覚悟しろよ…このクズ野郎!   作:氷結アイスブリザード

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風邪やっと治った


ゴウカザルもうか発動!アニメよりさらに強力になってやがる!

 

 

バチーン

 

「っゴリ!?」

 

「オニゴーリ!なんだ今のは!」

 

「全然見えなかった」

 

「マッハパンチより早かったぞ!」

 

タケシはラングレーとケニヤンに解説する

 

「ねこだまし…とてつもないスピードで攻撃して、さらに相手をひるませる効果をもつ技だ」

 

「ええー!じゃあどうするのよ!あんなのよけられこないじゃん!ヤバいじゃん!」

 

きき耳たてていた見物人が突っ込みいれてくるがタケシは律儀に答えてあげる

 

「いや、ねこだましはボール出た直後しか出せないんだ

だから連続で使うことはできない

それに威力は低い」

 

「ああ、だが今のであの連携技を不発に終わった」

 

シンジはペルシアンを眺めながらいった

 

「さらにドロボウ!」

 

「っオニ?」

 

ペルシアンは素早い動きでさらにオニゴーリに攻撃し、クラボの実を盗んだ

 

「クラボの実か…オレのペルシアンには使えんな」

 

ペルシアンの特性はじゅうなん

たしかにあまり役にはたたない

 

「なぜアイテム盗めるの!ポケモンが持てるアイテムは一つなのに!」

 

「そうか、さっき輝いたのはノーマルジュエルだったんだ!」

 

「ノーマルジュエル?」

 

「使い捨てのアイテムだよ

さっきのねこだましで使われて、てぶらになったからドロボウが成立したんだ」

 

愚行に走ったアイリスを縄で絞りながらシゲルが親切に教えた

 

「もどれオニゴーリ!よくがんばったな」

 

「オニゴーリを下げるか」

 

「いかく四回はきつすぎ、よく頑張ったなよな」

 

シンジとケニヤンはずっと戦い続けたオニゴーリに好感をもつ

 

「ゴウカザル!君に決めた!」

 

「ゴウカザルならあのスピードに対応できるだろう

それに今出ている奴のどのポケモンとも相性がいい」

 

タケシがいう

 

「ピカチュウ!!ペルシアンに十万ボルト!リザードン!メタグロスに火炎放射!ゴウカザルはマニューラに火炎放射だ!」

 

「ちっ、かわせ」

 

「いまだゴウカザルマッハパンチ!」

 

「ペルシアン!リザードンにとんぼがえり!」

 

ペルシアンはマッハパンチが当たる前に近くにいたリザードンにとんぼがえり当てる

 

「グルッグルル」(いま何かしたか?)

 

「ペ、ペルニャ…」(ビクッ)

 

「やっぱりたいしてきいてねえ…」

 

「なんかあのペルシアン、ボールに戻る前怯えていたような…」

 

ラングレーにはペルシアンが怯えているように見えた

ペルシアンが戻り、変わりに出てきたのはギャラドスだった

 

「ピカチュウはギャラドスに連続でエレキボール!リザードンとゴウカザルは火炎放射でメタグロスとマニューラを狙え!」

 

「マニューラつじぎりでエレキボールをはじけ!ギャラドスはりゅうのまいからたきのぼりで炎を打ち消せ!メタグロスは守るだ」

 

「まずい…ピカチュウここは一旦戻れ!頼むぞオニゴーリ!」

 

ギャラドスのじしんを警戒して戻す

 

「ふぶきだ!」

 

「かわせ」

 

「リザードン!ギャラドスにりゅうのはどう!」

 

「メタグロス守るだ!」

 

「グロス!」

 

ギャラドスにめがけて飛んでいったりゅうのはどうはギャラドス前に現れたメタグロスによって防がれた「いまのうちにりゅうのまいだ」

 

「こうなったら…ゴウカザルはマニューラにマッハパンチ!オニゴーリはシャドーボール!リザードンはドラゴンテールだ!」

 

「戻れマニューラ!いけサマヨール!ギャラドスはかわしてたきのぼりだ」

 

りゅうのまいによって能力が上がったギャラドスは攻撃をかわし、たきのぼりをリザードンにヒットさせた

さすがのリザードンもこたえたらしく、オボンの実を食べて回復した

ゴウカザルのマッハパンチはサマヨールの体をすり抜け不発に終わった

 

「サマヨールみがわり!ギャラドスじしん!メタグロス守る!」

 

「ジャンプしてかわせ!」

 

はるか上空に跳躍し、難を逃れたゴウカザルだが

 

「もどれギャラドス!いけペルシアン!ねこだましだ!メタグロスはリフレクター」

 

「なんで使えるの!あれって最初しか使えないはずじゃ」

 

「一度ボールに戻ったから使えるようになったんだ!とんぼがえりは伏線だったのか!」

 

ゴウカザルは火炎放射を吐く前に、ねこだましで妨害され、怯んだ隙にバレットパンチとれいとうビームで狙われてしまう

れいとうビームはオニゴーリのシャドーボールで粉砕されたが、バレットパンチがヒットし、ゴウカザルは高度から叩き落とされ地面に衝突した

 

「ゴウカザル!」

 

あの高さから叩きつけられたらさすがにとイッシュの人々は誰もが思ったが

 

「ウキャーアアア!!」

 

「ゴウカザル!…そうか、もうかが発動したんだな!」

 

「なんて迫力だ」

「す、すごすぎる」

 

イッシュの人々はゴウカザルの気迫に怯む

 

「フレアドライブだ!」

 

「ウーキィィィィィ」ゴオオオオ

 

「かわせ!」

 

「ペルニャー!!」

 

直撃は避けられたがゴウカザルの纏う炎が大きすぎて完全には避けきれずペルシアンは吹っ飛ばされる

 

「なんだと!」

 

いくらペルシアンが防御力が高くないポケモンでもリフレクターといかくでダメージ軽減されているはずだ

それをたった一撃で

しかもそれにも関わらずゴウカザルのフレアドライブのパワーがまだ有り余っていた

そんなゴウカザルの前には巨大な大木がこのままでは衝突してしまう「危ない!」と誰しも思ったが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バキィィィィィィィー!!!

 

「「「えっ?」」」

 

なんと軽く樹齢2百年以上ありそうな大木をまるで紙切れのように粉砕したのだ

さらにその先に見えていた大草原はゴウカザルが着地したと同時に爆発し、巨大なクレータができ、そして焼け野原になった

 

 

( ;゜Д゜)

 

 

「「「えええええぇぇぇー!!!」」」

 

「あの大木が折れて倒れちゃたよ!!」

 

「ウソだろ…なんだよ…あのゴウカザル…ありえねえだろう!!」

 

「てゆーか!あのでかい草原が一瞬で燃え尽きた…」

 

あまりの威力に慌てふためくイッシュの人々

例外なのは

 

「すごい威力だな」

 

「ああ、さらに力を上げたな」

 

「シンオウリーグ後も毎日トレーニングしていたらしいからね」タケシ、シンジ、シゲル三名のみだった

 

「ちょ、ちょっと!あんたたちなんでそんな冷静なのよ!」

 

「そうだ!なんで驚かないんだ!」

 

「いや驚いているさ」

 

「じゃあなんでそんなに冷静なのよ!」

 

「こんな信じられない光景なのに」

 

「いやだってなー」

 

「サトシのポケモンだし」

 

「あいつのポケモンだしな」

 

「「「十分ありえるだろう」」」

 

「「「……………」」」

 

その言葉に耳を疑う人々

それにしてもここが町でなくて良かった

もし町だったらビルや家が何軒か崩壊しているぞ

 

「って、ちょっと!山火事になっているわよ!」

 

「ちょっと!まじでやばくない!」

 

「どうすんだこれ!」

「ヒャハー!すっげー!すげえよ!」

 

次々と草や木に燃え移る灼熱の炎生命の危機を感じ、パニックになる者もいる

なぜか歓喜している顔芸(スワマ)くんもいる

 

「やれやれ…サートシくんも困ったものだよ…仕方ない出て来い!」

 

「カメェー!」

 

出てきたのはシゲルのカメックス

けしてあのエクスデスではない

 

「ハイドロポンプだ!」

 

強烈なハイドロポンプが発射され、あの燃え盛る炎を一瞬で消した

 

「あ、あれっ…?」

 

さらに

 

「ドダイトスバトルスタンバイ!せいちょうだ!」

 

シンジのドダイトスが荒れ果てた大地に草のエネルギーを注ぎ込み、あっというまに新芽が生えてきた

もちろんあの大木の苗木も

 

「へっ?」

 

「あとは折れた大木をどかさないとな。いけラッキー!」

 

「ラッキ~」

 

出てきたのはあのポケモンセンターのマスコットキャララッキーだ

かわいい容姿をしており、初めて見るイッシュの人たちでも腕力がないだろうと予想されるが

 

「ラッキーあの大木をどかすんだ」

 

「ラッキ~!」

 

ひょい

 

「「えええええぇぇぇ!!」」

 

まるでそこらのへんの落ちている木の枝を拾う感覚で2つに折れた大木を軽々と持ち上げて運ぶラッキー

 

イッシュの人々は信じられない光景が続き思考が停止する

「基本じゃない!非常識だ!」と叫ぶ者もいれば

よその地方のトレーナーはみんなあんなすごいのかと驚愕する者もいた

 

「そこでいいぞラッキー」

 

「ラッキー」これぐらいタケシのラッキーには軽いものである

凍った湖の氷も丸ごとピンプク時代で運んでいたのだから

 

「進化してないポケモンなのに…」

 

シューティの価値観はもはや崩壊寸前だ

 

さらに生まれてそんなに年月経ってないことを知り、さらにへこむシューティともはや声も出ないイッシュの人たち

 

さてバトルはというと

 

「(」゜□゜)」ポカーン………はっ!ペルシアン戦闘不能」←デントです

 

(な、なんだ…なんだこれ…ウソだろ…なんだよあのゴウカザルは…ありえねえありえねえありえねえーペルシアンを瞬殺しただけでなくあの大木と草原を消しとばしやがった)

 

さすがの青年も取り乱し混乱する

 

(シングルだったら間違いなく3たてや4たてされていた…トリプルバトルでなければすぐ負けていた)

 

「…冗談ではない!」

 

この時青年は冷静さを失っていた

それが大きなスキに生み出した

 

「ゴウカザル!サマヨールにフレアドライブだ」

 

「っ!?」

 

青年はあまりの出来事にバトル中であったことを忘れていた

気がついた時にはサマヨールのみがわりは一撃で消滅していた

 

「なんだと…あの進化のきせき持ちの、サマヨールのみがわりがあんなりあっさり…いやあのパワーならありえるが…まさか一瞬で…くっまだ威力が残っているのか」

 

本物のサマヨールに迫るフレアドライブ

 

「くっ次のみがわりまで時間がたりない受け止めろ!」

 

「ヨール」鈍足のサマヨールに回避など間に合うはずがない

むしろよけいなダメージを負うよりガードを固めできるだけダメージを軽減させる

他の技出す間もないし

 

一瞬お互いぶつかり合ったがサマヨールは弾き飛ばされる

 

「サマヨール!あの化けもんめ!」

 

「いっけーゴウカザルフレアドライブだ」

 

「ウキャキャ!」

 

迫るゴウカザルのフレアドライブ

 

だが青年トレーナーは口元を歪ませあの技を指示する

 




あの技です

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