【SW2.0&2.5】モンスター娘たちがモンスター娘を演じる日常【蛮族PC有】   作:龍委員長

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2-1.~2-4.

来留主:

 冒頭は、寛容な交流亭で食事をしている3人にマスターのクリスが声をかけてくる所から始まるよ。

 

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2-1.寛容な交流亭

 

クリス(GM):

 「あ、みんな居るね。君たちに頼みたい仕事があるんだけど」

 

メア(ラクネラ):

 「何? 懐も寒いし、よっぽどの内容じゃなきゃ引き受けたい所だけど」

 

クリス(GM):

 「遺跡調査の護衛依頼なんだけどね。他のパーティーは別の依頼に出てたり、断れたりしちゃって・・・」

 

ラミ(ミーア):

 「断られたって、どうして?」

 

クリス(GM):

 「あぁ、依頼人がちょっと・・・難があるというか・・・変わり者というか・・・」

 

マタビ(マナコ):

 「変わり者って、どんなひとなんですか?」

 

クリス(GM):

 「“一途な”ラムホ て人なんだけどね・・・」

 

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見識判定 “一途な”ラムホ (目標値:11)

 

ラミ:基準値8+7=15 成功

 

メア:平目=8 失敗

 

マタビ:平目=7 失敗

 

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ラミ(ミーア):

 「あぁ、あれでしょ? マギテック協会の・・・」

 

クリス(GM):

 「そうそう。そのラムホさんが依頼人だから、皆避けちゃって・・・」

 

メア(ラクネラ):

 「その人が依頼人だと、なんで皆依頼を受けないの?」

 

マタビ(マナコ):(←マギテック)

 「あれ? ここってマギテック協会の支部、有ったんですか?」

 

クリス(GM):

 「あぁ・・・まぁ・・・マタビちゃんが言うように、この国はあんまり魔動機術の研究が進んで無くてね。支部もごくごく小さい規模のものでね。そんなフェンディルで熱心に研究をしているんで、皆から変わり者扱いされている人でね・・・」

 

ラミ(ミーア):

 「実際に会った人からも変な話が聞けるみたいだし、少数派の研究員ていうだけじゃないみたいよ?」

 

クリス(GM):

 「うぅん・・・だからあんまりお勧めできないかな・・・とは、思うんだけど・・・」

 

メア(ラクネラ):

 「・・・依頼の詳細は? それを訊いてから決めても良いでしょ?」

 

クリス(GM):

 「あぁ、そうだね。えぇと・・・」

 

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依頼名 :「研究資材集めに付き合ってちょうだい」

 

依頼者 :マギテック協会職員 “一途な”ラムホ

 

依頼内容:研究に使う魔動部品を切らしちゃったの。遺跡と花の丘に魔動機文明(アル・メナス)時代の遺跡が有るからそこに魔道部品を取りに行くのに付いてきてちょうだい。

     急いでやらなきゃいけない実験も無いから期限は設けないけど、魔動部品10個は欲しいわね。

 

報酬  :800G/人 +魔動部品を相場の2倍で買い取り

 

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GM(来留主):

 遺跡と花の丘はフェンディルの冒険者なら無条件で知ってて大丈夫かな。

 王都のすぐそばにある遺跡群で、年中花が咲き乱れる丘に魔法文明デュランディル時代の遺跡が多く残ってて、フェンディルはその遺跡を目当てに来る冒険者や学者が集まる国になってるね。

 

クリス(GM):

 「もし、引き受けてくれるなら、マギテック協会の場所を教えるから依頼書以上の詳しい話は依頼人とお願い」

 

マタビ(マナコ):

 「ラムホさんがどんな人かわかりませんが、受けて良いんじゃないでしょうか? お金も無いですし・・・」

 

メア(ラクネラ):

 「あたしも、マタビと同意見ね。レアには事後承諾になっちゃうけど」

 

ラミ(ミーア):

 「うーん。そうね。マスター、これあたしたちが受けるわ」

 

クリス(GM):

 「了解。じゃぁ、マギテック協会に行ってきてね。店のエンブレムを見せればすぐに話が通ると思うから」

 

ラミ(ミーア):

 「はぁい」

 

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来留主:

 じゃぁ、マギテック協会に行くって事で。

 セレアはしばらく出番が無いけどごめんね。

 

セントレア:

 いえ、大丈夫です。お気になさらないでください。

 

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2-2.マギテック協会 ディルクール支部

 

GM(来留主):

 協会にいくと1人のエルフの女性が出迎えてくれるよ。

 髪は黒いロングのストレート。見た目は若いけど、エルフだから成人してるのは間違いないかな。

 3人が自己紹介した所からね。

 

ラムホ(GM):

 「聞いた事ない名前ね。本当に大丈夫?」

 

ラミ(ミーア):

 「う・・・確かに最近冒険者を始めたばかりだけど・・・」

 

ラムホ(GM):

 「はぁ、論外ね。お引取り願うわ」

 

メア(ラクネラ):

 「いいの? 確かに私たちはまだまだ駆け出しだけど、他の冒険者はこの依頼を避けてるそうよ? 研究、進まないんじゃない?」

 

ラムホ(GM):

 「っ・・・オーケー。貴方たちで妥協してあげる。さっそく遺跡に向かいましょう」

 

マタビ(マナコ):

 「あ、待ってください。私たちのパーティーはもう1人いるのでその人と合流してから・・・」

 

ラムホ(GM):

 「は? 最初からそろって来なさいよね」

 

マタビ(マナコ):

 「ごめんなさい・・・」

 

メア(ラクネラ):

 「こっちにも事情があるのよ。もう1人はディルクールの外に住んでてね。

  もう1人に声をかけてから行くから、現地集合でも良いかしら? 」

 

ラムホ(GM):

 「・・・はぁ、もうそれで良いわ。じゃぁ、遺跡と花の丘の入り口で待ってるわ」

 

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来留主:

 じゃぁ、トッネオまで行ってレアに声をかけてから丘に向かうわけだけど、何かRPとかある?

 

セントレア:

 いえ、レアは皆に恩も有りますし、素直についていくでしょう。

 

来留主:

 了解。

 じゃぁ、場面はディルクールの少し南にある遺跡と花の丘に移すね。

 トッネオにいって引き返してだから、時間はお昼くらいかな?

 

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2-3.遺跡と花の丘

 

GM(来留主):

 遺跡と花の丘はその名の通り、多くの花が咲き乱れた花の中に、まるでビル群のように遺跡が乱立してるね。そんな丘のふもとにラムホが待ってるよ。

 

ラムホ(GM):

 「やっときた・・・っ?! 蛮族?!」

 

GM(来留主):

 レアを見たラムホは、驚いてマギスフィアを銃に変形させて構えるよ。

※クリエイト・ウエポン的な何かです。彼女のオリジナル魔法かも?

 

メア(ラクネラ):

 ま、その反応は予想通りね。

 「まった。彼女は確かにケンタウロスだけど、人族と共存している個体よ」

 

ラムホ(GM):

 「は? そんなの信じられるわけ無いでしょう?」

 

メア(ラクネラ):

 「まぁ、信じられない気持ちはわかるわ。でも、これが事実。彼女が同行できないのなら、今回の依頼は無かった事になるわね。貴女の研究が滞ろうが私たちには直接影響は無いわけだし」

 

ラムホ(GM):

 「っ・・・わかったわよ。ただし、少しでも怪しい動きをしたら容赦なく撃たせてもらうわよ」

 

ラミ(ミーア):

 「なんか、このやり取り前もした気がするね」

 

マタビ(マナコ):

 「・・・」

 

レアは、自分のことを警戒されているのは解るが、交易共通語がわからないので見守るしかない。

 

メア(ラクネラ):

 「それと、彼女最近ザルツ地方語を覚えたから、地方語なら会話も可能よ」

 

ラムホ(GM):

 「・・・オーケー。

  (以下ザルツ地方語)同行は許可するけど、変なマネしたら容赦しないわよ」

 

レア(セントレア):(ザルツ地方語)

 「あぁ。信頼は行動で得よう」

 

ラムホ(GM):

 「フン。さっさと行きましょう」

 

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来留主:

 というわけで、目的の遺跡「ソンーツ」に到着っと。

 ラムホから説明があるけど、ソンーツ遺跡はこのあたりでは珍しい魔動機文明時代の遺跡で、まだ生きている遺跡みたいで中には魔道機術系の魔法生物がうろうろしているから、それを倒して得られる部品や、中を探索して得られた部品を高額で買い取るということだよ。

 

 場面を進めて、今みんなは遺跡の入り口そばに居るよ。入り口にドアはないよ。

 どうする?

 

ミーア:

 どうするも何も、入らないと始まらないんだし、早く入りましょうよ。

 

ラクネラ:

 待った。まずは罠の類を警戒しなさいよ。あと扉が無いなら外から中の様子を伺いましょう。

 

来留主:

 中は10m×10mくらいの大きな部屋で、中に・・・ふむ。平たい体に4本足。足の先には車輪が付いていて、歩いているっていうより走行しているって感じの金属っぽい物が、うろうろしてるね。

 魔物知識判定どうぞ

 

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魔物知識判定 足つきお掃除ロボット? 知名度/弱点値 7/12

 

ラミ :基準値6+8=14 弱点看破!

 

メア :平目 4 失敗・・・

 

マタビ:平目 9 成功!

 

レア :基準値4+6=10 成功!

 

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来留主:

 アレは、レンガード。魔動機文明時代の警備システムだね。弱点は雷属性ね。それが6体、部屋の中をぐるぐる廻ってる。

 で、入り口の罠を調べるんだっけ? 探索判定だからスカウトかレンジャー技能と知力ボーナスだけど、今回は建造物を調べるから、スカウト技能のみということで。

 

セントレア:

 どちらにせよ、マタビしか技能も違いませんが。

 

来留主:

 目標値は秘密で。

 

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探索判定 目標値:??

 

ラミ :平目7

 

メア :平目8

 

マタビ:基準値5+5=10

 

レア :平目7

 

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来留主:

 何も無いんじゃないかな?

 

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2-4.ソンーツ遺跡 12:00~

 

ラムホ(GM):

 「アレが、目的のソンーツ遺跡よ」

 

マタビ(マナコ):

 「そういえば、あの遺跡はどういう目的で建てられたものかわかってるんですか?」

 

ラムホ(GM):

 「残念ながら。ただ奥に魔法生物を生み出すジェネレーターがあるみたいで、中は魔法生物の宝庫ね。遺跡の外には出ないようだから近づかなければ危険はないということで若干放置気味なのよ」

 

ラミ(ミーア):

 「中をレンガードがうろうろしてるわね」

 

レア(セントレア):(ザルツ地方語)

 「連結される前にしとめてしまえばさして脅威ではないな」

 

マタビ(マナコ):

 「罠の類も見つかりませんし、入りますか?」

 

ラムホ(GM):

 「とうぜんでしょう。何のためにここに来たの」

 

GM(来留主):

 そういってラムホが皆をおいて中に入っちゃうけど、追いかける?

 

メア(ラクネラ):

 当然でしょ。

 

GM(来留主):

 じゃぁ、皆が中に入ると、正確にはラムホが入り口をくぐった時点で警報が鳴り響くね。えぇと、魔動機文明語の会話ができるのは・・・マタビだけだね。じゃぁ遺跡内に

 

警告(GM):

 「侵入者。侵入者。侵入者、侵入者、侵入・・・」

 

GM(来留主):

 という声が鳴り響くと、入り口のドアが閉まる。どうやら、誰かが入ってきたのを感知して閉まる仕組みの機械仕掛けだったみたいだね。

 部屋は、正面と右手側の壁に通路があったんだけど、そこも同様に閉まっちゃうよ。

 

マタビ(マナコ):

 「トラップ?!

  私たちのことを、侵入者だって言ってますよ」

 

GM(来留主):

 そうして皆が警戒していると、レンガードたちが皆のほうに集まってくるよ。先制判定をヨロシクね。

 ちなみにラムホはみんなの後ろにあわてて逃げ込むよ。戦闘力は無い代わりに、敵に狙われる事もないとするから、安心して良いよ。

 それじゃぁ、戦闘開始だよ。




今回は、これまたお約束。ダンジョンアタックです。
時間の表示が有りますが、タイムテーブル管理するのではなく、長期探索になった時の睡眠タイミング用の保険です。特に意味はありません。

NPCについて

“一途な”ラムホ
 名前からわかると思いますが、キャスティングは「盾の魔法少女」です。

駆け出し冒険者に、神紀文明やら魔法文明の遺跡は依頼が来ないだろうから魔動機文明の遺跡 → 依頼人はマギテックだよね。やっぱりマギシューのイメージ → 何も怖くない先輩と盾どっちにしようかな→盾で。

 一応、公式キャラと因縁がある裏設定がありますが、キャンペーン中に使うかどうかわかりませんが(笑)

次回は戦闘開始からです。

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