いくらなんでも。
こんな小説でも読んでくれたら嬉しいです。
朝になった。
「おはようございます。先輩」
「ん、おはよう桜」
またいつものように朝が始まった。
リビングに行くと朝食がもう用意してあった。
「あー、すまん桜。きょうは昨日よりも寝坊したな」
「いえ、いいんです先輩。ゆっくりお休みになっていいんですよ?だって先輩はここの家の主人なんですからね。昨日も行った様にどしっと構えていてください!」
そんな会話をしていると、
「遅刻遅刻〜!!」
リビングに虎が走ってきた。
「藤ねぇ、そんな慌てるなよ。」
「そうです藤村先生。あまり大きな声で走らない方がいいですよ」
「いやーだってテストまだ丸つけてなかったんだもん。やばいんだよ〜」
「て言ってるけどもう時間だぞ」
「あー!早く行かなくちゃ〜!ごめん桜ちゃん、朝食食べれない!」
「はい、わかりました。それなら仕方ないですね」
「ごめんね〜。と、いうことで行ってきまーす!!」
「気をつけろよー」
やはり虎は騒がしい。
虎がいなくなったことで静かになった。この静かさに耐えられなくなり、話を振ることにした。
「あー桜。弓道部どうだ?楽しめてるか?」
「はい。美綴先輩や藤村先生とかと一緒にいるのは楽しいですよ」
「そうか。それはよかった」
「でも、やっぱり先輩がいてくれた方が「桜」...はい。すみません先輩。でもやっぱり先輩がいてくれないと寂しいです」
「そう言ってくれるのはすごく嬉しい。でもごめん。俺にはやることがあるんだ」
「はい。わかってます。....でもまた来たくなった時はいつでも来てくださいね。弓道部には先輩のことが嫌いな人はいませんから」
「ああ。行きたくなったらじゃあ行かせてもらうよ」
「いつでも待ってます」
ニコッと桜は笑った。その笑顔に不覚にも見ほれてしまった。
後輩にそんな目で見ちゃだめだろ、しっかりしろ。
「先輩、そろそろ時間です」
「もうこんな時間なのか。じゃあ食器片していくか」
そう言って、少したった後に家を出た。
学校に着いた。
「じゃあ行って来ます」
「行ってらっしゃい」
今日は昨日のことは言っては来なかった。よかった、これ以上説明しているとこっちが折れてしまう所だった。
その日の学校はいつも通り慎二や一成と話して過ごした。
授業も終わり帰ろうかと思って鞄を持った。
「あのー衛宮先輩」
「ん?なんだ?」
「あのー弓道場の掃除変わってくれませんか?」
「え?弓道場の掃除?」
「はい、そのー外せない用事ができてしまいまして...」
「俺はいいけど...」
「ほんとですか!!じゃあお願いします!では!」
そう言ってかえってしまった。
こういうのは自分でやるべきだと思うんだがなぁ。まぁ仕方ないか。
弓道場の掃除が終わり帰ろうと準備をしていた。
キィィィン、キィィィンと校庭から鉄がぶつかったような音が聞こえている。
なんだと思い、校庭を見て見ることにした。
そこには2人の戦士がいた。その2人は槍と双剣で打ち合っていた。
「サーヴァント....!」
ここは危ないと思い、下手にここに残らず帰ることにした。運が良ければ受け流して逃げられると思うが、正面からとなると流石にきつい。というか2人は無理。流石にできないと思う。
パキッと俺の足元で一つ、木の枝が折れた音がした。
「誰だ!?」
「え!?まだ生徒が残ってたの!?」
「そのようだな。どうする?おうか?」
やばい気づかれた!早く逃げよう。
にげろにげろにげろ!捕まったら死ぬと考えろ。
取り敢えず廊下まで逃げてきた。
「撒いたか?」
思わず声に出してしまった。
「残念だがおれを撒く事は出来なかったようだぜ」
くっ!ここで戦うのか。まぁとにかく戦う以外の選択肢はもう無い。
とにかく戦って行くしかない。
「投影・開始」
「ん?それアーチャーとおんなじ言葉じゃなかったか?」
な!?そのことを出来れば詳しく聞きたいけど今は無理だ。
とにく逃げ道を作る。それだけだ。
「まぁいいか。取り敢えずテメェを殺す。
その心臓
貰い受ける」
ちなみに僕はエミヤ好きです。
エミヤ(アーチャー)も好きですし、アサシンも好きですし、ボブみやも好きです。