今回も遅くなりましたね。すみません。また誤字脱字等あったら報告をお願いします。
あとTwitter始めました。
3/30 ルビが振れてなかったので直しました。
とにかく地下にいたままでは何も出来ない。
「は!」
無銘の剣の矢を創り、それを射て天井に穴を開ける。
見事にガラッと音を立てて瓦礫が崩れてきた。開いたようだ。
そこから上によじ登ってでた。出るとそこにはボロボロにされた教会があった。そのすぐ前に目を向けると、そこにはバーサーカーがいた。
「
次に創るは俺にとっての相棒のような白と黒の双剣。
気づかれないように音を殺して接近を試みる、が、あともう少しの所でこちらを向いた。
いや、今気づいても遅い!足首を斬ろうと前傾姿勢で、斬りかかる。
斬った。確かに斬った、はずだった。俺の手元からガキンッという音が鳴った。
何故?硬すぎないか?どんな防具?いや何も足首には纏ってない...宝具か。
夢では見たことのないサーヴァント。宝具もよく分からない。どうするか。
「どうしたのお兄ちゃん、そんな固まっちゃって。来ないなら、今度はこっちから行くわよ!バーサーカー!」
「◼◼◼◼◼◼◼!!」
バキッ!
バーサーカーの脚力に、地面が悲鳴をあげる。
やばい────!!
「
バーサーカーの斧を振り下ろされる直前に無銘の盾を投影、一撃を何とか防いでくれたが、その盾は役目を終えたかのごとくさらさらと消えていった。
「あがいても無駄よ。なんだってうちのバーサーカーはかの大英雄ヘラクレスなんだから!」
な!?なんでさ!?なんでバーサーカーにしちゃったんだ!?
まぁそんな話は置いといて、今は前の敵に集中だ。
そう考えていると言峰が地下から出てきた。ふぅー、落ち着け。取り敢えず周りを見渡して戦況を確認する。
セイバー達は一時休戦して地下室から出てきたようだ。さて、どうするか。
そう考えていた最中、言峰がバーサーカーの前に歩いてでた。
「何のようだ、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン?」
「見て分からないの?お兄ちゃんがいるから遊びに来たの」
俺の存在は知っていたのか。
〜~〜~〜〜〜
「士郎ー!私のバック知らない?!」
「はぁ!?何言ってんだよ!玄関において置いただろ!」
「あ!そうだった!ありがとー!って時間やばー!!いってきまーす!!」
「はぁ。全く」
「はは。朝から騒がしいね」
「あ、爺さん。おはよ」
「ああ、おはよ。士郎」
「朝ごはんは今からあっためるからちょっと待っててくれ」
「...ねぇ、士郎」
「なんだ?」
「...もう1人、家族がいたら、士郎にお姉さんがいたら、もっと楽しい生活になっていたのかな」
「...どういうことだよ」
「実はね。僕には娘がいたんだ」
「.....」
そのとき切嗣は静かに語り始めた。
「今どこにいるんだ」
「うーん、遠い遠い城の中、かな」
「城、にいるのか」
「うん。そこは誰も入れない」
「なんで城の中にいるんだ?」
「その子、イリヤはお姫様なんだよ」
「へー!お姫様の弟なんだ。おれ」
「まぁそういうことになるね」
「会いたい!会えないのか?」
「...さっきも言ったよね」
「遠いところにいるから会えない?」
「必ず僕が連れてくるから
...待っててくれないかい?」
今まで助けようとは何度も思った。何度も思ったんだ。けど切嗣のあの泣き顔が脳裏に浮かぶ。
イリヤ、今まで助けに行かなかったのは俺の覚悟が足りなかったせいだ。助けられたらいいな。
セイバーはランサーと戦闘最中のためできない。
ヘラクレスを倒してからの話だと思い、命を賭して戦うことを決意し、創る。
創るのはランサーと戦った時に使った選定の剣。
かのアーサー王、セイバーの折れて無くなってもう取り戻せない剣。
「はぁぁ!」
これで切りつければ予想ではダメージは入る。
が、
「◼◼◼◼◼◼!!!」
ガギンッ!と音を立て、俺とバーサーカーの持っている得物の間で火花が散る。この巨人はそう易々とダメージを入れさせてくれるようなやつではなかった。
うーん、あまり真名を使いたくないが、やむを得ない。あのヘラクレスは強い、それほどまでに。
それでも、勝てるかどうか。ダメージは通るだろうが、いや倒しきれる。
ただ、1つ問題を解決しないと先には進めない。
その問題は、どうイリヤを助けるか、だ。まずイリヤをあそこから退かさないといけない。
「イリヤ、聞くが、
一応きいてみる。十中八九断るが、もしも頷いてくれたらラッキーだ。
「いやよ!降りるわけないじゃない!」
うん、まぁそうだよな。分かってた。
じゃあ仕方ない。
「ごめんなイリヤ」
「え?」
「
躊躇なく放つ。
「ッッ!?避けて!!バーサーカー!!!」
「■■■■■■!! ■■■■ ■■!!」
半ば叫ぶように命令を下すイリヤ。主の言葉に応えようとバーサーカーは体を動かし、避けようと試みる。
が、ノータイムで撃った
ある程度威力は抑えて、範囲を狭めた。最悪イリヤに当たっても、生きていて救えればいいだろう。死んだら死んだ、だ。
イリヤは別に世界平和には必要ないからな。切嗣への恩を返すために救おうとしているだけなのだから。
「バーサーカー!!」
なんだ?もう倒せたのか?バーサーカーが膝をついてボロボロの姿でいる。正直呆気ないとしか言いようがない。
いやそんなはずはないだろう
「■■■■■■!!!!」
治ってる。いや
「え?1つストックなくなっちゃった...や、やっちゃえバーサーカー!」
「■■■■!!!」
雪の少女は戸惑いを隠せず、岩の巨人はただ、少女の命令通りに動いて敵を排除するのみ。ただ、もう
もう撃てない。さぁここからどうするか。背中に冷や汗が流れる。大英雄相手にどこまで善戦出来るかどうか。
「■■■■■■!!!」
ボコォ、と地面がバーサーカーの脚力によって音を立てて凹む。
少し恐怖を覚えるがそんなのは関係ない。
目の前の敵をただ排除するのみ。
「おい、衛宮士郎」
「なんだよ!言峰!要件があるなら早く!」
「私も助太刀する、ということだ」
「助太刀!?」
「お前は遠距離の方が得意であろう?」
「じゃ、じゃあ任せた」
接近は言峰に任せて俺は教会の屋根の上に登り弓を投影した。
「
プラチナ05で調べればおそらく出てきます。
暇だったらぜひ調べてみてください。