(もう、とてもこれ以上アイリスとはライバルできないわ…ドラゴンタイプ持っているトレーナならサトシがいるし何も問題ないわね)
ラングレーはアイリスをライバル視するのをやめた
「ならゲットされる前から懐いているサトシくんで何も問題ないじゃないか」
「そうだ。あれだけの強いポケモンを使いこなすサトシならサザンドラだってうまく育てるだろう
氷タイプにギャーギャー騒ぎ、近づけさせることさえ嫌がるおまえよりずーといいだろう」
「ギャギャ!ドラ!」
「長い間前線を共に戦ってきたわたくしの戦友マニューラを傷つけようとした罪は万死に値しますわ!
氷タイプの技なら火炎放射やまもる、かわしたりすれば何も問題ねえーんだよ!わたくしはな!最初からてめーが気にくわなかったんだよぉぉ!!といっているニャ」
「認めない………あたしは絶対認めない!!新人トレーナのサトシがあたしより強いだなんて!ドラゴンタイプに認められるなんてそんなのありえない!
この世全てのドラゴンタイプはあたしのものよ!あたしはその力がある!能力がある!いずれドラゴンタイプのジムリーダーを継ぐあたしこそがサザンドラのトレーナにふさわしいのよ!!」
自信過剰もここまでいくともはや病気である
見物人が思わずこう漏らす
「うわ~まじありえないんだけど…」
「マジひくわ~」
あれだけのバトルを見て、まだサトシを新人といいはるアイリスの脳みそはどうなっているだろうか
そんなアイリスの奇行にサトシは疲れた表情浮かべているし、他のメンツもあまりの傲慢さに声も出ない見物人の子供にも「あたま…大丈夫?」と、かわいそうな人を見る目で見られていることにアイリスは気づきもしなかった
断固、自分の意見を通そうとするアイリスにカミジョーが動いた
「いいぜ、 てめえが何でも思い通りに出来るってならまずはそのふざけた幻想を
ぶち殺す!!!」
バキィィィィ!!!
「がはぁ!!!」
アイリスはカミジョーの強烈なパンチを顔面に受け、ノーバウンドでぶっ飛んだ
そのままアイリスは数メートル先の木に衝突するのだった
「「「………」」」
ほんの一瞬の出来事にポカーンとするサトシたち
「あいかわらず熱いなカミジョーくんは」
日頃からカミジョーを知っているナエギィだけが平常心のままだった
「いくらなんでも女の子を殴るのはどうかと…」
いち早く正気に戻った見物人がいうが
「彼はこれ以上サトシくんやサトシくんを慕うポケモンたちが傷つけれるのが許せなかったんだよ
それにあのアイリスって子はこのまま放っておくと氷やドラゴンタイプのポケモンや多くの地方トレーナの心を傷つけていくだろう」
「…アイリス」
複雑な表情を浮かべるサトシ
「サトシが気に病むことないわよ
悪いのはアイリスなんだから」
「そうだよサトシ!ラングレーのいうとおりだ!」
デントたちもサトシは何も悪くないとわかっている
キバゴはアイリスの近くでオロオロしている
「殴ったね…オヤジにもぶたれたことないのに…」
アイリスは気絶しながら意味不明な寝言をいっていたたいしたタフさだカミジョーはアイリスを背負い、キバゴを慰めながらサトシたちの元へ歩いてきた
「この子はポケモン保護機関に連れて行く」
「「「えっ?」」」
スマワとかもいずれ出ますよ(アニメでポケモン何回も捨てたりする奴)