは『巫女』としての力の発現かな♪」
エロコが時々、「あたし以外には聞こえないらしいんだけど、時々、幻聴が頭の中に響くのよ」と言っていたのを、ユーリィが思い出す。
「悪魔ではないにせよ。いやはや、それは既にヒトや亜人を越えた、超生物ではないか…。
だから古代王国人は全力を挙げて、『エリルラ』を抹殺したらしい」
「男爵。一つ宜しいでしょうか?」
ローレルが挙手した。是非とも尋ねておかねばならなかったからだ。
何故、「その『エリルラ』の話を、ランドーラなる者が知っていたのか」である。
「さてな。奴は自称、古代文明の研究家だった。
本当か否かは知らんがね。ただ、豊富な錬金知識と魔導知識、そして博物学でも極めていたのか、何でも知っていたよ。
ベラドンナと子を作った後、行方知れずになったのだが、まさか、今回の事件に関与していたとは…」
◆ ◆ ◆
「それが、あたし?」
と言われても、信じられないわよ。
あたしはただの士官候補生で、そんな化け物じみた力は持ってない。
本物の超人なら、「明日のテスト、分かる様になぁれ」と願ったら、自動書記みたいに勝手に解答用紙の回答欄を埋めてくれるとか、そんな力が無いと駄目じゃないの。
「えーと…イブリン。何か考えて」
「はい?」
訝しげにこっちを見るけど、とにかく確認が先よ。
まずは読心が出来るか、どうかよね?
「欲しいおやつでも、好きな花でも、とにかく何でも良いわ」
「じゃ、色を考えます」
じっと彼女の顔を見つめる。
えーと、何考えてるのか聞こえて来い!
「良いですか?」
数秒経った。あたしは頷いて答えを言い合う。
「じゃ、深紅」
「深緑ですね」
やっばり当たる訳無いわよね。
ベラドンナは切り株に座ると皮肉っぽい笑みを浮かべた。
「さて、これがわしの知る『エリルラ』の全てじゃよ。
では、休ませて貰うぞえ」
それだけ言うと、こっちの返事を待たずに寝入ってしまった。
あたし達は顔を見合わせる。
「どう思う?」
「でも、一概に嘘とは言えませんね…」
実際、障壁破りをイブリンは目撃したと主張する。うーん…。
「まぁ、それは後回しとして…ここは何処なのか、把握する必要があるわね」
「下手すると、グラン王国じゃない可能性も?」
「有り得るわね。とにかく、このロリが起きたら、森から出ましょう」
三時間後、あたし達は出発した。
でも歩く気が無い、お邪魔虫を連れているからかなり歩みは鈍いわよ。
やれ、「疲れた」だの、「年寄りを労れ」だの文句たらたら。そして、少し歩いて座り込みの繰り返し。
「とうしても【転移】先を言わないつもりね」
「ふん。お前らとわしは、所詮は相容れぬ敵同士じゃ。足手纏いなら、この年寄りを置き去りにしても構わんぞ」
ここは何処だとの質問には答えない。それどころか、そんな憎たらしい事を口に出す。全く協力的ではない。
本当にぶち殺すか、放置したい所だわ。
でも我慢、我慢。ホムンクルス事件の全容を調べる為の証拠なんだし。
歩いている内、少し拓けた所があったので、船上実習の実践で天測した所、かなり西の地方らしいとだけ分かった。クロス・スタッフもないから目測だけどね。
「下手すると、ここは法国ですよ」
「へえ…あたし、外国は初めてなのよね」
イブリンにそう言われたけど、人里離れてるから、あんまり外国へ来たってイメージが湧かないなぁ。
相変わらず、行けども行けども鬱蒼とした森。こう言う時、あたし達の格好が軽装で助かってるわね。セーラー服とお仕着せのメイド服。
士官学校の制服って良く考えられてるわ。狭い船内を駆けたり、マスト登ったりするんだから当然だけど、動き易くて助かる。
短くて脚が丸見えだけど、平装ではスカートもキュロットだからパンチラ皆無だしね。男子は残念って言ってるけどさ。
それでいて上品なデザインだから、女の子にも好評なのよね。白地に淡い緑のセーラーカラー。そして胸元のリボンが可愛いのよ。
普通の貴族令嬢ならば、裾の長いドレスがデフォ。いや、これでも貴族階級の末席だから着用経験はあるわよ。
でも、あの格好じゃ多分、この森を走破するのに困難を極める筈よ。まして夜会用のコルセットぎゅうぎゅうの奴ならアウトよね。
「水がありますね。飲用に適するとは思いますが…」
「森の中なのだし、毒水じゃないでしょ」
湧き水が岩の間から浸み出している。一面に苔が生えてるから、毒では無いと判断したんだけど、イブリンは慎重だ。
ごにょごにょと唱えると、聖句の【毒感知】を用いたのよ。で、結果は白。
量はぽたぽたって感じで、少しずつ出ているからがぶ飲みは出来なかったんだけど、あたし達は岩肌に口を付けて久しぶりに水を口にしたわ。
「美味しい。水がこんなに美味しいとは思わなかったわ」
「一寸、硬水ぽいですけどね。修業時代を思い出します」
尋ねると神官は野外で瞑想する修行があったらしいわ。
ただ、そこへ赴くだけではなく、野外で生存する技術も教えられるとの話。
これは巡礼とか、布教の為に野営したりする必要があるので、一応、基本的なサバイバル技術は教え込まれるのだとか。
「神官も大変ね。あたしは聖堂に篭もって祈り三昧だと思ったわ」
そんなイメージはある。イブリンは苦笑すると「都市部の神官はそうかも知れませんね」と肯定した。聞けば、最近では野外での修行はおなざりで、形骸化している事が多いのだとか。修行に適した土地が近くに無いからなのだそうだけど。
「私の育った所は田舎でしたから、こんな感じで近所に自然が一杯でしたからね」
「へ? イブリンって聖都の生まれじゃないの?」
「産後、直ぐに地方へ引っ越したんです。人口の少ない田舎でしたよ」
意外だった。あ、性別が男だからだったからかな。聖都ではなく人の少ない田舎の方が、その機密が守り易かったって理由なのかもと推測できるわね。
「うん…」
「? 何ですか」
「あ、いえ、気にしないで」
男性…なのよね。
あたしはイブリンの姿を見ながらそう思う。
メイド服。黒地のワンピースにフリルの付いた白い前掛け。エプロンドレスって言うんだっけ。それが良く似合ってるわ。悔しいけど仕草とかスタイルとかは、純粋な女性である筈のあたしが負けている気がする。
女としては複雑な気持ちだわ。
あたしはベレー帽を被り直して目をそらした。
◆ ◆ ◆
何処とも知れぬ遺跡の奥深く。二人の人物が会話している。
それ人知れず、ビゴ砂漠にある巨大な墳墓内だ。
「では、私にそこへ行けというのだな?」
奇妙な仮面で顔を覆い、漆黒の長衣に身を包んだ男が、遙か高位から自分を見下ろす女にそう尋ねた。
「うむ。ただで君に貴重な資源を分ける程、こちらも潤沢ではないのでな」
「移動手段はどうする。稼働用のマテリアルを回してくれるのかね?」
「円盤用にか? それはないな。君がそれを別の物に流用してしまう危惧がある」
女は妖精族の少女だった。古代王国仕様の白い衣装に身を包み、同じく古代王国仕様の金の装身具、冠やら首飾りをじゃらじゃらと身に纏っている。
「信用がないな」
少女は肩をすくめた。腕に付けた金環がしゃららと澄んだ音を出す。
「どれ位、わらわが君に付き合っていると思うのだ。君に約束を反故にされた事例なぞ、既に両手で足りぬ程だよ」
「しかし、それでは…私に徒歩で行けというのかね。海底へ?」
少女。仮にいつも名乗っている『墓守』と呼ぼう、は、にぃっと口を歪めると目を細めて『教授』をねめつける。
「君には別の手駒もあろう。そう、海魔だよ」
「あれか。確かに、あれなら余裕があるが」
「そう言う事だ。火山を爆発させ、竜脈を活性化してくれればいい」
完璧に墓守の趣味だな、と教授は思う。本当にレイラインが働いているのかを確かめる為の、テストなのだろうが…。
「それをすれば、地震や津波で死者続出だな。余り私の趣味ではないが…」
「現世の民など、幾ら死んでも困らぬよ。やってくれるな?」
こいつ、言い切りやがった。
仮面の下の顔が歪んだが、本質は墓守も自分も変わらないかと納得する。所詮、現世を転覆させる為に存在する、同じ穴の狢だ。
「…指示された場所は了解した。マテリアルはちゃんと渡せよ?」
「約束しよう。そうそう、帝国の『アモン・ラー』があの辺りを遊弋している。いざと言う時には協力を頼むがいい。何かの足しにはなるだろうて」
墓守はそうは告げたが、何の期待もしてはおらぬだろう。古代王国人はこれだ。現代人を蔑んで下に見ている。
「ブロドール船長の船か、『光の乙女』の友達が確か海域に居るのだったな。それを始末して貰おうか」
「では、期待してるぞよ」
教授が【転移】を使って消える。
墓守は切り揃えた黒い前髪を揺らして、その漆黒の瞳を閉じた。
再び沈黙が、ビゴ砂漠の墳墓を支配した。
〈続く〉
はい、実は聖女編、〈外伝〉の実習航海編と連動してたりします。
火山爆発の原因は教授達だったんですね。
竜脈うんぬんは、『天空のエスカフ〇ーネ』でザイバ〇ハ帝国が手に入れようしていた奴に似た物です。これを何に使うかは、まだ秘密。
ろくでもない事に使うとは思いますけど(笑)。
エロコ達は森をさまよい歩いてます。つーか、殆ど何の装備もない。
多分、サバイバル色が強くなるかも?