勇人と妖夢のじいちゃんがいた
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銃と剣どちらが強いか?
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戦闘
ただいま、妖夢と向き合って立って入る。両手には自動拳銃、もちろん、リロード済み。それ以外は一切持ってない。
「勝利条件は胸にあるお皿を割った方が勝ちよ〜」
始まりは幽々子さんが行ってくれるようだ。
「先生ー!がんばれー!」
「妖夢さんもがんばってください!」
うむ、生徒達の前で恥ずかしい試合はできない。小細工無しで全力で勝負だ!
「準備はいいかしら?」
「大丈夫です」
そう言い、俺は銃を構える。
「いつでもかまいません」
妖夢も剣をかまえる。あれ?2つあるのに片方しか使わないのか?もしかして、なめられてる?
「それじゃあ、始め!」
「ふっ!」
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
開始とともに4発ぶち込む。遠距離ならではだな。明らかにこっちが有利だ。
「は!は!」
避けずに剣でさばいたな…近づいてくるか…
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「くっ!」
さすがに厳しいだろう、この銃は装填数15発ずつ計30発だ。リロードもグリップに霊力込めて、スライドを引くだけ。あまり隙はない。
距離を取るようだ、意味無いが。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
むむ…中々近づけません…何発まで撃てるのでしょうか…必ず装填するはずなのでそこを狙うのみです!今はこの銃弾をさばきましょう。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「ほらほら、妖夢どうした?」
「くっ…今は我慢です…」
あー、これはリロード待ちだな。うむ…早くリロードして返り討ちにするか…皿は左胸にあるな…この銃はまだ調整すべきだな、ちと精度な悪い。まぁ、近ければ問題ない。残りは10発と…
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
ほら、お望みのリロードだ…来い…
…!装填するようです!今がチャンスです!
「はぁぁぁぁぁ!」
よし、来た!ふふ…驚くなよ!スライドをひいて…はい!完了っと。
パンッ!パンッ!
「……!?」
は、早い!予想より早い!
あ、危なかった…
さばきやがったか…ただ、隙だらけだ。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「きゃっ!」
「よし!」
終わりだな。よし、風呂入ってくる。
「まだ、ですよ!」
「あ…外してる…」
あちゃー、どうやら弾は皿には当たってないようだ。弾も皿を割ることのみを目的としているので威力も高くない。
「どうやら、30発撃てるようですね…」
「で?リロードには時間がかからんから問題ないんだぜ」
いえ…それだけでも十分です…
ジリ貧になるだけだな…少し弾を変えるか…その前に少し牽制だ。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
さすがに見切ってくるなぁ…よし、弾を変えるか…
「……!」
装填に入るようです!一瞬をつくにはあの技です!
ん?来るようだな…だが、その距離だと…リロードが早いな…
「妄執剣『修羅の血』!」
「は…!」
どこいった?消え…
「隙あり!」
「な!」
ヤバっ!
「ぐ…」
なんとか…避けれた…
「終わりではないですよ!」
「しまっ…
決まりました!
「ゴフッ…」
「安心してください…峰打ちですから」
「さすがじゃな、やはり、銃よりも剣、お主の孫よりもワシの妖夢の方が強かったのぅ」
「やっぱり、お主の孫じゃな、あれで終わりと?」
「完全に決まったろぅ、勝負ありじゃ」
「な、なーんちゃって…」
「…!」
「さ、皿は割れてないぞ、イタタ…峰打ちでも痛い」
「ですが、私が有利です!」
パンッ!パンッ!
「もう、見切ってます!」
「さぁねぇ、それはどうかな!」
「これぐらい、剣で!」
「斬らない方がいいと思うけどねぇ…」
「ふん!」
ピカッ!
「きゃっ!」
「ぬぅ!な、何があった!」
パンッ! パリンッ
「あ!」
「俺の勝ちだな」
「ま、負けた…」
「いやぁ、危なかった、危なかった」
「さすがわしの孫よ!」
「なん…じゃと…」
「やっぱり、ここよ、ここよ」
と俺は頭を指す、
「うう、ぐやじいでず…」
「おい、泣かなくてもいいだろう…」
「むぅ…敵ながら天晴れじゃ…そもそも、皿を割らなければならないというルールを逆手にとって、体にわざと当たるとは…普通ならもう斬られてるが…」
「峰打ちすると読んでと…やはり、わしに似て頭が切れる」
「頭が切れるだけでは無いな。あの閃光の間はあいつも見えないはずじゃが…」
「あ、それなら、気配を、探っただけです」
「何!?気配のみで皿に当てるとは…」
「先生すごい!」
「さすがあたいの先生だ!」
「なんで、チルノが偉そうなのだー?」
「はは!そうだろう?」
「すいません…お師匠様…」
「何を謝っておる?お前も随分と成長したじゃないか…」
「おじいちゃん…」
「じゃが、油断はいかんぞ!それと、少々お前は真っ直ぐ過ぎる、勇人に読まれていた。じゃが、『修羅の血』はとても良かったぞ。これからも精進せい!」
「は、はい!」
「おい、勇人!」
「んぁ?どうした、じいちゃん」
「さすがじゃ!」
「あったりまえよ!頭の切れなら妖夢に負ける気がしねーぜ!」
「それもじゃが、その銃、随分とうまくできておるではないか」
「あぁ、まだ調整が必要だが、いい感じに仕上がってきている」
「もう1つも、もっておるか?」
「あ、それは置いてきた。やっぱり、じいちゃんのは使いやすい」
「そうじゃろ!わしが教えてやってもいいぞ!」
「マジか!?是非おしえてくれ!」
こうして、課外授業は終わりとなった…