【SW2.0&2.5】モンスター娘たちがモンスター娘を演じる日常【蛮族PC有】 作:龍委員長
班長をハンチョウて表記したくなる誘惑と戦いながら書きました(笑)
公人:
さて、奥に進むなら、ここまでと同じように曲がりくねった道が続いてるよ。鉱山夫からの話では脇道は無いってことだったけど、それも事実のようだね。
ミーア:
さっきみたいに、マタビに先行してもらって様子を窺いながらで良いかな?
ラクネラ:
そうね。
今度はいきなり飛び出したりしないようにね。
マナコ:
は、はいっ。
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隠密判定
4+5=9
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公人:
マタビが慎重に先に進むと、大きな空間に出る。今いる所も十分に広いけれど、こっちは大広間って感じだね。変な言い回しだけど。
マナコ:
具体的にはどれくらいでしょう?
公人:
う~ん・・・15m四方くらいかな。天井も他のところの1.5倍くらい高いよ。
マナコ:
では、みなさんに合図して近づいてきてもらいましょうか。
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隠密判定
ラミ:(平目) 9
メア:(平目) 3
レア:4+9-2(金属鎧)=11
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公人:
(探知する側にペナルティかかるから、見つからないけど・・・)
じゃぁ、みんなが大部屋の手前に到着しても部屋の中に居る人たちが反応する様子はない。
ラクネラ:
そういえばどういう連中が居るのかしら?
公人:
覗き込むと長身の人族1人とコボルトが3人。さっきのヒトたちに聞いていた情報と一致するね。
人族の彼は鉱山夫の作業着とは思えない身なりのいい格好をしてる。
ミーア:
え?
公人:
といっても、べつに貴族みたいになってるとかじゃなくて、土まみれになる鉱石堀をするには綺麗過ぎるなぁ、て程度。
セントレア:
? なぜそのような格好を?
公人:
さぁ、なんでだろうね。
ここからどうする?
マナコ:
まずは説得を・・・
ラクネラ:
どうせ、聞き入れられないでしょうし、奇襲をかけたほうが楽じゃない?
ミーア:
いや、それは酷くない?
ラクネラ:
だって面倒じゃない。
セントレア:
言いたい事はわかるが、ここはだな。
公人:
ミーア、セレア、マナコさんは説得をしたいってことだね。
どうする? ラク姉さん。
蛇・馬・瞳:
・・・。
ラクネラ:
はぁ、わかったわよ。でも説得はメアがするわよ。ラミとレアは論外だし、後衛のマタビが前に出るのも避けたいでしょ。
マナコ:
そう、ですね。よろしくお願いします。
公人:
説得目的だから、身を隠さずに普通に姿を見せるよね。だったら・・・
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8-15.フェンディル王国 ブルハピ山中?
GM(公人):
メアの足音に鉱山夫たちが振り向く。そこに居るのが見慣れた仕事仲間ではない事に警戒の表情を浮かべる。
班長(GM):
「だれだ? てめぇ?」
メア(ラクネラ):(両手を挙げる)
「ディルクールの冒険者よ。ここに閉じ込められた人を救出するように依頼を受けてきたの」
班長(GM):
「はっ、そいつはご苦労なことで。
でも、無駄足だったな。俺たちはここを出る気はないぞ」
メア(ラクネラ):
「そうらしいわね。向こうでお仲間からも聞いたわ。でもだからってハイそうですかって帰るわけにもいかないのよ。こっちも仕事なもんでね」
班長(公人):
「じゃぁ、どうしようってんだ?」
メア(ラクネラ):
「どうすれば、ここから出る気になってくれるかしら? いちおう、デニール以外の仕事先を探してあげることもできると思うけど」
班長(公人):
「信用できねぇな」
メア(ラクネラ):
「どうしろと?」
班長(公人):(ニヤリ)
「そうだなぁ・・・ネェチャンが一晩相手してくれる、ってのはどうだ?」
ラクネラ:
・・・無言で剣を抜くわ。
GM(公人):
(まぁ、
そうすると、鉱山夫たちは慌てて腰を上げ武器に使えそうなものを手に取って戦闘準備に入る。
メア(ラクネラ):
「みんな!」
GM(公人):
メアの呼び声にラミたちが飛び出すと、相手側に動揺が走る。
班長(GM):
「ば、蛮族だと?! て、てめぇ人族を裏切りやがったのか! ますますついていけるか!」
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公人:
と、いう感じで戦闘開始ね。
お互い陣営毎にひとかたまり。距離は5mってことで。
ミーア:
うあ、近い。
公人:
会話してたからね。10mは離れすぎでしょ。
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8-16. VS.班長
戦闘開始
戦闘準備
敵陣営
特に無し
PC陣営
レア:《ディフェンススタンス》(回避+4選択)宣言
魔物知識判定(対班長)
ラミ :10+11=21 弱点看破
メア :(平目)10 成功
マタビ:5+3=8 成功
レア :6+6=12 成功*1
班長は「ナイトメア(人間生まれ)の坑夫(「腕利きの傭兵」相当)」だった。
弱点は、銀&土属性+2。
弱点隠蔽判定
敵陣営に適格者不在のため自動成功。
先制判定 目標値:14
ラミ :(平目)4 失敗
メア :(平目)10 失敗
マタビ:4+6=10 失敗
レア :(平目)10 失敗
敵方の先制!
位置関係
坑夫s←5m→冒険者s
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第1ラウンド エネミーターン
班長(GM):
「おらー、誰があんな所に戻るか! お前ら、やっちまえ!」
コボルトs(みんな):(G、Hレアに、Iがメアに攻撃)
『わーっ!』
全部回避
班長(GM):(メアに《全力攻撃I》)
「うらーっ!」
メア(ラクネラ):(回避成功)
「ひょいっと」
~~~~~~~~~~
PCターン
ラミ(ミーア):
「あ、あぶなかったぁ・・・。
っ。*2」
坑夫s(GM):
『??!!?!?!?!?!?』
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ラクネラ:
ちょっ! 何してんのよ!
ミーア:
え? ボス戦でしょ? 判定にマイナス入らないほうが良いでしょ?
ラクネラ:
こいつら殺すつもりならね。
ミーア:
? ・・・あ
セントレア:
考えてなかったのか
マナコ:
ここから出るときにもう1度[変化]すれば・・・
ラクネラ:
ラミ:
ど、どうしよう?
ラクネラ:
(正直、まだ五分なのよねぇ・・・もう少し名誉点高めておかないと・・・)
公人:
やり直すかい? 今ならまだ判定していないし巻き戻してもいいと思うけど。
ミーア:
う~ん・・・やっぱ、このままで行く!
ラクネラ:
ちょっと?!
ミーア:
だって、判定にマイナス受けてるままだと大事な時に失敗しそうなんだもん!
セントレア:
それは確かにな。
公人:
ロールプレイを優先するのも、ゲーム的なところを優先するのも、間違ってはないからね。やりたいほうをすれば良いと思うよ。
ただ、みんなで楽しく遊べるのが1番だからね。参加者みんなが納得していないものを押し通すのは、やめたほうが良いと思うけど。
ミーア:
私たち、「いちたりない」で何度も痛い目見てるし、こっちのほうがいいと思うの。負けちゃったら元も子もないもん。
ラクネラ:
・・・まぁ、ちゃんと考えてやってるなら良いわ。
(ハニーがアウトロールート用意してるかは別問題だけど)
公人:
(ボクが別ルート用意してるのか、とか考えてるんだろうなぁ)
それじゃ、このまま続けるでいいんだね。
敵はラミの変化をみて混乱している。
[変化]は補助動作だからまだラミの手番だよ。
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ラミ(ミーア):(《魔法拡大/数》4倍、【フォース】、魔晶石(5)1個消費)
「――勇猛と無謀を混同する危うきものに正気を取り戻す機会を――
っ!」
SE:ズドドドッ!
坑夫s(GM):(全員抵抗失敗)
「うわあぁっ!」
ラミ(ミーア):(残MP:0)
「はぁ、はぁ、
(さすがにキツい、かな・・・)
みんな、お願い!」
メア(ラクネラ):
「(あの子、何やって・・・)
・・・あぁ、もう! (今は目の前に事に集中しないと)
すー、はー、・・・」
SE:メキメキメキ*3
班長(GM):
「?! こっちの女も蛮族か!」
コボルトG(GM):
「ま、まさか・・・ドレイク?!」
メア(ラクネラ):(コボルト全員に《テイルスイングI》)
「あいにくと私は人族、よ!」
SE:ブンッ! バシバシバシッ
コボルトs(GM):(全員命中、全員気絶)
『きゅ~』
SE:ばたばたばた
班長(GM):
「ちっ、使えねぇ奴らが・・・」
マタビ(マナコ):
「・・・同僚が倒れて、そんな言い種・・・
レアさん! 援護します!」
※レアに【エフェクトウェポン】土属性選択
レア(セントレア):(《斬り返しI》宣言)
「助かる! ハァッ!」
班長(GM):(回避判定、自動成功)
「うわぁっ、? ははは、たいしたことね」
レア(セントレア):(《斬り返しI》効果、再攻撃)
「スキあり!」
SE:ザシュ
班長(GM):(8点ダメージ)
「くっ・・・こんなカスリ傷でいい気になるなよ・・・」
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第2ラウンド エネミーターン
班長(GM):(ラミに《全力攻撃I》)
「まずは、そこの蛇女、てめーだぁ!」
ラミ(ミーア):(回避成功)
「うひゃぁ! よ、避けれた。さっきも何とかなったし、
~~~~~~~~~~
PCターン
マタビ(マナコ):
「ラミさん、すごい・・・
私は・・・メアさん!」
※メアに【エフェクトウェポン】土属性選択。
メア(ラクネラ):(<尻尾>で攻撃)
「サンキュー!
レア!」
レア(セントレア)):(《斬り返しI》宣言)
「応!」
SE:バンザシュ!
班長(GM):(両方命中。合計17点ダメージ)
「くっ、っ! まだだ、絶対に帰らねぇ・・・」
ラミ(ミーア):(<アイアンナックル>で攻撃)
「よぉし、アタシも!
くらえぇ!」
SE:ポコ
ラミ(ミーア):(《追加攻撃》)
「もういっちょおぉ!」
SE:ポカ
班長(GM):(両方命中。ただし防護点でどちらも0ダメージ)
「それは、何のマネだ?」
ラミ(ミーア):
「あ、あれ?」
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第3ラウンド エネミーターン
班長(GM):
「魔法が使えんなら、お前は後回しだ。やべぇのはそっちのトカゲ女だな!」
メア(ラクネラ):
「単なる、人族が蛮族より怖いわけ?」
班長(GM):(《全力攻撃I》)
「リルドラケンでもねぇのに、尻尾の生える人族が居てたまるかぁ!」*4
メア(ラクネラ):(回避成功)
「っと。タビットにも尻尾はあるわよ?」
班長(GM):
「てめぇみたいな馬鹿デカい上に毛皮の
~~~~~~~~~~
PCターン
メア(ラクネラ):(<尻尾>攻撃)
「それもそう、ねっ!」
レア(セントレア):(《斬り返しI》宣言)
「つづく!」
班長(GM):(両方命中。合計22点ダメージ)
「ぐはっ、くそ、化け物どもが・・・」
マタビ(マナコ):
「(ラミさんはまだ近接戦闘を覚えたばかり・・・私がなんとか・・・)」
※【エフェクト・バレット】、【ターゲットサイト】
SE:ズドン(<サーペンタインガン>で射撃)
班長(GM):(命中。16点ダメージ。HP:0)
「がはっ・・・」
GM(公人):
班長は、マタビの銃弾を受けてフラリと体をのけぞらせる。そのまま倒れt
生死判定 目標値:0(自動失敗以外成功)
9+12
==========
一同:
・・・・・・・・・・・・。
はあああああああああああああああああああああ?
公人:
うわぁ、ここで出るかなぁ
マナコ:
た、たしか生死判定での自動成功は・・・
ラクネラ:
「HPが1になって踏みとどまる」ね。
ミーア:
うそぉん?!
公人:
あぁ、なのでこうなるかな。
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GM(公人):
体をのけぞらせそのまま倒れそうになった班長は片足をとっさに後に下げて自分自身の体重を支えた。誰が見ても満身創痍だが、その目にはなおも闘志が輝いている。
班長(GM):
「ま、まだ、だ・・・」
ラミ(ミーア):
「うげ、今ので倒れないの?
・・・~~~~っ! これでもくらえぇ!」
※<尻尾>で攻撃。命中判定:4+7=11
班長、回避判定:6+4=10 命中!
3(威力表:7)+3(追加ダメージ)-5(防護点)=1点
班長HP:1→0
生死判定(目標値:0):9+11=20 気絶
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ラミ:
こわっ! こっわ!
セントレア:
有る意味、「いちたりた」というところか・・・
公人:
ははは・・・。(背中に嫌な汗が・・・)
と、とにかくラミの尻尾で打ち据えられた班長は今度こそその場にひれ伏して動かなくなったよ。
(ラミアの尻尾は筋肉の固まりだからなぁ・・・痛いだろうなぁ)
ミーア
? なんか失礼なこと言われた気がする。
公人:
そ、それじゃぁ処理を行おうか。今回は全員気絶してるから武装の没収という名の剥ぎ取りをしてしまおう。
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戦利品
粗末な武器(10G)×3、銀貨袋(30G)、剣のかけら×8
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公人:
それじゃぁ、少し休憩を挟もうか。
先日、1ヶ月ちかく遅れて入手した新サプリ「エピックトレジャリー」の技能解説に、
エンハンサー技能の特に身体の形状を変質させる練技は偏見の対象になり得る
というような内容の記述を発見したので、【ドラゴンテイル】に対する坑夫たちの反応は、あんな感じになりました。
班長の名前をハンチョウにして、四角い顔のおっさんにしたかったんですが、ナイトメアって青年期に入った時点で老化が止まるんですよね。残念。
次回は事後処理などエピローグの予定です。
レアの存在が、ラミの判断が、どういう結果をもたらすのか、
まだ考えてません(コラ!)
次回までしばらくお待ちください。