俺達とその名はサイヤ人   作:厄丸

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ベジータだ、前回はラカノンが超界王拳を使ってクウラを殴り飛ばしたところだったな、カカロットに聞いたが界王拳は体の負担が凄まじいらしいな、そんなものを超サイヤ人の状態で使っても大丈夫なのか・・・?
今回はZ戦士の誰かがここに来るぞ、『怒れ』と『小さな』で分かったんじゃないか?


ラカノンが負ける?!怒れ小さなZ戦士!

「宇宙のトカゲ共が調子にのんなぁ!!!」

 

「「誰がトカゲだ!!!」」

 

クウラ達をトカゲと表しながらもラカノンは金と紅の混じった気を纏いながら突進する、ベジータも突撃するがラカノンのスピードについてこれない

 

「グッなんて速さだ・・・界王拳自体は知っていたがこれほどまでとは・・・!」

 

「オラオラオラァ!そんなもんじゃ俺の速さにはついてこれんぞ!!!」

 

「チィッ!野蛮なクソ猿ガァ!!!」

 

「待てクウラ!そのまま突進するでない!」

 

ラカノンとクウラの殴り合いが始まる、カウンター、フック、ストレートなどとボクシングの技を使いながらもしっかりとローキックやハイキックなどの蹴り技も使う

 

「クソッ!速すぎてついていけん!」

 

「隙ありィ!でえりゃ!!」

 

口を開き隙を見せる、その一瞬のすきをラカノンは見逃さない

 

「グハァア!!!」

 

顔面にストレートをモロにくらい、顔の装甲が剥がれ落ちる

 

「この・・・お・・・れさ・・・まが・・・!」

 

クウラはすでに虫の息、ラカノンはクウラに止めを刺そうとする、しかしーーー

 

「グッ・・・!なんだ・・・これ・・・はぁ・・・!」

 

急に心臓が痛くなる、急に締め付けられるような苦しさと痛み、これはまるで心臓病みたいだった

 

「どうしたラカノン!さっさと止めを刺しやがれぇ!」

 

「やろうとは・・・してんだよぉ・・・!」

 

気を集めるのに集中できない、それどころか苦しさと痛みが増していき超界王拳、超サイヤ人と変身が解けてしまう

 

「隙あり!!!」

 

コルドのデスビームが無残にもラカノンの心臓を貫く、ラカノンは力無く倒れていき、地面にクレータを作るほどの高さから落ちた

 

「ラカノン!!!」

 

「これで一匹・・・ククク・・・ハーッハッハッハ!超サイヤ人も脆いものだな!これで貴様だけだぞ?ベジータ王子!」

 

ベジータは舌打ちをする、コルドだけならまだしもクウラもいる、クウラに至ってはラカノンが超界王拳を使い圧倒していたが普通の状態じゃそうはいかない

 

「万事休すか・・・?」

 

ベジータは一つの気を感じる、サイヤ人の血を持ちながら戦闘は嫌いと言っているカカロットの甘えたガキの気・・・

 

「ラカノン・・・兄ちゃん・・・?」

 

孫悟飯の気であった

 

「ラカノン兄ちゃんッ!!!」

 

悟飯は今さっきカリン様からもらってきた仙豆をラカノンの口の中へと入れる、仙豆を飲み込んだラカノンの体はみるみるうちに回復していった

 

「これで安心だ・・・」

 

それとは裏腹に悟飯の戦闘力が上がっていく、ナメック星にいた時よりも遥かに高い戦闘力、その状態は超サイヤ人になっていないラカノンを軽く超えるほどのものだ

 

「よくも・・・よくもラカノン兄ちゃんを・・・!」

 

気の色が白から紅へと変わる、界王拳だがその上昇率は異常だ、その倍率はーーー

 

「許さないからなぁあああああああああ!!!!!」

 

ーーー30倍ーーー

 

「な?!カカロットのガキに何故これほどまでの戦闘力が?!」

 

「うああああああああああああ!!!!!」

 

悟飯は叫びながらコルドに突進していく、突然のことでコルドは反応に遅れる、そしてコルドはあることに気づく

 

(一撃一撃が強くなっている・・・!)

 

悟飯の倍率は上がってはない、ただ相手の急所を殴るたびに狙っているだけだ

 

「調子にのるな猿の子よ!!!」

 

「お前こそ!絶対にタオシテヤルッ!!!」

 

殴るほどに腕が動かなくなる、足が動かなくなる、それでも勢いは休めない、自分の慕っている人が、大好きな兄が、憧れている人の仇をとるために

 

「さっさと失せろ!貴様もそこにいるゴミクズのようになりたいか!」

 

今こいつはなんて言った・・・?

 

「取り消せよ・・・!」

 

「何をだ?何を取り消すのだぁ?」

 

動かなかった腕に力が入る

 

「ゴミクズて言ったの・・・取り消せよ!」

 

「そこにいるゴミにか?ゴミにゴミと言って何が悪い!」

 

動かなかった足に生気が灯る

 

(もう駄目だ・・・やめてくれ・・・これ以上・・・兄ちゃんをバカにしないでくれ・・・じゃないと・・・じゃないと・・・!)

 

「親が親なら子も子だな、貴様の父親も無様なもんだったぞ!」

 

あぁ・・・もう駄目だ・・・

 

「ッ!!!!!!」

 

怒りに身を任せよう・・・

 

 

 

 

 

コロス

 

 

 

 

 

「ウガァアアアアアアアアアアアァアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

小さなその体に特大な気が宿る

 

髪は輝く金色へと

 

目は怒りが灯っている瑠璃色へと

 

小さな体から発せられるその殺気はこいつを必ず殺すと物語っている

 

 

 

 

 

「な、なんだ・・・この力は!!!」

 

「チッカカロットのガキも覚醒しやがった、だがこの力は・・・」

 

「絶対に許さないぞ!貴様ァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

 

 

 

 

そう、その力はーーー

 

 

 

 

「俺とラカノンの戦闘力を軽く超えてやがる・・・!」

 

 

 

 

 

超サイヤ人 孫悟飯   爆誕




よう!久しぶりのラディッツだ!今回は悟飯が超サイヤ人に覚醒したな、俺の親族がどんどん覚醒していく・・・なんだかやるせない気持ちなんだが・・・な、泣いてないぞ!!!グスッ
そ、そんなことより次回だ!次回は覚醒した悟飯がコルドを消し炭にするぞ、だが超サイヤ人になったばかりか気性が荒いな、それを止めるためにラカノンが立ちはだかるぞ!それでは次回!

史上最悪の兄弟喧嘩!超サイヤ人悟飯vs超サイヤ人ラカノン!

次回もお楽しみにな!

オレモフッカツシテスーパーサイヤジンナリタイナクゾ

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