【SW2.0&2.5】モンスター娘たちがモンスター娘を演じる日常【蛮族PC有】   作:龍委員長

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1-8.エンディング~アフタープレイ

1-8.トッネオ村

 

GM(来留主):

 じゃぁ、みんな森を抜けて村に戻ってきたところだね。

 帰ってきたみんなに気が付いた村人がサオラムを呼びに走っていくよ。

 すぐに村長が家から飛び出してきて皆に駆け寄ってくる。

 

サオラム(GM):

 「おぉ、みなさんご無事でしたか。それで、蛮族どもは・・・」

 

ラミ(ミーア):

 にこっと笑顔でVサインをするよ。

 

サオラム(GM):

 「おぉ、ありがとうございます。これで安心して生活が続けられます・・・ところで、そちらは我々を何度か助けてくれた幻獣のかたでは?」

 

レア(セントレア):

 言葉がわからないので、気まずそうに視線をそらしておきましょう。「なぜ蛮族と一緒に」などと言われたと思っているでしょう。

 

メア(ラクネラ):

 「あ、村長、説明するので少々お待ちを」

 て、止めてからラミに耳打ちするわよ。

 

ラミ(ミーア):

 ?

 

メア(ラクネラ):

 (村の人たちは幻獣だと思ってるし、正体ばらさないほうが面倒ごとも少ないんじゃない?)

 

マタビ(マナコ):

 あ、なるほど。

 

レア(セントレア):

 レアは言葉がわからないので、完全に3人にゆだねる形だな。

 

ラミ(ミーア):(汎用蛮族語)

 「かくかくしかじか、て状況なんだけどどうする?」

 

メア(ラクネラ):

 「あ、こら」

 

レア(セントレア):(汎用蛮族語)

 「気遣いはありがたいが、正体が知れたときのことを考えると、最初から打ち明けておきたい」

 

メア(ラクネラ):

 まぁ、レアはそういうわよね・・・。

 (収拾付かなくなっても知らないわよ)

 

ラミ(ミーア):

 「--というわけで、実は幻獣じゃなくてケンタウロスていう蛮族なんです」

 

マタビ(マナコ):

 ストレート!?

 

村人たち(GM&PL):

 「蛮族?!」「退治したんじゃないのかよ・・・」「それにしてもでかいなぁ・・・」

 

レア(セントレア):(通訳依頼中)

 「わたしは、人族を襲わないと誓う。この村に危害が及ぶ事があれば私は身を挺して皆さんをお守りしよう。盾にしてくれて結構。あの洞窟に棲む事を許して欲しい」

 脚を曲げ地に伏し頭を垂れます。体の構造が違うなりに土下座に近い姿勢をとっていると思ってください。

 

村人(GM&PL):

 「そういって俺たちを油断させる気じゃ・・・」「でも家畜や畑を護ってくれていたし・・・」「だからって蛮族は・・・」

 

メア(ラクネラ):

 「あぁ、こいつの演技なんじゃないかって疑いに関してはあたしたちが、違うと断言できます」

 出会いから討伐完了までのあらましを伝えて、彼女の疑わしい所はなかった事を伝えましょう。

 

マタビ(マナコ):

 マタビはどっちにも加担できないんじゃないでしょうか。困った顔で成り行きを見守ります。

 

メア(ラクネラ):

 「くわえて、蛮族同士の示し合わせた演技の可能性も、彼女(ラミ)が否定してくれるわ」

 

ラミ(ミーア):

 え?!

 

レア(セントレア):

 え、じゃないだろう。

 あの場でゴブリンたちとレアの会話をちゃんと理解できていたのはラミだけなのだから、両者が仲違いしていた様子を証言してくれ。

 

ラミ(ミーア):(セージ(学者)です)

 あ、そっか。

 「ゴブリンたちと彼女、本気で殴り合いしていたし、会話も完全に敵対している感じでした」

 

レア(セントレア):(同時通訳中)

 「支払いが必要ならば、金は無いが野草や木の実、獣の肉や革ならば提供できる。ケンタウロスは野の民ゆえ」

 定期的に季節の品を納品する事を交換条件にできないでしょか?

 

GM(来留主):

 まぁ、そこまで言われればOKかな。

 というかこれ以上はパーティー分裂しかねないし。

 

サオラム(GM):

 「わかりました。そこまで言うのであれば。ただし少しでも怪しいと思った場合は、彼女らに取り調べの依頼を出させてもらいます」

 

レア(セントレア):(通訳付)

 「かたじけない」

 

GM(来留主):

 というわけで、特別ルールで、レアはトッネオ村内に限り「例外的存在」として受け入れられるよ。けど、村の外から来た人たちからは普通に蛮族として対処されるから気をつけてね。

 

サオラム(GM):

 「みなさん、この度はありがとうございました。これは村で作った干し肉ですどうか、受け取ってください」

 <保存食>を3週間分くれるよ。好きなように分配してね。

 

メア以外で1週間分ずつ受け取り。

 

GM(来留主):

 じゃぁ、レアは例の洞窟に居を構えて、他の皆はディルクールに帰るって事で・・・

 

メア(ラクネラ):

 あ、ストップ。

 ハニー、今の時間帯でいつぐらい? 日はもう傾いてる?

 

GM(来留主):

 うーん。そうだね。レアと村との相談はラミがいないと成り立たないし、討伐のお礼の歓待を受けたりもして、村を出るのは日がだいぶ傾いてきてるかな。

 

ラミ(ミーア):

 じゃぁ、いっそ一泊していく?

 

メア(ラクネラ):

 おばか。こんな田舎に泊まったら[変化]解いてるとこ誰に見られるか判らないでしょうが。18時間しか維持できないのよ?

 

マタビ(マナコ):

 えぇと、朝食の時にはすでに[変化]していたから部屋を出る前に発動。そこから私と合流、依頼を受けて数時間かけてトッネオへ。

 

レア(セントレア):

 そこから一度も解除しないまま夕刻。短く見積もっても6~7時間は維持している計算か。

 

メア(ラクネラ):

 そこからディルクールまでにまた数時間。依頼達成の報告や処理を冒険者の店してたらギリギリでしょ?

 

ラミ(ミーア):

 う~ん・・・あ、そうだ。このまま一泊すれば良いのよ。

 

メア(ラクネラ):

 人の話し聴いてた?

 

ラミ(ミーア):

 まぁまぁ。

 えっと、皆が寝静まった頃に[変化]の限界が来る前にこっそり村を抜け出すの。

 

GM(来留主):

 それで?

 

ラミ(ミーア):

 レアが居る洞窟まで急ぐわ。

 

レア(セントレア):

 レアの所に? では、突然現れたラミに不機嫌な顔を向けるぞ?

 「昼間の事は感謝しているが、挨拶もなしに不躾だろう」

 

ラミ(ミーア):(汎用蛮族語)

 「ごめんごめん。ここしか思いつかなかったから」

 そういって[変化]解除。

 

レア(セントレア):

 「?!」

 

ラミ(ミーア):(汎用蛮族語)

 「ま、こういうこと。明日、帰って宿の部屋に飛び込むまでの時間が稼げるまで、ここで時間を潰させてほしいの」

 

レア(セントレア):(汎用蛮族語)

 「・・・わかった。ついでだ物の整理を手伝ってくれ」

 

ラミ(ミーア):(汎用蛮族語)

 「OK.ありがと」

 

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1-9.アフタープレイ(とはルルブのどこにも書いていない)

 

ミーア:

 て、感じでどうよ。

 

ラクネラ:

 意外なほどまともでおどろいたわ。

 

セントレア:

 あぁ。レアならば正体を隠そうという行為に理解もあるだろうしな。

 

来留主:

 じゃぁ、残りのシーンはカットして処理をしていくよ。

 まずは報酬だね。

 依頼達成報酬の1,600Gにゴブリンたちから剥ぎ取った、粗末な武器2個と武器1個を換金して50G。

 剣のかけらを換金する事もできるけどどうする?

 

マナコ:

 名誉点に変えてはやくラミとレアを最低でも「仲間」にしないとですよね。

 

ラクネラ:

 レアにいたっては「例外的存在」まで行かないとディルクールで活動できないわ。

 

セントレア:

 ということでかけらは献上するという事で。

 

来留主:

 了解。

 じゃぁ、報酬は1,650Gを4人で山分けね。レアは後日みんなが届けに来てくれたって事で今所持金を増やしちゃって良いよ。

 

セントレア:

 かしこまりました。

 

ラミ&マタビ412G、メア&レア413G

 

来留主:

 次は・・・能力値の成長で良いのかな?

 サイコロを2回振って出た目に対応している能力値の好きなほうを1点上げられるよ。

 

ラミ:(2,5)知力+1

メア:(4,5)生命力+1

マタビ:(1,4)器用度+1

レア:(1,4)生命力+1

 

来留主:

 で、お待ちかねの経験点。

 まず依頼達成で1,000点。倒した魔物がコボルト×2、グレムリン×2、ゴブリンで80点。これは山分けせずに皆同じだけもらえるよ。

 あとファンブル(1ゾロ)振った人は1回につき50点。

 

ファンブル回数

 ラミ、メア、レア1回ずつ。

 

来留主:

 最後に剣のかけら献上での名誉点だね。

 

 

獲得名誉点:9(5,4)

合計名誉店:9

現在の名声:馬の骨。直接の知り合い以外、誰もその存在を知らない。

 

来留主:

 まぁ、まだ駆け出しだし、クリスやトッネオの人たちくらいしか4人を冒険者として認識している人は居ないよね。

 

 と、いうわけでセッション1「お約束のゴブリン退治」終了です。

 

ラクネラ:

 そんなタイトルだったの?!

 

来留主:

 あ、いや。今考えた・・・

 それでどうだった皆?

 

ミーア:

 面白かったけど、あんまり活躍できなかったのがなぁ・・・

 

来留主:

 まさか、回復魔法が神聖魔法のレベル2からとは思わなかったよ。

 

※作者も戦闘が始まってから気付き慌てました。最後にバニッシュが決まらなかったらラミの存在意義が・・・

 

ラクネラ:

 私はまぁまぁ、満足かしらね。あら?

 

来留主:

 どうしたの? ラク姉さん。

 

ラクネラ:

 エンハンサーで取得できる練技は1レベルごとに1個なのね。ガゼルフット1個しかとってなかったわ。忘れないうちにキャッツアイを追加しときましょう。

 

来留主:

 あぁ。忘れてなかったら戦闘がもう少し速く終わったかもね・・・。

 

マナコ:

 射撃が全然当たりませんでしたぁ・・・

 

来留主:

 タビットは不器用な種族だから命中力判定がね・・・

 

マナコ:

 ゴブリンやグレムリンて、小柄の人間サイズですよね・・・5mなんて距離で外す理由がわかりません。

 

来留主:

 まぁ、現実のマナコさんの射撃の腕からすればそうだよね。

 マタビはまだ冒険者に成り立てで射撃も覚えたばかりだからこれからだよ。

 

マナコ:

 成長で器用度が上げられて良かったです。でないと当たる気がしません。

 

セントレア:

 戦闘は問題ありませんでしたが、ろーるぷれいが大変ですね。まず言葉が通じない。

 

来留主:

 ケンタウロスはそうだね。今後は人族との関わりあい方も考えていかないと。

 

 じゃぁ、今日はこの辺で。おつかれさまでした。

 

モン娘:

 おつかれさまでしたー。




お付き合いいただきありがとうございました。

次の更新は魔都冬木のあとになります。
まだどんなシナリオにするかも決まっていません。しばらくお待ちください。

ご意見、ご感想お待ちしております。

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