転生したらデストロイアだった件…何故!?   作:アルプスのラスカル

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明日からFGOのぐたぐた本能寺の始まりですね。
きっと皆さん沖田を狙いにいくんでしょうね。
あとこの小説を書いていたからなのか知らないけど、FGOでヴラド三世が来てくれました!


第20話

 

ーー前回のあらすじーー

とうとう出発したデス一同。

だがそれを龍が阻む。

それを乗り越え、デス達は北に向かっていった。

 

~~~~~~~~~~~~

 

「何か霧がこっちに近付いて来てないっすか!?」

(一発デストロイヤーレイを撃っとくかな?)

(ではボスに捕まとはいるでござる)

(では自分も)

(じゃあ、撃つよぉ〜!GO!)

 

考えて見てほしい、前デストロイヤーレイを撃った時、自分は人間の姿で撃ったんだが、今回は本来の姿で撃ったんだ。

…そのせいで目の前の霧を消し去った。

 

(…サァ!行きましょうか!)

「…ボス。オーバーキルっすよ」

「そう、ボスはやりすぎ」

(では!拙者たちも前に参上するぞ)

 

すると霧が凄いスピードで湧き始め、そのまま自分達を飲み込んだ。

 

(ごほごほ!何がどうなっているんだ?)

「霧に飲み込まれてしまったっすね。早く探さないと、ボス達はいいっすけど、ゴーレム達の身体じゃ持ちないっすよ」

(だが、原因は自分から来たみたいだ)

 

そこに現れたのは髭を生やし、尻尾が蛇になっている魔物だった。

鑑定を使うとこいつはスキル〈霧之王〉を所有しているようだった。

姿を人間の方に変えて、自分のアイテムボックスから武器を取り出して構え、その魔物に喋りかける。

 

「敵意を剥き出しにしてどうした…戦うか?」

「kuoooooon!」

 

その亀はまた霧を吹き出し、隠れて行く。

そして何処からかゴーレム達を狙うように、蛇が噛み付いてくるから鉈で地面に叩きつける。

だが蛇を叩き潰してもまるで何もないかのように回復する。

 

「まさかこいつ。周りから吸収した体力とかで回復するのか?」

「kukukuon!」

 

すると自分を嘲笑うかのように鳴きわめく。

すると背後で少しぐったりしたフレディーとゴールドマンが前に出た。

 

(コレはボスが出るほどの問題ではないです)

(己達が脚を引っ張るわけに御意かなゐ、じゃから己達に戦わせて願いたもうぞ)

「お、おう。キツくなったら変わるからな」

 

そしてゴールドマン&フレディーズVS霧之王が始まった。

 

「kuoooon!」

 

亀が足でフレディーを踏みつぶそうとするが、すんでの所でゴールドマンが右アッパーを繰り出し、足を跳ね返す。

だが亀は尻尾の蛇でゴールドマンをじわじわ締めていく。

そして亀は体勢を立て直して前にいるゴールドマンを蹴り飛ばし、フレディーに向かってタックルをする。

しかしフレディーはもうそこには居ない、フレディーはもう亀の背後に移動し、次の瞬間には蛇が千切れていた。

 

(フレディーを馬鹿にしないでくださいね)

(そうでござるな、それがしたち参るゴーレムを舐めなゐごとくな)

 

するとさっきまでぐったりしていたゴーレム達も目が光り立ち上がる。

 

「見せてやれよ。ゴーレムの本気って奴をよ」

((YES!MyBOSS!!))

 

そこからは一方的な戦いになっていた。

ゴーレム達が亀の攻撃を止めて、その内にフレディー達が斬りかかる。

亀は回復を半永久的に出来る為、何回致命傷を与えても立ち上がり、攻撃を再開する。

こりゃあ、ちょっとゴーレム達には荷が重すぎたか?

そんな時に状況が変わった。

 

「Gaooooo!」

「今度はなんだ?」

 

すると何か白い虎が突然現れて、土の柱を出して攻撃を始めた。

良いんじゃないか?敵対してないし、攻撃してる時にゴールドマン達のことを気にしながら、戦っているようだし。

あっ!そう言えば最近five Night at Freddy,sのあいつを呼ぶか、

 

「あいつ呼ぶか…」

「ボス!まさかあいつを?」

 

そいつは可哀想なことに、見た目が怖かったからどの部隊にも属してなく、自分の身の回りの世話をしてくれており、戦闘能力的にはゴーレムの中で一位ぐらいに入る。

 

「じゃあ、出てきてくれ。ナイトメア」

(…………………)

 

そこに現れたのは、フレディーを黒くしてリボンを黄色にし、口が裂けており鋭い歯が見えている。

しかし彼は優しい心の持ち主で無口だが、色々話し相手になってくれたりする。

スサノオは怖がっているが、自分は怖くないと思うんだけどなぁ。

そんな彼だが戦いになると凄く凶暴になる。

例えるとバーサーカーの様になり、ノイズ音を出しながら戦う為狂気を感じるが、彼なりに頑張っている為自分は気にしてない。

 

「ちょっと、手伝いに行ってくれ」

(………ジー)

 

するとナイトメアはのんびりと黒い煙を撒き散らしながら、歩き始めた。

亀はそれを見るとプライドを貶されたのか、ナイトメアを攻撃し始めるが、全て瞬間移動し避ける。

そして段々迫って行き、亀に近付くにつれノイズ音が大きくなり、楽しんでいるのがわかる。

亀は必死になっているが、ナイトメアはどっちかって言うと狩りをしている感じだ。

 

(ジージー!)

「kuoooon!?」

 

ナイトメアは鋭い爪で亀の手を切断する。

そして亀はいつも通りに回復させようとするが、回復か

が出来ない。

亀は焦り、攻撃をしてナイトメアを踏み潰し、安堵するがナイトメアが黒い煙から滲み出る様に出てくる。

何回も踏み潰す、踏み潰す。

だが何体も何体も倒してもナイトメアが出てきて、処理が出来なくなり、ナイトメアが脚や尻尾を千切られて行き、亀の意識は途絶えた。

 

・・・・・・・・・・

 

実はナイトメアはあるスキルを持っている。

その名も〈悪夢之王〉(ナイトメア)とと言って効果はナイトメアの体から発生している黒い煙に触れると、問答無用で眠らせ悪夢の世界に連れて行き、あとはナイトメアが内容を決めるだけでその悪夢が執行され、その世界ではではスキルが無効化され、精神体を削っていく。

と言うことは、亀は死んでいないが気絶している様なものである。

ナイトメアは歩くだけでもう攻撃は始まっているのだ。

だがこれでこの島の異変は終わっていった。

 




次の更新は暇な時に…

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