もしアイドル達にオリ兄弟がいたら?   作:雨乃谷 飴人

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みなみんの口調が難しいです。なので無理やりアーニャ出したりしました。許してください。
あと、キャラ崩壊です。
ではどうぞ。


プロジェクト最年長の女の子に弟がいたら?

変態が最近楽しそうにしています。……失礼、かみました。

おねぇ(変態)が最近楽しそうにしています。……あってますよ?なんせおねぇは変態ですからね。

……まあ、それはさておき。おねぇがアイドルになりました。楽しそうにしているのはそれが理由でしょう。身内を贔屓してるように聞こえるかも知れませんが、おねぇは美人です。19歳でありながら放つあの色気や様々なスポーツによって作られた抜群のプロポーション。アイドルになれる要素は充分に持っています。性格も良いものでよく気遣いができ、人に頼られるようです。高校では生徒会を務めるなど人望もあり、大学ではミスコンで1位を取ったとか。これらのような要素があればアイドルになれるのは当然でしょう。

……それはあくまで周囲の人々から見て、ですが。

もちろん、身内の人間であるボクから見ても容姿は完璧です。それは認めましょう。しかし、しかしですね!性格に納得がいかないのです!なんですか、あの変わりようは!いや、あれも確かにおねぇのありのままの姿であり、嘘偽りはないでしょう。ですが、家では、さらに言えばボクに対してはあのような姿ではないのです!自分が自惚れている訳ではありません。事実なのです。……と言っても信じられないでしょうから、これから見せてあげましょう。おねぇのもう一つの姿を。

 

「ただいまーー」

 

帰ってきましたね。

 

トントントン……コンコン

 

ボクの部屋は階段を上った先にあります。おねぇの部屋はその隣です。さて、おねぇは今どちらの扉の前にいるでしょう?

……自分の部屋の扉にノックはしませんよね?これでわかりましたか?

 

「綾く〜ん、いる〜?」

 

ああボクの名前は綾夏です。まあ、それはいいでしょう。

 

「いますよ。」

「あ、よかった〜……それじゃぁ」

 

あ、来ますよ

 

「綾くーん!!」ガチャ!!カバッ

「だー!!いきなり抱きつくのはやめてくださいと言ってるじゃないですか!!」

「えへへ〜」

 

今の僕はこんな感じ

(´・ω・`))´ω`)スリスリ

どっちかボクかは言わなくてもわかると思います。

 

「んー、今日もいい香りだね」

「嗅がないでください!」

「無理かな!」

「即答ですか!?」

 

わかりますか?これがあの新田美波です。変態でしょ?

しかし変態はとどまるところを知りません。

 

「ところで綾くん」

「なんですか?」

「今日のお姉ちゃんの下着は綾くんの好きな色なんだけど」

「黙りなさい!!」

「見てくれない?」

「言い切るんですか!?……って何脱ごうとしてるんですか!」

「?」

「その『え?何言ってるの?』みたいな顔はやめてください!!」

「む〜わかったわ……じゃあ今日の綾くんの下着……」

「だらっしゃー!」パカン!

「いったーいっ!!」

 

ふう……これで理解してもらえましたか?これがおねぇのもう一つの姿です。

ボクが納得いかないのもわかるはずです。

 

「(まあ、綾くんの朝風呂の時に洗濯に出した下着と綾くんの持っている下着の種類でだいたいわかっちゃうのよね)」

 

なんか寒気が…朝風呂やめようかな……

 

「全く……」

「あの〜綾くん?」

「なんですか?」

「できればもう1回……」

「……」

 

もうやだ

 

「ところでおねぇ」

「なあに?」

「レッスン帰り?」

「そうなの!今日もアーニャちゃんが……」

 

アーニャちゃんとはおねぇのユニットの相方さんらしいです。その方には是非お礼と謝罪をしたいですね。

こんな姉と仲良くしてくれていることと、変態ですみませんと……

 

「おねぇ」

「それで……ん?どうしたの?」

「シャワー浴びないの?」

「あっ!忘れてた!」

「あのねえ、おねぇも一応女性なんだからそういのは気をつけないと」

「そうね……あれ?今一応ってつけなかった?」

 

気のせい気のせい

 

「ボクが汗だくでおねぇに抱きついたらヤでしょ?」

「いやぜんぜん?」

「だから……って、は?」

「汗だくの綾くん……薄らと頬は上気して息は荒らげてあり首筋から流れる汗は綾くんの色気のムンムンの鎖骨へと流れ、綾くんの綺麗で長い髪からは汗だくとは思えない甘い香りが……そんな状態で抱きつかれるんなんて」

「ちょ、ちょっと?」

「むしろご褒美よ!」

 

だからいい精神科を知りませんか?知っていたら連絡をください。

 

「綾くん!」

「は、はい!」

「実践しましょう!」

「何をですか!?」

「汗だく抱きつきに決まってるじゃない!」

「決まってるんですか!?というか嫌ですから!汗かくの以外と大変ですし!」

「大丈夫!」

 

あ、嫌な予感が……

 

「今からお姉ちゃんとベッ……」

「黙れぇ!!」

 

いいですか皆さん。19歳でありながら色気を放ち、しかしながら初心である。それがおねぇの一般的評価です。しかし蓋を開けたらこれですからね!?

男女共に見かけに騙されてはいけませんよ?

 

「む〜、ちょっとくらい、いいじゃない」

「ダメです。」

「そこをなんとか……」

「あまりしつこいと喋り方と髪型変えますよ?」

「それはダメ!」

 

おねぇがしつこい時はだいたいこれで撃退できます。どうやらボクがこの喋り方と髪型を変えるのは自分の欲望を無視してでも止めたいようなので。あ、ちなみ髪型はサイドテールです。……これでも男なんですけどね。

 

「綾くんダメだからね!?その可愛い姿を変えてしまうなんて……世界が許してもお姉ちゃんは許しません!」

「はいはい、わかりました。」

「それでね?そんな可愛い綾くんにしてもらいたいことが……」

「なんですか?」

「ここに私のソロ曲の衣装があるんだけど……」

「嫌です。」

「そんな!?」

 

どうせ、その衣装を着て写真撮らせてとか言うんでしょう。

 

「この衣装を着てこのポーズで写真撮らせてくれるだけでいいの!」

「ポーズの要求もあるんですね……」

 

この姉はなんというか、本当に……まあ嫌いではないんですがね。

そんなこんなでこの姉は最近楽しそうです。

 

あ、衣装は着ました。

 

おわり!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あとおねぇ」

「むふふふ、可愛いい……え?何?」

「次朝風呂覗いたら、口聞かないからね」

「!?」

 

おわり?

 

 

 

 




ありがとうございます。
美波に膝枕されたい……

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