【SW2.0&2.5】モンスター娘たちがモンスター娘を演じる日常【蛮族PC有】 作:龍委員長
公人:
それじゃぁ、戦利品を・・・
ラクネラ:
待った。この状況でのん気に剥ぎ取りはしないでしょ。
ミーア:
そうよね。一刻も早くレアを蘇生してくれる人を探さないと。
公人:
え? でも・・・
マナコ:
・・・彼氏さん、インペイラーは生死判定をしていましたが死なずに気絶で済んだことで何か得られる情報はあるんでしょうか?
公人:
えっ?!
いや、特には無いけど・・・いちおうセッションボスだし何かロールプレイが入るかな? と思って・・・。
マナコ:
では、もしインペイラーにトドメをさす場合は宣言だけで出来ていいんですね。
公人:
うん、そうだね。前回の魔神みたいに宣言だけでいいよ。(万一、生死判定で6ゾロ復帰とかしたらそれこそ全滅しかねないし)
マナコ:
わかりました。
では剥ぎ取りはマタビがやります。
ラミ:
え?! マタビが1番ショックを受けてそうなのに
マナコ:
はい。だからこそです。彼氏さん、スカウトツールに小ぶりのナイフは入ってて良いですよね?
公人:
うん? 細工用の刃物は入ってるんじゃないかな。
マナコ:
では、お2人は普通にショックを受けているロールプレイをお願いします。
ラクネラ:
何か考えがあるのね。解ったわ。
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街道から離れた平原ケンタウロスのキャンプ
ラミ(ミーア):
「レア! 目を開けてよ!」
メア(ラクネラ):
「・・・・・・
? マタビ?」
フラフラと倒れたケンタウロスたちに近づくとスカウト用ツールから小刀を取り出すマタビ。
マタビ(マナコ):
「せっかく・・・やっと・・・仲間だって思えてたんですよ・・・それなのに・・・なのに!」
SE:ザシュ ザク ザク ザク
マタビ(マナコ):
「それを・・・なんで・・・なんで・・・」
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マナコ:(ケロリと)
という感じで、剥ぎ取りではなくトドメが目的ならどうでしょう?
ミーア:
お、おう・・・。
公人:
い、良いんじゃないかな・・・部下とインペイラー両方あわせて20分も独りでそんな事を続けてると思うとちょっと恐いけど・・・。
ラクネラ:
ある程度の所で見かねたメアが止めるわね。
公人:
うん。それじゃぁ戦利品のダイスを振って。
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戦利品
槍(50G)、剣のかけら×6
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公人:
それとケンタウロス達が持ってて使い切れなかった魔晶石もどうぞ。
ケンタウロスが持ってた<魔晶石5点>2つと・・・あぁ、インペイラーが持ってたのはメネフネが持ってるんだった・・・まぁいいか。
メネフネが持ってるというか使いけれなかった<魔晶石1点>5個。
ラクネラ:
あら、良いの?
公人:
まぁ、死人が出ちゃったお詫びとしては弱いけどボーナスとして。
セントレア:
ありがとうございます。レアは死んでいるのもあるがそれ以前にMPを要求される場面が少ないからな皆で分けてくれ。
ラクネラ:
そう言う意味ではメアも要らないわ。
マナコ:
じゃぁ、マタビは1点の方をもらっていいですか?
ミーア:
かまわないけど、いいの?
マナコ:
はい。魔動機術は消費MP1の魔法も結構あるので。
ミーア:
ん。じゃぁラミが5点のをもらうわね。
公人:
それじゃぁ移動かな。レアの遺体は・・・運ぶよね?
ミーア:
あたりまえだよ!?
公人:
うん、当たり前なんだけどこのメンバーだと成人のケンタウロスを運ぼうと思うと・・・
ラクネラ:
引きずるしかないわね・・・
セントレア:
まぁ、それは仕方なかろう。
マナコ:
せめて、上半身のほうを抱えて行きましょう。
セントレア:
そうだな。さすがに顔を引きずられるのは勘弁してもらいたい。
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トッネオに続く街道
GM(公人):
じゃぁ、今回の幽霊騒ぎなどがレアを狙う蛮族によるものだったこと、刺客を討伐した事を報告するためにトッネオに戻る道中、
通行人(GM):
「よぉ、大物だな。おつかれっ」
行商(GM):
「お勤めご苦労様です。途中まで馬車でお連れしましょうか?」
GM(公人):
という感じで行きかう人に声をかけられるね。周囲から見れば蛮族討伐依頼達成の証拠を依頼人のもとに運んでいる途中だと思われるだろうね。
ミーア(ラミ):
極力顔を見ないで手を振るだけで断るね。
GM(公人):
そうすると通行人は軽く挨拶だけして通り過ぎていくね。
トッネオの近くまで来れば村人が迎えてくれるけど、引きずられているのがレアだと気づくと慌てて村長の家に走っていく。
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トッネオ入口
サオラム村長(GM):
「レア様! どうされたのですか?!」
ラミ、マタビ:
「・・・」
メア(ラクネラ):
「例の依頼の調査の結果、どれも妖精だったわ。ただ自然発生したものではなかったの」
サオラム(GM):
「依頼の事よりもレア様が・・・」
メア(ラクネラ):
「聞いて。
自然発生ではないならなぜ妖精がトッネオの周りに集まっていたのか、答はレアが狙われていたからよ」
サオラム(GM):
「レア様が?!」
マタビ(マナコ):
「レアさんが部族の長を殺して逃げてきたって・・・
ラミ(ミーア):
「バルバロスにとって上の者に弓を引くのは大罪よ・・・でも、レアはやってないって言ってた・・・!」
サオラム(GM):
「冤罪・・・なのですか?」
メア(ラクネラ):
「詳しくは・・・(フルフル)」
サオラム(GM):
「そうですか・・・」
メア(ラクネラ):
「問題の発生源、レアを狙った刺客は排除したわ。これで例の怪現象は起きなくなるはずよ」
サオラム(GM):
「?・・・?」
メア(ラクネラ):
「報酬は? 前みたいに冒険者の店で受け取ればいいのかしら?」
サオラム(GM):
「な、このようなときに報酬の話など」
メア(ラクネラ):
「こんな時だからよ! ・・・蘇生にどれだけの費用が必要か知ってる?」
サオラム(GM):
「! 蘇生を試みるおつもりで?!」
ラミ(ミーア):
「人族は蘇生を嫌うけど、バルバロスは、そうとは限らないから・・・」
マタビ(マナコ):
「もちろん、レアさんが拒絶したら諦めますけど・・・」
サオラム(GM):
「・・・わかりました。
ご依頼ご苦労様でした。報酬は冒険者の店にお願いしておりますので、そちらでお受け取りください。
レア様のご遺体は村が氷室に使っている洞窟がありますゆえ、こちらでお預かりしましょう」
ラミ(ミーア):
「お願いします」
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報酬
依頼料 :12,000G
剥ぎ取り: 50G
合計 :12,050G 1人:3,000G 端数の50Gはマタビが受け取り
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経験点(レアも獲得)
シナリオクリア:1,000
魔物討伐(合計33レベル): 330(ブラウニーとムリアンはサービス)
合計:1,330/1人 +ファンブル分
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名誉点
剣のかけら:29点
合計名誉点(人族組/蛮族組):201/101
都市レベルで名前が通じる。遂げてきた功績のうち、少なくともひとつ、ひょっとしたら複数、人の噂にもなっただろう。しかし、誰もが顔を顔を覚えているというほどではない。 / 噂の人物。コミュニティの外に名前が露出し始める、結果、初対面のはずの相手が、自分の名を知っていたという経験をするようになる。わざわざ顔を見に訪ねてくる酔狂な人物が現れ、面識のない人間から名指しで依頼が行われることも起こり始める。
意訳
前に王宮に呼ばれたメアとマタビのパーティーがフェンディルの領内に侵入していた蛮族を発見。これを仕留めたらしい。噂の残り2人はラミとレアというらしいが、寛容な交流亭では3人しか見かけない。レアの所在を聞くとすごい形相で睨まれた。
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成長
ラミ :精神力(1,6) 22→23
メア :生命力(4,4) 19→20
マタビ:器用度(1,2) 17→18
レア :生命力(4,5) 19→20
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公人:
おつかれさま。
えぇと・・・ごめん。
セントレア:
いえ、頭を上げてください主殿。
ラクネラ:
そうよ。結果死んじゃったとはいえ、セレアが1ゾロ出さなければ死人も出ずに勝ててたでしょうし。
ミーア:
それで、今後どうするの? 他種族交流企画終了?
マナコ:
いえ、まだしばらくは続けるようにと言われているんですが・・・
公人:
うん。だから次回はレアを蘇生させるためのシナリオにしようかなと思ってるんだよね。レアも潔白を証明できたわけじゃないから、心残りはあるでしょ?
セントレア:
そういわれれば、そうですね。弁明の機会があるのであればそれにすがるでしょう。
公人:
蘇生のための資金集めになるか、蘇生してくれる人からの無茶ブリ依頼になるかまだ決めてないけど、セレアにはその間だけ別のキャラクターを使ってもらうと思う。
セントレア:
承知しました。
公人:
じゃぁ、今回はいろいろトラブルもあったけどこれで終了という事で。
おつかれさま。
モン娘:
おつかれさまでした。
名誉点算出のダイス目(平均4.8)が戦闘で出ていれば・・・
次回レアの蘇生シナリオになります。が、別の作品でもトラブルが発生しておりそちらの執筆を終えてからとなりますので、しばらくお待ちください。
レアのサブキャラどんなのにしようかなぁ・・・