ライバルを超えるために幻想入り   作:破壊王子

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この小説はドラゴンボールと東方projectの二次創作です。

私はドラゴンボールに対しても東方projectに対してもまだまだ未熟な面がおおいですが、温かい目で見てくださると嬉しいです。


【第2話】 影から見つめる者

 

 

 

 

 

 

「ここは…?」

 

 

何故かいつの間に閉じていた瞼をゆっくりと開けた。そして辺りを見渡す。ここは森のようだが、何処なのだろうか。

 

 

 

「……そうか!オレはあいつに!」

 

 

 

 

ー遡ること10分程前ー

 

 

 

 

「なんだこの趣味の悪い目玉は。いや、そんなことより…」

 

 

ベジータは謎の空間に勢いよく入った。するとその中は薄気味悪い目玉がそこかしこに溢れかえっている場所へ辿り着いた。

 

普通の人間ならまず恐怖するであろう。

しかしベジータからするとただの趣味の悪い空間としか思えなかった。

 

「おい、そろそろでてきたらどうだ」

 

「……」

 

 

ベジータは話しかけた(・・・・・)

自分1人しかいないのに?

否、ベジータは此処に自分以外の誰かがいる事に気が付いていたのだ。

 

「それとも力尽くで引きずり出してやろうか?」

 

ベジータがニヤリと笑う。この空間の主もベジータが決して冗談で言ってるのではないと気づいていた。

 

「………フフフ…」

 

不気味な笑い声が聞こえた。しかしどの方向からするのかはわからない。

この空間全体に大きく響いていた。

 

「っ!! なんだっこれはっ!」

 

 

ベジータは背後には、ベジータが気づかぬうちに更に小さい空間が生まれていた。

ベジータはその空間にいち早く気づくも、一瞬遅くそこへ吸い込まれてしまった。

 

「キサマっ!なんのつも」

 

言い終わる前にベジータは完全に空間に飲み込まれてしまった。

ブラックホールというものは見た事ないが、それに近い感じなのだろうか。

 

「ふぅー、これでよし」

 

空間の裂け目から人が出てきた。

いや、もしかすると〝人〟ではないのかもしれない。

 

「ちょっと強引だったけど…貴方にはこれくらいが丁度いいでしょう?」

 

勿論ベジータにはもう声は聞こえていない。

独り言のようにどんどん続ける。

 

「先程の目…私がなにか行動を起こさなければ、彼は本当に実力行使にでたかもしれないわね…」

 

 

正解である。

 

この空間の中に入った時点でベジータに出来ることなどたかが知れているが、ベジータのことだ。恐らく何かをしよう考えていただろう。

 

 

「彼には…この幻想郷のために頑張ってもらわないといけない。しかし1つ間違えれば幻想郷の崩壊にもつながる可能性もある」

 

「注意深く、長い目で見ていかないといけないわね」

 

 

 

「…ま、なんにせよこれから頑張ってね、サイヤ人の王子様♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー森ー

 

 

 

「あの声…女か! クソッタレめ!このベジータ様に舐めたことしてくれやがって!次あったらただじゃおかんぞ!」

 

 

ベジータがわかったことはというと、先程の空間の主は〝女〟だったということだろうか。

ベジータは怒りつつも先程のことを思い出し、色々と考えた。

 

「しかし…背後にでてきた空間に気づくのが遅れてしまったな… 」

 

 

あの空間の主の気は自分達の世界の人間とは比べものにならないくらい大きかった。

しかし相手はベジータ。本来ならなにか仕掛けようとしようものならベジータはすぐに察知できるであろうし、ベジータも警戒していたので、何があってもすぐに動けるようにしていた。

 

「それでも…反応が遅れた。この世界の住民は気だけでは実力を測れんのかもしれんな」

 

考えていてもこの世界のことは何もわからない。

ベジータはとりあえず行動に移してみることにした。

 

「…あっちから多くの人の気がするな。とりあえずこの世界のことについて聞きに行くか」

 

 

 

 

「…騒がしい所は嫌いなんだがな」

 

 

嫌な予感を感じつつも、ベジータは気を感じる方角へと飛んで行った。

 

 




はい、第2話でした。

小説を書くのってやっぱり難しいですね。
gdgd展開真っしぐらですが次の話も見てくださると嬉しいです。

では、ありがとうございました。



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