学戦都市の“元”ボッチ   作:生焼け肉

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チョビッとですよ。


反省なしと半年振り

 

八幡side

 

 

Aブロック1回戦の戦いを見ていたが、あまりにも酷すぎる内容だった。まるで試合になってなかった。

 

 

陽乃「なにあれ?雪乃ちゃん何もしてないじゃん。無駄試合にも程があるよ。」

 

八幡「どのペアがあたってとしても勝てる試合でしょうね。正直言って永成たちが可哀想ですね。あんな奴らが初戦っていうのが。」

 

陽乃「八幡くんもそう思う?私もあれが妹だなんて信じられないし、界龍に入学してこなくて良かったよ。そしたら私とんだ赤っ恥をかいてるよ。」

 

 

まぁ俺たちとしてはどうでもいいが、奴らはなんか言ってくるだろうしな。陽乃さんがこういうのも当然か。

 

 

八幡「まぁ、奴らの事は忘れましょう。俺たちの相手ですが、2連続でアルルカントの可能性が高いですね。」

 

陽乃「初戦もアルルカントだからね。その次も多分だけど、代理出場の2人だろうしね。そうとしか考えられないしね。」

 

陽乃「それに、1回戦は私に任せておいてよ。余裕で倒してきちゃうから。憂さ晴らしもしたいしね。」

 

 

おそらくそれがメインになるな。

記者会見で色々聞かれそうだからな。

 

 

八幡「任せますが、あんまりやり過ぎないでくださいね?程々に。」

 

陽乃「分かってるよ、単純な裏拳程度にするから大丈夫。」

 

 

………ホントに頼みますよ?

 

 

八幡sideout

 

銀梅side

 

 

勝利者インタビューも終わって今から尊師のところへ行くところ。

 

 

銀梅「それにしても永成?貴方なんであれだけで済ませちゃったの?」

 

永成「さぁね、私にも分からないよ。私は倒せればそれでよかったからね。」

 

 

んー尊師とは違う方向だけど、永成も優しいんだよねー。私はそんなに優しく出来ないよ。あの2人はあろう事か尊師を侮辱したっていうのに。

 

 

永成「……文句でも言いに来たのかい?」

 

 

そこに居たのは、さっき試合で戦った雪ノ下雪乃と由比ヶ浜結衣、そしてこの前いた自称尊師の妹だった。

 

 

結衣「……まだゆきのんに謝ってもらってないからそうしてもらおうと思って。」

 

銀梅「何?私の方を見てるようだけど、私が何かした?」

 

結衣「ゆきのんの事、頭が悪いって言ってたじゃん!それを謝ってよ!」

 

銀梅「それなら私も言ったわよね?先ずは尊師に謝ってって?」

 

結衣「はぁ!?何でそこでヒッキーが出て来るし!?関係ないじゃん!」

 

小町「そうですよ!今の話にゴミィちゃんは関係ないです!」

 

 

この子たち………人の話を聞く気がないのかな?段々イライラしてきたわ。

 

 

永成「でも、先に尊師の話を持ちかけてきたのは君たちだよね?関係ないは全く違うと思うんだけど?」

 

雪乃「それとこれとは話は別よ。それに『pipipi…pipipi…』……」

 

 

突然永成に通信が入ってきた。

 

 

永成「少し失礼するよ。」

 

 

YESのボタンを押して通信に出てきたのは、尊師・比企谷八幡だった。

 

 

八幡『よっ、1回戦突破おめでとさん。』

 

永成「尊師っ!?」

 

 

えっ!?なんでこのタイミングで!?

 

 

雪乃「尊師?まさか比企谷くんかしら?」

 

小町「えっ!?ゴミィちゃん!?」

 

由比ヶ浜「私たちにも話させてよ!」

 

 

本当にうるさいわね。通信中だっていうのに静かに出来ないのかしら?

 

 

八幡『………なぁ永成、少しタイミングを間違えたか?』

 

永成「いえ、そのままで結構です。どうぞお話しください。外野は銀梅が抑えてくれていますので大丈夫です。」

 

八幡『いや、一応突破おめでとうだけだったんだが、奴らと揉めてるみたいだな。それも俺の件でか?』

 

永成「………えぇ、まぁ。」

 

八幡『そうか、まぁ用件も特に無いしな。お疲れさん、4日後の次も頑張れよ。』

 

雪乃「待ちなさい!私たちには話が山ほどあるのよ!?」

 

結衣「そうだよ、色々説明してもらうんだからこっちに来るし!!」

 

小町「ゴミィちゃん!洗いざらい説明してもらうからね!」

 

永成「ちょっ、君たち!何するんだい!?」

 

 

何なの貴方たち?人の通信の邪魔をするだけじゃ飽き足らず、割り込むなんて信じられないわ。常識あるのかしら?

 

 

3人「………誰?」

 

八幡『……目が変わっただけでその反応か。相変わらずみたいだな。』

 

八幡『まぁいい。お前らに話す事なんてねぇし、説明する義理もねぇ。ましてや、過去の事を未だに引きずってるような奴らなんてどうでもいいからな。』

 

結衣「はぁ!?訳分かん「そろそろどきなさいよ!」わぁっ!?」

 

 

私はもう我慢ならず、3人を永成から半端強引に離した。

 

 

永成「失礼いたしました尊師。ご迷惑をおかけしました。」

 

八幡『気にするな、じゃあ今度は俺たちの試合やるから早く来いよ?じゃあな。』

 

 

そして尊師との通信は終了した。

 

 

永成「……君たちには本当に呆れるよ。まさか人の通信にまで邪魔をしてくるなんてね。《鳳凰星武祭》が行われてなかったら間違いなく潰していたのに、残念だよ。」

 

銀梅「私たちからしてみれば、貴方たちなんて準備運動にもならないわ。尊師なら目を隠しても瞬殺出来るわ。」

 

雪乃「彼が私たちを?面白い冗談ね。彼が私たちに勝てるわけないじゃない。」

 

永成「………まぁ今の内だよ、そう言っていられるのは……銀梅、行こう。」

 

 

尊師、貴方がおっしゃられていた

 

『人は道を踏み外した瞬間から、その全てが邪道なのだ。』

 

とは、彼女たちがそうなのですね?意味がよく分かりました。

 

雪ノ下師姉、あの人はとても貴方の妹とは思えない程、自分勝手な人なのですね。そのお友達も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とてもまともには思えません。

 

 

 

 

 

 

 




如何でした?あんまり出来は良くないかもですけど。

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