ここで皆様に一言………前回話の帰省は長編閑話にはしません。出すのは全くの別物です。
オーフェリアside
………この学院も大人しくなったものね。ほんの2年前まではバカでアホで間抜けが多くて問題しか起こさない問題児しか居なかったのに、今ではその問題すら起こさなくなってるわ。私は別に規則を作ったわけではないのだけど、何故か私を攻撃しようとする人がいない。それどころか公式序列戦で私に挑む人も居なくなったわ。
………不思議ね。どうしてかしら?
………まぁいいわ。でも最近はあまり面白い事がないわね。問題があれば私たち生徒会が動くのだけど、さっきも言ったように問題が起きなくなったから暇というわけよ。何も起きないというのは良いことなのだけど、レヴォルフは何もないとこうも暇なのね。
オーフェリア「………ころな、他に済ませた方がいい書類とかないかしら?」
ころな「会長、それ昨日も聞きましたよ?」
オーフェリア「………そう、ごめんなさい。」
プリシラ「ま、まぁ最近は本当に何もないくらいにレヴォルフ関連の事件や事故がありませんからね。会長が自ら解決したせいなんですが………」
オーフェリア「………最近何もないのは私のせいだと言いたいの?」
イレーネ「おいおい、気付いてねーのかよ。」
………なんで皆そんな反応なのかしら?私が何をしたというの?
イレーネ「その様子だと本当に知らねーみたいだな。お前の純星煌式武装の【
オーフェリア「………そんなに?」
プリシラ「オーフェリアさんは何も感じていないでしょうけど、氷漬けにされた生徒が目を覚まして事の顛末を聞いた後の一言が、『もう2度と悪い事はしねぇ!!だからもう勘弁してくれ!!』って言うんですよ。余程オーフェリアさんの純星煌式武装が強力なんでしょう。」
ころな「もしかしたらですけど、短剣の中に毒が混じり込んでいるとか……ないですか?」
イレーネ「だとしたら誰だってああなるよな……」
………毒?この子の中に私の毒が入り込んでいるということかしら?だとしたら、氷漬けにした人に聞く必要があるわね。
ころな「まぁあくまで予想ですけど、ちょっと可能性があるかもって思っただけです。」
オーフェリア「………少し気になるわね。この子の能力を使う時に毒が混じっているのかないのか……少し試したいわね。」
イレーネ「おい、人体実験なんてやめろよ?被験者が可哀想になってくる。」
オーフェリア「………貴女でもそんな事を言うのね。なんか少し意外だわ。」
イレーネ「アホ。あんな風に言われたら誰だってそう思うっつーの。けどどうすんだよ?」
オーフェリア「………あのみかんにやってみようと思うわ。もし毒があるのなら腐るはずだもの。何もなければ冷凍みかんの完成よ。」
ころな「なるほど……もし何もなければ美味しく頂けますね!もし毒が入ってたら……いいえ、考えるのはやめましょう。」
………私はみかんを台の上に1つ置いて、少し離れた位置で武装を構えた。勿論、他の皆も離れているわ。
オーフェリア「………じゃあやるわよ。」
………私は【
プリシラ「ここまではいいですね。」
イレーネ「あぁ、みかんが凍ってるだけだ。」
………っ!みかんの色が変わってるわ。段々灰色になっているわ。
ころな「………」
プリシラ「………」
イレーネ「………」
オーフェリア「………」
そしてみかんは崩れて氷の中にあるのは、灰のような粉になったみかんだった。
オーフェリア「………氷の中に毒も混じっていたようね。皆が問題を起こさなくなるわけだわ。」
プリシラ「いやいや、何普通に納得してるんですか!?みかん腐りましたよ!?腐るって事は毒入ってるんじゃないですか!?」
オーフェリア「………そうね。」
ころな「なんか普通って顔してますね……もしかして実験して分かったとしても改善する気はない?」
オーフェリア「………違反した人には丁度いい罰だと私は思うわ。良い薬になると思うわ。」
イレーネ「なぁ、もしだぞ?もしそれが比企谷に当たっちまったらどうすんだ?きっとお前がトラウマになるかもしんねぇぞ?」
オーフェリア「さっき言葉は撤回するわ。今すぐに調整してもらう事にするわ。これが八幡に当たって私を避けるようになってしまったら大問題だわ。イレーネ、良い事を教えてくれてありがとう。」
イレーネ「お、おぉう。」
オーフェリア「こうしてはいられないわ。早く検査室に行って調整してもらう事にするわ。皆、少し席を外すわ。」
早く調整してもらわないといけないわ。
オーフェリアsideout
ーーーーーー
イレーネ「………あいつの中で比企谷の優先順位ってかなり上だよな。」
プリシラ「そ、そうだね。もしかしたら1番強いんじゃない?」
ころな「……あり得ますね。もし比企谷さんに嫌われでもしたら、1ヶ月くらいは仕事しなさそうな感じがします。」
というわけで今回はレヴォルフの生徒会編でした!