魔法使いとチート八幡の日常   作:しろ@「 」

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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~26

50層、100層あるうちの半分地点である。

そのため、ボスはかなりの強さになっていると踏んでいる。

ここが1番の踏ん張りどころであり、また俺たちプレイヤーにとっては最大の分岐点になるだろう。

俺はそう思っている。

 

 

「さて、皆準備はいいな。これから行われるのはボス戦だ。しかも今までのボス戦よりも明らかに苦戦を強いられるだろう。

だが、私たち攻略組は負けない!

誰も死なせない!

さぁ行くぞ!」

 

と、ヒースクリフが喝を入れ、ボス部屋を開く。

それに続き全員が「おぉぉぉ!!!」という雄叫びと共に中へと入っていく。

 

「さて、俺らも行くぞ」

 

俺たちのパーティーもそれについて行くように中に入った。

 

 

「ボスの姿がない?」

 

中に入るとボスの姿がどこにも見えなかった。

 

「いや、上だ!!」

 

俺は何かを感じ、上を向くと攻撃態勢に入ったドラゴンがいた。

 

そしてこちらに向かってブレスを吐く

 

これはまずいな。

この能力は1日5回しか使えないから最後にとっておきたかったが仕方がない!!

 

俺はスキル欄を開きあるスキルを発動する。

 

その名も《英霊王》英霊の能力を使用できるようになる俺のユニークスキルだ。

 

「I am the bone of my sword 熾天覆う七つの円環《ロー・アイアス》!!」

 

俺はブレスに向け手をかざすと7枚のシールドが生まれる。

 

「ヒースクリフ!今のうちに隊列を組み直せ!!キリト、イッキ、ステラ、ホノカ!お前らもあれの準備を!!」

 

「了解!!」

 

俺が指示を出すとすぐに全員が行動へと移る。

 

「くっそ、止まれよ!」

 

ブレスはまだ続く。

シールドは既に4枚割られていた。

5枚目が割れる。

 

「クソがァァァァ!!!」

 

6枚目が割れるギリギリでブレスが止んだ。

そしてドラゴンが下に降りてきた。

 

「はぁはぁ、危ねぇ…」

 

ここでとりあえず説明をしよう。

俺のユニークスキル《英霊王》とはなにか。前のラフコフ討伐の際に俺が使えるようになった英霊の力を自由に使えるようになるユニークスキルだ。だが、ゲームの中だと脳内の処理が追いつかないため、1分間しか使えず、また、1日に5回しかしかえないという制限があるのである。

 

「とりあえず1回目か…」

 

「よし、ハチ君交代だ。」

 

と言ってヒースクリフが率いるタンク隊が前に出てくる。

 

「了解、頼んだ。」

 

「ああ、ここからは私たちタンク隊の出番だ!!行くぞ!両翼展開!!」

 

そういうと左右に位置していたタンク隊が横に広がり始める。

 

なるほど、とりあえずどのパーティーに攻撃が行っても守れるように展開したか。

ならば…

「ドラゴンが下にいる今がチャンスだ!全パーティー攻撃開始!!」

 

こうして俺たちの戦いの火蓋が開かれた。

 

「はァァ!!」

 

「アスナ、スイッチ!」

 

そう言って俺はアスナとスイッチしてドラゴンに攻撃をする。

 

「やっと半分削れたか…」

 

ボス戦に入ってから約1時間。やっとボスの体力が半分を切った。

 

「気をつけろ!なにか攻撃が変わるかもしれん!」

 

と、リンドが声を上げるとドラゴンは物凄い雄叫びを上げた。

 

「やはりか…気をつけろ!!」

 

雄叫びを上げた直後、ドラゴンは飛び上がりブレスを放つ

 

「私が止める!『神聖剣』!」

 

と、ヒースクリフが前に出る。

 

「はぁぁぁぁ!」

 

と、その間に俺たちのパーティーは投擲スキルで少しでもドラゴンのHPを削っていく

そして、ドラゴンのブレスが止まった。

 

「今だ!ホノカ、ステラ!」

 

「「了解!!」」

 

そう言って2人は前に出る

 

「『レーヴァテイン』!!」

 

「『ダーインスレイブ』!!」

 

これは2人のユニークスキルだ。

レーヴァテインはステラのもの。ダーインスレイブがホノカのものである。

この2つは北欧神話に出てくる魔剣と同じ名前で性能も神話で聞いた通りの力を持っているようだ。

 

「行くよステラ!」

 

「ええ、ホノカ!」

 

彼女等のユニークスキルには身体能力の強化も着いているらしく、今の2人は俺のステータスを超えているっぽい。

ジャンプ力なんてえげつないしな…飛んでるドラゴンと同じくらい飛ぶし…

 

「「はぁぁぁぁ!!」」

 

と、2人の声とともにドラゴンは下に撃ち落とされる。

 

「よし、今だ!!」

 

それを合図に全員が突撃する。

 

そして…

 

ボス戦が始まってから約2時間…

 

俺たちの目の前にはCongratulationの文字が浮かび上がったのであった。




今回の話はちょっと文が適当になってしまった気がする…
申し訳ない…

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