英雄王と七つの大罪(仮)   作:シャイニングピッグEX

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テスト期間で書けなかったで候う!

今回は勘違い要素はなし。

ギルとエルキドゥには子供がいる(出すかどうかは未定だけど)エルキドゥは体の性別を変えられるというご都合主義設定!

エミヤオルタを引いたら元祖エミヤが出た。うれしい!(えっ)


第二話・騎士団募集第一回

「さて、それではメリオダス。我の騎士団に入るに値する者を発掘しに参ったぞ」

リオネス王国にて---聖騎士達、あるいはその見習いやそれに師事するものたちの剣や鎧の揺れ動く音が響くなか、金の鎧に身を包み、まさに脅威的といってもいい存在感を醸し出す金髪の男に、およそ騎士とは思えない小さい体格の、これまた金髪の男が声を交わしていた。

当然、そこらの凡人というはずもなく---この場にいる二人は片や英雄王、片や七つの大罪の団長と、もはやこの二人だけで国を滅ぼす---否、かつての聖戦に匹敵する戦いを行うことも可能だろう。この場にいる二人がかの聖戦を生き延びたとは思えない、(もしくはだからこそ生き延びたのかもしれないが)冷静で穏便に物事を納めるタイプだったのはこの王国にとっては幸いというほかない。

「いやー、さすがに英雄王の目に留まる人物がいるかと言われてもなぁ・・・」(さすがのザラトラスでも闘級は3000かそこらで、聖騎士長という人材を出すわけにもいかないし、それは俺達のメンバーも同じだからなぁ)

メリオダスはギルガメッシュの率いる騎士団が七つの大罪の補佐をする以上は、闘級は同等以上、そうでなくても何らかの強力な魔力等といった物が必要であると考えていた。ギルガメッシュとエルキドゥの能力は未知数ではあるものの疑う必要もない。ならば・・・

「・・・うーん、未来に向けて、少し幼いやつでもよければ紹介してやるぜ?」

技術を持つが、才能は人間の域をでない今世代の聖騎士よりも、才能に溢れる子供を預ける方が良いだろう、という判断をメリオダスは下した。

「・・・そういうことなら、妥協するしかあるまい。やはりこの三千年、下界のものたちは衰えておるか。選別が面倒なことだ。ウルクの民の成人は最低闘級二千以上、あの戦闘向きでないエレシュキガルが冥界の外に出てさえも数万はあったというのに」

そんなやつらと比べるな、と危うくメリオダスの口から飛び出しかけたが、直前で飲み込む。そりゃ神代と比べたらそうだろう。

「そうそう。んじゃ、ついてきてくれよ」

「・・・・?いやまて、ここが修練場ではないのか?」

ギルガメッシュがそう指摘するとメリオダスは苦虫を噛み潰したような表情をして振り返り、暫くはどう言い表そうか躊躇っていたが、ついに口にする。

「・・・・・あー、いや、そのだな、ぶっちゃけると、問題児。普通のやつらと一緒には訓練させられねぇ。だから、マーリンの館で訓練させてるんだ。うん」

不味い、嫌な予感が止まらん。いや、自分は直感を持ってはいないのだが・・・千里眼?使いたくないだろうこんなことに!無意味なプライドが抵抗力し続ける間もメリオダスはずんずんと館に向け進んでいく。

(これでアルトリアのような人物が・・・来ないよな?この七つの大罪の世界にはアーサーは別にいる。うむ、ならば問題はない!・・・・・よね?)

恐怖を覚えつつも(かなり控えめな表現)とりあえずメリオダスについていく。というか、一人でも人材がほしい。出来れば五人ほしい。来なければ子供を呼ぶはめになる。え?いいことじゃないかって?我とエルキドゥの子だぞ?ヤバイぞ(なげやり)

そして数分後。マーリンの館、その一室に着いた。着いてしまった。おのれおのれおのれ)ry

「くくく、笑えよ英雄王。貴様の望んでいる、私にとっても立派な実験材ry、生徒がこの扉の先に待っているのだぞ」

自らの館を案内し、目的を察した結果、笑いが止まらなくなっているマーリン。しかしこいつ相変わらず露出を気にしないのな。

 

「ぐうつ・・・・一介の騎士と魔術師ごときに我が嵌められるだと・・・・!?」

「いや、私ははめていないぞ。運が悪かったなぁ?」

性格悪くて胡散臭いぞこの魔術師!?名前といい性格といい、我の教育係を任されていた花好きのあいつを思い出す(現実逃避)

ああ頼む、アルトリアは来るな!平行世界の同一人物が最初から誕生しているなどしたならば、特異点が発生してもおかしくはないからな。

「よし、喜べよ!ついにお前の引き取り先が見つかったぞ!」

「孤児員の者と間違えそうな物言いだな。さて---」

うむ、美少女だ。和服の美少女。ああなるほど、東洋から渡ってきたのか。おそらくは今代で渡ってきたのだろう。でなければ、隔離される理由にはならないからな。しかし、一瞬とはいえアルトリアと見間違えかねない容姿をしていた。その少女は目を輝かせるとメリオダスと自分のいるこちらにむけ走ってくる。

「ならば、問題は---「ないのだな?」--いや、少々待ってもr「断る」・・・・しくじった。どうとは言わんがな」

ヤバイ、被せてきたこの魔術師マジで性格悪い。アルトリアと見間違えそうになった。つまり、アルトリアに似ている。ならば自然とアルトリア顔の何者か、ということになる。そんな中で和服をきて、何らかの問題がある美少女といえば、自ずと絞れる。僅かに英霊としての、全盛期に比べると幼い十歳程度である上に本人でない、謂わば良く似た他人であることは間違えようもないが、この桜色(・ ・)の髪をした少女は、間違いなく。

「私の名前は、沖田総司です!・・・って、言っても分かりませんよね!沖田さんって呼んでください!」

そう、桜セイバーだ。・・・・・・アウト!

いや、この際先入観を捨てよう。闘級を千里眼で視る。

武力720・魔力10・気力770 闘級1500

いや、こいつ人間の十歳児じゃないだろ!まあ十歳ていうほど子供じゃないけどさ!人間にしては高すぎるだろ、どう考えても!?本人ではないby千里眼。マジで?

「・・・戦闘能力は合格だ(魔力から厄ネタの予感がするけど)。しかし、性格はどうなのだ?」

「あー、それなんですが沖田さん戦闘狂(バーサーカー)でして・・・」

「だろうな。どれくらいの物かにもよるが、自覚して直せない以上、長く付き合うしかあるまい。・・・しかしこれでは我にロリコン疑惑、イロモノ疑惑が止まらぬな・・・」

「「いや、後者は事実だろう。ん?気が合うなマーリン(団長殿)」」

まあ昔から個性的なやつらばかり我の回りに集まるしな!まあ予想はしていたよ!

「・・・はあ。精々上手くやるとするか。」

「それで、貴方は私の何になるんです?」

ああそうだ、肝心の要件を忘れていた。十歳の少女に察しろというのも少しばかり無理がある。まあ犯罪臭が尋常ではないのだが・・・・

「我は貴様を従える騎士団長となるものだ。貴様を選んだ我の名を汚さぬよう上手く励めよ」

「うわぁ!!!」(感動の眼差しをした桜セイバー)

「うわぁ!!!」(軽蔑の眼差しをしたエルキドゥ)

「いや少し待て、なぜ貴様がここにいる?というか、退くなよ」

 

「いいや退くとも。九十九光年くらいはね。・・・・さっきの、『英雄王の名の元に威光を示せ、自分が責任を取る』みたいなこと言いたかったんでしょ?(小声で)」

そんなはずありません(棒)昔からエルキドゥはヤンデレじゃないけどなんか違う怖さがあるんだよな!DQNだし!!DQNだし!!(大事なことなので二回言いました)まあ見た目が見た目なので他人からは好かれやすいけどね!しかし我の黒歴史が後世に伝わってないか不安になってきたぞ!!

「安心するといいよギル、君のことについて書かれた書物は皆僕が監督して綺麗なものにしておいたから」

それ綺麗なものだよな!?綺礼なものじゃないよな!!

「・・・む?まさかそれ、我の黒歴史は全てエルキドゥに知られているということでは?」

「それより、沖田ちゃんにも何か言ってあげなよ、アホ親友」

ああそうだ、この馬鹿親友に構ってばかりで忘れていた。子供を放っておくなど、我ながら言語道断だ。・・・ロリコンではないぞ、間違いなく。

「まず、今すぐ貴様と斬り合うわけにもいかん。騎士団員を集めたら全員で総当たり戦でも行おう。故に、何か心当たりはないか?ここらの変わった奴などな」

「おっ、こいつは珍獣ハンターか?」

「いいや団長殿、イロモノ団長だろう。ああ、それはこちらの団長殿も同じか」

この二人は二人で独自の世界を作り上げていたが、付き合わずに(付き合っても終わらない)桜セイバーの言葉に耳を傾ける。

「えーっと、私の他にあっちから渡ってきた人がいるんですよ。辛いものが好きだったり、悪戯・・・にしては悪どいものが好きで底の見えない人ですが、私との仲はまあまあ、でしょうか?ああ、ドルイドで修行を受けて、中国の拳法?とやらを学んでいたそうなので、実力は保証しますとも。」

・・・なんだか、凄い親近感のわく人物だな!今度はどんなイロモノがくるんだろうなーわーたのしみだなー(棒)




もう二人目誰が来るかわかるよね!団員一人目は桜セイバー!!しかし正妻はエルキドゥです。是非もないネ!しかしFate goの新宿普通に難しいなぁ・・・

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