学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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学習は大事

八幡side

 

 

さて、現在の俺の状態は両手に花状態。シルヴィアは分かるがオーフェリア、君は離れなさい。くっつかなくても歩けるでしょ!何?護衛のつもりなの?

 

 

八幡「なぁ、頼むから2人共手を放してくれないか?歩き辛いんだ。」

 

シルヴィア「出来ればずっとこうしていたいんだけどな………仕方ないね。人も多いから。」

 

オーフェリア「………分かったわ。」

 

八幡「すまないな。」

 

 

いや〜本当に助かる。顔に出さないように頑張っていたが、やっぱり俺も男だから、腕に伝わる柔らかい感触とか良い匂いとか伝わってくるんだよ。いや、この距離感だからまだ良い匂いはするんだけどね?

 

 

アーネスト「おや、比企谷くんにミス・リューネハイム………やっぱり君も一緒なんだね、ミス・ランドルーフェン。」

 

八幡「フェアクロフさん。」

 

オーフェリア「………私がいたらダメかしら?」

 

アーネスト「いや、そんな事はないよ。代理で比企谷くんが来る時にくっついているのはよく目にするからね。それよりも、実に素晴らしい事を成し遂げたと僕は思っているよ。過去に数人しか成し遂げた事しかない《三冠制覇》に《王竜星武祭》の連覇、そう簡単に成し遂げられることじゃないからね。」

 

シルヴィア「それを言うなら君も《獅鷲星武祭》連覇を達成してるじゃん。」

 

アーネスト「確かにそうだけど、あれはチーム全員が1つになれたからこそ出来たことだよ。僕個人の力ではあんな事出来なかったよ。」

 

アーネスト「まだ早い話ではあると思うけど、2人はいつ結婚をするんだい?」

 

八幡「その話ですか……俺は学院卒業後を考えています。シルヴィアはどうか分からないですけどね。」

 

シルヴィア「私もそう思ってるよ。流石に20過ぎたら即結婚は早過ぎるしね。」

 

 

あの時は18歳で結婚したいって言ってた奴には思えないな。

 

 

アーネスト「ということは……22〜23歳には結婚をするということだね?」

 

八幡「えぇ、そのつもりです。」

 

アーネスト「それはいい事を聞いたよ。その時は是非招待されたいものだね。2人の結婚の瞬間を見られるんだからね。」

 

シルヴィア「じゃあアーネストの結婚式にも私たちを呼んでよ?それでおあいこっ!」

 

アーネスト「……ははは、これは一本取られたな。まぁ六花で開けそうだったらそうさせてもらうよ。」

 

レティシア「アーネスト、ここに居ましたのね。あら、貴方たちも居ましたのね。」

 

 

俺たちがフェアクロフさんと話していると、後ろからガラードワースの生徒会がやって来た。

 

 

アーネスト「少し世間話をね。」

 

ケヴィン「まぁアーニーはもう会長じゃねぇから少しは自由に行動してもバチは当たんないでしょ。」

 

レティシア「……そうですわね。」

 

エリオット「【夢幻月影】、それとも【神羅武双】とお呼びした方がよろしいですか?」

 

八幡「どちらでも構わない。苗字でもいいしな。」

 

エリオット「では【神羅武双】と。《獅鷲星武祭》以来ですね。」

 

八幡「そうだな。」

 

シルヴィア「君が【輝剣(クラウ・ソラス)】かぁ……初めまして。知ってるとは思うけど、シルヴィア・リューネハイムだよ。」

 

エリオット「……やはりお美しいです。」

 

八幡「おい、俺の彼女を口説くんじゃねぇよ。口説くんならガラードワースの女にしろ。」

 

エリオット「そ、そんなつもりはありません!」

 

 

端から見ればそう見えるんだよ。

 

 

シルヴィア「大丈夫だよ八幡くん。私が八幡くん以外の男の人に惚れるなんて、まずあり得ないから。」

 

八幡「……そう言ってくれると俺も安心だ。さて、そろそろ退散しよう。また口説かれかねないからな。」

 

エリオット「だからしません!」

 

 

まぁ冗談はこれくらいにして、さっさと行くか。にしても界龍の奴らはいるが、星露たちがいないな……何処だ?

 

 

シルヴィア「次に会うとしたらクインヴェールの子たちだけど、トゥーリアが何か言ってきたら私が相手するから気にしなくていいからね。」

 

八幡「いや、むしろ相手をする前にシルヴィが相手をするから俺が相手をする暇なんてないけどな。」

 

オーフェリア「………シルヴィア、その子は八幡に何かを言うの?」

 

シルヴィア「少し八幡くんの事が苦手みたいでね。何でも………」

 

 

そこからシルヴィアがトゥーリア?の言っていた事をオーフェリアに説明していた。にしてもクールぶっているか……そんなつもりはないんだがな。

 

 

※詳しくは『反応 クインヴェール女学園』へどうぞ。

 

 

オーフェリア「………これは八幡への冒涜ね。八幡にはいいところがたくさんある事を身体で教える必要があるわね。」

 

シルヴィア「そうでしょ?」

 

八幡「ここでドンパチ始めるなよ?」

 

シルヴィア「分かってるよ〜。」

 

 

不安しかないんだが……

 

 

マフレナ「シルヴィアさん!それに比企谷さん!この度は偉業達成おめでとうございます!」

 

パイヴィ「素直に祝福。」

 

モニカ「おめでとぉ〜2人共。」

 

ミルシェ「いや〜凄かったよ!決勝戦!」

 

トゥーリア「……まぁ、おめでとうだけは言っておくよ。」

 

ソフィア「おめでとうございます。」

 

柚陽「とても凄い試合でした。おめでとうございます。」

 

ニーナ「おめでとう。」

 

美奈兎「凄かったよーあの試合!私には真似出来ないかなぁ。」

 

クロエ「歴史上最高の試合になったと言われるのも納得ですね。」

 

 

おぉう……今度は全員できたか……にしてもこうやってみると、クインヴェールの容姿のレベルは本当に高いな。まぁ俺はシルヴィにしか興味ないけど。

 

 

八幡「お前らは次の《獅鷲星武祭》に出るのか?」

 

ミルシェ「ルサールカはそのつもり!優勝候補がやっと消えたんだもの。これを逃さない機会はないよ!」

 

美奈兎「私たちはまだ未定。皆がいいっていうなら出るかな。」

 

シルヴィア「出るか出ないかは君たちで決めるといいよ。自分で決めないと意味がないからね。」

 

オーフェリア「………因みに言うけれど、来シーズンの《獅鷲星武祭》は私たちレヴォルフも出るつもりよ。」

 

八幡「でも、出るのはお前じゃないんだろ?」

 

オーフェリア「………私たちよ。正確には私たち生徒会のメンバーともう1人女子を選抜で選ぶつもりよ。」

 

 

ありゃりゃ、もう1人の最強魔女が《獅鷲星武祭》に出ちゃいますか………

 

 

トゥーリア「えぇっ!?比企谷八幡の次はオーフェリア・ランドルーフェンかよ!?」

 

オーフェリア「………何年ぶりの出場かしらね?優勝したのは1回だけだったものね。」

 

トゥーリア「でないでくれよ!頼むから!あんな思いするのはそこにいる男だけで充分だよ!」

 

八幡「え?もう1回やって欲しいって?」

 

トゥーリア「誰がそんなこと言ったー!!」

 

 

コイツ面白いな……

 

 

トゥーリア「シルヴィア、お前こいつの何処に惚れたんだよ?私にはサッパリだ。」

 

シルヴィア「え?全部だよ。何をそんな当たり前なこと聞いてるの?」(キョトン)

 

トゥーリア「うわぁ……ガチだ。」

 

シルヴィア「それってどういう事?私が八幡くんの全てに惚れちゃダメだって言いたいの?」

 

トゥーリア「いやいやいや!!違う!違いますから!決してそういう意味ではありません!!」

 

オーフェリア「………少しオハナシが必要ね。」

 

トゥーリア「なんでお前が出てくるんだよ!?」

 

 

………こりゃ時間が掛かりそうだな。仕方ないから飲み物でも飲みながら待ちますか。

 

 

 

 

 

 

 

 


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