学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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前回のコメントでネタを下さった、今場様、ダスキン様、ギル様、刀氏様、ナルカミトオル様、質問のネタ提供本当にありがとうございます。

正直に申しますと、非常に助かりました。

では、どうぞ。




会見 ①

 

シルヴィアside

 

 

コンコンッ

 

 

ペトラ「はい?」

 

TV局関係者「失礼します。ペトラさん、シルヴィアさん、比企谷さん、お時間になりましたので、お願いします。」

 

「「「はい(分かったわ)」」」

 

 

ふぅ……時間か。

 

 

ペトラ「2人とも、行くわよ。シルヴィアは分かってると思うけど、八幡くんは余計な事言わないようにね?」

 

八幡「大丈夫です。そこは自分でも分かってますし、今朝にも言われてきたので。」

 

 

……誰に言われてきたんだろう?

 

 

ペトラ「ならいいわ。じゃあ案内してちょうだい。」

 

TV局関係者「こちらになります。」

 

 

ーーー第3会議室ーーー

 

 

少し歩いてから何だか異様に他の扉よりも間隔の空いた扉に着いた。多分この部屋、他の部屋よりも広いね。

 

 

TV局関係者「取材はこの中で行います。準備が宜しければ、早速入って頂きます。」

 

八幡「少しいいですか?」

 

TV局関係者「何でしょうか?」

 

八幡「この中にいる取材班に評判の悪い記者さんはいますか?いたら教えて欲しいんですが。」

 

 

………あっ、そっか。この前の事があるからね、私としてもそれは知っておきたいかな。

 

 

TV局関係者「………私の一存からはお答えできません。」

 

八幡「……そうですか。ではもう1つ、盗撮や盗聴なんてしてませんよね?してないと言っても、俺の目は誤魔化せませんからね?」

 

 

?八幡くんには分かるのかな?

 

 

TV局関係者「………取材班の方は分かりませんが、私たち○○○放送局は、一切その事をしていない事を約束します。」

 

八幡「……今、確かに聞きましたからね。もし、カメラやそれ以外の機材からその反応があったら、すぐに報告させてもらいます。それでもいいですね?」

 

TV局関係者「……はい。」

 

 

八幡くん……凄い用心深いなぁ。それだけ大事だから盗撮とか盗聴をするのは、許さないって思ってるのかな?

 

確かにダメだけど。

 

 

ペトラ「八幡くん、まだあるかしら?」

 

八幡「いえ、一通りは聞いたので大丈夫です。」

 

ペトラ「じゃあ行くわよ2人共。」

 

 

ペトラさんが扉を開けて、ペトラさん、私、八幡くんの順に入り、八幡くんが入った辺りから無数のフラッシュが私たちを襲った。

 

 

私たちはお辞儀をしてから後ろにある椅子へと座った。

 

 

TV局関係者「ではこれより、比企谷八幡さんとシルヴィア・リューネハイムさんの交際についての会見を執り行います。」

 

TV局関係者「進行役は当放送局の▲▲が務めさせていだたきます。質問などは御座いますか?」

 

八幡「では私から。」

 

 

えっ?八幡くん?

 

 

TV局関係者「どうぞ。」

 

八幡「どうも、比企谷八幡です。今回の会見では、先程進行役が言った通り【比企谷八幡とシルヴィア・リューネハイムの交際について】がテーマです。私はそのテーマに則った形で取材をするつもりです。なので、それ以外の質問や私たちの内面に関わる事は一切お答えしないつもりでしたので、此処でお先に言っておきたいと思い、お伝えしました。」

 

 

やっぱりざわついてる。予め用意していた質問が潰されたとでも思ってるのかな?それとも生意気だとか思ってるのかな?

 

 

○○社「私は大丈夫です。この前の事で彼と彼女の人となりは知っているつもりなので、反対するつもりはありません。」

 

 

あっ!鳳凰星武祭の時の○○社の人だ!あの人の質問なら安心して答えられそう!

 

 

◇◇社「うーん……それって何処まではいいのかな?具体的に言うなら、付き合った過程とかは大丈夫ですか?」

 

八幡「その辺なら大丈夫ですが、私たちのプライベートに関わるものは、全てカットさせて頂きます。」

 

◇◇社「……成る程、分かりました。」

 

 

◇◇社(彼奴が言っていた通りだな。下手な質問をしたら逆効果か。ここは普通の質問だけにしておこう。)

 

 

△△社「それじゃ突っ込んだ質問が出来ないのですが……」

 

八幡「寧ろそれを止めてくれと言ったつもりなんですが?」

 

△△社「ですが、それだと視聴者様方の知りたい事が分からないという事になりますが?」

 

八幡「知りたい事?別にそれを全て答える義理はこちらにはありませんが?」

 

△△社「ですが、視聴者様方の希望には答えるべきだと思われますが?」

 

八幡「私は別にそんなのどうでもいいですよ?世界が俺たちの関係を否定しようと、俺はシルヴィア・リューネハイムさんと添い遂げるつもりですので。」

 

 

は、八幡くん!?会見まだ始まってないのにそんな事言わないでよ!?/////

 

 

八幡「それと、言い忘れてました。さっき言ったのは【お願い】ではありません。【命令】だと思って下さい。」

 

 

急に場の雰囲気がズシッと重くなった。有無を言わせない程の威圧が八幡くんから放たれていた。

 

 

八幡「理由としては、鳳凰星武祭で俺と彼女に向かって質問としてあるまじき事を聞かれましたのでね、それを防止する為です。ですよね?△△社さん?」

 

△△社「っ!!?」

 

八幡「人が変わっただけで他は何も変わってないようですね?お願いですから、会見が始まっても前みたいな事は聞かないで下さいね?恥かくのは貴方たちの方なんですから。」

 

 

△△社「………」

 

 

うん、本当に良かったよ。これが会見前で。もしこれが生放送でカメラがオンだったら、あられもない姿を撮られてる場面だからね。

 

 

TV局関係者「では、他にいませんか?」

 

 

会場内は静寂に包まれていた。

 

 

TV局関係者「では会見の方を始めていきたいと思います。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




すみません、今日で質問の方に入るのは限界があったので、此処で終わりにしました。中途半端ですみません。

次から会見に入ります。


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