第7話にして、早くもUAが2000を越えそうです。
前作である「牙狼×けいおん 白銀の刃」の時よりもペースが早いため、驚いています。
これからも牙狼ライブ!をよろしくお願いします。
さて、前回真姫の説得に失敗してしまった奏夜ですが、μ'sの曲はどうなるのか?
それでは、第7話をどうぞ!
スクールアイドルとして動き始めた奏夜たちであったが、そのためには色々と決めなければいけないことがあるため、それが障害になっていた。
練習場所が決まり、グループ名も「μ's」と決まったのだが、自分たちの曲がまだ出来上がってなかった。
奏夜たちは1年生の西木野真姫に1度作曲を依頼するのだが、断られてしまう。
しかし、諦めきれなかった奏夜は、もう1度真姫に作曲をしてもらうために説得を試みた。
どうにか歌詞の書かれた紙を真姫に渡し、作曲してくれるかどうかはそれを読んで判断してもらうことにした。
真姫への説得を終えた奏夜が神田明神に到着し、神社に続く階段を上がっていくと、その先には息を切らして倒れている穂乃果とことりの姿があった。
「アハハ……。みんな、さっそくバテてるんだな……」
既に疲れきっている穂乃果とことりを見て、奏夜は苦笑いしていた。
「あっ、奏夜!待ってましたよ!」
「おう。ごめんな、少しだけ遅くなっちまって」
「いえ……。気にしないでください。それよりも、作曲の件はどうなりました?」
「そうだなぁ……。一応歌詞は渡した。どうなるかは正直わからないけどな」
奏夜はとりあえず結果だけを、海未に報告していた。
「そうですか……。作曲をしてくれれば良いのですが……」
「……こんなことを言っても気休めにもならんと思うけど、多分大丈夫だぞ」
「……何故そうだと言い切れるんですか?」
「そうだな……。魔戒騎士の勘……ってやつかな?」
『おいおい……。なんだよ、その適当な根拠は……』
奏夜の言っている勘というのがアテになるとは思えず、キルバは呆れ果てていた。
「クスッ……。確かに、あなたのその滅茶苦茶な根拠では気休めにもなりませんね」
奏夜の言葉は気休めにもならなかったが、海未を笑顔にすることは出来たようであった。
海未の無邪気な笑顔を見て、奏夜は少しだけドキッとしていた。
(……ほぉ、奏夜のやつ、少しはこのお嬢ちゃんたちのことを意識するようになったみたいだな……)
奏夜はこれまで穂乃果たちを異性としてはあまり見ている様子はなかったようだが、最近になって穂乃果たちを異性として見るようになったみたいだった。
「……おーい、お前ら!いつまで寝転がってるんだ?そろそろ練習を再開するぞ!」
「そ、そーくん……。もうちょっと休ませて……」
「こ、ことりも……」
奏夜は海未の笑顔を見てドキッとしたと見透かされたくないのか、穂乃果とことりに練習再開を提案していた。
「なーに言ってんだ。ほら、行くぞ!」
奏夜はどうにか穂乃果とことりを起こして、練習をさせようとしていた。
2人はどうにか起き上がったのだが……。
「あぅぅ……。そーくんの悪代官!!」
穂乃果は的外れな恨み言を言って階段ダッシュを始めていた。
「アハハ……。それを言うなら鬼教官なんじゃ……」
ことりは苦笑いをしながらツッコミをいれると、穂乃果の後を追いかけるように階段ダッシュを始めた。
「海未。お前も階段ダッシュをしてきたらどうだ?ここは俺が見てるからさ」
「それでは……。お願いします!」
海未は奏夜に監督をお願いすると、穂乃果やことりと共に階段ダッシュを始めた。
穂乃果とことりが階段ダッシュに苦戦する中、海未は軽々とダッシュのノルマを達成したのである。
「へぇ、さすがは海未だな。弓道部で鍛えてるだけあるよな」
「えぇ。私も日頃から鍛えてますけどね。……あなた程ではありませんが……」
海未は弓道部だけではなく、家で剣道や日舞などを行っているため、体力には自信があったのであった。
しかし、魔戒騎士である奏夜には到底敵わないと自負もしていた。
「まぁまぁ。そう自分を卑下するなって。普通の人間としてはかなり凄い方だと俺は思うけどな」
奏夜はお世辞でこう言っている訳ではなく、本音でこう言っていた。
「そ、そうですかね……?ありがとうございます……」
奏夜に褒められたのが嬉しかったのか、海未は頬を赤らめて恥ずかしがっていた。
「……それじゃあ、今度は俺が行ってくるかな。海未、2人のことをしっかり見ててくれよな」
「え、えぇ……。わかりました」
奏夜は海未と走る役と監督する役を交代すると、階段ダッシュを始めた。
魔戒騎士として普段から鍛えている奏夜にしてみれば物足りなさを感じており、軽々とノルマを達成するのだが、穂乃果とことりはノルマを達成する前にバテてしまい、階段を上がりきった所でその場に倒れこんでしまった。
「はぁ……はぁ……。も、もうダメ〜……」
「ことりもぉ……」
「ダメです!まだ2往復残ってますよ」
「おいおい、しっかりしろよ。2人とも」
奏夜は少し呆れ気味に穂乃果とことりに喝を入れていた。
「もぉ!何でそーくんは穂乃果たちと同じメニューこなしてるのに平気なのぉ?」
「みんなとは鍛え方が違うんだよ」
奏夜はそれを誇らしげに語ると、「ふんす!」と言いながらドヤ顔をしていた。
そんなドヤ顔を見て、穂乃果たちは苦笑いをしていた。
「しっかりしてください!それとも諦めますか?」
「あうぅ…海未ちゃんの悪代官!」
「それを言うなら鬼教官だろ?」
「奏夜?今何か言いました?」
「イエ、ナニモ」
悪代官や鬼教官というのは先ほども奏夜は言われたのだが、穂乃果の言葉を奏夜が訂正すると、海未はドス黒いオーラを放って奏夜を睨みつけていた。
奏夜は慌てて何も言ってないと主張するのだが……。
「奏夜はあと6往復走ってもらいます」
「ダニィ!?そりゃないよ!」
「あなたは鍛え方が違うのでしょう?」
先ほど言ってしまったことが、ここにきて仇となってしまった。
「……海未の鬼きょ……」
「さらに倍走りたいのですか?」
「イエ、行ってきま~す」
鬼教官と言おうとしたのだが、それを言ってしまったらさらに走らされてしまうため、奏夜は素直に階段ダッシュを始めようとしたのだが……。
「キャーっ!!」
突然女性の悲鳴が聞こえてきたので、奏夜たちは一斉に階段の方を見ていた。
「悲鳴?いったい何が……」
何かが起きたのだろうと海未は推測するのだが、奏夜は険しい表情のまま階段を降りていった。
「……おい!何があった!!」
奏夜は階段を降り、悲鳴が聞こえた現場の様子を見たのだが……。
「……へっ……?」
その現場を見た奏夜は、あまりに予想外な光景にポカンとしてしまっていた。
何故なら、奏夜が見た光景が、希に胸をワシワシされている真姫だったからである。
「な……何やってるんだよ、2人とも……」
あまりにも異様な光景を見た奏夜は動揺のあまり目をパチクリとさせていた。
「ちょっ……!何見てるのよ!!」
恥ずかしい光景を見られてしまった真姫は手にしていた学生鞄を奏夜の顔面目掛けて投げつけた。
「ふげっ!!」
本来であれば簡単に避けることは出来たのだが、ポカンとして集中力が欠けてしまったからか、見事に鞄が奏夜の顔面に直撃し、奏夜はその場で気絶してしまった。
(やれやれ……。あれくらいのものを避けられないでどうする……。奏夜、お前はやはりまだまだだな……)
いくらホラーとの戦いではないとはいえ、避けれるものを避けることが出来ずに気絶してしまった奏夜を見て、キルバは心底呆れていた。
「あっ……」
真姫はついカッとなって鞄を投げてしまったのだが、まさか顔面に直撃するとは思っていなかったので、やってしまったと後悔していた。
そして、心配そうに気絶した奏夜を眺めていたのである。
「あらら……。派手にやっちゃったなぁ。まぁ、この子はかなり鍛えてるみたいやし、問題はないやろ」
普通の人間であれば相当心配すべきところなのだが、希は奏夜であればそこまで心配することはないと思っていた。
しかし、それは奏夜が魔戒騎士だからと知っているからではなく、佇まいが他の人間とは違うと感じ取ったからである。
「……ま、それはそうと。今はまだ発展途上ってところやな」
「はぁ!?」
「だけど、望みは捨てなくても大丈夫や。大きくなる可能性はある!」
「な、何の話よ!?」
「……恥ずかしかったらこっそりという手もあると思うんや」
「え?だから何の話よ!」
「わかるやろ?」
それだけ言うと、希は階段を上っていき、神社の方へと向かっていった。
「……」
真姫は、神社の方へと向かっていく希をジッと眺めていた。
(……こっそり……ね……。まぁ、それなら、やってみても……いいのかもね……)
真姫は希と話をしたことにより、何かを決断していた。
そして、未だに気絶している奏夜に近付こうとしたその時だった。
「おーい!そーくん!!」
「そーくん!大丈夫!?」
「奏夜!返事をして下さい!!」
神社に向かった希から奏夜が気絶してると聞かされたのか、穂乃果たちが階段を下りてこちらへ向かってきていた。
「!!やばっ……!」
ここにいたら危ないと本能的に感じ取った真姫は、慌てて鞄を回収すると、逃げるようにその場を後にした。
その後奏夜は、穂乃果たちに介抱されてすぐ目を覚ましたのであった。
奏夜がこの状態では練習にならないとのことなので、この日は解散となり、奏夜は番犬所に顔を出し、指令がないことを確認してから家に帰ったのであった。
※※※
翌日、この日の朝のトレーニングの監督を海未に任せた奏夜は、エレメントの浄化を済ませてから登校した。
「……やれやれ……。昨日は酷い目に遭ったな……」
昨日の真姫による鞄攻撃が相当効いているのか、昨日のことを思い出して奏夜はブツブツと文句を言っていた。
《……ま、俺から言わせればあれくらいのものをかわせなあお前にも問題はあるがな》
(いやいや。だってあの時はあまりに異様な光景にポカンとしてたし)
《その油断がホラーとの戦いでは命取りになることを忘れるなよ》
(はいはい。言われなくてもわかってるよ)
キルバの小うるさい小言を軽く聞き流すと、ちょうどそのタイミングで学校の玄関に到着したので、奏夜は靴を脱ぎ、上靴に履き替える。
そしてそのまま自分の教室へと向かおうとしたのだが……。
「……如月先輩」
玄関を越えた所でいきなり声をかけられたので奏夜は足を止めて声のした方を向くと、そこには真姫が立っていた。
どうやら奏夜のことを待っていたようである。
「……あれ?西木野さん、どうしたんだ?」
まさか真姫が奏夜を待っているとは思っていなかったからか、奏夜は驚きながら真姫のことを見ていた。
「あっ……あの……」
真姫は話を切り出すのが恥ずかしいと思っているのか、モジモジとしている。
そんな真姫を見て、奏夜は首を傾げていた。
「きっ、昨日はごめんなさい……!あんなところを見られたからつい……」
どうにか勇気を振り絞り、真姫は頬を赤らめながらも昨日のことを奏夜に謝罪していた。
「アハハ……。確かにあれは効いたけど、気にするなよ……」
「あ、あぅぅ……」
奏夜の言葉には若干の棘があったからか、真姫は小さくなってしゅんとしてしまった。
「あっ!す、すまん!本当に怒ってる訳じゃなくてな……」
奏夜はしゅんとしてしまった真姫を見て、慌ててフォローを行っていた。
「そ、それよりも!西木野さんは昨日のことを謝るために俺のことを待っててくれたのか?」
奏夜はどうにか真姫に気持ちを入れ替えてもらうために、話題を変えようとしていた。
そんな奏夜の話を聞いた真姫はハッとして、本来の用事を思い出したのである。
「……き、如月先輩。これ……」
そう言って真姫が奏夜に差し出したのは、1枚のCDであった。
「!西木野さん。これって……」
「か、勘違いしないでよね!別に昨日のお詫びとか、あんたたちのためにじゃないんだから!そ、そう!昨日は暇だったからただの暇つぶしよ!」
真姫は家に帰った後、奏夜から預かった歌詞を元にして曲を作ったのであった。
本来であれば奏夜の下駄箱にこっそりとCDだけを入れようと考えたのだが、昨日のことは謝りたいと思ったため、玄関で奏夜のことを待っていたのである。
《やれやれ……。相変わらずツンデレなお嬢ちゃんだ……》
真姫の態度は明らかにツンデレのものであり、キルバは苦笑いをしていた。
それは奏夜も同じ気持ちであり、穏やかな表情で笑みを浮かべていた。
「ちょっ……!何がおかしいのよ!」
「アハハ……。別に?だけど、本当にありがとな!」
「だ、だから私は……」
奏夜の笑顔を見て気恥ずかしくなったのか、真姫は髪の先端をくるくると回して照れ隠しをしていた。
「とりあえず、このCDはみんなで聴かせてもらうよ。また今度ピアノ聴かせてくれよな。それじゃあ!」
奏夜は改めて真姫に礼を言うと、そのまま教室へと向かっていった。
「……」
奏夜が教室へ向かっていく様子を、真姫はジッと眺めていた。
そして、教室に入った奏夜は、すでに登校しており、集まって談笑している穂乃果たちの姿を見つけたため、そちらへ歩み寄る。
「……みんな、おはよう。こいつを見てくれ」
奏夜は穂乃果たちが挨拶を返してくるのを待たずに先ほど真姫から受け取ったCDを穂乃果たちに見せた。
すると……。
「……!!そ、そーくん!それって……!」
「あぁ。さっき玄関で西木野さんに会ってな。その時にこれを預かったんだ」
「も、もしかして、あの子が作曲をしてくれたってこと?」
「ま、そういうことだろうな」
真姫が作曲をしてくれたとわかると、穂乃果たちの表情がぱぁっと明るくなっていた。
「ね、ねぇ!早く聴きたいよ!」
「そうですね!私も早く聴きたいです!」
真姫がどのように作曲してくれたのかが気になるのか、穂乃果と海未は興奮冷めやらぬ感じでこう主張したのだが……。
「お前ら、落ち着け。もう授業が始まるだろう?後でパソコンを借りてくるから放課後にじっくり聴こう」
奏夜の言う通り、もうじき授業が始まる時間帯のため、今聴くのではなく、放課後になったらこのCDを聴こうと奏夜は提案した。
「そうですね……。確かにもう授業が始まりますし、仕方ないですね……」
すぐにでも曲を聴きたいと思っていた海未は、しゅんとしていた。
それは穂乃果も同様であり、そんな2人を見て、奏夜とことりは苦笑いをしていた。
「……あっ、パソコンだったら、私持ってきてるから、大丈夫だよ〜」
どうやらことりは学校にノートパソコンを持ってきているようであった。
それはCDが来るとわかっていた訳ではなく、スクールアイドルのサイトをチェックするためである。
スクールアイドルとして動き始めたのは良いのだが、何もしていないため、まだスクールアイドルのランキングは圏外なのであった。
こうして、奏夜たちは普通に授業を受けて、放課後になるのを心待ちにしていた。
そして、放課後になると、奏夜たちは屋上に集まっていた。
真姫から受け取ったCDを聴くためである。
「……そ、それじゃあ……行くよ……!」
「う、うん!」
「はい……!」
「……」
既にパソコンは起動してあり、後はCDをセットして再生するだけだった。
奏夜たちはどんな曲になっているのか期待しながらCDをセットして、曲を再生したのである。
すると……。
ー♪I say~ hey hey hey start dash
曲を再生するなり真姫の歌声が聞こえてきた。
「す、すごい……!ちゃんと歌になってる…」
「私たちの…」
「私たちの…歌…」
ことりと海未も真姫の歌声と自分たちの歌が出来たことに感動していた。
「へぇ、いい感じじゃないか……」
『そうだな。俺も悪くないって思うぞ』
真姫の作った曲を聴き、予想以上の出来に、奏夜とキルバは感心していた。
奏夜たちがしばらく曲に聴き入っていると、パソコンの右下に画面が現れるとμ'sに1票だけだが票が入り、ランク外から999位になった。
「票が入った……!」
票が入ったことに穂乃果たちは驚きと同時に嬉しいという感情が溢れてきていた。
「……票が入ったってことは、これが俺たちμ'sの本当のスタートって訳だ。今まで以上に気を引き締めて頑張らないとな」
今まではスクールアイドルとしてスタートラインにも立てなかったのだが、ここでようやくスタートラインに立つことが出来たのである。
ここからがスクールアイドルとしての正念場となってくるので、奏夜は穂乃果たちに喝を入れていた。
「うん!そうだね!」
「えぇ、もちろんです!これからはもっと気を引き締めていきます!」
ことりと海未は、奏夜からの喝を素直に受け入れて、今まで以上にやる気になっていた。
「……みんな!練習しよう!練習!!」
「「うん!(はい)!!」」
穂乃果も曲が出来たことと、ランキングに入ることが出来たことでやる気になったのか、率先して練習しようと提案をしていた。
こうして真姫の作り終わった曲を聴き終えた穂乃果たちは階段ダッシュを行うために神田明神へと向かう準備を行うことにしたのである。
『……なぁ、奏夜。μ'sに票が入った訳だが、いったい誰が票を入れたんだろうな?スクールアイドルとしてはまだまだ知られていないハズだと言うのに……』
キルバは、μ'sに票を入れてくれた人物がいったい誰なのかがとても気になっていた。
しかし、奏夜はその人物に心当たりがあり、穏やかな表情で笑みを浮かべていた。
「……フッ、決まってんだろ?」
『……!!ま、まさか……』
奏夜が笑みを浮かべるのを見たキルバは、そこでようやく誰が票を入れたのかピンと来たようである。
キルバがその人物の名前を言おうとするのだが……。
「……奏夜!!いつまでそこで呆けてるのですか?早く行きますよ!」
その前に既に屋上の入り口に移動していた海未に声をかけられたのであった。
「……おう!今行く!」
海未に声をかけられたことで、奏夜は慌てて穂乃果たちのもとへ駆け寄り、1度教室へ戻ってから神田明神へと向かっていった。
奏夜とキルバはμ'sに票を入れてくれたのが作曲をしてくれた真姫だと予想していた。
その予想は当たっており、μ'sに票を入れた真姫は、充実感に満ち溢れた表情をしていた。
しかし、穂乃果たち3人は、自分たちに票を入れてくれたのが真姫であると気付いたのはもう少し後のことである。
こうして、曲が完成したことにより、穂乃果たちのグループμ'sは本格的にスタートしたのであった。
いや、これこそが、この曲のタイトルにもなっているのだが、穂乃果たちμ'sにとっての「START:DASH」なのであった……。
……続く。
__次回予告__
『フン、親子の愛情というのは厄介な存在だな。それが失われるとここまで歪んだものになるんだからな。次回、「愛憎」。深すぎる愛情には要注意だぞ!』
今回はいつもと比べて短めとなっています。
話によってかなり長くなったり短くなったりしていますが、そこはご了承ください。
そして、ようやくμ'sの曲が完成しました!
今回のタイトルとなっている始走は、「START:DASH」をイメージしてつけてみました。
それにしても、今回初めて希のワシワシが登場しましたね。
それを偶然目撃する奏夜のラッキースケベぶりがまた……(笑)
これからも奏夜のラッキースケベは続いていくのか……?これからはそこも期待しながら見てみてください!
さて、次回は完全オリジナル回となっています。
この小説が始まって牙狼メインの話がなかった気がするので、ここで取り入れてみました。
いったいどのような話になるのか?
それでは、次回をお楽しみに!