もしも投影品がランクダウンしなかったら   作:プラチナ05

6 / 14
今回もまた長い間投稿しませんでしたね(笑)
見てくれると有難いです。てか嬉しいです(笑)


あの場所で

「はぁ、はぁ、__っ!」

 

息が切れる。まだ少しだけガタつく体にムチを打って走る。

さっき遠坂が俺を助けてくれたおかげで今の俺がいる。あそこでそのまま死んでしまってもしかたないだろう。と言うより死ぬのが普通のような状態であったのだ。ラッキーと言うかなんというか。まぁ優しくて良かった。遠坂は魔術師なのか?実力はよく分からないけど心は確実に甘かった。

まぁ過ぎたことは取り敢えず置いておいて。とにかく家の召喚陣の所へ向かわなければ、殺される。

自分が殺した相手が生きている、なんて知ったら殺しにくるだろう。それに俺はランサーの宝具を見てしまったから尚更。

もうすぐだ。遠坂と話しすぎた。

 

「おい坊主」

 

不意に後ろから話しかけられる。

ちっ、もうきずいたのか。やばい。もう1度なんかランサーの相手できないぞ!?

あと少しで召喚陣まで行けるのに!!

「うおぉぉぉぉぉぉお!!!」

 

「ちっ、逃がすかッ!」

 

走る。俺より早いランサーから走って逃げる。すぐに追いつかれるだろう。だけどこんな所で終わりたくない!終わらせたくない!

「おい!テメェ!どこ行きやがる!」

 

ランサーの声を無視して走る。

見えた!!もうすぐだ!!

 

「────がッ!」

 

「残念だったな、坊主。何をするか少し気になったがマスターから殺せと命じられるもんでな」

 

まだ、だ。もう少しなんだ!もう少しで!

 

「俺はこんな所で終わらない!!終われない!!だから答えてくれ!!おれのサーヴァント!!」

 

召喚陣が光る。

 

「な!お前が7人目のマスターだってのかよ!」

 

 

 

一瞬召喚陣の上に人影が見えたが、すぐにランサーに攻撃をしに行った。

そのサーヴァントは攻撃をしたあとこちらに目線を移し振り向いた。そのサーヴァントを見ると、その容姿は金髪の美しい少女だった。

 

「サーヴァントセイバー。召喚に応じ参上した」

 

「あ、あぁ」

 

「問おう」

 

それは魔法のような言葉。どこかで聞いた懐かしい言葉。

 

「貴方が私のマスターか。」

 

「────あぁ。俺がマスターだ。だからランサーを!」

 

「はい。了解しました。マスター」

 

俺のサーヴァントは多分、いや確実にアーサー王だろう。あの夢で見た、アーサー王伝説のアーサーだろう。

 

「けっ!ここで召喚する奴がいるかよ。おもしれぇ。やってやるよ

 

くそ、あんな召喚の仕方じゃ魔力があまり入ってない!ステータスが低いままだ!

そう言えばアレがあれば行けるんじゃないか?あの宝具をランサーにうたれるときついが、よし。

 

「───投影・開始」

 

「おい、小僧!またなんか作るのかよ!ちっ、タダでさえ見えない武器がめんどくさいってのに、よッ!」

 

「ランサー、喋る暇があるのか!」

 

今ならセイバーが相手してくれている。なら!

「はぁぁぁぁ!!────よし、おい!セイバー!これを!」

 

「なっ!?これは!どこで!」

 

「良いからこれを!」

 

そう言ってセイバーにアヴァロンを渡した。




ちかれた

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。