学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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よくわからない朝の光景

 

八幡side

 

 

………ん?んん〜……おぉ?なんかいつの間にか寝ていたみたいだな。しかも目の前にはシルヴィが目の前で眠っている。しっかしシルヴィの膝を借りて寝たら寝起きがマジで良くなるな。今は……6時か。じゃあ俺10時間くらいも寝たってことかよ。

 

………シルヴィには少し悪い事をしちまったな。俺が何時くらいに寝たかは分からんが、俺の都合で膝を使わせちまったからな。まぁ今は俺の横でスヤスヤと眠っているからいいんだが。

 

 

八幡「……済まないな、シルヴィ。後ありがとな。お前の膝、やっぱり最高だわ。」

 

シルヴィア「それはどうもありがとう♪」

 

八幡「っ!……起きてたのか?」

 

シルヴィア「たった今だけどね。で・も!最高なのは私の膝だけかな?」

 

八幡「前言撤回だ。シルヴィが最高だ。」

 

シルヴィア「そんな今言われているのたから取ってつけたように言われてもなぁ〜。」

 

八幡「そうか……なら行動で示せと?」

 

シルヴィア「自信あるのかな?」

 

八幡「ありまくりだ。」

 

シルヴィア「じゃあお願い。」

 

 

全く、朝から我が儘な姫様だな。けど、姫様の機嫌を直さないとな。

 

 

俺はその場から少し動いてシルヴィを抱き締めた。抱き締めて10秒くらいしてから、シルヴィにキスをした。キスも10秒くらいでやめて唇を離した。

 

 

シルヴィア「……うん、最高だよ。」

 

八幡「信じてくれるか?」

 

シルヴィア「勿論♪というよりも、最初から信じていたから大丈夫だよ。」

 

 

何だ、最初から上機嫌じゃねぇか。

 

 

八幡「悪かったな、膝。」

 

シルヴィア「ううん、気にしてないから謝らなくてもいいよ。それに可愛い寝顔も見られたからね。私の膝を提供して八幡くんの寝顔を貰う、give & take だよっ!」

 

 

無意識の内に俺はシルヴィに寝顔を提供していたのか……まぁシルヴィだから構わないけどな。

 

 

話は変わるが、今日は横浜めぐりの日になるな。横浜なんて10年前に小苑さんと生活して以来だから懐かしい。久しぶりにあの店にも行きたいな。小苑さんとも行った『銭氏詠春』にも久々に行きたいな。

 

 

シルヴィア「八幡くん、今日は横浜の旅かな?」

 

八幡「流石はシルヴィだ。俺の考えている事とピッタリ一致している。俺も横浜で何するか考えていたところだ。」

 

シルヴィア「じゃあ!じゃあ!昨日八幡くんが言っていた『横浜中華街』と『赤レンガ倉庫』に行ってみたいな!私も興味あるし!」

 

八幡「そうだな、そうするか。俺も7年ぶりの横浜だから色んなところを回ってみたい。行く順番はどうする?」

 

シルヴィア「私はなるべく本場の中華の味を知りたいからお昼は中華街で食べたいかなぁ。」

 

八幡「じゃあ最初は『赤レンガ倉庫』で気ままに店でも回って、しに言ったものがあればショッピング。昼近くになったら中華街に向かって飯を食べる。その後は中華街を見て回る。っていうのはどうだ?」

 

シルヴィア「流石は八幡くんっ!!」

 

八幡「いや、もう少し考えてもいいんだぞ?」

 

 

むしろ君、俺に丸投げしてない?

 

 

ーーー2時間後ーーー

 

 

時間も経って、俺たちは朝のバイキングコーナーで朝食を摂っている。けど8時じゃあまだどこも開いてないよな。暫くは部屋で待っていることにするか。

 

 

シルヴィア「八幡くん、あ〜ん♡」

 

八幡「あむっ………うん、美味い。」

 

シルヴィア「えへへ〜良かった♪」

 

 

 

 

 

「ねぇ、あの2人。普段からあんなに仲が良いんだね。」

 

「羨ましいなぁ……私もあんな彼氏が欲しい。」

 

「比企谷さんみたいな彼氏?ないない、あんな男が居たら周りがほっとかないって。」

 

「それもそうだよね〜……」

 

 

………まぁ、聞こえてはいるが、聞こえていないふりをしなくてはな。嬉しくないわけではないが、俺にはシルヴィがいるからな。

 

 

 

 

「失礼、そちらのお嬢さん、少し宜しいかな?」

 

シルヴィア「?わ、私ですか?」

 

「おぉ、何とも可憐な声。そして美しくも整った顔立ち、アメジストのような輝いた紫色の瞳と髪!貴方は……美しい、そしてとても綺麗だ。」

 

シルヴィア「は、はぁ………」

 

「どうでしょう?私とお付き合いして頂けないかな?もし交際して頂けるのであれば、将来は不自由のない生活ができることを約束しよう。」

 

 

こいつどっから出て来た?

 

 

シルヴィア「す、すみません。私もうお付き合いしている方がいまして………」

 

「……それはもしや君の隣にいる冴えない男の事かな?だとしたら実に勿体無い!君のような人は僕のような貴族と付き合うべきなのだ!今回は偶々日本に来て正解だった。このような未来の妻に相応しい女性を見つけられたのだから!」

 

八幡「………あの、勝手に話を「君は黙っていてもらおうか、愚民。私は今、彼女と話をしているんだ。」……お前こそ、俺たちが楽しく朝食をしているのを邪魔するとはどういう了見だ?」

 

「はぁ?これは何とも無礼な奴だ。私のような上級貴族と話せるだけでも光栄だというのに。頭でも下げたらどうなんだい?」

 

八幡「お前なんかよりもフェアクロフさんの方が余程立派だよ。」

 

「な、何っ!!?き、貴様!?今フェアクロフと言ったか!?」

 

八幡「あぁ、言ったが?」

 

「貴様はもしや、フェアクロフ家と何か関係があるとでもいうのか?」

 

 

………こいつは何深読みしてるんだ?俺はただの一般市民です。

 

 

八幡「一応は知り合いだ。別にそれほど親しいというわけでもない。」

 

「………貴様、名を名乗れ。」

 

八幡「……比企谷八幡だ。これでいいか?」

 

「なっ!!?ま、まさかあの【三冠制覇】を成し遂げた伝説の男!?」

 

八幡「もういいか?俺は今シルヴィと朝食を摂っているんだ。あまり邪魔はしないで欲しい。」

 

「う、うぅむ!そうだな。平民の声にも耳を傾けるのが貴族の務めというものだ。良い朝食をとるのだぞ。」

 

 

そう言って貴族風の男は去っていった。まぁ欧州の貴族なんだろうが、フェアクロフさんとなんか関係があるみたいだな。どうでもいいけど。

 

 

シルヴィア「貴族って皆あんな感じなのかな?ちょっと威張りくさっててイヤな感じだね。」

 

八幡「いや、あの人が特別そうだってだけだろ。実際フェアクロフさんは威張りくさってもいねぇしな。」

 

シルヴィア「……貴族ってよく分からないね。」

 

八幡「そうだな………取り敢えず、続き食べるか。」

 

シルヴィア「うん、そうだね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後のは本当にわからんですね。

自分でも何書いてんだかサッパリですよ。ww

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