覚えててくれたら凄く嬉しいです。
受験も終わり、第一志望に合格出来たので、また投稿しました。
矛盾や、変な点、誤字脱字など、あった場合はコメントなどなど宜しくお願いします。
「私も助太刀する、ということだ」
「じゃ、じゃあ任せた」
まさか言峰が助太刀に来てくれるとは、思いもよらなかった。だが、全然信用できないし、背中なんて到底預けることなど無理だ。
でも、今は敵対している暇はない。それに人出も増えて助かる。
「
今創るべきなのは弓矢。言峰綺礼がヘラクレスを引き付けている最中だからその間に、
だから。
「我が骨子は捻じれ狂う」
ごめん、イリヤ、死んでくれ。
「
俺の手から矢が放たれる。その矢はヘラクレスの肩に乗るイリヤに迫る。矢は高速で進み、当たった、そう思った瞬間、ヘラクレスは俺の矢を手で掴んだ。
その出来事に動揺はせず、詠唱を紡ぐ。
「
直後ヘラクレスがいた場所は大きな爆発が起こり、煙に囲まれた。どうだ?ヘラクレスかイリヤどちらかはやれたはずだが...。
「バーサーカー!!」
煙が晴れると、そこにはボロボロになったヘラクレスが片膝で立っていた。
イリヤは、ギリギリヘラクレスが守り切ったようだ。
体は赤黒い肉が垂れて誰がどう見ても死んでいると思うほどの見た目。明らかに死んだはず。そしてまたもや直っていく。
何の宝具だ?体が以上なぐらい硬く、そして死んだら復活する...。正直、ズルだ。だが、確実に制限はある。
第一目標はヘラクレスの討伐、サブミッションとして、"できれば"イリヤを助けたい。そしてあわよくば言峰を最善のタイミングで切り捨てる。
...そんな美味いことできるとは思わないが、目標は高く行こう。
「ストックが2つも!?信じられない!」
「
両手に持つは最強の自分が持ちうる、相棒の夫婦剣。
使い慣れているため、大抵の相手には、かなりの有効打になるはずだ。だが、相手は彼の大英雄ヘラクレス。先程の競り合いで感じた硬度はこの夫婦剣では超えることは出来ないだろう。
想像するのは最強の自分。アイツはそう言っていた。
「────
夫婦剣、干将・莫耶をヘラクレスの周りに投げて、もう一度干将・莫耶を投影する。これもまた先程同じようにヘラクレスの周りに投げる。
「────
技量の面では決してアイツには届かないであろう。
「────
夢の中で見た、アイツには。
追いつけないかもしれない、追いつかないかもしれない、それでも、
「────
正義の味方に追いつくにはそれくらい、やってのけろ。
そしてアイツはこの技を───。
「────
『鶴翼三連』と、そう呼んでいた。
「避けて!バーサーカー!!!」
バーサーカーは体を直してる際中だ。よけられるわけがない。
俺がヘラクレスを切り裂くと同時に四つの干将・莫耶が磁石のように引き寄せ合い、一度に三つの攻撃が重なり合う。
これで1つ減らした筈だ。イリヤのさっき言ったことからすると、これで4つ目ってことか。
「手強いな、さすが大英雄...」
今の攻撃を受けて、4つ目...一体何回復活するんだ。もしかして、無限に...いや、そんなことは有り得るはずがない。
「投影・開──!?」
『◾◾◾◾◾◾◾◾!!!!』
不味い、ヘラクレスが走って───!
「ぐぁぁぁ!!」
ヘラクレスは俺の胴体目がけ斧を横殴りに振ってきた。少し横にズレて軽減したはずだが、片方の肋骨は折れているだろう。
「シロウ!」
いつの間にかランサーとの戦いが終わったのか、セイバーが駆け寄ってきた。
「クッ、シロウ大丈夫ですか?」
「あ...あ、なんとか....な。ランサーはどうした」
「一時休戦という形に落ち着きました」
よかった、セイバーがいてくれるのは心強い。
「よし、セイバー....」
「はい、なんですか、シロウ」
「耳を貸してくれ」
今考えた作戦ならおそらくあのヘラクレスだって倒すことが可能だろう。
「でも、それでは....」
「いや、仕方ないさ」
「そう、ですか....」
さぁ、行くぞ、大英雄。世界のために、もう一度死んでくれ。
そう言えば、大分前からなんですが、僕の好きな作品を書いている方が僕のこの作品をお気に入りしてくださっていて、凄く嬉しかったです。
ほかの皆様もほんとにありがとうございました。
評価してくださった方達は、
ペテさん、ニムバスさん
霧沢さん、黒井さん、こういさん
龍葉さん、einelaodさん
kimitoさん
kamitohitoさん
本当にありがとうございました!!
名前を呼ぶのが遅くてすいません。これからは呼んでいこうと思います。