真・恋姫†無双 魏伝アフター   作:凍傷(ぜろくろ)

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72:三国連合/氣の扱い方【粉骨砕身編】②

 ───魏にて天の御遣いを務めていた北郷一刀警備隊長(??)は、この時の様子をこう語っている。

 

 ───はい。

 天で暮らし、及川という悪友と青春を面白おかしく過ごしていたのだから、当然僕にも知識はあります。

 激倒(げきたお)し。

 街角や交差点などで、女の子と衝突、一緒に倒れてしまう状況を言うそうですね。

 ものによってはどうしてそうなると思うほどの倒れ方も存在し、何故か女の子が男の上に座った状態で倒れるものもあるとかないとか。いや、どうしてかあるんだよと断言しなければいけないような気がするわけですが───ともあれ。

 街角でぶつかったわけでもないのに、今それが起こってしまっているわけです。

 ええ、これは自分にとっても驚きでした。

 倒れて、すぐに立ち上がろうとして動かした、まだ痺れている手が柔らかいものを掴んだのです。いやまあ、ハハ……及川……ハイ、僕の友人に言わせれば、きっと王道なのでしょうが。

 ちらりと目を向けてみれば、掴んでいたんですよ。倒れた状態で言うのなら、下敷きにしてしまった目の前の女性の胸を。

 ───え? その時の感想ですか?

 ハハ……感触だとか考えてる余裕なんて無かったですよ。

 だって、

 

「何をしている貴様ぁああ……!!」

「キャーアアァアア!?」

 

 即座に思春に曲刀を突きつけられて、離していましたから。

 はい、当然僕もいつものように……ハハ、こう言ってしまうのも情けないものですが、言い訳を考えましたよ。もちろん事実をありのままに話すしか道はなかったわけですが、おかしいんですよ。

 戦う前は季衣と鈴々以外は静かだったはずの中庭に、いつの間にか各国の将が集っていたんです。……生きた心地がしませんでしたよ。ああ、死ぬ……死ぬな、こりゃ……って自然と思ってしまいましたから。

 ええはい、有無も言わさずに正座させられました。

 けれどこの時だけはその行動に救われたんだと思いましたよ。

 集中して全力を出す高揚感は素晴らしいものだったんです。

 その興奮がまあその、下半身に現れてしまっていまして。立てと言われても立てなかったでしょうねぇ……女性の胸を鷲掴んだあとでは尚更です。

 

「い、いや……だから……足がもつれて……」

「ほう? 貴様は足がもつれれば相手の胸を揉むのか」

「揉んでないったら!」

「一刀……」

「あ、蓮華! 蓮華からも言ってやって! 思春が人の話を───」

「不潔よっ!」

「そうっ、不潔───ふけっ……えぇええええええっ!?」

 

 ただ、理解(ワカ)っていることはあるんです。

 

  “激倒しをした男に発言権はない(・・・・・・・・・・・・・・)

 

 これなんですね。

 様々なものを見ても見せられても、相手に許される以外に道がない。

 漫画アニメ小説、これ王道なんです。

 言えることはひとつですね。男って損な生き物です。

 

「言わないことじゃないわっ! この男はこうして、偶然を装っていつでも女を狙っているのよ!」

「いつでも目を光らせてそういうことを言いたがってるお前に言われたかないわぁっ!」

 

 しかし誤解は誤解、事故は事故なのだから、発言権が無かろうと言いたいことは言う。

 当然ですね。というか桂花に好き勝手喋らせておいて、自分にプラスになることなんて何一つないと言えます。はい、断言というものですね。そもそも発言権の有無を唱えていいのは触られた相手である祭さんだけの筈なんですから。

 

「否定しないってことは認めてるんじゃないのっ! 汚らわしい!」

「汚らわしいとか言うなよっ! そっ……そりゃあ男なんだしそういうこと考えることはあるけど、それを堪えるのだって男の務めであり男が男であり続けられる理由であって、桂花が言うような存在なんてもう漢はおろか男でもなんでもない、ただのケダモノだろっ!!」

「……なにが違うのよ」

「まっ……真顔でなんてことを! とにかく今回に関しては本当に事故なんだって! ここ一番って時にっ……あと少しで当てられるって時にそんなことするヤツなんて聞いたことないぞ!? ───無言で指差すなぁああっ!!」

 

 叫び合いながらも左腕と肋骨に氣を送って痛みを和らげる。

 ついでに妙に丁寧な、刃で牙な漫画風の現状説明もやめて、長い長い溜め息を。

 そうしていると、正座をしたままの俺の前に祭さんが屈み、真正面からじぃっと俺の顔を見つめる。

 あの、と声をかけると少し悔しそうに、しかし次の瞬間には自分の頬をコリコリと掻いたのち、俺の頭にぽすんと掌を乗せてから言った。

 

「あの体勢では躱しようが無かった。負けとらんと意地を張るのは簡単じゃが、まあ……それはお主の頑張りへの冒涜じゃろう」

 

 状況が掴みきれず、ぽかんとしたままの俺。対する祭さんは「つ、つまりじゃな」となにやら落ち着かない様子であちこちを見ている。

 そこへくすくすと笑う冥琳が来て、

 

「北郷。祭殿はお前の力を認めてやってもいいと、そう言いたいのだよ」

「え?」

「ぬあっ!? 公瑾っ!! またお主はっ───!」

 

 認めて、って……え? じゃあ。

 

「本気の一撃を、たとえ当たってからでも弾いてみせ、追撃を躊躇わずに行なう。戦場で相手に押し倒された者の末路など、わかりそうなものだろう?」

「あ……」

「く、くぅうっ……! 言わずともよいことをべらべらと……! ───北郷っ!」

「はいぃっ!? な、ななななんでしょう……!?」

「もう一度じゃ。得物を取れ」

「あ、はい。………………はい? は、え、えええっ!?」

 

 もう一度って、あの!? もう一度ってつまりそのままの意味で!?

 え!? あ、だって! 今の言葉の意味って、ようやく祭さんから一本取れたって意味で! なのにまたって……!

 

「いやいやいやいや祭さん!? それはちょっと!」

「ええいうだうだぬかすでないわ! 次は本気の本気で叩きのめしてくれるわ!」

「うわぁあああこの人おとなげねぇええーっ!!」

 

 そりゃあこういう人だってのはわかってたつもりだけど! なのに人の成長を望んでて、成長すれば嬉しそうに笑って、でも負ければ子供みたいに意地になって───ああもう本当に掴みどころの無い人だなぁ!

 

「ちょっと待つのだーっ!」

「!? はっ……あ、鈴々!?」

 

 まだあそこが落ち着ききっていない俺を無理矢理立たさんと引っ張る祭さんに、俺が「やめてぇ! やめてぇえ!」と悲鳴をあげる中、祭さんの後方から待ったを掛ける声! その正体は……まさかの鈴々! ……り、りん…………あのー、鈴々さん? どうして蛇矛をお持ちなのでしょうか。どうして、そんな輝く瞳で俺を見ておられるのでしょうか。

 ま、まさかですよね? まさかそんな───

 

「次お兄ちゃんと戦うのは鈴々なのだ!」

 

 まさかだったぁあああーっ!!

 ああいやいやいや確かにそうだけど今は無理矢理立たされても静まっているように、下半身に静けさを! そして左腕と肋骨が治りますようにと氣を……!

 と、目を閉じれば始まる言い争い。

 次は鈴々なのだいいや儂だと、最初は二人だったソレが、何故かどんどん増えていく。

 終いには聞き慣れた声まで混ざり、それが魏武の大剣さまの声と知るや、下半身に静けさどころか背筋に冷たさが走った。……お陰で一応下半身は鎮まってくれました。はい。

 ひとまずの安堵とともに、おそるおそる目を開けてみる……と、また武将の数が増しており、力自慢な皆様が揃いも揃って次は次はと話し合っていた。

 

(……ニゲテ、イイデスカ?)

(出来るものならな)

 

 胸の下で腕を組んで溜め息を吐いていた冥琳に、アイコンタクトを試みた……途端にダメ出しをくらった。

 軽い絶望を胸に秘めつつ、再び視線を姦しいどころじゃ済まない状況の中庭の中心にやると、その中からすたすたと歩いてくる人が。

 小さな壷を片手に歩くその人……星は、少々失礼と言うと正座する俺の背中側に回り、俺に背中を預けるようにお座りになられた。

 

「……あまり言いたくもないけど、参加しなくていいの?」

「うむ。それはまたいずれの鍛錬の時にでも付き合ってもらうとしましょう」

 

 コリコリとメンマを噛みながらの言葉がそれだ。

 あくまで傍観者で居ようとしているらしい。

 助けてくれと言ったところで断られるんだろうな。

 というかこの状況を鎮められる人っていうのを一人しか想像できない。

 その一人もこの場にはおらず、恐らくは今も自室で仕事をしているんだろう。

 などと考えていると星が座る位置を少しずらし、別の重みがとすんと加わる。

 何事かと見てみれば、そこに冥琳が座っていた。

 

「ほう? お主はもっと堅物かと思っていたが」

「なに。友には遠慮はしないと決めている」

「……なるほど。それはよくわかる考え方だ」

 

 俺と星と冥琳とで、背中を合わせて座る。

 そんな、実におかしな状況の中でも中庭の中心で闘争を叫ぶ女性たちの喧噪は止まらない。

 

「はっはっは、北郷殿はモテモテですな」

「喜んでいいの? これって」

「ふふっ……喜んでおけばいい。なにも殺すと言われているわけでもない」

「…………うー」

 

 そう言われても素直に喜べない。

 はぁと溜め息を吐きつつ、正座のまま背を預けるのもなんだと思い、足を崩す。

 

「しかし、あの祭殿を転ばせるか。運の要素もあったのだろうが、腕をあげたな」

「ふむ。まああれほどの鍛錬をずっと続けていたのなら、多少なりとも強くなっていなければ嘘だろう。大体の者は、それが身に付くよりも先に音を上げ、やめてしまう」

「小蓮様もあれほど熱心にぶつかってくれればな………いや。それは贅沢というものか」

「はっはっは、まあ腕に自信のあるものなど売るほど居る。鍛錬をしたくなったなら声をかければ、頼まれずとも走るだろう。北郷殿ならば特にな」

「うぅう……」

 

 ちらりと見れば、「だったら戦って誰が先に鍛錬するかを決めるのだー!」と叫び、そのノリのままにぶつかり合う武将の皆様。……出たばかりのため息が、また出た瞬間だった。

 

「鍛錬のために勝負って……なんかおかしくないかな」

「なに、どんと構えておればよろしい。皆、北郷殿とぶつかるきっかけが欲しいだけでござろう」

「いろいろ理屈が、前提から間違ってる気がしてならない……」

「……北郷。各国の武将に前提の理屈を正しく受け取ってもらえるのなら、我ら軍師はそうそう頭を抱える必要などないのだが?」

「ゴメンナサイ、失言でした」

 

 そんなものは春蘭を見ればわかりそうなものだった。というかわかってた筈だった。

 

「まあ……いいや。どうせ逃げられないなら、今は回復に専念しよ……」

「うむ。どんと背中を預けなされ。こういう時に背を貸せるのも友の特権。なんなら寝て頂いても結構。目覚めることなく血塗れになるやもしれませぬが」

「それって友を見捨てて逃げてるってことじゃないの!?」

 

 言ってみたところで笑って返されるだけ。

 背中に伝わる感触から、冥琳も笑っているようだった。

 

「はぁあ……」

 

 本日何度目かの溜め息とともに、心の底から脱力した。

 同時に二人に体重をかけることになったんだが、文句も言わずに背中を貸してくれる。

 二人にありがとうを言いながら目を瞑り、言われた通りに眠れるのなら寝てしまおうとさえ思った。

 

……。

 

 ……そののち。

 異様な気配に目を覚まし、ぱちくりと目を瞬かせてみれば───……並み居る猛将を押し退け、その中心に立つ者ひとり。

 だらだらと溢れる汗を拭う意思すら生まれるより早く、彼女はてこてこと歩いてきて首を傾げて仰った。

 

「……一刀。鍛錬……する」

 

 恐らくは随分と動いただろうに、どこか眠たげな瞳に……僅かながらの期待の火を灯した彼女……恋は、片手に持った方天画戟をごふぉぉおおぅんと振り回し、肩にお担ぎになられた。

 たんっ……鍛錬……!? た、たたた鍛錬ねっ!? 鍛錬っ!

 う、うんする! しますけど! 後ろに転がる皆々様を倒したあとだっていうのに、まだおやりになると!? ていうか無双すぎ! ほんとどれだけ強いんだこの子は!

 あ、あぁあうんやる! やるからそんなじっと見つめないで!?

 そして断言します! 模擬刀じゃ絶対無理! 木刀持ってくるから待っててください!

 

「ふたっ……二人ともっ、ありがとなっ!」

 

 背を貸してくれた二人に、どもりつつもありがとうを。

 そして走り出し、木刀を取って対峙した。

 対峙して……覚悟決めて、走って…………空を飛んだ。

 落下しながら“また飛んでるよ俺……”と涙しつつ、ゴシャーンと落下。

 不思議そうにてこてこと歩いてきて「一刀、本気出す」と仰る恋さん。

 ハ、ハイ、訳がわかりませ───はうあ!? もしかして以前、恋の一撃を上乗せして返したのを俺の本気とか思ってらっしゃる!?

 

「……もう一度」

「いやぁああーっ!?」

 

 襟首を掴まれて中心へと連れていかれた。

 そこで再び対峙して、吹き飛ばされ、連れ戻されて、空を飛び。

 ならばと覚悟を決めるに決めて、今一度、今度は切り離し方を覚えたやり方で、恋の攻撃を吸収、返してみせた。あっさり受け止めたけど、当の恋はようやく待っていたものが来たといった様子で目をきらっきら輝かせて(あくまで無表情)、そんな喜びのままに片手で振り回していた方天画戟を両手で持って……もゥォオオおおーッ!?

 いやぁあやややややや恋!? 死ぬ! それ死ぬからちょっちょ待ぁああああ!!

 

「───」

 

 強烈って言葉では片付けられない一撃が、目前に迫る。

 そんな状況の中でした。

 目で見るもの全てがゆっくりと動き、頭の中ではこれまでの出来事が一気にブワァアアと思い返されてってこれ走馬灯じゃないか!! じょじょじょ冗談じゃない! 死ぬか死ねるか死ねるもんか!!

 ゆっくり動いてるならせめて合わせる! 合わせて、…………空飛びそう。

 ああもう空飛ぶがどうした! まともにくらって胴体が千切れるよりよっぽどいいわ!

 よく見ろ! スローなら合わせられる! 合わせて、威力を吸収して軽減する!

 

(我が一秒先の未来に栄光あれぇええええっ!!)

 

 もはや泣きたい状況で心の中で叫びながら、氣を籠めるられるだけ籠めた左手を伸ばす。伸ばした先には方天画戟(刃引きされたレプリカ)。刃の部分を押さえるのは確実に無理だしそもそもレプリカだろうと恋の力なら絶対に人を斬れるああ斬れるね斬れないもんか! なので長柄である棒の部分をガッと受け止めると、一気にその衝撃を木刀に流す!

 

(よ、よし! なんとか成功、し、た───!? ~ッッッ!?)

 

 左腕の感覚の一切が吹き飛んだ。

 見れば、氣の全てを以ってしても殺しきれなかった力が左手を押し切り、腕が変な方向へオォオアァアアーッ!?

 

(っ───ダメだ、無理! このままだと腕ごと肋骨とかいろいろなところが砕ける!)

 

 意識してからは速かった。

 早いではなく速い。防衛本能ってやつが氣と一体になったのか、自分でも驚くほどの速度で木刀が振るわれた。

 

「───!」

 

 それに気づいた恋は即座に攻撃から防御へスイッチし、自分自身の攻撃と俺の氣の全てを託した一撃を方天画戟の柄の部分で防いでみせると───きょとんとした表情のまま、吹き飛んだ。

 それで俺の中の氣はすっからかんになり、同時に左半身が激痛に襲われる。

 立っていられないほどの激痛にうずくまりそうになるが、体を曲げることさえ苦痛である今、そんな動作さえ取れずに、声にならない声で叫んだ。

 

「っ……か、はっ……あ、あぁああ……!」

 

 どうせなら痺れていてほしかった。

 いっそ麻痺状態ならこんな痛みを味わうこともなかったろうに。

 荒く息を吐きながら木刀を杖代わりにする。

 滲む視界で見る景色の中、吹き飛んだ恋はどうやら倒れていたらしく、むくりと起き上がって目をぱちくりと瞬かせていた。その目が俺を捉えると、またきゃらりんと目を輝かせる。

 で、歩いてくるのだ。輝く瞳のままに、こちらへ。

 あ……やばい。これ死ぬ。

 本気でそう思いかけた時、違和感に気づいた。

 同じくらいのタイミングで恋もそれに気づいたらしく、ふと自分の右手を見て首を傾げていた。……そう、方天画戟が無いのだ。

 

「あ。いぃいっひぃいいっ!!?」

 

 僅かな声に体が軋んだ。

 けど見つけた。

 中庭から見える通路の欄干に突き刺さっている方天画戟を。

 う、うわぁ……随分飛んだな……───じゃなくて。ええと。

 

(と、とにかくっ……! 痛くてもなんでも、終わらさなきゃ終わらないっ……!!)

 

 必死だった。

 痛みなんてこれが終わればいくらでも味わってやるからと歯を食い縛り、ずるずると歩いて……きょとんとしている恋の目の前に立つと、その頭に軽くポコンと木刀を落とした。

 「あ……」と小さく吐かれる言葉。

 対して、もうどっちがどっちなのかを訊くのも馬鹿らしいくらいの激痛に襲われている俺が笑う。

 

「……はい。俺の勝ち」

「…………? ……、……!!」

 

 とりあえず……こ、これで終わった……よな? 終わってくれた……よな?

 もうさっきから涙が止まらないんだが……っ……くっふ……! お、おおぉおっ……終わってくれましたよね……!? ああもう叫びたい……! 叫んで痛みを忘れたい! でも叫ぶと振動で痛くなるのも目に見えてるから無理ですそれ!

 心の中では既に泣き叫んでいる俺を、信じられないものを見る目で見つめる恋。

 今度はその頭を、木刀を離した手でやさしく撫でると……自分に立てかけるように離していた木刀を手に、ガタガタと震えながら歩いた。普通に歩くだけで痛い。なので痛みにガタガタと震えながら歩いた。

 う、うん。まずは華佗を探そう。

 で、このなんかいかにも伸びてますよって感じの腕をなんとかしよう。


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