転生したらデストロイアだった件…何故!? 作:アルプスのラスカル
まぁ暇だったのFGOやったついでに投稿しました。
新宿のアーチャーのキャラがどストライク!めっちゃ好きです。
デスがクソき…クレイマンを処刑している時のスサノオ達は何をしてたかと言うと…
ミリムと凄いレベルの戦いをしていた。
拳が風を切り衝撃波がこちらまで届き一発でも当たれば肉体が千切れるレベルの攻撃が普通に飛び交っている。
「ミリムの姉貴!本当に操られているんすか?」
「どういう事モグ?」
「いやさっき、ガッツポーズをこっそりしてたの見たっすよ」
「ん、本当に?」
「……バレたらしょうがないのだ。先ず私は竜だから操られるわけ無いのだ!」
そうミリムが宣言するとその場が凍りつき、皆の視線がミリムの背後に向けられる。
「ミーリームー!」
「わあっ!?」
ミリムが後ろを向いた瞬間に、顔を背後に立っていた人物がミリムの頭を鷲掴みにした。
「おい、まさか俺を騙したのか!」
「悪かったのだ!しょうがなかったのだ。クレイマンが怪しいことしてたから、裏をかいたのだ!ってイタイイタイ!」
「知らんな!最初から俺にも、一言いっていたらもう少し派手にしたのに」
さっきまであんなに殺意を出していた女が一瞬で人が変わって優しそうな雰囲気になった。
「おいデスどうしてくれる。クレイマンとリムル戦わせたかったのに」
「えっ?」
「もう魔王でいいんじゃ無いのか?実際もうクレイマンの配下を倒したんだし」
「何でそれを!」
「それはスサノオが報告してくれたんだぜ」
「そう言う裏方の仕事は得意っす」
「まぁ、そんな事は置いといて、宴会と洒落込もうぜ」
「おぉ!ちゃんと用意してくれてたんだな」
そのせいでスサノオが過労死しそうだったが。
「良し!ちゃんと紹介しましょうかね」
「そうっすね!始めましょうや!」
「ん!ちゃんと練習した」
「じゃあ準備モグ」
すると中心の卓を消すと、定位置につき練習通りに始めた。
「我が名は!四天王の中で最弱のスサノオ!」
そしてスサノオが右端に動き、ポーズを決める。
「私は水を操り魔物に愛された四天王の1人…アムピト」
アムピトが手から水を出しながら左端に行く。
「見た目はモグラ!知能は人間レベル。その名も土の四天王!クロノスモグ!」
クロノスはスサノオの隣に行き、両手を一生懸命挙げる。
皆はそのクロノスを見てほのぼのしてる。
そうしてあと2人になった。
「グォォォォン」
「カグツチの兄貴は、〈我の名は、カグツチ。火を使い全てを焼き尽くす。ついでに四天王の中で強い方だ〉って言ってるっす。そして最後決めてくださいっす。ボス」
すると凄い音が城からして、上の天井が開けられる。
この城は所々をゴーレムを使っているから扉を自動で開閉できる。
さぁ、盛大に最後を締めますか。
そして手元にあった赤いボタンを押す。
「俺はこの四天王を束ねる王!怪獣の王、デストロイアだ、よろしくな。そして…ポチッとな!」
「ヒゥゥゥン、ドン!」
「たまやー!」
そしてボタンを押した瞬間に、城の外から爆音が聞こえて、空に沢山の花が咲き誇る。
この音の正体は夏の風物詩の花火である。
この世界に来てから花火をしてないから、するかと思い完成させた。
因みに設置は自分達が作ったゴーレム達にお願いしている。
ゴーレム達は自分とクロノスの血と涙の結晶達である。
クロノスが本体のボディーを自分が身体に付ける装備または武器を担当している。
実際花火を出している武器は、自分が作り、自分の趣味によってその武器の外見がごついロケランのようになってしまったがそれは置いておく。
あと花火に当たっても熱くない安全な花火である。
「すごい綺麗なのだ!どうやっているのだデス?」
「本当は火薬とか使ってやってるんだけど、だけど再現できなくて武器を作ってやったんだ」
「これって花火か…」
「うん?知っているのか?花火を」
まぁリムルが転生者ってのは知ってるんだが、ここは知らないふりをしておこう。
そう考えながら下を見ていると、花火が地面に向かって打たれたりしている。
あそこって発射現場だよな。
「…ゴーレム達に何かあったのか?」
・・・花火発射現場・・・
今その場に居るのは、動物の着ぐるみを着たようなゴーレムやレンガや石、黄金で出来ているような多種多様のゴーレムがいた。
姿が狐の着ぐるみを着たゴーレムと何処かのRPGに出てくるゴーレムが何かを他のゴーレム達に指示していた。
(僕はマスターに撫でて欲しいなぁ。頑張らないと、ねぇゴレムス)
(…そうだな。フォクシー)
明らかに姿と喋り方が一致していないゴーレムの名はフォクシー、あるピザ屋の奴と同じ姿をしていて別物であるが、性格は同じくとてもシャイである。
もう一体の姿はRPGに出てくるゴーレムで名はゴレムスである。
周りには沢山のゴーレムがいて全員何かしら作業をしているが、ごつい機械を持っているゴーレムやそれの発射位置を調整している着ぐるみゴーレムがいる。
(早くみんなで終わらせよー。頑張ってー)
(それはお前もだろう。フォクシー)
(んー。そうなんだけど自分が手伝ったらドジしたりするし)
(そうだったな。まあ、手伝いぐらいしたらどうだ?)
そう言われると、フォクシーは考え始めた。
(うん。そうだね、じゃあ手伝いに行ってくるよ)
(俺も手伝いに行くか)
(あっ!ふぎゃ!)
手伝いに行った瞬間に、盛大にこける。
フォクシーがこけたせいか、何本か花火とやらを倒して自分たちの方を向いているし、木も倒しておりフォクシーは下敷きになっている。
ゴレムスはフォクシーを見つめるとため息をつく。
(うーん。抜け出せないよー!)
(…凄いドジだな)
そうのんびりしていると、花火を発射する装置が警報を鳴らし始めた。
〈発射まで、3…〉
(た、助けてよ!ゴレムス)
(すまん。逃げないと、頑張れよフォクシー)
〈2…1…0 ファイヤー!〉
(ぎゃあー!)
(お前の事は忘れないぞ…フォクシー)
ふざけてるように見えるが、花火に触れても何もないが音は凄く、フォクシーは音を間近で聞いたためかげっそりして挟まっている。
だが、花火は無事何本か真上に飛んでいる。
(僕はゴレムスを恨むからなー)
(じゃあ、そこから出さんぞ)
(すいません。出してください)
するとまた警報がなり、発射し始めた。
また、当たると思いフォクシーは耳?を手で耳栓をする…が次の瞬間にゴレムスが発射装置を上に投げる。
(もう懲りただろう?フォクシー)
(だから、さっきから反省してるよぉ!)
そしてフォクシーは身体に付いた汚れを取る。
音に集まってきたのか沢山の魔物が木の間からぞろぞろと出てきた。
(どうする。ついでに倒すか?)
(倒してマスターに褒めてもらいたい!)
マスターに撫でられるのを想像したのか、フォクシーは尻尾を振っている。
ゴレムスは自分の武器を魔物に向けて構える。
(早く終わらせようー)
(当たり前だ。フォクシーこそ終わらせろよ)
(ぐぅ、行ったなぁー!勝負だよ!)
(おう。この魔物達倒して城に戻るまでが勝負だ)
そうしてデスの知らないところで、ゴーレム達がハチャメチャに暴れていた。
次回はまた暇な時に投稿します。