もしも投影品がランクダウンしなかったら   作:プラチナ05

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もうやだ....。
治すところがあったら言ってくれると助かります!
申し訳ございませんでしたーーーーー!!!


セイバーと話し合い

「マスター、取り敢えずあなたの名前を知りたい」

セイバーはさっきの問いのあと名前を聞いて来た。

「衛宮士郎だ。士郎と呼んでくれて構わない」

そう呼んでくれた方が接しやすいからな。

「わかりました。では、シロウ、と。この呼び方が好ましい」

 

その言い方にひどい聞き覚えを感じた。が、それは何故だかすぐわかった。夢の記憶が自分の記憶だと誤認しているからだ。

俺の成れの果て、アーチャーの記憶が脳に入っていたのだろう。

 

「ではシロウ。アヴァロンについて説明していただけませんか?」

 

「アヴァロンは俺の中にあったものをセイバーに渡した」

 

「シロウの中にあったとは?」

 

「俺は四次聖杯戦争の被害者だった」

 

「っ!?そうですか....。ではそれと何のつながりが?」

 

「聖杯戦争によって俺の身体はボロボロで死にかけの子供だった。そこに第四次聖杯戦争の元マスター、衛宮切嗣がやってきて俺の身体の中にアヴァロンを入れた。そのお陰で俺は死なずに済んだ。それから衛宮切嗣に引き取られて生活していたってわけだ」

俺が聖杯戦争の被害者だったって言うのは少しズルかったかもな。

 

「そう、でしたか。では、今キリツグは何処に?」

 

「切嗣は五年前に死んだよ」

 

「な、何故?」

 

「聖杯だ。聖杯の呪いが身体に入ったと言っていた」

 

「聖杯の呪い?何ですかそれは?」

 

というか、何故セイバーは切嗣を知っているのだろうか。セイバーは第四次聖杯戦争に参加していたのだろうか?。

まあとりあえず、

「ここじゃ何だから家の中に入ろう」

 

「はい、わかりました」

そう言い、家の中に入った。

 

 

 

セイバーside

 

私はマスターの名前を聞いた。マスターの名前を聞いた時は少し驚いた。

マスターの名前はエミヤシロウというらしい。エミヤ....。第四次聖杯戦争の時のマスター、エミヤキリツグと同じ名字だった。

とりあえず家に入れてもらった。

家の中は日本ならではの和風の家だった。家の内装とは変わってシロウの外見日本人には見えないような”白い髪”だった。

何故、こんな色素が抜けた髪になったのか少し気になるが今は現状の話をしなくてはならない。

もう少し話し合いが終わってからこの疑問を聞こう。

 

士郎side

 

「なぁ、セイバー。確認の為聞いておくけどお前はアーサー王伝説のアーサー王、でいいんだよな」

 

「えぇ。私の真名はアーサー・ペンドラゴンです。それはそうと、シロウ。何故あなたは私が生前失った鞘、アヴァロンを持っているのですか?」

 

やっぱり聞かれるよな。正直に話すしかないよな。

 

「俺の魔術は投影魔術という物だ」

 

「投影魔術....ですか」

 

「あぁ。俺の投影魔術は少し珍しいらしくてさ、解析した物なら宝具でさえも創れるものなんだ」

 

「な....」

 

「俺の起源は剣なんだ。けどその副産物で魔力を剣の時より多く使えばほかのものも使えるんだ」

 

「シ、シロウ。それはいくらなんだって」

 

「あぁ、自分でもわかってる。この魔術は俺の身に余る代物だ。だけど俺はこの魔術を持って、正義の味方になりたい」

 

「正義の味方....ですか」

 

「うん。この夢は子供の頃からの夢でさ。親父の夢が俺に継いだんだ」

 

「シロウはキリツグの夢を継いだのですね」

 

「ああ。ただ、気がかりなのがキリツグのことをセイバーが知っていたように話しているところなんだけど」

 

「私は第四次聖杯戦争の時のサーヴァントでした」

 

「!やっぱりそうだったのか」

 

「その時、私はエミヤキリツグに召喚されサーヴァントになりました」

 

「親父の!?」

 

「はい」

 

「そうだったんだ。だからアヴァロンを持っていたのか」

 

「─────その、シロウ」

 

「ん?なんだ?」

 

「聞きますか?キリツグの事」

 

「いいや、親父は親父だからな。聞いたって仕方がない。今は今。過去は過去ってやつだよ」

 

「────そうですか」

 

「とりあえずご飯にするか。セイバー食べるか?」

 

「えぇ。ではお言葉に甘えて」

 

そうしてセイバーと話し合えたのだった


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