クロエはゾンビの姿をしている
クロエ「ムゲン!?」
クロエは金髪の少年の正体がムゲンだった事に警戒心を抱いていた。
クロエ「ねえ、何で私の帝具が欲しいの?」
ゲンム「簡単な事だ。ゲームを作るためだ」
クロエ「ゲーム?」
ゲンム「まっ、ゲームという存在は俺達にしか知らないと思うけどな。特別に目的を教えてあげるよ」
ゲンムはガシャットデュアルと似ているが、何も書いて無く、カラーは白色だったガシャットを取りだした。
ゲンム「これは、ガシャットギアデュアル。お前の仲間に使った鎧と似ているような道具だ。だが、このガシャットギアデュアルは特別性でな俺の体にウイルスを培養し、そのウイルスの力を利用する。それが目的だ」
クロエ「ウイルスを培養…?」
ゲンム「ようするに、お前の刀のウイルスを取り、それを俺の体に入れる。そういう事だ」
クロエ「そんなことをしたら、八房の力で死ぬかも知れないのよ!?」
ゲンム「覚悟の上でやる気だ。いや、やる。自分の命を削ってでもその力を手に入れ、楽しむ…これがゲームだ!」
ゲンム「さあ、帝具を渡せ」
クロエ「させない!」
クロエは帝具を使い、屍人形を8体召喚した。
ゲンム「そんなザコゾンビが、この最強ゾンビのこの俺に勝てると思っているのかァァァァァァァァァァァ!!!」
ゲンムはガシャコンスパローを手にし、クロエに向けて走り出したが、他の屍人形がゲンムを邪魔し、デスタグールがゲンムの体を握りつぶした。
ゲンム「ぐあああああああああああああああ!!!!」
そしてデスタグールは地面に向けて投げた。
クロエ「あっけない最後だったね…」
クロエは簡単にゲンムが死んで笑っていたが、
ゲンム「フハハハハ!!残念だったなァ……!」
ゲンムはゆらゆらとゾンビのように揺れながらゆっくり立ち上がる。
このときにクロエは驚いて問いかける。
クロエ「な、何で!?確かに握り潰したはず…!何で無事でいるの!?」
ゲンム「ハハハハハハハハーー!!!教えてやろう!!」
ゲンムは右手で親指を出し、ライフゲージに当てた。
ゲンム「俺のこの形体はライフゲージが無い…。さらにライフゲージが0になった時に一時的に変身者への戦闘ダメージを無効化される維持・再現する機能がある。まぁ、簡単に言えば不死身なのさァ!!」
クロエ「?不死身!?」
ゲンム「そのとおーり!!今の俺は不死身!!。つまり、誰にも殺されないのさァ!!」
また人形がゲンムに攻撃する。そしてまた俺は受け止め、復活する。
ゲンム「これこそが、デンジャラスゾンビ!!。誰にも殺されず、どんな攻撃してきても意味が無ーい!!」
ゲンムはまた喰らって倒れて、復活する。
ゲンム「無駄無駄ァァ!!この俺にはどんな攻撃でも効かないのさァ!!」
ゲンムはガシャコンスパローで薙刀っぽい武器を持っている屍人形に一撃をあたえようとしたが、金髪の屍人形が銃で邪魔をしてきた。
ゲンム「邪魔だァァァ!!」
『ズ・ドーン』
ゲンムはガシャコンスパローを弓モードにし、オレンジ色のガシャットを挿入した。
『ガシャット!決め技!』
『ジェット!クリティカルフィニッシュ!』
ゲンムはジェットコンバットというガシャットをガシャコンスパローに挿入し、ミサイルの連射攻撃を金髪屍人形に当てて爆発した。
ゲンム「……いい加減飽きた…。デンジャラスゾンビのキメワザをお見舞いしてやろう」
ゲンムはバグルドライバーの2つのボタンを両方押し、Bボタンを押す。
『クリティカルバッド!』
地面から、大量のゲンムが湧き出てきて、屍人形に絡みついてきた。
クロエ「なにこれ!?」
デスタグールの肩に乗っているクロエはゲンムがいっぱい増えたことに驚愕が走った。
ゲンム「ゾンビと言えば増殖能力が一番だろ…!」
抵抗する屍人形。
だが、もがいても離れずさらにまたゲンムが増えて、もがき続ける。
いくらデスタグールでも、ゲンムのレベルXの力では身動きが取れない…。
そしてとうとう、クロメの所まで迫ってきた。
クロエはジャンプして地面に降りたかったが、地面には大量のゲンム達がいる。
その中で地面に降りることは自殺行為である。
クロエは自分の帝具、八房でゲンムを斬りつけても斬りつけても、再生して迫ってくる。
とうとうクロメもゲンムに捕まってしまった。
クロエもさっきの屍人形のようにもがいていたが、ゲンムの不死身とゾンビの姿に精神が少しずつ崩壊していった。
クロエはこのままゲンムに飲み込まれて死ぬっと考えていた…。
だが、
地面にいたゲンムや屍人形に絡みついていたゲンムや、クロエにも絡みついていたゲンムも消えた。
クロエは不思議に思った。
このまま纏わりついていれば私を倒せたのに…。っと
だが、本当の恐ろしさは此処からだった。
デスタグールは直さに崩壊し始めた。
クロエは飛び降り、地面に降りてデスタグールから離れた。
崩れたデスタグールは砂のように粉々になり、消えた。
他の屍人形も、だんだんと崩れていき、砂のようになり、消えた。
クロエは今何が起こったのかも分からなかった。
だが、このことだけは事実だ。
私の大切な仲間が…消えてしまった…。
……でも、クロエはまた屍人形を呼ぼうと八房を抜き、呼ぼうとしたが、
何も起こらなかった。
クロエ「何で!?、何で!!?」
クロエは自分の帝具、八房の力が発動出来なかった…。
ゲンム「ハハハハハハハハーー!!!」
後ろからゲンムの笑い声が聞こえ振り向いた。
ゲンム「俺の必殺。クリティカルバッドは相手にウイルスを培養させ、帝具を使えない体にしたのさァ!!。これでお前は帝具の力も使えなァァァい、おまけに仲間との再会はできなァァァい…まさに、お前に仲間などいなァァァい!!!」
クロエ「な……何…ですって……」
クロエはゲンムの言葉にショックを受けて、泣き崩れた。
もう、皆は居ない……呼ぼうとしても、呼べれない……。
ゲンムはクロエが持っている帝具を無理やり奪い。
ベルトに着けてあるバグバイザーにウイルスを接種した。