多分いつも少なくなると思います。
──イリヤside──
「今更言っても遅いんだから!もう!....なんで今更なのよ...。」
「そんな事言うなら....もっと早くに言ってよ。あーもうムカつく!」
「ぐるるるぅぅ」
「え?あぁ、バーサーカーか。なに?お花持ってきてくれたの?」
「ぐるるぅぅ」
「ありがとうバーサーカー。うん、やっぱりバーサーカーは優しくて最強のサーヴァントなんだからあんなやつなんてけちょんけちょんにしてやるんだから」
「ぐるるぅがぁぁぁぁ!!」
「ええ!その意気よ!バーサーカー!!ぐるるがー」
「ぐるるぅぅぅがぁぁぁぁあ!!!」
「ぐるるーーーーがーーーー!」
「うるさいですイリヤ様!もう少し静かにしてください!」
「はーい...」
「ぐるるぅぅ」
「て、ちょっと待ってください。バーサーカーさんが持っているその花束は一体どこから?」
「ぐるるぅぅぅ」
「バーサーカーはお庭の方に指さしてるよ?」
「や、やっぱり...。私が、私が一所懸命育てたっていうのに...うぅ」
「ぐるら!?」
「え!?そうだったの?」
「はい...私のお花です」
「ぐるるるぅぅぅ」
「ほらセラ、もう許してあげようよ。こうやってバーサーカーも頭下げてるから」
「うぅ、まぁいいでしょう。今回はイリヤさんに免じて許しましょう。ので次はやらないでくださいね?」
「ぐるるぅぅぅがぁぁぁぁあ!!」
「うん!これで仲直りだね!」
───士郎side───
やばいな。目測だが、3m前後あるぞあの巨人。あの斧は一応解析しておいたからいつでも作れる。けどあの宝具はランクが低すぎる。あれがあいつのメインの宝具かもしれないが、宝具はまた別にあると思った方が無難だ。今深読みしても時間が過ぎていくだけだ。今は取り敢えず鍛錬をしよう。
「よし、始めるか。」
「───投影、開始」
まず最初に思い浮かべるは黄金の鞘。ブリテンの王、アーサーが自分の身を守るために持っていた鞘。その鞘が何故か俺の中に眠っている。ずっと昔に体の中に異変を感じて解析してみたら、光りが眩しくよく見えなかったが、そこには綺麗な何かがあった。そのこと爺さんに聞いてみると、
『士郎はアーサー王という人物は知ってるかい?』
『知ってる!聖剣エクスカリバーをもってるひとでしょ?』
『うんそうだよ。よく知ってるね。どこで知ったんだい?』
『えーと、うーん、どこだっけ?んー....あー!!思い出した!夢の中出みたんだ!』
『!!それはどんな夢だったんだい?』
『えーとあんまりくわしくはおぼえてないんだけどなんかすごい悲しい夢だった』
『そうだったんだ。そのアーサー王の剣、エクスカリバーのしまう物があったんだ。』
『え!?そうなの?』
『うん、そうだよ。剣をしまう物のことを鞘と呼ぶんだよ。』
『へぇー、初めて知った。』
『そうだろうね。誰も普通は子供の士郎に教えないものなんだ』
『ふーん』
『で、その鞘が士郎の体の中に入ってるんだ』
『え!?ホントに!?なんで』
『大丈夫。わからなくていいんだよ。だってわかったって意味無いんだから』
『そうなの?』
『うん。だからこの話はここでおしまい。さぁ、寝よう士郎』
『うん、おやすみ爺さん』
『うん、おやすみ士郎』
と言って寝た後はもうこの件については聞かなかった。なぜなら聞いた時の爺さんの顔が辛そうだったからだ。ので今になっても意味があまりわかってない。
さて、アヴァロンの投影に戻るか。まぁ結果なんてわかってるんだけどな。
「─────っ!────はぁ、はぁ、はぁ、ふぅぅ」
投影魔術は終わった。肝心のアヴァロンはと言うと大幅にランクダウンがされていた。見た目は想像通りだが、ランクが全然違う。だからか脆い、脆すぎる。最強の盾と呼ばれる鞘がここまで脆い筈がない。
まぁ作れないものは仕方ない。もう深夜になるから寝るとするか。明日はアヴァロンじゃなくてカリバーンの方を作ってみるか。
そう考えながら俺は眠りについた。
自分にしてはかなり早い更新だと思ってます。
今回も長い、サーヴァント全然出てこない!早く出したいけど話しが進まねぇ!!
あとイリヤさんがプリズマ☆イリヤさんのほうの性格が混ざっちゃいました。気づいたらこうなってました。申し訳ございません。
矛盾点等色々ございましたら感想欄でご指摘して頂けるとありがたいです。