学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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前回の話の評価を見て思った事……妹オーフェリアちゃんの人気絶大過ぎじゃね?


対策と悪口雑言

 

八幡side

 

 

星武祭の4回戦、【叢雲】と【華焔の魔女】対【吸血暴姫】の戦いが終わり見所のある試合は終わったと思ったら、【叢雲】から急に星辰力が激減して周りからは、パフォーマンス扱いされていた鎖が出てきた。これはもう言い逃れは出来ないな。奴は一定時間しかあれを解除出来ないみたいだ。

 

 

陽乃「八幡くんの言う通りだったね。【叢雲】くんのあれは冗談じゃなかったみたいだね。」

 

八幡「えぇ、でもこれで宋と羅の勝機が大幅に増えましたね。あれが本当にパフォーマンスだったらギリギリでしたけど、あの力に限界があるのならやり様は幾らでもありますしね。」

 

宋「尊師、【華焔の魔女】は如何思われるのです?」

 

八幡「逆に聞くが、お前らあいつの戦闘スタイルを見てどう思う?俺からしてみれば、あれは典型的な遠距離狙撃型か固定型の技しか使えないと見る。近接技もあるだろうが、それは奥の手だろう。これだけ言えばお前らでも分かるだろ?」

 

宋「はい。我々のどちらかが【華焔の魔女】を足止めしておけば、取るに足らないという訳ですね?」

 

八幡「まぁな。やるなら羅の方がいいかもな。お前に教えた八極拳は長拳の応用を使っても分が悪いからな。元々この拳法は近距離専用で【華焔の魔女】みたいな遠距離攻撃型とは圧倒的に相性が悪いからな。」

 

 

宋「確かにこの武術は肩や肘の攻撃が主体ですから、戦うのであれば【叢雲】でしょうね。羅、【華焔の魔女】は任せても大丈夫か?」

 

 

まぁ宋の場合、元々やってた拳法の技も織り交ぜてあるから大丈夫だとは思うがな。

 

 

それにしても……本当に来やがったよ永成と銀梅。まさかここまでやるとはな。同じ界龍だが準々決勝は楽勝だろうな。

 

 

セシリー「はっちまーん!いやぁ凄い活躍だねー!!」ダキッ

 

2人「ウォン師姉っ!」

 

陽乃「おっ!セシリーじゃん!」

 

 

入ってくるのはいいが、ノックをしてくれ。それと抱き着くな。

 

部屋に入って来たのは、セシリーと以外にも川崎だった。

 

 

セシリー「いやーまさか界龍が9組も残るなんてねー。快挙だよー!」

 

八幡「そりゃ何よりだが、そろそろ離れてくれ。暑苦しい。」

 

セシリー「もう!素直じゃないなー!」

 

 

いや、割と本気だ。

 

 

沙希「それでどうなの?宋さんと羅さんは勝てそう?」

 

八幡「あぁ、特に問題はないと思う。」

 

沙希「そ……ところでさ、永成と銀梅とは最近いないけど、なんかあったの?」

 

八幡「いや?あいつらが『直接戦うまでは尊師の前には姿を現しません!』って豪語してな。それ以来本当に会ってない。」

 

八幡「それに戦う前提だからな、奴らも相当入れ込んでるだろうな。」

 

 

俺も戦うのが楽しみになってきたからな。言っておくが、俺は星露みたいに戦闘狂じゃないからな?

 

 

八幡sideout

 

雪乃side

 

 

嘘……嘘よっ!?彼ごときがあそこまで勝ち進むなんてデタラメに決まってるわ!

 

それに、2回戦で出したあの技は何なのよ?あんな高等技術を彼が出来るわけないわ!やっぱり彼、何かやっているに違いないわ!

 

 

雪乃「……全く信じられないわ。そうは思わないかしら?由比ヶ浜さん、小町さん。」

 

由比ヶ浜「そうだよね!ヒッキーがあんなに強いわけないしねっ!」

 

小町「そうですよ!あのゴミィちゃんがあんなに強いわけないですよ!」

 

 

姉さんと彼の試合は全て見たけど、本当に虫酸が走るわ。今すぐにでも打ちのめしたいところだけど、まだ時期ではないわ。

 

 

私たちにも切り札があるのだから。

 

 

雪乃sideout

 

葉山side

 

 

ーーーガラードワース内・食堂ーーー

 

 

『天狼剣・絶技……天狼抜刀牙』

 

 

男子1「何度見ても凄いな!この比企谷八幡って!あの擬形体をたったの一撃で倒してしまうんだからよ!」

 

女子1「私もその映像データ保存してあるんだ!かっこいいよね〜!」

 

女子2「今の時点でも界龍は9組いるからね〜、私もあの人に何か教えてもらおうかなぁ?」

 

女子1「無理無理っ!貴方じゃ相手にもしてもらえないわよ!」

 

男子2「相手は界龍の序列2位だぜ?お前なんか相手にしてもらえないよ!勿論、俺たちもな!」

 

女子2「自分で言う辺り流石だね!」

 

 

ガヤガヤッ!!

 

 

葉山「………」

 

 

何であんな奴の話題なんて出すんだ?あんな無能なんかに人を教えるなんて無理に決まってる!あの実力だって嘘さ!

 

 

葉山「皆は明日はどうするんだ?俺は5回戦を見に行こうと思ってるんだけど。」

 

男子1「そうだな……ドロテオ先輩とエリオットが出るからな、でも【夢幻月影】の方も気になるんだよなー。」

 

女子1「なら男たちはドロテオ先輩のところで、私たち女子は比企谷さんのところ見に行くわ。どう?」

 

男子2「それ、お前が見たいだけだろ?」

 

女子1「いいじゃない。」

 

女子2「出来たらサインも欲しいなー!」

 

女子1「あっ!じゃあ貰いに行なかい?」

 

女子2「いいね!」

 

女子2人「さんせ〜いっ!」

 

男子2「まぁ【夢幻月影】は人気だからな。性格は分からないが、顔も良いし実力もある。ウチの女子たちも【夢幻月影】のファンいるからな〜。」

 

男子1「無理もねぇか。」

 

葉山「………」

 

 

………チッ、向こうでは触れずに済んだのに、こっちに来てからは奴の話題ばかりだ!何故こんなにも注目を集めるんだ!

 

 

女子1「私、一度彼と話してみたいわ。どんな喋り方をするのか気になるし。」

 

男子2「どうやって?」

 

女子2「エンカウント率は低そう……」

 

男子1「普通に会うのは難しいかもな。」

 

女子1「願望くらい持ってもいいでしょ!?本音なんだから!」

 

 

今度は会うだと!?ふざけるな!君たちは俺と一緒にいればいいんだ!あんな奴と一緒にいたら目が腐る!

 

まぁいいさ。いつかは君たちも彼の本当の姿を見て幻滅するだろう。そうなったら、もう彼になんて興味はなくなって、むしろ憎しみが増えているだろうしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーネスト「やぁ、調子はどうだい?」

 

女子1「か、会長!」

 

アーネスト「いや、そのままでいいよ。何を話していたんだい?」

 

女子2「【夢幻月影】についてです!会長は何か知ってますか!?」

 

アーネスト「そうだね……彼はとても優れた人だというのが僕の感想かな。彼は本当に多彩な事が出来るみたいだしね。」

 

女子2「へぇ〜!」

 

アーネスト「僕も、一度彼と手合わせをしてみたいものだよ。でも、当校は決闘禁止だからそれは出来ないけどね。」

 

アーネスト「じゃあ僕も行くよ。あまり長居しても失礼だからね。」

 

 

ふっ、いつかは俺が潰してやるよ。その偽物の強さと一緒にね。

 

 

 

 

 

 




最近、全く話題が思い浮かびません。

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