皆様、アンケートにお答え頂きありがとうございます!
アンケートの結果、もう数える手間も省けるくらい3の数が多かったので3に決定いたしました!!アンケートにお答えくださった皆様、誠にありがとうございます!
まず最初は短編閑話から行きます!!
では、どうぞ!!
戦いの後の戦い
シルヴィアside
………皆さんこんにちは、というよりもおはようございます。シルヴィア・リューネハイムです。突然ですが、助けて下さい。あっ、誰かに襲われそうになってるとか、攫われそうになってるとかそういうのじゃないんだ。そうなったら八幡くんが助けてくれるから。でも、この事情をどう説明すればいいのか全く分かりません。
心当たりがなくも無いんだけど、私からしてみれば『今更後遺症がでるのっ!?』って感じなんだ。え?八幡くんに助けてもらえって?
それはちょっと………何というか、凄く恥ずかしい姿になっちゃってるから見せたくないんだ。見せたら絶対に笑われちゃうもん……
そういえば今の時間とか言ってなかったね。今は朝の5時で偶々目が覚めたら違和感があったから、こうやって皆さんに助けを求めている次第です。八幡くんはまだ寝てるけど、あと1時間もすれば起きると思う。それまでになんとかしなくちゃ!!
ーーー1時間後ーーー
八幡「………」
シルヴィア「………」
八幡「なんか寒いと思ったら……シルヴィ、布団全部持ってくなよ。それと布団の中に包まって何やってんだよ?」
シルヴィア「ゴ、ゴメンね……でも今は八幡くんにも姿を見せられないくらいにあられもない姿になってるから今日はいない者として扱ってくれれば嬉しいかなぁって。」
八幡「そんな事言われて俺が『はいそうですか。』って言う男に見えるか?そんな状態だったら益々放ってなんかおけねぇよ。シルヴィ、出てきてくれ。」
シルヴィア「や、やだよ!今言ったでしょ!すごく恥ずかしい姿になってるからって!」
八幡「だが、その姿を見ない限りには解決も何もないだろう……恥ずかしいとは思うが、シルヴィの姿を見せてくれないか?」
シルヴィア「……………笑わない?」
八幡「あぁ、絶対に笑わない。」
シルヴィア「………本当に?本当に笑わない?」
八幡「あぁ、絶対だ。」
シルヴィア「………本当に笑わないでね?」
八幡「あぁ、本当に笑わない。だから今のお前の状態を見せてくれ。」
シルヴィア「………分かった。じゃあ見せるね。」
そして私は八幡くんのお願いに応じて布団から出ることにした。
八幡「………え?」
八幡くんの顔からは驚きと同様と戸惑いが現れていた。それもそうだよね。こんなのいきなり見られたら、誰だってそう思うよ。
だって今の私………
ピョコンッ
シュルンッ
狐の耳と尻尾が生えてるんだから………
シルヴィア「うぅ/////」
八幡「………作り物じゃあないんだよな?いや、だとしたらそんな反応はしないか。」
シルヴィア「………でもありがとう八幡くん、笑わないでくれて。」
八幡「当たり前だ。それに、それの何処に笑う要素がある?俺なら抱き締めて愛でてやりたいくらいだが?」
すっごく魅力的な提案だよぉ〜今からでもやって欲しい!でも、この姿だと恥ずかしい/////
八幡「その耳と尻尾って感覚はあるのか?」
シルヴィア「うん。自分の手足みたいに動くよ。動かそうと思えば動かせる。」
八幡「………狐かぁ。そういえばお前の憑霊した時も狐だったな。それに関係しているんじゃないか?」
シルヴィア「あっ!そうかもしれない!ちょっと話してくるね!」
シルヴィア『ごめんくださーい。』
八坂『あら?どうしたのかしら?』
シルヴィア『実は……私の身体に耳と尻尾が生えちゃって……どうしたらいいのかなと思ってたら、八坂さんの所なら分かるかもって。』
八坂『あぁ、その事ね。言い忘れていたのだけど、私との憑霊を出したら呪いとして耳と尻尾が生えるようになっているのよ。』
えっ!?なにその呪い!?
八坂『星辰力に依存するのよ。貴方この前の試合で星辰力使い切ってたでしょう?だから貴方は丸1日はその状態よ。』
シルヴィア『ま、丸1日!?そんなに!?』
八坂『因みに消費量が少ない状態で憑霊をしたら、そんなに長い時間呪いには掛からないわ。貴方は殆ど使った状態で憑霊をしたから丸1日って事なのよ。』
………まさかそんな代償があったなんて〜。
シルヴィア『……ありがとうございます。』
八坂『説明してなくてごめんなさいね。その代わりにはならないけど、坊やに好きなだけ可愛がってもらいなさいな。』
シルヴィア『そ、そんな事言わないで下さい!』
シルヴィア「ただいまー……」
八幡「その様子だと、直す方法は見つかっても今すぐってわけじゃあなさそうだな。」
シルヴィア「うん。実は……」
私早坂さんから聞いたことを八幡くんに説明した。
八幡「丸1日か……じゃあ明日にならないとそれは無くならないってことなんだな?」
シルヴィア「うん、そうみたい。」
八幡「そうか………じゃあ俺もここにいることにする。何かあったら大変だからな。」
八幡(それに、シルヴィアを可愛がりたい。)
シルヴィア「八幡くん……ありがとう。」
ピョコンピョコン!
シュルンシュルン!
こうして、私の狐の耳と尻尾とのたたかいがはじまったのでした。
八幡にとっては最早ご褒美かもしれないですね。