覚悟しろよ…このクズ野郎!   作:氷結アイスブリザード

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ピクシブで俺ガイルssを投稿していて遅れた


ドラゴンタイプに執着する女

 

「なにぃ!」

 

「グルゥ!」

 

空中から放たれたリザードンの火炎放射は一瞬でカビゴンとマニューラの周りを包み込み火柱がたつ

リザードンの火力と飛行能力があったからできた芸当だ

そう、サトシのリザードンはこの場に炎のフィールドを生み出したのだ「出た!サトシだからこそ思いつくフィールドを使った戦い方が!」

 

「サトシまじでやるな!よくこんな作戦思いつくよな!」

 

「っていうか思いついたとしても実行できないわよ。こんな芸当」

 

「うん。私のエンブオーじゃこんな炎出せないもん」

 

「ぼくのカメックスもあのリザードンにはしてやられたよ」

 

「カメックスって、さっきの水ポケモン!?」

 

「そうだよ。シロガネ大会のポケモンリーグでサトシと戦ったんだけど、最後に残ったポケモンがカメックスとあそこにいるリザードンだったんだ」

 

ラングレーの問いに懐かしそうに語るシゲルサトシのリザードンが相当強いのはこのバトルを見ている者なら誰もが知っている

しかしシゲルのカメックスも灼熱の炎を一瞬で消すハイドロポンプの威力をこの場にいる全員が見ていた

そのためシゲルのカメックスも相当なレベルなのは容易に想像がつく

そんな強力な水ポケモンに相性が悪い炎ポケモンでどう戦ったというのか

 

「途中まではぼくの方が優勢だったんだ

ハイドロポンプの遠距離攻撃でリザードンは近づくことさえできなかった」

 

たしかにあのカメックス相手ならそうなってもおかしくないとほとんどの人達はそう思った

 

「だが、突然サトシはリザードンにフィールドのあっちこっちに火炎放射を放つよう指示したんだ」

 

「フィールドを?」

 

「ああ、それによって岩のフィールドは熱せられ、まるで溶岩地帯のような高温になったのだ」(それは相当暑いテイストだね…)

 

デントは審判をしながらシゲルの話に耳を傾けていた「ぼくはすぐカメックスのハイドロポンプでフィールドを冷やした

だがそれがサトシの狙いだったんだ」

 

「どういうことなんだ?」

 

ケニヤンが聞く

 

「岩石が急速に冷やされたことで大量の水蒸気が発生したんだ

それによってフィールド全体が水蒸気に覆われ視界が悪くなったそのスキにリザードンは接近してきたんだ」

 

当時、タケシは観客席で見て知っていたから驚いていないが、イッシュの人々はサトシのフィールドを最大限に使った戦い方に驚き、声も出ない

シンジは今の話を元に自分のポケモンたちの新たな戦い方を考えていた

 

「基本にとらわれないアイツだからこそできる芸当か…」

 

シューティが思わずつぶやく

 

「なによ!シューティまでサトシのこと新人じゃないっていうの!私は信じないからね!サトシが私より経験豊富だなんて!」この場いた全員が後ろを向くとそこにはシゲルに縛られていたアイリスがイスに縛られていた桜木花道のように縄をぶち破って立ちあがる姿があった

 

(まずい…せっかくシューティが改心しかけているのに…こうなったらもう一度草笛だ!)

 

デントは再びヤナップの草笛でアイリスを眠らせようとしたが

 

 

 

 

 

 

 

「耳を塞げばOK!」

 

「しまったー!!」

 

失敗に終わっていた

 

「さっきはよくも眠らせてくれたわねデント!ていうかあたしを縛ったのは誰よ!」

 

アイリスの言葉に答えてくれる者は誰もいなかった

 

(もうこいつのライバルやめようかしら…でも他にドラゴンタイプ持っているトレーナーいないのよね)

 

ラングレーは真剣に悩んでいた

 

「そういえばあの山火事を対処したのあんたたちなんでしょだったら他にも強いポケモン持っているのよね

もしドラゴンタイプ持っているなら今すぐ見せなさい!」

 

遠慮もせず命令口調でタケシたちに要求するアイリス

 

「さあね」

「持ってない」

「さあな」

 

タケシは本当に持っていないのだが、シゲルはキングドラをシゲルは最近ゲットしたビブラーバを持っているのだが見せたらどんな展開になるか予想できるのでとぼけた

 

「なによその態度ムカつくわね!

こうなったらサトシに持ってないか聞き出すんだから!

って持っていたら使うに決まっているわよね!

それにサトシみたいなお子ちゃまがドラゴンタイプみたいなレアなポケモン持っているわけないわよね!

今使っているポケモンだってきっとレンタルよ!」

 

(あんな強力なレンタルポケモンいるわけないだろ…)

 

(長い旅を共にしたからあんな的確な指示やコンビネーションが可能なのだ

そんなこともわからないのか、ほんと使えないな…)

 

口に出していったらアイリスがうるさく反論してくることはわかりきっているのでシンジたちは心の中でツッコミをいれた

また、サトシにはフカマルがいることをシンジたちは知っていたが黙っていることにした

 

バトルの方はというとリザードンによって創られた炎のフィールドで対峙するカビゴンとマニューラ

直接炎に当たってないが氷タイプのマニューラは高温でつらそうである

 

「まずいっ!戻れマニューラ!」

 

マニューラを戻そうとするトレーナーだが火柱が邪魔で戻せない




モチーベージョンが上がらない…

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