前、キリトを女体化するので名前を考えてくださいとお願いしましたが、色々な作品を見ていくうちに、キリトの女体化がおおいな?と思いまして、設定を変えさせていただきます。
今作のキリトは本名、桐々谷 湊。八幡と同い年で桐々谷 和人、桐々谷 直葉の姉。
元々β時代に名前をキリトにしていたため、正式なSAOでは弟の和人にキリトの名前を譲るはずだったが和人は用事が出来たためサービス開始日にログイン出来なかった。
急遽1人でSAOをプレイすることになった湊はプレイヤーネーム、キリトとしてSAOにログインする。
という設定にしたいと思いますので、キリトのユニークスキルも変えようかなと思ってます。
そして、桐々谷和人はALOからの参戦です。
という訳でそこの所よろしくです!
裏山へと来てから30分くらいが経過した。俺は今、洞窟の入口へと立っていた。
ハチ「ここがさっきのNPCが言ってた洞窟か?」
中は暗く、よく見えない。まぁ洞窟だから仕方が無いか。
俺は、さっきのNPCが言っていた話が気になっていたため、中に入ることにした。
やはり中は暗い。俺は足元に注意しながら進む。
グルルルル...
唸り声が聞こえる。やはり、ここにもモンスターはいるか。だが、どこから出てくる...暗くてよく見えんな。
そのため俺は、索敵スキルを全開にして進んでいく。
ハチ「ふっ!」
ギャウッ!...パリーン!
そこから進むこと1時間。まだまだ洞窟は続いている。
それに、奥に進むほどモンスターとの遭遇率が上がっている気がする...
ここのモンスターは決して強い訳では無い、が、この狭い空間で群れで襲ってくるため少しずつHPが削られる。
ハチ「はぁ!」
パリーン!
ハチ「はぁ、はぁ、クソ...やっぱり遭遇率が上がっているのか?」
そんなことを呟きながら歩いていると、別れ道があった。
ハチ「この別れ道...どっちに行くのが正解なんだ。」
俺はしっかりと考えた末、右に行くことにした。
理由は、ただ自分が右利きだからというだけだ。
それにしても長いな...まだ最奥につかないのか。
と、その時ザァァという水が流れるような音が聞こえてきた。
そして前も薄らと明るくなってきた。
ハチ「うぉ...高っけぇ。」
そこは洞窟内の崖のようになっていて、下は水が流れていた。
今の位置から下まではだいたい100メートル無いくらい。まぁ、それでも高いんだが...。
そして目の前には、今にも落ちそうな吊り橋があった。
ハチ「...これを渡るのか。落ちねぇよな?(フラグ)」
俺は慎重に進んでいく。
ハチ「ああ、怖...」
グルルルル...
ん?後ろ?
俺は今の唸り声がした方向をむく。そこにはモンスターが2匹ほどいた。
あれ?これはまずいな...
そう思い前に急ごうとすると、前にもモンスターがいました。
あ、詰んだw
そのモンスター達は一気に吊り橋を渡ってくる。
その重さで、吊り橋は切れた。
ハチ「...ですよねぇーw」
やばい、死んだw
ハチ「うぉぉぉぉぉおお!!!!!」
そして俺は下の川?にドポーンと音を立てて落ちた。
その衝撃で俺は気を失った...
ハチ「う、んん?ここは...」
目が覚めると知らない場所にいた。
見た感じだと、小屋?
「目が覚めましたか?」
不意に声をかけられる。
ハチ「...あなたは?」
「あ、すみません。自己紹介が遅れました。私はサクヤと言います。」
NPCだろうか...プレイヤーカーソルは付いていない。だが、NPCもカーソルは付いていた気がするが...
まぁ、そこはどうでもいい。
ハチ「サクヤさん、ここはどこなんでしょう。」
俺は1番気になる質問をした。
サクヤ「ここは洞窟内にある小屋です。私がそこにある川沿いを歩いていたらあなたを見つけたため、この小屋に連れてきました。」
なるほど、いくつか疑問はあるがまぁそれは後で聞くとして、
ハチ「助けて頂いてありがとうございます。」
サクヤ「いえ、当然のことをした迄ですから。それよりもあなたは何故ここに?」
ハチ「この洞窟の主を倒せば刀が手に入るという情報を聞いたんです。それで洞窟を探索していたら吊り橋でモンスターに襲われて川に落ちてしまったんです。」
サクヤ「なるほど、ではあなたはこの洞窟の最奥を目指しているんですね。」
ハチ「まぁ、そうですね。」
サクヤ「なら、私も最奥に用があるのでご一緒させてもらってもいいですか?」
そう言って俺を見る。
俺は拒む理由もなかったためOKを出した。
そして俺らは再奥を目指し川沿いを歩き始める
それから30分くらいが経過した。
未だに最奥にはつかない。
ハチ「どんだけ長いんだよこの洞窟...」
サクヤ「ホントですね。」
と、その時後ろから誰かが走ってくる音がした。
「きゃぁぁぁ!」
俺は反射的に声の方へと向かう。
そこでは女の子が1人、モンスターに囲まれてた。
プレイヤーカーソルがあるからプレイヤーらしい。
俺はすぐに武器を持つとモンスターに後ろから襲いかかる。
そしてそのまま女の子を取り囲んでいたモンスターを全部排除した。
サクヤ「流石ですね...」
ハチ「はは、ありがとうございます。それで?大丈夫か?」
俺はモンスターに囲まれてた女の子に声をかける。
「う、うん。助けてくれてありがとう。私はユナ。」
ハチ「俺はハチだ。そしてこちらが」
サクヤ「サクヤです。」
ハチ「ユナはなんでこんな所に?」
ユナ「えっと、たまたま洞窟を見つけて、そこを探索してたら結構奥まで来ちゃって帰れなくなっちゃったから奥に行くことにしたの。そしたらさっきのモンスターに囲まれちゃって..」
なるほど、たまたまか。
ハチ「そう言う洞窟は危ないから1人で入んない方がいいぞ?死にたく無かったらな。」
ユナ「うん、これからは肝に銘じておく。」
ユナ「そう言えばハチとサクヤさんは何故ここに?」
ユナは、俺らを見てそう聞いてくる。
ハチ「俺らはこの洞窟の最奥に用があってな。」
ユナ「そうなんだ...私もついて行っていいかな?」
俺はここで帰すのも危なさそうだと思い、その申し出を承諾した。
そして俺らはまた歩き出す。