『小夜啼鳥が血を流す時』   作:歌場ゆき

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「同じく風雨にさらされども
 汝は甘く我は酸し
 汝は赤く我は黄なり
 人汝を賛美すれど
 又我を捨てず」

──────武者小路実篤『柿と柚』より






「Two of a kind」

 

 

 

「この、大馬鹿者が───────────!」

 

 

 品を損なうことはなく、されど高価なものだと一目で識別できる調度品が並んでいる書斎。その空間を揺らすように響いた怒号は残念なことに僕に向けられたものだった。というか──この部屋には男がふたりしかいない。自分が怒号を発したわけではないのだから、消去法的にどうしたってそうなる。

 そんなことを回りくどく再確認しなければやっていられない精神状態であることをどうか察してもらえるとありがたい。

 

 いい歳の男がこれまたいい歳の男に怒鳴られているのである。非は完全にこちらにあるときた。その上、向こうが心配をして怒ってくれているとありありと伝わってくる。情けないことにまるで立つ瀬がない。そりゃあ、現実逃避でもしないことにはやってられないだろう。

 

 据えられた椅子に向き合って座る男ふたり。

 対面の男は、僕より年かさが10ほど上で名をシドニー・ハーバート。エリート中のエリートであり、現在イギリスの庶民院議員を務める。この書斎は彼が持つ屋敷の一室である。

 

 そして、僕の名はジョン・()()()()()

 

 故あって、怒られている。

 

 

「あの、閣下」

 

「…閣下はやめろと言っておるだろうが。()()に言われてもくすぐったいだけだ」

 

「───そういうわけにはいきませんよ、ハーバート戦時大臣。ハーバート家の末席を汚す者として──いえ、末席を汚していた者として家名そのものに泥を塗る愚行だけは絶対に避けなければならないと思ったからこそ決断したのです。その決意を確固たるものにするためにも今後貴方を義兄と呼ぶことはできません」

 

「……他に道はないのか?」

 

「ええ、ありません。彼女には最短距離を行ってほしいもので」

 

「はぁ…、どうしてこうなってしまったんだ」

 

 

 そう言って、義兄は右手に持った煙草の火を灰皿で揉み消したかと思うと、皺が寄った眉間を親指と人差し指でほぐすようにする。

 ────困ったときの義兄の仕草だ。

 幼いときから変わらないなと滲み出してくるような懐古の念とともに、緩みそうになる口元と気持ちを引き締める。

 

 

 

 本日、このハーバート家には

 ────縁を切りに来たのである。

 

 

 

 申し入れが容易に受け入れられないであろうことは想像できた。幼少から兄弟同然に育ってきた片割れがいきなりそんなことを言い出したら誰でも面を食らうだろうし、いくら独立した大人が言い出したことであろうと必死になって引き留めるだろう。僕が義兄の立場でもそうする。

 

 おまけに義兄のこのお人好し具合。かれこれ数時間は似たような問答の繰り返し。こんなことに時間を割いていられる身分でもないだろうに。

 どれだけ育ちがいいというのか───きっと正しい親の下で正しい愛情を真っ直ぐに受けたに違いない。義兄は中年の男と言って差し支えない年齢であるが、まったくこちらが恥ずかしくなるほどの実直さである。

 

 いや、赤の他人のような言い方をしたけれど、義兄と呼んでいるように僕も同じ家庭で育てられた。素晴らしい義父と義母だったし、もちろん僕もその薫陶を受けた身である。それを考えると絶縁を申し出るなど、とんだ親不孝もあったものだ。彼らが存命だったならば間違いなく今の義兄と同じ顔をしていたことだろう。

 

 ────とはいえ決心を翻すつもりは毛頭ないのだが。

 

 

「なにを言われようとも聞き届けていただくまではこの場を動きませんので、どうかそのおつもりで──閣下」

 

「…………」

 

 

 義兄は口を一文字に結び、腕を組む。

 

 

 

 ────場を支配する沈黙。

 

 

 

 伊達や酔狂で言っているのではない。男が男に真剣に頭を下げている。ただ、この議論の結末が()()()()()()()をわかっているから義兄は反対しているのだ。そして、それでもなおと絶縁を申し出る義弟の想いを理解しているからこそ、迷っているのだろう。

 ───ひとりの男としては義弟の願いを叶えてやりたい。

 ───ひとりの義兄としては義弟の願いを一蹴してしまいたい。

 そんな二律背反がひとりの男の中で蠢いているのが見て取れる。

 

 長い静寂────。

 腕を組み、目をつぶったまま微動だにしない義兄。

 部屋の隅に据えてある柱時計だけが今もなお時間が動いていることを思い出させる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして、答えが出たのか否か───義兄は固く閉じていた瞼を開き、腕組みを解く。都合何本目になるのかわからない真新しい煙草に火をつけ、紫煙を吐き出す。いつも苦虫を噛み潰したようような表情で煙草を吸っている義兄ではあるが、今回のそれは一層苦いらしい。

 自らの中に溜まった澱みを煙とともに外に出す作業をゆったりと数回。不意に、灰皿から口元に煙草を運ぶ手が止まる。

 

 

「私が、なにを言ったところで……、お前は考えを改める気はないのだろうが、これだけは聞いてほしい────」

 

 

 敗北が確定したチェスプレイヤーのような声色で義兄はとつとつと話す。

 

 

 義兄としてもその言葉を口にしたくはないのだろう”言いたくはないが”と前置きした上で今回の件の核心に触れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前とフローレンス・ナイチンゲールを引き会わせたこと、私はひどく後悔しているよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう────つまりはこういうこと。

 

 あの日、あの薄暗い資料館でナイチンゲールと出会ったことをきっかけとして、既に自分なりに描いていた夢───それを僕は大きく修正することにした。そして、その夢の実現にはハーバート姓が邪魔になったので、さっぱり家を捨てようという心づもりなのである。

 

 

 

 

 ね? 非は完全にこちらにあるだろう?

 

 

 

 

 ────まぁ、そんな単純な話だけならばよかったのだけれど。

 

 

 

 

 ─────────────────。

 

 

 ────────────────。

 

 

 ───────────────。

 

 

 ──────────────。

 

 

 ─────────────。

 

 

 ────────────。

 

 

 ───────────。

 

 

 

 

 義兄はそれからも半刻に渡って話し続けた。

 それは僕の心変わりを祈ったもの…というよりは、ここではないどこかへ旅立つ者に対しての手向けの言葉のようで───いわゆる今まで義兄が語ることのなかった義弟への本心といった類のもの。

 

 浮ついた僕を義兄として時に咎め、時に叱りつけてきたものの、やはり義兄弟の情がいつも勝っていた、と。自分の結婚に伴って屋敷を出た僕のことが心配で仕方がなかった、と。その一方、ハーバート家の名を巧みに使って軍部で立身出世しているらしいことを風の便りから聞いて小賢しいやつだと思いながらもとても誇らしかったのだ、と。

 

 こうして改めて自分のことについて聞かされると、なんだか照れくさくて仕方がない。僕の性格上──茶々を入れずに聞くのは拷問にも等しい責め苦であったけれど、それが許されない時と場合があることぐらいはわかる。

 

 

 

 あの義兄が涙とともに語っているのだから────。

 今が───その時と場合であろう。

 

 

 

 義兄の思いの丈を聞いて───、思えばこの人には不義理を働いてばかりであり、世話になりっぱなしだったことを痛感する。義父と義母が亡くなっても、変わらず本当の兄妹のように接し続けてくれた。僕が勝手に屋敷を飛び出したにも関わらず、政治畑から手を回し知らず知らずのうちに何度も助けられた。

 果たして、僕のような馬鹿者にこれほどまで目をかけてくれる人が他にいるのだろうか。

 

 優しい人だ。優しすぎる人だ。議員だとか、軍人だとか…、とかく人の上に立つのにはとてもじゃないが向いていないだろう、この人は。────きっと気苦労も多いに違いない。そういえば、顔の皺や白髪の面積も増えた。腰が曲がってきているからか、昔より身長も縮んだように感じる。

 それを指摘しようものなら、

 

 

「一番苦労をかけてくれる当人が馬鹿を言え」

 

 

 と笑うかもしれないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ───そうして、義兄の言葉は不意に途切れる。

 

 

 まだなにか言葉を探しださなければならないといった様子でしばらく俯いて目を伏せるものの、結局は適当なものが見つからなかったようで、深い息をついた義兄は脱力し背もたれに自重を預け天を仰ぐ。

 

 そして、その姿勢でこちらに目線を合せないまま───おそらくそうしていなければ、これから言葉にしようとするものの重さに耐えられないのだろう───義兄は口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ─────────死ぬぞ、お前は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ともすると、これが本当の最後通牒だったのかもしれない。義兄が義弟の翻意を願ったラストメッセージだったかもしれない。

 けれど───それにしてはどこか全てを悟ってしまっている口調だった。対する僕の返答をあたかも最初から知っているかのような。

 

 

 だから、ここで僕は僕の意思を提示しなければならない。精一杯の見栄を張って。

 

 

 義兄の()()()()()()義弟でなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────────ええ、承知の上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────────────僕はフローレンス・ナイチンゲールのために死にたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その時がきたら────どうか彼女のことを支えてあげてください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕の言葉を聞いた義兄は年季の入った天井を睨みつけながら、

 歯を食いしばり、しばらく肩を震わせていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それからまた時間が経ち、絶縁の申し入れを呑むための条件が二つあると義兄は言った。

 まずは、

 

 

 

 ────どうか今日一日ぐらいは義兄弟として過ごそう、と。

 

 

 

 己の決心を曲げないためにも二度と義兄と呼んではならないと思っていたが、そういうことならばと了承した。

 

 それ以降は、本当に他愛のない世間話を。

 生きていたころの義父や義母のこと、義兄が昔好きだったという女性のその後、僕の女性問題ついての”武勇伝”、義兄の政治家としての愚痴、義弟の軍人としての愚痴、途中でお茶のおかわりを注ぎに来てくれた義兄の奥さん───義姉とまだ幼い長男と次男が登場して大騒ぎ。まだ陽が高いうちから話し始めたというのにすっかりと陽が暮れてしまい、夕食まで御馳走になることに。

 

 

 

 

 

 ──夕食が済み、夜が更けていく。

 部屋はあるのだから泊まっていけばいいと言ってくれる義姉にやんわりとした断りを入れ、屋敷を去る準備を整える。

 

 エントランスまで見送りにやってきた義兄と───義兄弟として最後の会話をする。

 

 

「…義姉さんを泣かせてしまうかな」

 

「ああ───、私から口を割る気は一切ないが、あれはあれで頭が回る。お前にもしものことがあれば今日の出来事などを思い返して、私をなじるに違いない。なだめるこちらの身にもなってほしいものだな」

 

「すみません」

 

「ふん、言ってみただけだ、気にするな。……除名手続きや諸々のことは任せておけ、抜かりなく済ませておこう」

 

「え? いや、義兄さんにそこまでお手数をおかけしては…」

 

「馬鹿を言うな、()()()()()()()()()()。よそ者に任せておけるわけがなかろう」

 

 

 それを言われては───弱い。

 

 

「今後は断りなくこの屋敷の敷居を跨げるとは思わんことだな」

 

「…断りがあればいいのですか? というか、そもそも一人立ちをしてこの家を出て以来、アポなしで僕が訪ねたことはないでしょう」

 

「そうだったな───、家族なのだからいちいちアポイントなぞ取る必要はないと言っていたにも関わらず。……まぁ、今後は客としてもてなしてやろう」

 

「ははは……」

 

 

 いったいなんなのだろう、これは。世に聞く絶縁とは大違いだ。もっと寂しくて辛くて凍えそうになるものだと思っていたのに。こんなにも暖かい絶縁というものもあるのだろうか。

 

 そんなだから今の今まで必死でこらえていたのに、膝から崩れ落ちて泣いてしまいそうになる。

 

 

 

 

 僕だって痛いのは嫌だし、傷付けるのも嫌だ。殺したくないし、殺されたくもない。

 死にたくはないのだ。

 

 

 

 

 

 ─────そこで、彼女の顔が頭をよぎる。

 

 

 

 

 

 そう、自分のこと以上に優先したいものができた。叶えたい夢が生まれた。だからこの道を行こうと決めた。

 ここで立ち止まることはできない。ましてやこんなところで泣き崩れるなんて。

 

 僕の心情を義兄は察したのか───、

 

 

 

 

「しっかりやれよ、()()()()()()()!」

 

 

 

 

 と僕の本名を呼び、背中を痛いほど強く叩いてくれる。

 

 その勢いに促されるようにして扉の外に出ると、そこはすっかり夜のとばりが下りており───明るい屋内と違ってここならば少し涙をこぼしてもばれないのではないか、そんな馬鹿なことを考えた。

 …とは言っても、僕はやはりただの馬鹿ではなかったらしい。最後の最後で”あること”を思い出した。義兄に振り向き”それ”を問いかける。

 

 

 

 

「そう言えば、()()

 

 

 

 

 義兄に倣って呼びかたを戻しつつ。

 

 

「二つの条件のうち、あとのもうひとつはなんだったのですか────」

 

「…あぁ、なんだ気付きおったのか。お前が気付かなかったなら、それを理由に除名の約束を反故にしてやろうかと思っていたのだが」

 

「ここまできて、そんなことになってしまったら笑えませんよ」

 

「そうさなぁ、どうしたものか…」

 

「え、考えていなかったのですか」

 

「…なんせお前との約束を破るためだけに言ったからな」

 

「────今すぐ閣下の妻の寝所に潜り込んで”お隣は空いていますか”と囁いて来てもいいんですよ、僕は」

 

「はっはっは。冗談だよ、ジョン。そして───お前のそれは冗談に聞こえんからやめてくれ」

 

 

 こんなやりとりを今後はできなくなるのかと思うと、やはり物悲しくはあって。

 

 そんな僕に義兄は餞別の言葉をくれる。

 

 

 

 

 

「困ったことがあれば、ハーバート家を頼れ」

 

 

 

 

 

 それが二つ目の条件だ、その時は───あくまで他人として力を貸してやらんこともない、だからあまり生き急ぐな、と。

 まったく、この義兄は無茶苦茶を言う……。そんなことを繰り返していては除名の意味がないと言うのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────あまりにもでたらめなことを言うものだから、

 

 

 

 

 

 

「では閣下」

 

 

 

 

 

 

 ────こちらもまたでたらめを言いたくなってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「陛下に会えるよう、取り次いでもらえませんか」

 

 

 

「は─────?」

 

 

 

「はは、聞こえませんでしたか───?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「現、女王のヴィクトリア国王陛下とお会いしたいと言ったのです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この、大馬鹿者が───────────!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 深夜の街に響く義兄の怒号を歩き出した背中で聞きながら、ほっと心地の良いため息をひとつ。

 

 

 

 

 あの様子だ。

 

 

 

 

 きっと義兄は僕の声が震えた鼻声であったことに気付かなかっただろう。

 

 

 

 

 

 

 

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 義兄シドニー・ハーバートはこの義兄弟の別れとも言えないような別れの日から10年も経たないうちに病に伏し、この世を去る。

 やはり、心労が祟ったのだろう。義弟が指摘したように決して政治家に向いているような性質ではなかったのだ。

 

 

 

 

 ただし、彼がいつまでも義弟を想い続けた良き義兄であったことをここに記さないわけにはいかない。()()()()()()()()()ではあるものの、できる限りの無茶苦茶をした結果───義弟からの無理難題に義兄は見事応えたのだから。

 

 

 

 

 なんと、この数週間後にジョン・スミスと女王ヴィクトリアの対面は果たされる。

 

 

 

 

 その働きかけによりフローレンス・ナイチンゲールと女王ヴィクトリアの直通ラインが誕生。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だから、この次はジョン・スミスと女王ヴィクトリア──その()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ─────ああ、ちなみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 義兄シドニー・ハーバートと義弟ジョン・スミスがこれ以降、直接言葉を交わすことはない。

 

 

 

 なぜなら、

 ジョン・スミスはナイチンゲールに与えられた半年の猶予期間が終わると、看護婦団に遅れる形ではあるもののクリミアへ向かい───それからほどなくして彼は殉死を遂げることになるためである。

 

 

 

 

 







 誤字脱字、ここの文意がワケワカメ、展開に対する苦情等ありましたら、気軽にご連絡いただけますと幸いです(反映するかはこちら次第だがな!
 ハーメルンからでもTwitterからでも構いません。作品をよりよくするためにご協力のほどお願いいたします。




 物騒なことを言って終わりましたが、宣言した通り──次は馬鹿野郎と女王に再会してもらいますよー。ただ、ふたりの間に妙な因縁等を期待していると、アッパーカットを食らう恐れアリです。いや、ある意味では妙な因縁なのですけれども。うーむ、1話だけにR-18タグってつけられないのかな。。。(オヤ



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