転生したらデストロイアだった件…何故!?   作:アルプスのラスカル

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いやぁ皆さん久しぶりです。
そして今はFGOが忙しいので、投稿多分遅れます。
「ポイントをシュート!茶々エキサイティング!」


第25話

・・・前回のあらすじ・・・

やっと目的地のジュラ・テンペスト連邦国が、見えてきたデスたち一行。

一方ではミリムがナハト城に行って手紙を発見。

そしてデス達はそのまま祭りに侵入する…。

そんな感じ。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

「やっと入国できたぁー!」

「ボス…大きい声出したから周りから変な目で見られてるっすよ」

「ん、ボス落ち着く」

 

そうして周りを見て見ると、様々な人がこっちをじっと見ていた。

 

「何かすいませんでした」

「主人が悪いわけじゃ無いんですよ」

 

やっぱ優しいのはカグツチだけだよなぁ、最近スサノオを働かせ過ぎてるから少し休ませたいけど…まぁそこは考えておこう。

 

「おぉ!俺たちの城の周りとは全然違うな!畑も見渡らないししかも人で栄えている」

「そうっすよね。近くにいるのって魔物ぐらいですもんね」

「ん、しょうがない。まず人間が弱過ぎてあの島に辿り着けない」

「そうモグね…人間が飛べるようになれば、上陸できる確率が3割ぐらいになるモグ」

 

そっかあの島に、まず人間が上陸した事がない。

カグツチは常に移動しており、大体世界をぐるっと一周している。

ごく稀に魔人やアムピトみたいに漂流したりするが、強くないと島の魔物に喰われたり、虐殺されたりするのを何回も見てきた。

カグツチの周りにはアムピトのペットが沢山泳いでいて、空を飛ぶぐらいしか島に上陸する方法ないもんな。

…ってのはいいんだが凄い屋台が準備されてて祭り当日は楽しめそうだ。

準備中の屋台を見たら綿あめとか焼きそばとかあるし、あと闘技場でなんかするらしい。

 

「あっ!ごめんスサノオ」

「何っすか…あぁ一応自分達が来た事を、友人のリムルの兄貴?に報告しないと行けないっすね」

「ん、私達は道中に魔物から、気付かれないようにする為に結界張ってるから、余計に気付かない」

「そうかぁ、スサノオすまんが、この手紙を届けてくれるかな」

「もう良いっすよ!分かったっす。手紙を届けに行くっすよ」

 

うーん…もうめんどくさいから自分達も行くか…

それが一番楽しいよな!あれだよ、あれサプライズって奴だよな。

 

「もう良いや、皆んなで瞬間移動して見ようか」

「えっ?どうやってあそこまで移動するっすか?」

「いや…ミリムの所に行くだけだよ?丁度いるあそこにいるみたいだし…1・2・3、ゴー!」

「「「「あっ」」」」

 

・・・Now Loading・・・

 

「あれ?ミリムの下の床光ってないか?」

 

リムルがそう言うと、全員の視線がミリムの下の床に行く。

そうしてみると床が仄かに光っている。

 

「ぶっ!な、何なのだ!自分ドナドナされちゃうのだ?」

「も、もちつけ…じゃあない!落ち着けミリムそれは多分何かが来てるんじゃ無いか?」

「じゃあ何が来るのだ?…」

「…何だろう?」

 

その床が閃光を放ち、周りの人の目を眩ませてその所に何かが居た。

そしてミリムがその何かにお姫様抱っこのように抱えられていた。

 

「うん?あれミリム!」

「あっ、デス久々なのだ!それにしても恥ずかしいのだ…早く降ろしてくれなのだ!」

「ボス変なタイミングっすよねこれ…いやぁ皆さん騒がせてすいませんっす!」

「ん、料理一杯お腹すいてきた…」

「アムピトこのきび団子あげるモグ」

「すまん…クロノス我にもくれないか?」

 

何故か阿鼻叫喚の訳のわからない空気をどうにかしてくれ…

 

・・・・・・・・・・

 

「いやぁー、ミリムの所に瞬間移動できるの忘れてたからな。車で来てたんだ」

「デスが偶に言ってた奴だな」

 

そう喋っているといつの間にか、首元に鎌とか色々な武器を向けられていた。

 

「クフフフ、貴方達は何者ですか?」

(…ジ…ジ)

「貴方なかなか強いですね、クフフ」

 

ディアブロに向けられた鎌はナイトメアが掴んで止め…

 

「何故武器を構えるんすか?…まさか敵とかじゃ無いっすよね」

「ん、敵対?」

「いやこれって自分達の出方が悪いんじゃ無いモグ?」

「我もそう思うのだが…」

 

何か戦闘大好きな2人があんな正論言うなんて、今日雪でも降るのかな?

とりあえず3人を止めないと!

 

「ストップ!3人ともストップ!」

(…ジ?)

「「ん?」」

「ここは俺たちが悪いだろ?ほら謝るぞ、すいませんでした」

「いやいや、そんなに謝らなくても良いですよデスさん」

「今回ばかりはこっちが悪いから」

 

そうして自分は頭を下げると、リムルさんがそれを止めようとしてくれる。

スサノオもアムピトも頭を下げている自分を見ると、冷静になり武器を降ろす。

ナイトメアはもう居なくなっていた。

 

「どうしてデス達は、こっちに来たのだ?」

「あぁ、それはな。リムルさんの国でお祭りがあるって情報を仕入れてな」

「それはどこ情報なんです?」

「それを仕入れたのは自分っすよ」

 

どうやってもスサノオはスキルのせいで何処でも、侵入で来たりするから対策なんて出来ないもんな。

 

「そして一番の目的は…」

「目的は何なのだ?」

「屋台をやって見たくて今回来たのと勇者が来ると聞いたからだ」

「デスさんは何故勇者と?」

 

そうリムルが言うと、ミリムの表情が曇る。

 

「…デスはまだそんな事しているのだ」

「ミリム俺は、ただ勇者がどんなのか知りたいだけだ」

「それなら良いのだが…私も分かるのだ。勇者に関してはいい思い出は無いのだからな」

「すまん…だがそれを確認しないと俺は安心できない」

「ミリムもデスさんも何の話を?」

 

リムルさんに自分達の過去を全て隠さず話すと、やっぱり驚いているようだ。

だってなぁ、少し聞いたことある話だもんな。

 

「えっ!じゃあ、あの話の少女はミリムなのか?」

「あぁ、あの物語を造って広めたのは自分だ…もう自分達の様な奴を出さない為にな」

「さぁこんなジメジメした話は終わりっす!」

 

暗い雰囲気になっている所に、スサノオが割り込み話を中止させもう一つの屋台の話を話し始めた。

 

「えっと勇者も大事っすけど、もう屋台の話に入るっすよ」

「あ、あぁそうだったな。屋台を出して見たいんだが、許可くれると嬉しいんだが…」

「デスさんは具体的に何の屋台をするんです?」

「夏祭りって言ったらくじ引きでしょ!」

 

自分達がしたかった屋台とはくじ引きであった。

いやぁ、自分も色々な物作りすぎて困ってたからゴミ処理…じゃ無くてくじ引きやってみようかと。

 

「景品はこっちで大量にあるから、あとはリムルさんの許可だけなんだよな」

「良いよ、屋台できるぐらいの広さはあるから」

 

じゃあ許可も貰ったし屋台しますかね。

 




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