イコセニ 作:中原 千
やっぱりオリ主君は書きやすいですね。
実家のような安心感です。
そして、オリ主視点になると文字数が減る不思議
それでは、第5話をどうぞ。
小野寺さんを揶揄おうとして、寝落ちしてしまった一条白、
ではなく、ずっと薄目を開けたり、気配を探ったりして小野寺さんのアタフタ愉しんでいたのである。
僕は長い山修行でじっと待つ辛抱強さと睡魔への抗力を高い水準で獲得していたのである。
人生の中に無駄なことってないんですね。
今の一連の行為自体が無駄なことだった感もあるが。
それにしても、小野寺さんは何と言うか間が悪いと言うか運が悪いと言うか、もうちょいと言うところで建物が軋むとは本当に不幸である。
あれって、ビクッとするよね。
僕も睡眠中に建物が軋んで目を覚ます経験があるから、あれの衝撃には痛いほど共感出来る。
物凄く心臓に悪いよね。槍ニキの宝具より心臓狙ってくる。
しかし、小野寺さん側としては残念な感じになってしまったかもしれないが、僕には大満足な結果だった。
ワタワタする小野寺さんはとても素敵でした。
慌てる小野寺さんは数ある小野寺さんの中で三指に入るベストオブ小野寺さんだ。
はう~。小野寺さんかぁいいよ~。
と、思考がバーサークするほどくるものがあった。
それにしても、僕の一条君がバーサークしなくて良かった。
そんなことになったら小野寺さんの小野寺さんも終末剣エンキでナビュシュティムの大波が起きて、お互いに狂化A+++を獲得した状態で性杯戦争が起きてしまう。
性杯、この世全ての悪がいなくても最初から汚染されていそうな響きである。
虎聖杯の方がまだマシだ。
まあ、僕としては据え膳を食うのも吝かでない。
むしろ、バッチコイの心境であるがそれをしてしまうと僕は本物のビッチになってしまう。
清い体のままであればビッチはビッチでも処女ビッチである。
それだけで数倍エロいし、救いもある。
しかし、正確に言うと僕は童貞ビッチとなるわけか。
ヤダ、何このキショイ字面、救いなんて何処にも無いじゃないか(憤慨)
あるのは、得も言われぬ悍ましさとヤバさだけだ。
それを考慮すると据え膳を食っとけば良かったかもしれないという気持ちが湧いてくる。
ちょっとした後悔をしつつ僕はベッドに座ってじっとする。
すぐ小野寺さんを追いかけないのはまだやり残したことがあるからだ。
そのまま暫くすると、
ガチャッ「あら、もう良くなったのね。」
と先生が戻って来る。
そう、僕がやり残したこととは、
「はいっ!すっかり元気になりましたよ。
…あれっ?何か変な臭いしませんか?」
ブフォウ「なななななッ、何のことかしらッ?!
ちょっとよく分からないわッ!」
「怪しいですね…
まさかッ、」
(終わった…)
「仕事サボって、何か美味しい物を食べてましたねッ。」
「すいまs、って、あらっ?」
「どうですか?どうですか?(不敵な顔)」
「そそそっ、そうなのよっ!
お腹空いちゃって早めにお弁当食べちゃったのよっ!」
(助かった…)
「やっぱりですか。
嗅いだことない臭いですが、珍しいオカズでもあったんですか?(純粋な笑顔)」
「そうね…
飛びっきりのがあったのよ…
お願いだから、皆にはナイショにしてね。」
「分かりました(敬礼)
寛大な僕は秘密にしておいてあげますよ。
そっ、のっ、かっ、わっ、りー。
今度は僕にも食べさせてくださいねっ。」
…ブッファア「分かったわ…約束するわ…」
「はいっ!約束ですよっ!」
と、このようにトイレ帰りの先生を揶揄うことである。
いやー、年上で遊ぶのはまた違った趣がありますなー(ゲス顔)
姉上が帰ってきたら、じっくりとスキンシップしましょうかねぇ(クズ野郎)
また養護教諭の先生を出してしまいました。
何気に一番気に入っているキャラかもしれません。
原作に保健室の先生って出てましたっけ?
知っている方がいらっしゃったら教えて下さい。