俺達とその名はサイヤ人   作:厄丸

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ふん、フリーザだよ、なんで僕が前書きをやらないといけないのさ・・・まぁ、前回はあのサイヤ人、ラカノンが心臓を消し飛ばされて治ったね、それで悟飯が超サイヤ人へとなった、今回は僕も驚いたよ、でもまぁ、確かに良い提案かもね、僕もあの仕事は疲れていたし



史上最悪の兄弟喧嘩!超サイヤ人悟飯vs超サイヤ人ラカノン!

「もう許さない・・・殺してやるッ!!!」

 

覚醒した悟飯はコルドへと突進していく、先程の突進とは違いスピードも段違いだ

 

「は、はやいッ!」

 

「お前なんか死んでしまえぇええ!!!!!」

 

悟飯のラッシュが腹に決まる、その一撃はラカノンよりも強く深々と腹に刺さるものばかりだ

 

「グフゥッ・・・」

 

「・・・」

 

倒れ込んだコルドを悟飯は見下ろす、腕、足、腹へと刺さった鋭い一撃はコルドを跪かせるのには多すぎた

 

「死ね」

 

悟飯のこの一言、コルドは殺されることを覚悟した、しかしーーー

 

「なんで・・・なんでなんだよ!」

 

「チッまさか起きるとはな、随分と速いお目覚めじゃないか」

 

「「ラカノン(兄ちゃん)!」」

 

コルドの前に立ちはだかるのはラカノン、その目には悲しみが渦巻いている

 

「悟飯、俺はガッカリだ」

 

「な、なんで?!」

 

それとは裏腹にコルドは混乱する、それもそうだろう、今まで自分を殺そうとしたやつが自分を助けるのだから

 

「コルド、この星で暮らしてみる気はないか?」

 

「・・・なんだ・・・と?」

 

さらに困惑しながらもラカノンは続ける

 

「この星はいいぞ?食いもんも美味いし酒もある、もう大王なんて辞めてゆっくり暮らしたらいいじゃないか、クウラもフリーザもだ」

 

「・・・」

 

この男は本当によく分からない、だが・・・確かにそうこの星はいい星だ・・・

 

「そうだな・・・もう、疲れてしまったわ・・・」

 

「おう、よろしくな、そしてようこそ地球へ」

 

コルドから笑みがこぼれる、しかし、納得しないやつもいるようだ

 

「なんで!なんでなのさ!そいつらはラカノン兄ちゃんを殺そうとしたんだよ?!」

 

「そうだなぁ、だからなんだ?」

 

分からない、僕には兄ちゃんの考えがわからない!

なんで!なんで自分を殺そうとしたやつのことを許せるのさ!

 

「なんでって顔してるな、まぁ当然だろう」

 

ラカノンは話を続ける

 

「俺はフリーザ達がやってることは悪じゃないと思い始めていたんだよ」

 

「「は?」」

 

悟飯とベジータの声が重なる

 

「それを言ったら俺たちサイヤ人だって存在自体が悪みたいなもんだ、じゃあ逆に聞こう、ベジータのことはなんで許せた?」

 

「そ、それはナメック星で僕達を助けてくれたから・・・」

 

「そう、その通りだ、でもやってることはフリーザと同じだったんだぞ?」

 

「「・・・」」

 

僕達は黙るしかなかった、だってラカノン兄ちゃんの言っていることは本当だから・・・

 

「いいだろ?それに今じゃ俺達の方が強い、どの道暴れることなんて出来ないさ」

 

「・・・そうだな、俺も惑星ベジータを壊されたが特には思ってはおらん、それに親父、ベジータ王は好きにはなれんからな」

 

なんでベジータさんも納得出来るの?!なんで・・・なんで・・・!

あぁ、そっか、じゃあーーー

 

 

 

 

ーーー僕がラカノン兄ちゃんを倒せばいいんだーーー

 

 

 

 

「でりゃあッ!!!」

 

僕の不意打ちが炸裂する、この感触だと肋骨何本か逝っただろう

 

「甘い甘い、まだまだ甘ちゃんだな悟飯」

 

「ッ??!!!」

 

なんで?!完璧に不意打ちだったのに!

 

「戦闘中に考え事とは偉くなったもんだな、ハァッ!」

 

「グアァ!!!」

 

「何故だ、何故悟飯の方が戦闘力が高いのにラカノンが殴り飛ばせる・・・」

 

「か、簡単だぞ、ベジータ王子・・・」

 

そこにクウラが話に割り込んでくる

 

「ほう、それは何故だ?」

 

「戦闘経験じゃ・・・」

 

「その通りだ、コルド、クウラ」

 

ラカノンは悟飯のラッシュを受け流しながらこっちを向いて話してくる

 

「それに俺は悟飯とは散々組手をしたんだよ、だからこそ次に来るのが予測出来る」

 

「ならこれはッ!!!」

 

これは僕とクリリンさんの技だ!

 

「ハァ!!!」

 

「おっと、気円閃光弾だな?確かにそれなら俺も殺せるだろう、でも俺にも出来るんだよ、それ以上のもんがな」

 

俺はスパニッシュバスターの構えを取る、そしてそれを腰に持ってきてさらに貯める

 

「この一撃だ、この一撃で勝ってやるよ」

 

「・・・」

 

勝った、僕はそう思った、だからこそ僕は突進してラカノン兄ちゃんの腹に穴を開けようと思った、だけど・・・

 

「ハァアアアアアアアア!!!!!」

 

「ふむ、意気込みは十分、だけどまだ甘い」

 

「え?」

 

僕が気が付いた時にはーーー

・・・・・・・・・・・・・・

ラカノン兄ちゃんは後ろにいた

 

「これで頭を冷やせ!スパニッシュッ!!!」

 

「ッ!!!間に合わない!!!!!」

 

「かめはめ波ァアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

そのスパニッシュかめはめ波の閃光は僕の体を包み込んだ・・・

と思っていた

 

「あ、あれ?」

 

「はい、俺の勝ちな」

 

「ふむ、あのサイヤ人中々やるな」

 

「あぁ、何せあいつはラカノンだからな、俺ですら何をしでかすか分からん」

 

そう、ラカノンは・・・

 

「あの一撃で戦意喪失させるとはな」

 

スパニッシュかめはめ波をわざと外した




よお!ラカノンだ!いやぁ、焦ったね、うん、悟飯が俺をキッカケで覚醒するとは思わんかった、まぁ、圧倒したけどな
次回は未来から誰かくるぞ!未来と言ったらあいつしかいないから分かるよな!それじゃあ次回!

未来から来た戦士!ダニィ?!ブルマとベジータの子供?!

次回も見てくれよな!

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