今回は東方要素は全く無いです。すいません(>_<)
第1話 ある日の青年
人は様々な欲求を持つ。食欲、睡眠欲などの生きていくうえでは必要な欲求や獲得、保存などの社会的に認められたい欲求がある。無論、俺も持っている。自分は時折、無償に人を「攻撃」したくなる。いつからだろうか。よく覚えてない。でも、今、こうして欲求を「解消」している。
俺の名前は「碓氷 勇人」。高校1年生だ。名前は「勇まし人」なのに実際はそうでもないと思う。まぁ、今はそんなことよりも重大であろうことが今、目の前にある。
国語 42点
数学 69点
英語 41点
物理 60点
はっきり言ってこの点数は良くない。うちの学校(進学校なので平均点もかなり高い)は40点未満が赤点なので、かなり危うい。後ろの良く話す方の人も良くなさそうだ。俺、勉強しなさすぎたかなぁ。得意なはずの数学もあまりとれてねぇ。まぁ、いいか。色々考えてたら、後ろから
「お前、点数悪かったのか?」
と言われた。
「なんでそう思う?」
「いや、お前さっきからイライラしているっぽいし。」
「どうだろうか。」
「やっぱ、悪かったのか。大丈夫か〜」
「ほっとけ」
「冷た〜」とかなんやかんや言っているやつをほっといて、少し考えこむ。テストのことではない。いま、かなり欲求不満ってやつだ。あぁ、思春期的なやつではない。少し特殊なものだ。今日解消しよう、と心に決め、部活へ向かう。
今の時刻は夜中の2時ぐらいである。なぜここにいるのかって?欲求を解消するためだ。まぁ、俺の「特殊な欲求」は「異常なまでの攻撃欲」だ。2ヶ月に1度位にその欲求は高まる。こうして、夜に出向いて、チンピラにわざと絡まれて、喧嘩(一方的な暴力)をするのだ。お前で勝てるのか?って?まぁ、確かに身長は170弱、体重も55ぐらいで華奢な方だろう。(でも、身長には希望があると思う。だって、牛乳毎日飲んでるんだぞ?)しかし、俺はじいちゃんから喧嘩の極意を教わっている。(じいちゃんは別にヤのつく人ではない)その辺のチンピラ相手に負ける気はしない。(見た目もあって、相手が油断するのもあるが)
この欲求は誰にも伝えてないと思う。
無論、家族にもだ。いや、誰かに言った気がする。いや、言ってないか。まぁ、そこは置いといて、このことは絶対にバレないようにしている。親が知ったらどうなることやら。学校に知れ渡って白い目で見られ、肩身の狭い思いをするのはごめんだ。そのため、普段は人積極的に関わらないようにしている。まぁ、普通に話す人も数人いるが。あと、目立ちたくないので成績「国語、英語は本気」をあえて抑えてる。数学は本当に得意だ。数学を面白いと思ったり、思わなかったり。さっき返されたテストも数学は満点余裕だと思う。っと、話がずれてきたな、まぁそーゆーことで、
「いつも通りやるか」
だが、この日だけは違った。