学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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というわけで始まりました!!

最後の長編閑話!八シル劇場の引退ライブ編!!

では、どうぞ!!




八シル劇場 引退ライブ編
最後の依頼


 

 

シルヴィアside

 

 

私と八幡くんが星武祭から完全に姿を消してもう3年が経った。その後の私たちは、デートをしたり後輩たちの面倒や指導をしたりと色々な事をしてきた。勿論アイドル稼業も続けて来たよ。3年の間でいろんなところに行ったっけなぁ〜……おかげで私には八幡くんがいないとダメだっていうのが嫌という程分かりましたっ♪

 

 

さて、少しだけ星武祭を振り返ってみようか。

 

まずは《鳳凰星武祭》。前々回は八幡くんと陽乃さんが優勝したけど、前回は……あっ、ちょっと分かりにくいと思うけど、今はもう新しいシーズンに入っちゃってるから、前回扱いなんだ。

 

話を戻すけど、前回は【覇軍星君】と冬香さんが優勝したよ。まぁ大会の出場選手自体そんなにめぼしい人たちがいなかったというのもあったけど、前々回と同じで準優勝や本戦出場ペアも殆ど界龍だった。

 

 

次に《獅鷲星武祭》。前々回優勝チームは同じく界龍のチーム・帝龍だね。前回はレヴォルフのチーム・黒薔薇(くろばら)が優勝。リーダーはオーフェリアさんで残りのメンバーが【吸血暴姫(ラミレクシア)】とその妹さんのプリシラさん、生徒会書記の樫丸ころなさん、そして序列5位の【反鏡の魔女(バト・ホル)】の女5人組で優勝。

 

 

最後に《王竜星武祭》。前々回は勿論、八幡くんと私!前回は……なんと雪ノ下雪乃さんだった。前々回から自分の動きを見直して3年間修行をしてたみたい。苦手な接近戦も全く問題ないくらい動けてた。体力もかなりついてたしね。最後の出場権で優勝できて良かったね!

 

あっ、それとね!雪ノ下さんの序列なんだけど、序列外から一気に3位に上がってたんだ!《王竜星武祭》に出る前に序列戦に参加してたんだけど、元々3位の人とやったら圧倒で勝っちゃったみたい。

 

 

んんっ!これが前回シーズンの結果だよ。うん、各学園頑張ったのがよく分かるね。さて、ここからが本題だよ。

 

 

私は今大学部の4年生です。という事は……もうすぐ卒業という事です。今の私はもう生徒会長じゃないし、卒業までにすることといえば答辞を考えるくらい。学園ではこんな感じかな。後残っているのはアイドル稼業、新しく始める料理店、そして八幡くんとの……結婚式/////

 

今はじめに終わらせるのはアイドル稼業だよ。卒業と同時に終わらせるからその1ヶ月前にライブをするんだ。だからもう1ヶ月前です。やる場所は………横浜になりました!しかも日本で1番大きい横浜日産スタジアムでやる事になりました!!収容人数、なんと70000人!!屋外でやるのは久しぶりだなぁ〜♪

 

 

このライブ、日本でやるから八幡くんにも声をかけたんだ!私の引退ライブだから、たくさんの人に聞いてもらいたいし、八幡くんには1番そばで聞いてほしい。

 

 

ペトラ「いい?今までは屋内だったから色んな仕掛けが出来たけど、今回は屋外だからそういう期待は一切捨てなさい。やるのなら自分の力でやってみせなさい。」

 

シルヴィア「はい、分かってます。」

 

ペトラ「それから……旦那さんは釣れたかしら?」

 

シルヴィア「声はかけました!」

 

 

ペトラ(旦那の部分には突っ込まないのね。)

 

 

ペトラ「そう……後は来るのを待つだけね。」

 

シルヴィア「八幡くんなら来てくれるよ!だって私の彼氏なんだもん!!」

 

 

ーーー10分後ーーー

 

 

八幡「すみません、遅れました。」

 

シルヴィア「待ってたよ、八幡くん!!」(ダキッ!!)

 

ペトラ「ごめんなさいね、急に呼び出したりして。ちょっと相談があるのよ。いいえ、お願いとも取れるわね。」

 

八幡「まぁ取り敢えずは話から始めましょう。シルヴィからはライブをやるから来て欲しいとしか聞いてないので。」

 

 

そこから私たちはライブをやるにあたって、細かな説明を八幡くんにした。

 

 

ペトラ「……という事よ。八幡くんにはもう1度シルヴィアと横に立って歌って欲しいのよ。どうかしら?お願い出来ないかしら?」

 

シルヴィア「お願い、八幡くんっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「まぁ最初から断る理由なんてありませんからね。俺の歌でよければ力になりますよ。」

 

シルヴィア「もぉ〜そうやってすぐに下手に出るんだから!八幡くんは普通のプロよりも上手いんだから!!」

 

ペトラ「そうね、貴方の歌唱力は普通の人より、いえ、プロに比べても数段上を行くわ。」

 

八幡「はぁ、ありがとうございます。けど、そんな事言ったらオーフェリアなんてプロ追い越してんぞ。まぁ褒めてくれるのは嬉しいが……」

 

ペトラ「オーフェリア?あの【孤毒の魔女】の事を言っているのかしら?」

 

八幡「はい。何年か前にエルナトに泊まりに行った時にカラオケで歌ったんですけど、90の後半を簡単に出してました。」

 

シルヴィア「確かに高得点だったけど、そんなには連れていけないよ。費用だって掛かるから。」

 

八幡「分かってる。ただ言ってみただけだらかな。別にあいつを連れて行きたいなんて思ってないから安心しろ。」

 

 

ホッ……よかった。

 

 

ペトラ「じゃあ八幡くん、用意だけはしておいて頂戴。歌はこちらで用意してあるからデータを渡しておくわ。」

 

八幡「ありがとうございます。」

 

 

よぉ〜し!私の現役最後のライブだから最高のライブにさせないとね!

 

 

 

 

 

 

 

 





八幡は依頼を承諾。さて、何を歌うのやら……


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