ではでは続きです!
どうぞー!
数日後、僕はあの4人をファミレスに呼び出した。ちなみに八幡はあの家に置いてくとまた傷つくかもしれないからある人の家にいてもらっている。数分待っていると4人がやってきた。
「やっはろー!!さいちゃん!」
「やっ…、こんにちは戸塚君。」
「どうもです!、戸塚先輩。」
「やっはろーです戸塚さん!」
八幡を苦しめている元凶達がのんきに挨拶してきてすごいムカムカする。でも顔に出さないようにね。
「ところで今日私たちを呼んだ理由は何かしら?」
「うん、実は八幡のことで…」
そう僕が言うと
「あの男が何かしたの?安心しなさい、2度とそんなことしないように調教してあげるから。」
「さいちゃん、ヒッキーに何かされたの!?大丈夫!?さいちゃんに手を出すとかマジヒッキーキモい!マジありえないから、本当にキモい!」
「まったく先輩にはお話が必要みたいですね。」
「戸塚さんお兄ちゃんに何かされたんですか?まったくごみいちゃんめ…、家に帰ったらお話しないと…」
僕はただ八幡のことでとしか言っていないのに八幡が何かした方向になってる。やはりこの人達に八幡は任せてはおけない。
「ねえ…、僕はただ八幡のことでとしか言っていないのにどうして八幡が何かしたってことになってるの?ねぇ…どうしてそう思ったのか教えてくれるかな…?」
「「「「ひぃ!?」」」」
あれ?なんでみんな怖がってるのかな?僕何もしてないんだけどな。まあこれで話に入れるかな。
「まあ話を進めるよ?今、八幡はね女性恐怖症なんだ。君たち4人のせいでね。」
「ひ、比企谷君が女性恐怖症?ありえないわ、あの男は女性をいやらしい目で見ているのは分かってるわ。それに私たちのせいってどういうことかしら?」
「ひ、ヒッキーがじょせいきょうふしょう?になっている理由がなんで私たちのせいになるの?」
「そ、そうですよ!仮に先輩が女性恐怖症だとして、なんで私たちのせいなんですか!」
「な、なんで小町達が原因になってるんですか?」
本当に自覚していないんだね。なら…
「なら1人1人言っていこっか。まずは小町ちゃんから。」
「こ、小町ですか!?小町は何もしていませんよ…」
「そうかな?じゃあ聞くけど小町ちゃんはお義姉ちゃん候補?と言って何かと八幡と女の子をくっつけようとしているよね?」
「そりゃーこのままだとお兄ちゃんは結婚してくれる女性がいないので小町が一肌脱いであげようと思って…」
「それが八幡の迷惑になっていることは知ってるかな?」
「な、なんでですか!?お兄ちゃんのためにいろいろ小町がしてあげているのになんで迷惑だと思われなきゃいけないんですか!?」
「じゃあさ、もし八幡がそうだな…。小町ちゃんにお義弟君候補とかいって男の子をくっつけようとしてきたらどう思う?」
「嫌に決まってますよ!小町的にポイント低すぎますよ!」
「そうなんだ、嫌なんだよね?」
「嫌です!」
「…でも小町ちゃんが八幡にやっていることはそれと全く同じことだよ?自分がされて嫌なのに八幡にはやるんだ…。へぇー。」
「え…、あ、それは…」
「それに小町ちゃんはよく八幡の予定を勝手に決めていきなり連れ出したりするよね?あと先に自分だけ帰ったり、いきなりいなくなったりしてわざと2人きりとかにしてるよね?」
「そ、それは…お兄ちゃんのために…」
「八幡のため…ね。ねえ、なんで小町ちゃんに嫌々ながら八幡が言うことを聞くか知ってる?前に行かなかったら玄関開けないからって言われたらしくてね、本当に行かなかったら玄関を開けてくれなかったんだって。それに3日間ぐらい飯抜きにされたって言ってたよ?」
「だ、だって…お兄ちゃんが行かないから…。一回やれば懲りると思って…」
「勝手に予定組まれてそんなこと言われても、普通の人はまず行かないと思うんだけどね。小町ちゃんは八幡にそう言われたら行くのかな?」
「い、行きませんよ絶対に!なんで勝手に小町の予定を…あ」
「うんうん、小町ちゃんは『自分がやられて嫌なことを八幡にはやる』と。そういう解釈でいいね?」
「ち、違う…こ、小町は…小町は…。」
まずは1人目…
その頃の八幡…
「ふぅ…、できたよー。」
「そうか、じゃあ俺が持ってくよ。飯食わせてもらうんだからこれぐらいはさせてくれ。」
「そう?ならよろしく。」
「おう。」
「あ、ご飯ー♪ご飯ー♪」
「あ、こら!先に手を洗えって。」
・・・・・
「「「「いただきます」」」」
「お、この味噌汁うまいな。」
「そ、そう。ありがと。結構それ自信作なんだ。」
「ああ、本当に美味い。毎日作ってほしいくらいだな。」
「そ、それって///」
「あ、けーちゃん口にケチャップついてる!ほら動かないで…」
「んー」
「…それにしても悪いな。飯食べさせてもらって。」
「別にいいよそんなの。あんたにはスカラシップのやつとか世話になったから。それに戸塚に聞いたけど大丈夫?もし相談があるなら聞くよ。力になれるかはわからないけど。」
「あー、サンキューな。」