もしアイドル達にオリ兄弟がいたら?   作:雨乃谷 飴人

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はい、ライブパワーによる連投でございます。
いよいよですね。私も楽しみで筆が進んでしまいます。
それでは、どうぞ。


もふもふに双子がいたら?

「来月はテストもあるからちゃんと勉強するように。

ではホームルームを終わります。さようなら。」

 

ガヤガヤ……

 

はぁ〜、やっと終わったよ。あの担任、話すことないくせにダラダラ長引かせるから嫌なんだよなぁ……。

帰ってアニメ見たいし。

 

「今日は木曜〜……いもいも最新話〜」

 

いいよね、いもいも。俺は原作から追ってるからアニメ化嬉しい。

作画?愛で乗り切るんだよ。

 

ラーイン!

 

「おん?」

 

誰?……とか言わなくても分かるわ。

 

nao『こっち終わったぞ〜』

 

やっぱりね。

 

noa『こっちも。昇降口にいて』

 

nao『はいよ〜……てか、雨降ってる』

 

noa『マ?傘は?』

 

nao『聞かなくても分かるだろ。』

 

noa『あっ持ってきてないんですね分かります』

 

nao『うるさいな〜、お前もだろ〜』

 

noa『残念』

 

nao『はっ?ちょっ、どういう……』

 

さ、LINEもこのくらいにして俺も行くかねえ。待ってるマイプリンセスがいるからな。

 

「なんか神谷のやつニヤニヤしてたな」

「多分あれだよ。隣のクラスの」

「ああ、神谷さんか。仲いいよねえあの双子」

「あいつ普段笑わないのに、神谷さん絡むとすげー笑うよなぁ……」

 

 

 

移動中……

 

 

 

どのへんだ〜……っといたいた。あのもふもふヘアーは間違いなく我双子。

 

「んんっ……待たせたな(イケボ)」

 

「遅い」

 

え、スルー?

 

「すまんて、ほらうちの担任、あれだから。」

 

「分かってるよ、冗談だ。」

 

「そっちも今日は割と遅くない?」

 

「まぁな〜提出物とかあったし。」

 

「そいうこと」

 

「ん」

 

神谷奈緒、俺の双子にして超絶美少女。俺は彼女ほどの美少女は見たことがない。きっとアイドルでもやっていける。

……本人目立つの嫌いな恥ずかしがり屋だから嫌だろうけど。

 

「それより!乃亜!」

 

「うわっ!?なんだよ!」

 

「さっきのどう言う意味だ!まさかお前……」

 

さっき?ああ……傘のこと

 

「ふっふっふ……見よ!」バッ

 

オリタタミガサー♪

 

「なにぃ!?お前そういうの持ち歩かないだろ!朝も一緒に出てきたけど、入れてる素振りはなかったぞ!」

 

「まーぁ?これがぁ、デキル男ってやつですよ!」

 

(*´∀`)ドヤァ

 

「嘘つけ!どうせ先週の入れっぱなだけだろ!」

 

「あたり」

 

「ったく……まあいいや乃亜が持ってるなら。」

 

「お?なんですかなんですか?もしかして相合傘ですか?いやん乃亜ちゃん恥ずかしい♪」

 

「キモ」

 

うぐぁ!ガチトーンのキモイは立ち直れない

俺の心は今の天気のように泣いている……

 

「はいはい、くだらないこと考えてないで入れてくれ」

 

「アッハイ」

 

なんで、わかった?エスパーなの?さとりなの?

 

「せまいな」

 

「まあ、折りたたみだから」

 

「もうちょっと寄るぞ」

 

「あい。」

 

流石に高校生の男女が折りたたみで相合傘は厳しいなぁ……

 

「あ、ちょっ!あたしの肩濡れてる!もっと詰めろよ!」

 

「嫌ですぅー!ボクは濡れたくありませーん!」

 

「ふざけんな!女の子濡らす気か!?」

 

「あ、今のセリフちょっとエッチ」

 

「死ね!」

 

「しし、死ね!?そこまで言うか!?」

 

ひでぇよ。こんなかわいいかわいい双子になんて事言うんだ全く……。

 

「あら、あれ神谷さん家の子じゃない?」

「仲いいわねぇー微笑ましい……」

 

なんか言われてるけど気にしない。

いつも通りだからな。

 

「ところで奈緒。」

 

「ん?」

 

「SAO見た?」

 

「見たぞ!いやー!キリトカッコイイよなぁ!ユージオもかわいいし!」

 

「うるさいオタク」

 

「お前から聞いてきたんだろぉ!」

 

うちの奈緒はアニメ好き。あ、もちろん俺も。特にSAOみたいな主人公大活躍系アニメは奈緒が大好きだな。

 

「相変わらずキリト好きね、君。」

 

「なんだよ悪いかよ」

 

「いや〜?悪かないぞ?俺もシノン好きだし。結婚したい。」

 

可愛いよねシノン。クールでありながら唐突に見せるデレの破壊力は半端じゃない。個人的にALOのケモ耳好きです。

 

「むっ……」

 

「もちろんユウキも好きだぞ。ボクっ娘いいよね。」

 

「……」

 

あら?返事がない

 

「奈緒さーん?」

 

「……なんだよ。」

 

なんか不機嫌。……ま、理由はわかるし、こういう時にどうしたらいいかも慣れたものよ。

 

「ヤキモチ?」

 

「〜〜〜〜///うっさい!!」

 

「大丈夫だって。2次と3次は別。現実では奈緒ちゃんこと大好きですよ〜」

 

「なっ!?はっ!?だっ!?」

 

おお顔赤い。可愛いねえ、純情奈緒ちゃんは。

 

「おや?もしかして奈緒ちゃんは2次と3次の区別なし?」

 

「な、なわけあるか!ちゃんと区別してる!」

 

「じゃあ3次で好きな人はだぁれ?」

 

「うぐっ……そ、それは……」

 

俺も意地悪なもんだ。知ってて聞いてるからな。

 

「……だよ」

 

「ん〜?聞こえなーい」

 

「〜〜〜〜!!!」

 

はっはっは、かわいいかわいい。

 

「乃亜だって、言ってんだろバカぁ!!」

 

はい!赤面照れ顔バカぁ!頂きましたーー!!

 

「知ってマース〜」

 

「このやろ〜……」

 

「可愛いですね〜奈緒ちゃん?」

 

「死ね!」

 

「ま、また死ね!?」

 

恥ずかしいとすぐ口悪くなるんだから、この子は。

 

「ほれ、少し急ごう。雨強くなったら笑えない。」

 

「そ、そうだな!アニメも早く見たいし!」

 

「そいじゃレッツゴー!!」

 

つっても傘さしながら走るとか無理だけどね。

本格的に濡れそうだから、この辺で。

そんじゃぁ、またな!

 

 

 

 

 

おしまい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「奈緒〜ゲームしよー。」

 

「ん?いいけど何すんだ?」

 

「蜜集め。」

 

「あ、なるほどね。あたしは終わったけどポイント欲しいしいいぞ。」

 

「助かる〜、ちなみになにか育てるの?」

 

「いや、プレステージ回そうかなって」

 

「なる」

 

「そんじゃやるかー」

 

「おー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おしまい?




ありがとうございます。
恐らく金曜は本番に向けて早く寝るので投稿はないかと。ではライブに参加される方はライブでお会いしましょう。
では、また。


Twitterはじめました→@Hameln_rain

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