誤字脱字等はなるべく無くしていきたいですが、もし出てしまった場合はご了承ください。
この小説はドラゴンボールと東方projectの二次創作です。
キャラ崩壊や独自設定、独自解釈が甚だしいです。
過度な期待はせずに、温かい目で見てくださると幸いです。
最初の挿絵はTwitterの絵師さんに描いて貰いました。
【第1話】ベジータの決意
───強くなりたい───
男はそう願い、拳を振るう。
ー精神と時の部屋ー
「はぁぁぁぁぁ!」
ベジータがスーパーサイヤ人2になって気を高める。しかし彼が納得いくほどの力は当然でない。
「…くそっ!こんなもんじゃ…こんなもんじゃいつまでたってもカカロットの奴を超えることはできやしねぇ…!」
そう大声で言った後、ベジータは変身を解いて座り込んだ。
時は孫悟空の元気玉によって魔人ブウが倒されてから1ヶ月。
地球の危機は去り人々は平和に暮らしていた。ベジータは悟空に追いつくことは考えずに自分の限界を知るために精神と時の部屋に入り、修行を積んでいた。
「あきらめきれん…オレは…またあいつと対等に…」
1度はあきらめたベジータであったが、いつの間にかまた悟空と対等に闘いたいという本音がでてきつつあった。修行を積んでいくうちにベジータはあのとき闘った悟空のスーパーサイヤ人2と互角以上になったと確信していた。
しかしそれでもベジータは自分の力に物足りなさを感じていた。
「足りねぇ…まだ…限界を超えなければ…」
「スーパーサイヤ人3…か」
ベジータはわかっていた。悟空を超えるには自分もスーパーサイヤ人3になるしかないと。 そしてそれが並大抵の努力では叶わないことも。
「カカロットのやつめ…あの世で相当修行を積んでいやがったな…あの様なもの簡単には…」
考えてる途中でベジータは立ち上がった。表情には何の迷いもない。ただひたすら前だけを見ていた。
「…考えていても時間の無駄だ。オレはオレのできることをするしかない」
此処にはもちろんベジータしかいない。だからすべて独り言なのだが、口に出さずにはいられなかった。
そしてもう一度気を高めようとした瞬間、ベジータは何かに気づき、一度動きを止めた。
「これは…」
ベジータの目の前に妙な空間がでてきた。そこからはベジータが今まで感じたことの無い気を感じた。
〝不気味〟
一言でいえばこうだろう。明らかに普通の現象ではないということだけをベジータは感じ取っていた。
「…この空間の向こう側にいくつもの気が感じるな。それもなかなか大きい気もちらほらと」
普通の人間ならこんな得体の知れないものに近づくはずはないのだが、ベジータは逆にこれを好機と思った。
〝普通ではない〟のが『サイヤ人』なのだ。
「この中のやつらと闘えばオレはさらにスーパーサイヤ人3に近づくかもしれんな。そしてカカロットにも…」
ベジータはこの空間は異世界か何かに通ずるものだと考えていた。それは空間の向こう側の気の質がこちらの世界とは明らかに異なっていたからだ。
異世界に入るのならまたこっちに帰ってこれる保障などはまったくないのだが、ベジータの心はもう決まっていた。
「あちらからこちらへ帰るときには次元に穴を開けて戻ってくるしかないか。 スーパーサイヤ人3でな」
「もしスーパーサイヤ人3になれなかったらオレはその程度だったというだけだ …次元に開けることができてもこの世界に帰ってこれるとは限らんがな」
〝強くなりたい〟
今も昔もベジータはそう思っている。そしてこれからも。
「ブルマ…トランクス…少し待っていろ。オレは必ず戻ってくる」
そういってベジータは一歩踏み出した。得体の知れない空間はベジータを受け入れるかのように、静かに待っていた。
「ククク…上等だ。オレは必ず超えてみせる。首を洗って待っているんだな…カカロット!」
決意を完全に固め、ベジータはその空間に勢いよく向かっていった。空間はベジータを飲み込んだ後、すぐにそこから消えてしまった。
ベジータは
摩訶不思議な物語はここから始まるのだった。
どうも、破壊王子と申します。
今回、なぜベジータの幻想入りを書いたというのかと言うと…
他の幻想入りの作品を見ていくうちに、自分でも作ってみたいと思ったからです。あくまで『二次創作』だということを忘れないで貰えると嬉しいです。
動機が単純な上にDBに関しても東方に関しても未熟な私ではありますが、どうか皆さんの暇つぶし程度になれるくらいの作品になるように努力しますのでよろしくお願いします。
入口が破壊された精神と時の部屋になぜかべジータの入ってるという初っ端のご都合展開… 色々とgdgdになるかもしれませんかよろしくお願いします。
※精神と時の部屋に関しては超の設定を使わせてもらいます。